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151 【身内】狂花監獄BarreNwort3【R18G】
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実は毎日苦労している。それでもこの形だけは守っているのだ。
「…………………」
沈黙が答えだ。
「ルヘナ集まんねーかな?なんかこう〜〜集まり顔……」
「あ?生きてるやつ少なくね?
なんか……ヴェルクとかいつ死んだ?」
そしていまさら生存者リストを確認している。
これまで処刑しか確認していなかったので。
「つかオレ死んだら明日終わるかもしんなかったりする?だいじなとこ?」
のこりの狼の数、ぜんぜん知らない。ウサギさんが生存者にいるかどうかも知らないしね。狼が生きててウサギさんも生きてるともしかするんだけど。
ポリシーなんだな……そう思うことにした。毎日同じ髪型なので。
「ヴェルクさんは…、2日目、初めの襲撃で。
……そうなんですよ、狼さんの数は分からないです。ただ、宴運営……看守長様辺りから誰を殺さないように、という指示もないですので、下手したら2体とも生き残っておりますね」
ぽつぽつつらつらと呟いて。そして。
「ただ狼が全て残っていたとしても、
明日終了はないです
」
この男、兎が誰か知っている。
/* 日付ガバガバマンよ。最初の襲撃は3日目だわ。心の目で修正して頂戴……!!
「
ないかぁ!
」
はっぴーになった!
「終わっちまったらヤだもんなぁ!オレ死ぬのもヤだけどさ!
じゃーなんも考えねーでびんじょー先考えりゃいいわけか。
…………………」
あっ、話がはじめに戻った……
「……集まりそうなやついなくね?」
自分を客観視していないので自分は除いていた。
「……つか死んだのマジで気づかなかった……もっとギャーッ!て叫んで死んでくれ」
/*最強の心の目を持っておりますわ!安心してくださいまし!
「できるだけ長く遊びたいですもんね。せっかくですから」
「………どうしましょうか。本当に」
困ってしまった。集まりそうな人がわからない、本当に。
「
レヴァティさん危なくないですか?
」
一人以外は、心当たりがない。
一人以外は。
「……まぁ、確かに、死んだのがわかりやすい方が……いいですかね」
ほんのちょっとだけ、歯切れ悪かった。
「
オマエも危ねぇんじゃねえの!?
」
生存者ひいてはオレたちのピンチ度は平等のはずだろ?と言いたいのだが、現実は……
「だいこんニアは!?だいこんだぞあいつ!」
一回だけね、一回だけ。
「私は一度も相談時に名前を挙げられていませんので」
自信、割とある。
確率は、同じでも……。
「ニアさんは……嫌がってましたねぇ、一度お薦めしてみたんですが」
本人の妨害に遭いそうな。
「なぁんでェ」
たぶん主謀者か?と聞かれて答えるか答えないか、そういうとこに運命の分かれ目が存在している。
「ニア言わねぇと集まんねぇか?でも言ったやつ
殺す
とか言い始めるぜアイツ。
ルヘナもいれるっつったら言ったやつに入れそうだよなぁ?
もしかしてさぁ……あっちにしろとか言うと逆効果なんじゃね?」
十分にこの可能性はあるし、観察から得た学びがある。活かせないだけ。
「じるばふださんが素直すぎるんですよ」
もっと別な理由はある気はするんだが。
そう、この男も意地は悪いのだ。隠しているだけで。
「そうですねぇ……こっちに敵意向けられては困ります。でも相談に全く口を出さないのも、ですよね。
シャトさんであれば私、理由のでっち上げ出来ますよ。個人的な感想になりますが……」
口先だけはそこそこ達者な男である。
「そうしましょう。また遊んで決めてもいいのですが…」
「そういえば、反乱分子がいましたね。あの方にしましょうか」
投票先の候補に自分を挙げていたキエを選ぶ。
風呂上がり時間軸でキエのびしょびしょ髪を乾かそうとした可能性が6%くらいある。
「ま、自主性の尊重ってやつだな」
適当なことを言いながらのんびりロビーに向かう。食事もしたいしね。
「えー素直……」
やっぱりピンと来ないのだった。
「ふんふん……ん!
できんの!
頼む!
