【妖】 武藤景虎……目、閉じてて。 [手のひらを瞼に被せて視界を塞ぐよう促してから、下肢に触れていた手を上げて両手で胸元に触れた。] ……柚樹、オレの触るとこだけ意識して。 [身を捩る様子を見せれば、窘めるように名前を呼んで、胸の先や周辺、僅かな膨らみのラインから脇にかけてを指先でなぞって、唇を押し当てると舌を這わせる。 合間、幾度もかわいい、好きだと言葉を落とす間、此方の熱も上がる一方ではあったけど、今はそれを無視して伝えようとした。 太腿に押し当てた熱で此方の慾は伝わってしまったかと思うけれど、熱が増す原因は胸元以外にないことが伝わるなら良いかなって。 オレが好きだろうが興奮しようが嫌なものは嫌だと言われたら、此処もオレのものなのに?と、理不尽な不満を口にしたかもしれない。]* ($10) 2023/03/07(Tue) 10:25:34 |