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![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 救われたい スピカ「それもそうか。理性的で助かるよ」 本当にその行動が理性によるものなのかについては読めず、 ただ、皮肉として用いられたわけではない言葉で応えて。 そうしてあなたから告げられた二つの名前のうち、 前者には肩を震わせて、唇だけで「なるほど」と呟いた。 ブラキウムのとっておきについては、自分も知っている。 「全面的に同意するし、ブラキウムが頼んだのであれば 俺にとってもお前は協力者にあたる。 お前に協力することでブラキウムへ協力したことにもなるし、 協力者に対してなら俺の知る範囲の知識を渡してもいい、か」 (-114) 2021/05/29(Sat) 12:30:06 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 救われたい スピカ「俺は先程『ある程度見えている』と言った。 個人的に確認を取って特定できた人間もいるが、 ――俺は語れない。 これは俺個人の、相手への誠意と、守りたい約束によるものだ。 言わせたければ手段を選ばず俺に吐かせろ」 その権利があなたにはあるし、自分は逃げるつもりもない。 前置きに前置きを重ねて、そうしてやっと口を開いた。 「……大人に従っている子供は三人、 赤ずきん 、セキレイ 、裏切り者 。俺が個人的に知っているのは裏切り者以外の二人で、 イクリール・カストル・ポルクスはお前達側の人間だよ」 『いなくなった』者達の中で大人側なのは自分だけ。 己の知っている範囲で『いなくなっていない』者達を語るなら、 カストル・ポルクス・ブラキウムがあなたの味方だ。 (-115) 2021/05/29(Sat) 12:36:16 |
ルヘナは、自分の部屋"だった"場所で水筒を拾い上げた。 (c37) 2021/05/29(Sat) 13:13:37 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → わるいおとなの ラサルハグ自分がどう見られているのかを知っていて、 『いなくなった』自分のことを視認して、 それでも優しげな色と言葉を紡ぐあなたの前で足を止める。 ……その表情は『いい子』の微笑みだ。 大人に気に入られようと動く『使い勝手のいい子』の。 「おかげさまで元気です、俺の身体も正常に機能しています。 さっきはパンとスープを食べることができました」 常であれば二日分の食事をたった一食で済ますことができた。 それは正常に食欲が機能していることの証で。 「先生はこんな時間にどちらに?」 /* ふふふ、おはようございます! リアルをぜひ大事にしていただいて、お手隙の際にお付き合いいただけると幸いです。 大人に対しては気に入られるように動きますのでいい感じに扱っていただけたらと。 (-128) 2021/05/29(Sat) 13:40:29 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 救われたい スピカ「愚問だな、殴られたいやつなんていないだろ。 だからといって抱かれるのも結構キツかった、 ……もう少しまともな『治療』はないのかここは?」 大人の『治療』に対して文句を言い始める。 大人たちに聞かれでもしたら殴られそうなぶっちゃけだ。 「……ああ、そうか。スピカ、イクリールのところに行くといい。 俺が知っているのは『俺が調査した』内容でしかない。 イクリールが別の情報を持っている可能性は高いんじゃないか」 (-130) 2021/05/29(Sat) 13:47:39 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 救われたい スピカ「嫌だろうが、そうされるだけの行いをした自覚はあるんだよ。 ……俺の病気が三大欲求に関わるものだから、 そのあたりに恥じらいを持つのはやめたんだ。 でもデリカシーがなかったかもしれないな、悪い 」実際の経験について知ったのはごく直近のことではあるが、 それはまた別の話なのでノーコメントとする。 けれど謝るべきところは謝って、それから、 彼女の見出した救いに、目を輝かせて。 「――スピカ、 そうだ、それだよ。 孤独を救うのは他の誰かの存在だ、 『いなくなった』者達は孤独だけど同じ視点を持つ他者がいる。 集団になることができれば、きっと―― ……他者を救うことも、 お前自身が救われることもできる 」 (-142) 2021/05/29(Sat) 14:25:28 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → わるいおとなの ラサルハグ受け答えは間違っていなかった、そう確信して笑みが深まる。 