【人】 住職 チグサ[お医者様の声は落ち着いておられました。>>0:94 島唯一のお医者様として、幾人もの死と戦った、勇ましくも悲しい経験によるものでしょうか。 安らかな死を願って見送ることしかできなかった私と違い、お医者様は処置をしなければいけません。 責任あるお立場で、様々な思考が渦巻いたことでしょう。 押し当てられた額が熱く、私の意識に焼き付くようでした。>>0:95 実際のところ、私の命を繋いでくださったのは、数々の管ではありましょうが。 その熱をたぐりよせて、自我を取り戻したような気がしているのです。] (22) kumiwacake 2022/11/07(Mon) 21:13:35 |