情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
![]() |
![]() | 【人】 1年生 工藤美郷──回想・友人と言うもの── [それから、工藤は朝霞さんとは一見ドライな関係を築いたか。 ごく普通の友人らしいことはしない。例えばそれは、一緒に研究室のメンバーの色恋沙汰について噂話をしたり、テレビやSNSの話題をを楽しむなどのことだ。 しかし何をする時でも、彼女がそばに居ることを拒絶しなかった。] 朝霞さんが居たいならここに居ればいい。 [そのようなスタンスで、朝霞さんが病室を訪れれば必ず受け入れた。それは工藤が退院して、訪れる場所が自宅になろうとも変わらなかっただろう。 工藤から進んで話しかけることはほとんど無く、朝霞さんが話しだせばじっと目を見つめた。沈黙が二人の間に落ちれば、無理に話題を探さずに、ただ二人で静かな時間を共有した。工藤は大抵の時間、何かを描くか書くかして過ごしていたから、筆記具の走るサリサリという音だけが二人の間に落ちていた。] (213) 2022/09/18(Sun) 20:39:54 |
![]() | 【人】 1年生 工藤美郷[工藤は軽症だった。無傷と表現した方が正しい。だからすぐに退院させられた。おそらくは朝霞さんよりも早く。 工藤は退院した後、毎日のように朝霞さんの病室を訪れようとした。家族に阻まれれば「そうですか」とあっさり踵を返し、面会できたとしても、] ……………………。 [特に何も話し出すことなく、朝霞さんの目を見つめた。何も話さないくせ、時折、唐突に脈を取ったり、朝霞さんの下瞼を押し下げて『あっかんべー』をさせたり、舌の色を確認したりした。そのようして健康状態を確認し、満足すると背を向けて帰っただろう。 そのように、朝霞さんとの時間を重ねた。] [何度かの病室への侵入が叶ったならば、やがては一冊のスケッチブックを見つけただろうか。>>5:+30 あまり上手ではない、林檎の絵。もしもそれが見れたならば、] あまり上手い絵とは言えません。 [失礼なことを言って、それから] ですが、何か心が引き寄せられます。 私には描けない引力が宿っています。 [そのように付け加えて、スケッチブックを返した。] (214) 2022/09/18(Sun) 20:41:51 |
![]() |
![]() | 【人】 1年生 工藤美郷──退院後の日常・追悼の日々── [やがて退院し、小泉先輩の葬式も終わった後。 結局工藤は一滴の涙も流すこと無く、小泉先輩との別れを終えた。 工藤は一人暮らしの家に戻った。部屋はシンと静まりかえっていた。その静けさは、一人暮らしだからと言うのもあるが、やけに少ない家電のせいでもあった。 カロリーバーと水だけで生きる彼女は、料理をしない。だから冷蔵庫のブーンという低い唸りも無かった。 退院してまず、冷蔵庫とオーブン、それに仏壇を買った。 工藤は毎日決まった時間に起き、決まった順番に行動した。 朝、まず寝床を几帳面に整え、街中が起き出して騒がしくなる前に、窓を開けて家中の空気を変えた。柔らかく吹き込む朝の匂いがカーテンを揺らし、解いた髪を撫で去るのを楽しんだ。風の勢いや香りや、鳥の鳴き声を聞きながら、一日の天気を予測した。] (219) 2022/09/18(Sun) 21:18:25 |
![]() | 【人】 1年生 工藤美郷[そのルーティーンの中に、工藤はもう一つの行動を入れ込んだ。一日の始まりに、必ず小泉先輩への挨拶をするという行動を。] ………………………………。 [骨も写真も納まっていない仏壇に向かって、静かに手を合わせる時間。それは続けるうちに、生活の中に一定の心地よいリズムを生み出した。 工藤は胸の内だけで、明け行く雲の色づきや、風の湿り気や渡り鳥の声から感じた季節の移り変わりを報告した。 小泉先輩がこの世に引っ張り出してくれたから、今此処に在るのは工藤だ。絵の中の彼女では無く。そうして引っ張り出された世界から感じ取った好ましいものを全て、仏壇に伝えた。] (220) 2022/09/18(Sun) 21:19:48 |
![]() | 【人】 1年生 工藤美郷[休日になれば、工藤はパンを焼いた。 武藤先輩からもらった気に食わないレポート用紙は、夢から目覚めた時白紙になっていた。その真っ白なレポート用紙をじっと睨み付けると、あのツルツルとした、ペン先がやけに滑る感触が思い起こされた。それと同時に脳内に焼き付けたメモの内容も。 粉を量る。水温を測る。生地を捏ねる回数も数える。発酵時間もオーブンの温度も夢の中と同じように作った。猫型に整形した時も同じ形になった。 しかし出来上がりは、工藤の舌には小泉先輩のクリームパンとは違って感じられた。全く同じレシピのはずなのに、膨らみ具合も不思議と違った。 おそらくは捏ねる力の入れ具合や、卵や強力粉の水分量や、微妙な室温やオーブンの違いが、そういった味の差異を生み出すのかもしれなかった。] 作りたいものと違う味になりました。 [そう言いながら、工藤は自分では食べきれぬそれらを朝霞さんに分けた。あるいは墓前や仏壇に供えた。研究室のメンバーに振る舞うことを自分では思いつかなかったが、誰かに促されれば分け与えたかもしれない。] (221) 2022/09/18(Sun) 21:21:26 |
![]() | 【独】 1年生 工藤美郷/* イギリス料理は……まぁいい噂聞かないけども。 お菓子とスコーンとクロテッドクリームと紅茶を摂取して生きるしかない。激太りしそう。 (-941) 2022/09/18(Sun) 21:38:08 |
![]() |
![]() | 【独】 1年生 工藤美郷/* 大好き大好きゥチらずっトモ出逢いに感謝❤️って感じじゃないけど、何となく心地良いから一緒にいる。っていう関係が大好きで。 (-964) 2022/09/18(Sun) 22:22:57 |
![]() |
![]() |
![]() | 【独】 1年生 工藤美郷/* 初回は緊張で縮こまったりするらしいけどそこは素晴らしきフィクションなのでいつまでもギンギンだしマシンガンのように弾数あってもいいと思います。 (-976) 2022/09/18(Sun) 22:47:59 |
![]() |
![]() | 【独】 1年生 工藤美郷/* 西の魔女が死んだ、映画は見てないなぁ。アマプラには無かった……今度レンタルしよう。 くそぅ鳩の予測変換が「西の魔女はサンマ」と言おうとする (-981) 2022/09/18(Sun) 22:50:45 |
![]() |
![]() | 【独】 1年生 工藤美郷/* ムトー紳士は紳士的な装備してるからほとんど動かないうちにイッたらもっかい微妙に気まずい装着時間必要になってまう。 避妊むずいよね。タイミングとか興奮してきた時とかついむしり取ってしまって、一回も避妊できたことないからちゃんと心掛けられる人はすごいと思う。 フィクションの話です。 (-992) 2022/09/18(Sun) 23:00:40 |
![]() |
![]() |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新