それからあなたの勤務姿勢を僅かでも慮ることのできる言葉に ひとつひとつ、しっかりと相槌を打って、 「え、」 一瞬、ほんの一瞬だが、思わずといった様子で声が漏れて。 「……はい、喜んで。とはいえ俺は大体図書室にいましたから、 先生からしたらあまり面白くないかもしれませんが」 分かってはいたのだ。自分がどのような立場に置かれるかは。 その上で、知識を得られるのならば問題ないと、 ずっと知識を追い求めてもいいと思っていたはずなのに。 今は誰か一人にでも、見ていてほしくて。 (-144) 2021/05/29(Sat) 14:41:31 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → わるいおとなの ラサルハグ 距離を詰められても離れることはないだろう。 寧ろルヘナからも一歩近づいて、あなたに触れそうな距離感で、 あなたの瞳に映る己の表情は安堵に満ちていた。 ああ、なんて気持ち悪い。 「はい、一緒に。それではご案内しますね。 先生とでしたら良い時間を過ごせると俺も思いますし、 先生にとってもそうなるように努力します」 一歩、二歩、図書室のほうに向かって歩いて。 あなたがついてくるのであればそのまま図書室へと向かう。 自分が長い時間を過ごしてきた馴染みの場所。 友達であるカストルやポルクスと色んな本を読んだ、 興味を持ったレヴァティと歪な形ではあるが語り合った、 求められるままに己を与えたシトゥラから多くを学び教わった、 そんな大切な場所に 穢れた身体と崩れた心で。 (-148) 2021/05/29(Sat) 15:14:21 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 救われたい スピカ「……ああ、本当。こうなる前にもっとお前と話すんだったよ。 これだけ色々話しやすい人間は珍しい」 ルヘナがそう思うのは、あなたを除けばシトゥラくらいだ。 そうして、あなたが気合いを入れているしぐさを見ると 眩しいものを見たかのように目を細めて席を立った。 そうして背を向け歩き出す。 「その意気だ。『やれる気がする』んじゃない、 お前なら『やれる』。 お前にはたくさんの仲間がいるんだから。……そうだ、シェルタンやイクリールのところに行くのなら、 あたたかい飲み物や食料を持って行ってやってほしい。 頼んだよ」 (-153) 2021/05/29(Sat) 15:29:08 |
ルヘナは、スピカの行く末に少しでも幸があるよう願う。 (c42) 2021/05/29(Sat) 15:32:40 |
![]() | 【秘】 崩れかけの ルヘナ → 徒然 シトゥラ触れられることがこんなに心地いいなんて知らなかった。 抱き寄せられることがこんなに心地いいなんて知らなかった。 それらの知ることができたのは、あなたがくれたからなのに。 「少なくとも今、シトゥラがしてくれたことは心地いい。 大人からどう干渉されるのかは分からないから、 そちらについては答えを出せそうにないな」 本当は、どう干渉されるかの予測はついている。 三大欲求に関わる病気を持つ人間がどう『治療』されるかは想像に難くない。 きっと自分は、 かわって よろこんでしまう。今の自分があなたとともに在れるのは、いつまでなのだろう。 (-163) 2021/05/29(Sat) 16:02:33 |
![]() | 【秘】 崩れかけの ルヘナ → 徒然 シトゥラ「……シトゥラ、」 欲しがっていいといったはずの俺がなくなってしまう。 与えたいと思っていたはずの俺が奪われてしまうよ。 お前と話す度に沸き上がっていた情、 愛 というものが、俺に知ることの恐ろしさを教えてしまった。 あなたに縋りつくように指先をあなたの衣服に食い込ませ、 『らしくない』と分かっているにも関わらず―― 声には自然と懇願の色が宿る。 「お前の望むように求めてくれ、と言ったが、少し訂正する。 お前のものになりたいから俺のすべてを求めてくれ、 俺からもお前のことを求めさせてくれ、 ……お前に『見られなく』なるのは、いやだよ…… 」 (-164) 2021/05/29(Sat) 16:06:34 |
