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人狼物語 三日月国

100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】


【人】 酔いが醒め、宵が来て ミズガネ

>>119 >>a8 >>120 キンウ

変な手順が混ざりながらも出来上がったものは、もしかすると貴方も見慣れたものかもしれない。
ようやく訪れた館の空に浮かぶ月……によく似た、まんまるな白いお団子。

「出来たぞ。月見団子だ。豆腐を加えたからしばらくは固くならないし、もちもちで舌触りも滑らかになる。
 月見をする時期はとうに過ぎているかもしれないがな……でも、この館では月が出ることは稀だ。そんな珍しい客の為に団子を用意してもいいだろう?」

楽しげに声を少し弾ませながら、団子のそばに串と小皿を並べていく。餡子、きな粉、みたらし団子のタレ……真っ白な団子を彩る飾りが勢揃い。

「そのまま食べるのに飽きたら好きなものをつけて食べるといい。お前が好きなのはみたらしだっけ?なんで好きなのかとか、話をしながら食べようじゃないか。なあ?」

普段の神経質さはなりを潜め、楽しげに目元を緩めながら貴方を見やる。
破られたと思った約束を、今ここに。
お別れする前のささやかな宴を、月を味わいながら楽しもうじゃないか。
(126) 2021/10/28(Thu) 16:06:33