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人狼物語 三日月国


267 冬暁、待宵の月を結ぶ

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【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ 知っているから、私の全部を刻んで。
  私のことを手折って、思い出にしてほしい。 ]


 
(-13) 2024/06/15(Sat) 2:06:28

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



[ いつもと違う髪型にしたのは 
  本当に恋人同士ならきっと違う自分を見せたいって
  思うんじゃないかなって、想像したから。

  普段はしない髪型もその表れ。

  本当に好きな人相手ならお化粧したりとか
  もっと張り切ってコーディネートを考えるだろうけど

  些細な変化に留めたのが
  私達の関係をよく表していた。 ]


  
(-14) 2024/06/15(Sat) 21:03:47

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   ほんと?
   なーんか怪しいけど。
   

[ 慌てた様子を見て、無理してるんじゃないかって
  勘違いした私は少し首をかしげて。 ]

 
(-15) 2024/06/15(Sat) 21:05:59

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   …………ありがと、嬉しい。


[ 別に好きな人相手じゃなくたって
  異性からの可愛い、はちょっと照れる。

  言っている人が照れていれば尚更。
  お世辞かもしれないけど。
  そうだとしたって嬉しいことに変わりない。 ]

 
(-16) 2024/06/15(Sat) 21:06:32

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



    あ、やっぱり待ってないって嘘でしょ?
    こんなに手が冷えてる。


[ 握った手は冷たくて、
  少し咎めるような目を向ける。

  私がちょっと走ってきたせいで
  体温が上がってるだけかもしれないとは思い至らず
  待たせちゃったのかなって思ったから。 ]

 
(-17) 2024/06/15(Sat) 21:06:57

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



    今度は早めに来たらダメだから、ね?


[ まだデートは始まったばかりなのに
  もう次の話をするのは
  次があると疑ってないから。

  君との時間が苦痛になることなんてないと
  今までのやり取りで確信しているから。 ]*

  
(-18) 2024/06/15(Sat) 21:07:16

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   い、いやいや!
   ほんとほんと!


 [ 無理なんてしてるわけが無い。
   むしろ度肝を抜かれる度に

   頑張って誘ってよかったって
   嬉しくなるくらいだ。

   誰かを褒めるのなんて
   いつもやっていることなのに
   女の子に可愛いと言うのは
   めちゃくちゃ緊張する。

   二人で照れるこそばゆい時間の後
   行こうと手を繋いだ矢先
   はやくも墓穴を掘ってしまった。  ]


(-20) 2024/06/16(Sun) 8:02:59

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   え゛っ



 [ まずい、幸阪、ちょっと怒ってるかも。
   確かに待ったかもしれないけど
   その待ち時間は全く苦じゃなかった。

   もしかして幸阪は
   待たせてしまったって思っていたりするのかと
   それなら僕も本当の事を言わないと
   きっと誤解を与えてしまうだろうから。     ]


(-21) 2024/06/16(Sun) 8:03:38

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   ごめん…、楽しみだったから。

      テンション上がっちゃって…


(-22) 2024/06/16(Sun) 8:04:01

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 遠足前の小学生みたいだと
   苦笑いしながらごめんと謝ると
   ふと幸阪の言葉を思い返して。   ]


   え、今度って…
   また付き合ってくれるの?


 [ 今日の内容次第で
   幸阪が次は嫌ってなるかもしれないのに
   なんだか信頼してもらえている気がして。

   つい顔がにやけてしまうのだった。     ]

(-23) 2024/06/16(Sun) 8:04:34

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 初めてのデート。
   冷えた手は幸阪のおかげで
   すっかりあったまって。

   プラネタリウムに行こうとするのだが。  ]


   あ!ちょっと待って!

   実は明日発売の新作フラペチーノ
   モバイルオーダーで先行販売してるんだってさ。


 [ ほらってスマホの画面を見せると
   買ってから行こうかなんて提案もする。

   飲み歩くか、座って飲んでから行くか
   迷ってしまうところだったけど
   そこは幸阪に合わせたいと思う。

   これから少し歩くし
   女の子は歩くの大変だったりするし。

   幸阪と二人なら
   どんなことをして過ごしても、楽しいから。  ]


(-24) 2024/06/16(Sun) 8:05:42

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   僕、あんまり気づけないかもしれないから。
   休みたくなったら言ってね。


 [ 行く途中、少し狭い歩道に差し掛かると
   一度手を離して車道側に立って歩く。

   歩幅を幸阪に合わせながら
   なるべく気をつけてはいるけれど

   それでも情けない話、
   完璧に察してあげられる自信はなかったから。  ]*


(-25) 2024/06/16(Sun) 8:06:16

【人】 宮崎暁



  [   転校が決まったのは、昨日。   ]



(37) 2024/06/16(Sun) 8:16:06

【人】 宮崎暁



 [ いつものように幸阪との時間を堪能して
   家に帰ってくると
   珍しく父さんが早く帰ってきていた。

   嫌な予感が胸中をよぎる。
   この空気感、もう何度目だろう。


   リビングに入ると
   父さんと母さんが飛行機のチケットの
   予約をしているところだった。

   次は今の場所から飛行機じゃないと行けない
   かなり離れたところらしい。
   海外じゃないだけいいって
   母さんは言うけれど

   悪気がないといっても
   二人でヘラヘラと楽しそうに笑う姿に
   僕は耐えることが出来なくて。        ]


(38) 2024/06/16(Sun) 8:16:51

【人】 宮崎暁



   あんたはいっつもそうだよ!

