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113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】
レイ様
「出てきたからには、ちゃんとしてないといけないのです。…こうやって、心配をかけてしまうのも、よくないのですよ……
ラベンダー…なら、持ち合わせがあるのです。1本だけで、ちょっと申し訳ないのですよ」
香りが、と繰り返して 少し何やら考えた後。
綺麗な形が保たれたままのお花を手渡しすることでしょう。
代金を受け取り、それを報酬袋にゆっくりしまいました。
「エデュアルト様、お手柄なのです?大きい鳥さんなんて、きっと大変だったに違いないのです……感謝して、頂くのですよ。
実は、ちょっとお腹空いてたのです。レイ様、お声掛けしてくれてありがとうなのですよ」
妖精は、ほろほろと煮込まれた鳥の肉を口に運びます。
普段食べているチキンとは何だか違う味。でも、その温かさが身体にしみて。
ほっとしたような気持ちになるのでした。
段々、普段の様子を取り戻しているようです。それは、傍目で見ていてもわかる事でしょう。