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人狼物語 三日月国

184 【R-18G】ヴンダーカンマーの狂馨


【人】 警備員 ジュード

 
 ……あっ!ヴェレスさん!こんにちはーっ!
 お写真撮ってるんですか〜?


[迷子だろうか?とよく目をこらして見てみれば
視線の先に居たのは、時折此処の庭園に来ている
少年とも青年ともつかぬ彼だった。

男は研究などの高尚な趣味は持たなかったが、
保存施設に勤める以上、星学院の名は知っていたし
いくつもの功績が収蔵されている事も知っていた。
そして、指導者たるアスター家の名も
何かの書面や噂話で知っていただろう。

しかし、過去に次男坊たる彼を迷子と見紛えて
「ご家族は?」なんて聞いた時の返事によっては、
彼を「不思議な写真機のひと」と認識した可能性がある程に、
その家庭の事情の殆どに対して、無知であった。]
(87) 2022/11/06(Sun) 0:36:03