足首まで浸かって水面を見ると、自分のありのままの姿が映っていた。

成長途中の男子の身体は、薄く、手足も細く、目標にしておるあの2人には遠く及ぶことがない。

いいや。これが儂なのだ。受け入れよう。
更に深く水に入り、滝に近づく。
水しぶきに手を伸ばす。
すると……。




水精に弾かれ、うしろ向きに倒れた。
目の前に、水精、一糸まとわぬ女性のあやかしが現れる。
淫蕩に堕ちた彼女たちは、こちらを見てくすくす嗤っている。



目のやり場に困っていると、彼女たちは微笑んで儂の足を撫でる。
戸惑っているうちに、その手は足の間へ……




正体はあやかしであるがそんなことはサービスシーンではどうでもよいのだ！
全裸の儂の前でばったばったと水精をなぎ倒す！
そして振り向きざま！
流石ねえや！フィギュア1008体ぽちるのである！

[おわり]