![]() | 【独】 崩れかけの ルヘナ/* シトゥラと時系列をずらさないとはちあわせるー☆ いやまあね、うん、授業中って言ってるしね俺。 大丈夫だよ。 (-166) 2021/05/29(Sat) 16:09:16 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → わるいおとなの ラサルハグ「図書室での、思い出は」 ああ、まだ痛い。変わってしまった自分にまだ慣れていない。 それでも変な間が空かないように言葉を並べる。 思い出の欠片を拾い上げる手からは絶えず、血が零れて、 「同じクラスにカストルとポルクスという双子がいるんですが、 彼らもよく俺と一緒に本を読んでくれました。 レヴァティについて興味を持って調べようと思ったのもここで、 ……シトゥラからは同じ図書委員同士ということもあって たくさんのことを学び、幾度となく語り合いました。 お互いに知識を追求できる、そんな貴重な仲間なんです」 ひとつ以外、本当だ。 シトゥラについての見解以外は。 語る言葉に、少しだけ痛みが滲む。 (-173) 2021/05/29(Sat) 16:29:48 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → がんばる スピカ あなたがルヘナの服を掴み、離すまでのほんのわずかな間に、 あなたの耳にはひゅ、と息を飲む音が聞こえたことだろう。 ほんの少しだけ怯えが滲み出ていたことには気付くだろうか。 「ああ、大丈夫だし寧ろ少し気分がいい。 俺なんかを引き留めたいと思ってくれたのかと自惚れておくよ。 ……俺も、許されるならまた話したい。 それまではどうか無事で」 それだけ告げて、今度こそあなたの部屋から去って行った。 (-177) 2021/05/29(Sat) 16:36:39 |
![]() | 【独】 『使える人間』 ルヘナ……ああ、聞こえているよ、セキレイ。 赤ずきんに聞いても分からなかったことが、 今こうしてそばで関われなくなってから少しだけ分かった。 俺が求めていたものの先にはきっと、 "幸せ"が用意されていなかった。 (-184) 2021/05/29(Sat) 16:55:48 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → わるいおとなの ラサルハグ「カストルとポルクスは俺にたくさん好意を伝えてくれました。 愛だなんて、大袈裟な言葉を使って表現してくれて。 レヴァティは……俺がどうしても納得できなくてぶつかって、 でもそばにいていいって言ってくれたから 理解していきたかった」 もうきっと、彼らの知っている自分はいないのだ。 彼らが自分を仮に『見て』くれたとしても、 変わってしまった自分と変わらずに接してくれる保証はない。 そして、願っていた未来はもう叶わない。 「シトゥラは、」 すきです。 それ以上何も言えずに、袖口で目元を隠した。 (-188) 2021/05/29(Sat) 17:17:14 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 徒然 シトゥラ あなたの語るそれが夢物語であることを、ルヘナは知っている。 ひどく歪な願いであることも、彼なりの希望であることも。 そんな彼の行く道は困難ばかりなのだろう。 誰もに許されるようなものでもないし、 これからもこの地獄を続けていく意志表明でもある。 決して幸せにはなれやしない、地獄ではあるけれど―― 「お前のことだ、思い付きのような軽い気持ちではないんだろ? それなら俺はその願いを支持するし応援したいと思う。 それに俺はお前に言ったはずだ、 俺とお前の仲で罰もなにもない、と。 ……その気持ちに嘘偽りはないんだよ」 優しく語り掛けるルヘナは穏やかに微笑んでいる。 レヴァティから話を聞いた時に感じたもどかしさも真実だ。 こんな地獄に在り続ける意味が理解できなかったのも本心だ。 ――俺はまだ、この地獄を受け入れられないだろうけど―― 「誰に何を言われても、俺自身が俺に罪があると考えても。 俺がお前のことを許し続けるよ、シトゥラ 」 (-206) 2021/05/29(Sat) 18:32:32 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 徒然 シトゥラ…… 「ん、……っ」 何度目かも分からない 、けれどすべてあなたから与えられた 口付けに年相応の少年特有の鼻にかかった声が漏れる。 あなたが咥内を撫でる度、舌に触れる度、 面白いほどにルヘナの肩が跳ねる。 こんな姿が他の誰にも見られないようにか、 あるいは芽生え始めた愛情への飢餓ゆえか、 あなたに己の身体を押し付けるように抱き締め返して。 ……覚えたての情欲と酸素不足に小さく喘ぎながら あなたを見つめる若草色には 歳不相応な熱がじわりと宿っている。 「目は口程に物を言う、みたい……だな、……食べて、 俺が最初に知るのは、お前がいい ……っ」 (-208) 2021/05/29(Sat) 18:34:06 |
ルヘナは、スピカに背を向けた。 (c56) 2021/05/29(Sat) 18:35:20 |
