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人狼物語 三日月国

94 【身内】青き果実の毒房【R18G】


【独】 0251 鏡沼 創

企画は終わり、馴染みかけた日常にもうすぐ戻る。
―――出所が早まっただとか、早めようとしているだとかで、周囲はそれとなく慌ただしい。

『褒美』の申請はもうした。出所後の生活の保障。十分それが為されるならば、このような企画にもう参加しなくていいように。
早く出れるに越した事はない。
そう言った事に嘘偽りはない。しかし、急いて出る必要性も鏡沼創は感じていなかった。『異能』が通じるこの閉じた空間は、窮屈ではあるけれどその分身の安全も保証されていたから。
……まぁ、またこのような企画があるならばその考えは改めるけれど。
そもそも、半ばこじつけ気味に入所した鏡沼創の少年院での生活は、それほど長い期間設定されていないのだ。
(-158) sym 2021/10/04(Mon) 20:49:26