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人狼物語 三日月国

37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】


【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜

 
  
あぁ――…


[ その音に、酷く泣きそうになった。
 天色から、ぽたり、ぽたりと、汗ではない雫が落ちる。

 自分が嫌いで、他者に興味がなくて
 それでも――寂しくて、冷たくて、寒くて、


 家族は愛しているけれど、それでは足りなくて。
 他人を愛してみたけれど、それは偽でしかなく。


 ずっと避けていたものに触れられて、
 ずっと欲しかったものを与えられて、


             
――――満たされる、
]
(-129) 2020/08/01(Sat) 14:56:00