   あんたの都合で振り回されて!
   僕の大事なものは
   いつだっめあんたのせいで壊れる!

   家族のために仕方ないんだって
   育ててやったなんて
   そう言ったら僕も母さんも
   何も言えなくなるの知ってて

   僕がどんな思いで
   いままで生きてきたと思って…!



(39) 2024/06/16(Sun) 8:20:11

【人】 宮崎暁



  [ 僕は初めて、父さんの胸ぐらを掴んだ。]


(40) 2024/06/16(Sun) 8:20:53

【人】 宮崎暁



 [ 頭では分かっている。

   こんなの僕の責任転嫁なんだって。

   それでも僕は
   この現実を受け入れられなくて。  ]


(41) 2024/06/16(Sun) 8:22:14

【人】 宮崎暁



 [ 今日に至るまで
   僕は、両親と一度も口を聞いていない。  ]**

(42) 2024/06/16(Sun) 8:24:41

【人】 宮崎暁



   ……………ごめん、幸阪。


 [ 彼女の前では僕は被害者の顔をしたらいけない。

   彼女を巻き込んだのは僕で
   始めたのだって僕だ。

   風に飲まれて消えてしまった小さな棘は
   耳に届くことはない。

   受け止めてくれた彼女に
   僕はただ、謝ることしか出来なかったんだ。  ]

(43) 2024/06/16(Sun) 15:17:45

【人】 宮崎暁



 [ あれから二人でいつものように登校して
   そらからはいつもと同じなのに空気が重い。
   学校の授業にも集中出来ないし
   なんだか落ち着かなくて、

   今朝の凍りついた空気と
   幸阪の顔が頭から離れない。

   どんな顔をして
   僕は彼女に会いに行けばいいんだろう。
   そんなことばかり考えてしまう。   ]


(44) 2024/06/16(Sun) 15:18:54

【人】 宮崎暁



     "僕だけは、結月の味方…だから。>>27"



(45) 2024/06/16(Sun) 15:19:34

【人】 宮崎暁



 [ 一体どの面下げて、会いに行けばいいんだろう。 ]



(46) 2024/06/16(Sun) 15:20:04

【人】 宮崎暁



 [ 心に大きな蟠りを残したまま
   放課後、僕は幸阪のクラスに顔を出す。
   目的はもちろん、彼女に会うため。

   ここで逃げたらもう会えない。
   それが分かっていたから
   自分の面目よりも彼女のことを考える。
   こんなの、当たり前だ。


   でも、そこに幸阪は、いなかった。>>29  ]


(47) 2024/06/16(Sun) 15:20:43

【人】 宮崎暁



 [ 何故か王子様とあだ名をつけられている事も
   今は反応している余裕がなくて

   事情を知らないかクラスの人に聞いてみると
   幸阪は今日、体調不良で早退しているらしい。

   その理由なんて明らかだ。
   だって、彼女からは何も、連絡がなかったから。 ]


(48) 2024/06/16(Sun) 15:21:05

【人】 宮崎暁



 [ 心配になって電話をかけても
   繋がることは無かった。>>35

   『体調、大丈夫?』と一本のLINEも
   既読になることは無く

   一か八かで家に行ってみるも
   その結果は言うまでもなく惨敗だ。  ]



(49) 2024/06/16(Sun) 15:21:43

【人】 宮崎暁



 [ 思い知る。

   この学校にいる間
   僕にとって、幸阪は僕の全てで。

   幸阪のいない学校は
   また昔みたいに息苦しいだけ。

   どうせ三月にはさよならだと余計に。
   彼女のいない場所なんて
   いても辛いだけ、なんだって。     ]


(50) 2024/06/16(Sun) 15:22:30

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   『ごめん。
    こんなことになって。

    もし幸阪がこれを見て
    僕に会うくらい元気になったら、連絡が欲しい。

    そうしたら、君のこと、迎えに行くから。』


(-26) 2024/06/16(Sun) 15:22:56

【人】 宮崎暁



 [ 幸阪に送った一本のLINE。
   家に帰った僕は父さんはおろか
   母さんのことすら無視をして

   携帯をベッドに投げ捨てながら
   不貞寝をするように飛び込んだ。

   その時が来たら昇華しよう。
   いつか来るサヨナラのとき
   二人で思い出にするために。


   僕達が結んだ盟約は
   地に堕ち、涙を流していた。   ]*


(51) 2024/06/16(Sun) 15:23:45

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   ごめんね、心配してくれてたのに
   返すの遅くなっちゃって。

   ちょっと風邪ひいちゃってたみたいで。
   でも、もう治ったから大丈夫。
  
   明日は、学校に行けると思う。

  
(-28) 2024/06/16(Sun) 21:08:10

【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁



   迎えに来てもらえたら嬉しい。
   一緒に学校行きたいから。


  
(-29) 2024/06/16(Sun) 21:08:37