情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
【人】 葉山 裕太郎[画面を見せていると、タコの唐揚げの画像が出てくる。さすが、お目が高い。 といっても葉山がよく行っているそこはオシャレなバーとかではないのだが。] グルメを名乗るような柄でもないけど たまに無性に飲みたくなるんだよ。 やっぱり分かる? 唐揚げホントに美味いよ、此処。 [彼女が興味を持ったのなら食レポ紛いの反応を返す。一人で入りづらいが入ったらその辺の居酒屋よりもコスパがいい。此処は隠れた名店だ。] (36) 2024/01/14(Sun) 15:32:31 |
【赤】 葉山 裕太郎[深夜、ある程度略歴がまとまると、ポケットから鍵を取り出す。事前に鍵屋に鍵の交換という名目で頼んでいた複製だ。 今は鍵の製造番号さえ手に入れてしまえば複製など容易な時代。 鉄壁の城と呼ぶべき最も安全な自宅は、一度踏み入れられた途端に最も危険な檻へと変わる。 こうして彼女の聖域に立ち入れるのだ。 あの時わざわざ間抜けなふりをして鍵を借りた甲斐があったというもの。] (*64) 2024/01/14(Sun) 15:43:00 |
【赤】 葉山 裕太郎[葉山はパソコンを閉じて部屋を出る。 事前に準備していた小型カメラと盗聴器は、作家としての収入の一部で買ったもので性能も申し分ない。 自宅のモニターとの連結だってもう完了している。あとは取り付ければ完了だ。 だがそれは彼女がいない時にでもやればいい。 それらではないある物を持って、向かう場所は当然七海の部屋。 いない時に設置すれば済む話なのに、わざわざ寝静まっているところに侵入するのは、目的が下準備に留まらないからだ。] (*65) 2024/01/14(Sun) 15:44:33 |
【赤】 葉山 裕太郎[本来なら入れないはずの城は、今日届いたこの鍵を使えば容易くその扉を開けてくれる。 電気を使う訳にはいかず部屋の中は薄暗いままのためどんな状況かは見えないが、彼女が“本物“なら部屋の中でなにをされていようとも驚きはしない。 相手に拒絶される奇行こそ、“本物“の証。 今となっては実力を示すかどうかにすぎないのだ。 鍵を差し込むと、葉山はゆっくりと部屋の中へ、侵入を果たしていく。] (*66) 2024/01/14(Sun) 15:46:19 |
【赤】 葉山 裕太郎[ 滲み出る狂気が獲物を求める。 しかしただの血肉じゃ腹は満たされない。 必要なのは、熟成。 待て。一番美味くなるその時まで。] (*69) 2024/01/14(Sun) 20:56:06 |
【赤】 葉山 裕太郎[想像通り、否、想像以上だ。 彼女の好意は“本物“だ。だがしかし、足りない。 葉山は手に持っていた目隠しで眠る七海の目を覆うと、細い首に首輪を掛け、華奢な手には手枷をかける。 目覚めないように気をつけてはいるものの、途中で目が覚めてしまったとしても何も出来やしない。 七海の自由を奪い、その髪に口付けを捧げる。 檻の中の姫はあまりにも無防備で、顔を歪ませ狂ったような笑みを浮かべた狼は、静かにその身体を弄び始めた。] (*70) 2024/01/14(Sun) 20:57:34 |
【赤】 葉山 裕太郎[暗闇の中、冷たく汗ばんでいた手はほのかに冷たく、次第に七海の体温を奪うように熱を帯びていく。 飼い犬にそうするかのように優しく頭を撫でながら手を中へと忍びせると、そのまま指先で下着をずらす。 まるで玩具を嬲るかのように小ぶりな乳房を撫でると指を伝わせ、寝間着の下は膝元まで下ろして秘所を晒す。 本当ならば限られた男しか触れることを許されない聖域をまさぐるのは格付けのようなもの。 お気に入りの玩具に名前を書くのと同じ感覚でしかないのだ。]* (*71) 2024/01/14(Sun) 20:58:56 |
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新