んでシャトにいれたらいい!」
そして作戦は頼り切りになる。
「ンぁ?あァ、それな。色々あったんだよ」
すっとぼけながらロビーで自分の帽子を回収しつつ、帽子を守ってくれていたどこぞの鳥のくちばしを指先で撫でてやっている。
フロランタンvilか栗蒸しパンfoodのまともなほうを注文後、届くの待ち中。
今日の飯はふな寿司food。マテ茶drinkとマンゴーパフェvilも付いてくる。
「…………そういや、俺らも選んでいいんだったな」
次の処刑先の話。
届いた物の皿をカツンッと指で弾いてそんなことを呟いた。
ヴェルク
「選んだところで投票権はねェけどな。ッてかなんだ、殺したい相手とかいたのか?」
興味本位の質問だ。
白窓のキラッキラは目が潰れそうだな
「あ?ま、レヴァティとかルヘナとかシャトとかは楽しんでたしいいんじゃね?」
自分は楽しんでいませんみたいなスタンスだ。超楽しんでたし感謝もしている。
ミズガネ
「……そこの皇族サマ」
指差し。(※人を指差ししてはいけません)
「楽しませてくれそうだろ?……いや、きっと楽しいさ」
投票権はないが、花火師的に結構オススメ。
ヴェルク
「あァ、そこの皇族サマ」
同じく指差した。(※人を指差ししてはいけません)
「正直分からんでもねェのがまた。俺じゃなくてルヘナが吊れてたら多分今日そこ入れてたしなァ」
「ま、俺ァ個人的にいつでもいいからレヴァティの処刑が見てェけどな」
最悪!あれだけ準備してくれた相手にこの言種!
ミズガネ
2人の指差しを受ける皇族サマの図……。
「"レヴァティ"よりも確実に反撃してくれるだろ。
あれ(※レヴァティ)は……せめて次がいい」
暴れたい気持ちの発散先を皇族サマにしたい様子。
「因みに指差すのは、それだけが理由じゃねぇよ。
命は大事だしな。ちゃんとした理由がある方が盛り上がる」
罪を犯しておいてこの言い草。カス。
レヴァティ!
クソッやられた!頭を庇いつつ席を立って距離を取る!
「ずーっと投票されてンだからそろそろ死んどけ!てめェの処刑なら俺も銃弾一発分くらいなら参加してやっからよ!!」
それくらいしか参加できないとも言う。無力。
レヴァティ
「はァ?数字読めねェの??初日は俺込みで3票、バラニが死んで俺が票変えたのにまァた2票入ってンだよてめェは!初日から同じ奴が投票してたって4人、違ったら計5人に投票されてンだよ!!これからもっと増えるかもなァ!!!」
ギャンギャン吠える!投票できなくても口は動くからなァ!
「ッてかずっと思ってたけどなァにこの程度の身長差で粋がってンだ!6cmなんて誤差だろうが!」
178cmに突っかかる172cmだ。
皇族サマに清き一票があると俺が喜ぶ。(しょんぼりに軽い舌打ちをしながら)
ヴェルク
「でもさァ、そんなにもう時間ねェんだろ?余裕あるうちに吊っておいた方がいいぜアイツ」
自分が既にゲーム外で色々言ってもカウンター票を食らわずに済むからって好き放題言いすぎである。カスとカスの会話だ。
はァい
「吊りたい相手って話で言うならアンタは第三候補くらいだから、ま、今日吊りたいかというとこうなるな」
怒られたので
あなたに向けていた指をレヴァティに向けた。意外と素直だ。
「……。……」
今更になってカナタちゃん呼びされていたことに気付いたカナタちゃんだ。
「……ハルカチャン?」
看守に対して無礼!
ミズガネ
「恐らく余裕がねぇ
から言ってんのさ」
指先は未だ皇族サマに向いている。
しょんぼりに舌打ちをしながらの行い。
「……ま、俺の言葉を信用するかは投票権のあるやつ
次第だな。
あんたの事は狼だと思ってねぇし、狼がわざわざ早めに吊れなんて言葉吐くとも思えねぇし」
ヴェルク
「ふーん?アンタにゃ何が見えてンのかね。
ッてか俺狼に見えねェのか……それもそうか、初っ端からヘイト稼いで結果的にすぐ吊られてる人間を馬鹿な狼と見る奴ァ少ないわな」
自分が何の役職なのかは言わないが狼らしくない動きと言われれば否定できない。
ミズガネ
「別に、何にも見えてねぇよ。
知ってることとさっきのを組み合わせての俺の考え」
勿論はったりの可能性もあるが。どう思うかは自由。
「……俺ぁ別に、馬鹿だからなんて言葉は吐いてねぇぜ。
看守の兄さんもあんたも。…ただそう見えねぇってだけの話」
仮に君が狼なら、もっと派手な処刑になりそうだ。
「まぁでも、今の発言をそう捉えるなら仕方ねぇか。
俺が何を言おうと受けた側の認識で変わってくるしな」
だから別に、それ以上に否定をしない。
代わりに。
「………………………………さて、と」
マンゴーパフェは完食していないが、席から立ち上がり。
「次の処刑もあるんで、軽く体温めてくるわ。
……興味からの質問サンキュ。じゃ、また」
そのままトレーニングルームへと足を運ぶことにした。
準備運動、大切。
ヴェルク
「……。……おう」
男は特段気分を害したわけではなかった。あなたから受け取った言葉から自分が馬鹿だと思われていると思ったわけではない。
自分が自分を客観視した場合に馬鹿だと見えるというだけで。
とはいえこちらも引き留めてまで訂正する気もなかったため、そのまま見送った。
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