ルヘナは、スピカにある種の憧れを感じていた。 (c58) 2021/05/29(Sat) 18:36:46 |
ルヘナは、スピカのことを真に見てはいなかったのかもしれない。 (c59) 2021/05/29(Sat) 18:37:27 |
ルヘナは、それでも、彼女ならと思わずにはいられないのだ。 (c60) 2021/05/29(Sat) 18:38:31 |
ルヘナは、 の手をきっと、取ることができない。 (c61) 2021/05/29(Sat) 18:39:20 |
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![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 空回る思い メレフ「生まれた時から、ずっと?」 姉の自殺の真相を知ったからこそ、 死を厭わず復讐心を燃やしているのだと思っていた。 しかし、そうではなく、 もっと前から 死を願っている というのなら。「――……それは、お前の持つ病気が原因か? それとももっと根本的なところ、精神性に……」 声が少しずつ小さくなり、何度か頭を振る。 「悪い、お前の知識を『食いたい』んじゃなくて、 メレフ、お前という個人を知りたいんだ」 あなたが答え難いのであれば無理に求めはしないだろう。 (-218) 2021/05/29(Sat) 19:20:54 |
ルヘナは、図書室で友人達と再会する。 (c64) 2021/05/29(Sat) 20:05:57 |
![]() | 【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>49 カストル・ポルクス 本の上を滑る視線は常のものとは異なりどこか気だるげで。 聞き慣れた足音が二人分聞こえたのならば顔を上げ、 二人にとって自分が『見えて』いるのかを伺う。 ――……話しかけられるまでは、何も言えない。 彼らにとっても『いない』存在になってしまうのか、 その一点を気にかけている。 (+37) 2021/05/29(Sat) 20:08:33 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 空回る思い メレフ「……読んだことがある。気分の落ち込み等の初期症状を経て 最終的に周囲の人間が食べ物に見えてしまう、だったか」 精霊『ウェンディゴ』の名を持つその病気は、 概要的にはその程度のものだ。 後天的なものであれば。 「なるほど、合点が言った。あの量はお前の努力の証だったのか。 普通に生きられるわけもない、人を襲うことも肯定できない、 ……死にたくもなるわけだ。 俺の病気のほんのひと欠片でもお前に譲れたならいいのにな」 たらればの話をしても意味はないが、言わずにはいられない。 知識を食えば腹を満たせる自分。 人を食わねば腹を満たせないあなた。 なんともまあ悲しい噛み合い方だ。 「どうして俺に話してくれたんだ? 俺に恐れられたり、 他の方法を探そうと希望を持たされそうになったり、 そういう不快なことになる可能性もあっただろ」 (-232) 2021/05/29(Sat) 20:20:18 |
ルヘナは、カストルとポルクスに認識された。 (c65) 2021/05/29(Sat) 20:20:51 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 双子の カストル「カストル、ポルクス……悪い、迎えに来てもらったみたいで」 いつも通りに二人の感情を受け止める。 二人の接し方はそういうものであるという認識のもと、 少し安心したように笑った。 「今日は何を食べたんだ? まだ空腹なようなら食堂に取りに行ってもいいけど」 (-233) 2021/05/29(Sat) 20:23:33 |
ルヘナは、スピカの力になる手段を持っているだろうか。 (c66) 2021/05/29(Sat) 20:54:20 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 双子の カストル「俺が言えたことではないけど。 二人とも、ちゃんとご飯は食べよう」 見たいものをしっかり見ることができるその姿勢は、 自分が『こう』なってしまった今、正直有難かった。 こちらもいつも通りに図書室の一角にあるテーブル上を整えて、 何度も行ってきたお茶会の準備を進めていく。 その途中、二人が語る様子を穏やかに聞きながら、 相槌を打ったりあなたたちを褒めたりした。 ……本はわかる、パンもまあ分かる、 折りたたまれた紙については思いつくことがなかった 「情報量が多いってどういう……ん、これは? 読んでもいいのか?」 (-238) 2021/05/29(Sat) 21:09:30 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 空回る思い メレフ「事情を話すか話さないかは相手への信頼度と直結しない。 その線引き事態も別に騙すことではないし、 そもそもそれはお前自身を守るための行動なんだから、 俺は当然それに協力する。……協力者だからな」 協力に関してはこの件の調査の話だったはずだが、 そんなことは素知らぬ様子でしれっと言う。 そうして視線を受け取ったまま数秒、 若草色の瞳が真っ直ぐあなたを見つめた。 「まあ、協力者じゃなくてもお前の頼みなら聞くし約束は守る。 俺にとってお前はもう他人じゃないし、 そうだな……あの二人なら『友達』と表現しそうだ」 (-243) 2021/05/29(Sat) 21:54:28 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → わるいおとなの ラサルハグ「気持ちをぶつけられる間柄、というよりは、 相手によってぶつけてぶつけられて……な関係はしますが、」 ぼそっと言いつつ、眼鏡を直すような素振りで目元を拭う。 それだけの間に僅かでも気持ちを落ち着けられる程度には 自制心というものが備わっていたらしい。 「先生もご存知の通り、俺は『いなくなった』子供です。 俺がいくら好意を持っていようとも この場が彼らと語り合うのを許しません。 ……もちろん、彼らがそれを望んでくれるのなら話は別です。 話すかどうかは俺が決められる話ではないかと」 (-246) 2021/05/29(Sat) 22:02:54 |
ルヘナは、適当に歩き回っている。 (c72) 2021/05/29(Sat) 22:20:11 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 徒然 シトゥラ一人分の体重ですらあまり乗せられたことのないベッドに、 二人分の体重が乗り、シーツにじわじわと熱が滲み始めた。 他者との接触が極限まで減らされるローブの内、 引っ張り上げられたことで外気に触れた腹が僅かに震える。 ここに来てから誰にも触れられることのなかった肌が 自分のものとは異なるあなたの手を覚えていく。 意識していなかった快楽の火が小さく灯って小さく声が漏れる。 「ん、っあ、」 胸の突起に触れた指にはきっと柔らかさが届く、 脇腹を這う手から逃れるように僅かに身をよじり、 腰を撫でられるのならば分かりやすく腰を震わせ、 臀部に触れられた際にはほんの少しだけ身体がこわばった。 (-254) 2021/05/29(Sat) 22:52:16 |
![]() | 【秘】 『使える人間』 ルヘナ → 徒然 シトゥラ ベッドシーツの上に散らばる衣服の中に あばらが浮き出た少年特有の身体が転がり、 月明かりをほんの少しだけ纏う。 今までろくに存在しなかった情欲の引き出しの中に、 あなたに与えられる刺激のひとつひとつが入っていく。 触れれば触れるほどに、 あなたの少年 は色付く。最初は抑えられていた吐息にもすっかり熱が宿って、 あなたに覆いかぶさられる頃には どこかこの先を促すようにあなたに吐息が吹きかけられた。 あなたが何を思っているかまで思考が至らない様子だ。 「シトゥラ、これ、嬉しい……ぞくぞく、する」 (-255) 2021/05/29(Sat) 22:54:04 |
![]() | 【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>中庭……? ある程度時間を置いたのだ、もう流石に誰もいないだろう。 ……と思っていた思考が浅はかだったことを知る。 一応は持っておこうと先程食堂から拝借してきた食料と 温かい飲み物を抱えたままで、 中庭から聞こえる会話に耳を澄ませる。 「……そんな方法、」 それ以上は続けられない。 盗み聞きになってしまっていることは分かっていても、 なかなかその場から離れられない。 (+44) 2021/05/29(Sat) 22:59:13 |
![]() | 【墓】 『使える人間』 ルヘナ>>+45 >>+46 中庭 「──……っ、」 自分の名前が出されていたこと、 そうしてその後に名を呼ばれたこと、 そのどちらにも驚いて渋々といった様子で皆のもとに歩く。 「気付かれていたのか。悪い、途中から盗み聞きした。 食事と飲み物だけ置いて行くつもりだったんだが」 (+47) 2021/05/29(Sat) 23:35:46 |
ルヘナは、あなたたちの前に姿を現した。 (c78) 2021/05/29(Sat) 23:36:03 |
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