【人】 経理課 望月 ロビン#プールサイド昼の部 >>51 >>55 >>59 榑林・富武 二人が何かよろしくないものを飲用したことと、それが何か……まではわかったものの。 さてそれらへの適切な対処なんてのは、製作者サイドならいざ知らずこちらは知らない。 ビーチチェアに立てかけられていた浮き輪を脇に抱えて二人のほうへ。 少なくとも両者ともに足はついているようだからすぐ溺れることはないだろうとして。 「ひとまずふたりともこっちにおいで、上がれるかな? 上がれなかったら僕が引き上げるから、心配しないで。 ……ともあれどうしようかな。開発部に聞いたほうが早そうかな? 対処法がわかるまでは二人共別室で待機してもらうのがいいかな」 さてまともに考えたつもりではあるのだが、そんなものを浴びた男女を隔離していいものか。 という懸念までは、効果の程度までは知らない身ではさっぱり見当もつかなかった。 ひとまず、比較的上がってくるのが困難そうな榑林の方へ浮き輪を持った手を伸ばして、 二人を岸辺のほうまで誘導しよう、という試みくらいはする。 「暴れなくていいから、腕を絡めて掴まって。 上がれなさそうな様子なら、僕も行く」 (61) redhaguki 2022/09/23(Fri) 22:37:08 |