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人狼物語 三日月国

113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】


【墓】 哀れな役者 フランドル

 
むかしむかし、鳥と獣の戦争があった際に。
コウモリは、獣の味方をしていました。

しかし、鳥に襲われて捕まってしまったコウモリは
「私は翼が有るので、獣ではなく鳥なのです」
と弁明しました。コウモリは鳥の軍勢に寝返りました。

やがて戦争が終わり、鳥と獣は和解しました。

しかし、双方にいい顔をしたコウモリは
鳥からも獣からも嫌われて追われることとなり、
鳥が活動する昼間も、獣が活動する夜中も活動することが出来ず、
その中間の夕暮れ時しか外を活動できなくなったということです。

これは寓話的な末路であり、そして。
どっち付かず、何処にも属さないという事は。
何処にも味方が居ないという事。
自由である事の、そのツケを払う時が、今来ただけだ。
 
(+9) 2021/12/15(Wed) 23:29:44