【人】 二年生 田邊 夕鶴― 夏・初めての恋人の事 ― [祭りの日の夜、私はふわふわした気分のまま眠りに就いた。 「今日はありがとう。おやすみ」なんて、 寝る前にわざわざ、朱鷺也にメッセージを送ったりして。 そんな感じだったのに。一夜明けると、] ……! ……!? …………!!! [昨夜の自分を思い出して、 私は、朝から顔を覆って転がる羽目になった。 どうしてだろう。 夜はあんなに、幸せな気分でいっぱいだったのに。 昨日の自分の行い、夕方からの事も含め、 日の高い今になって思い返すと、あまりにも恥ずかしい。] (213) 2021/07/29(Thu) 19:46:41 |