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人狼物語 三日月国


99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】

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【秘】 ■■■ アタナシアス → 宣教用 ルツ


翌日、あなたはまだ部屋にいてくれているでしょうか。

眠ったままだったグレイが、小さく呻いて身動ぎをしました。

胸に置かれたロザリオが、揺れて。
(-0) otomizu 2021/10/10(Sun) 21:47:58

【秘】 宣教用 ルツ → ■■■ アタナシアス

「……アナ?」

身動ぐのを見ると、すぐさま近寄って。
定位置になった椅子に腰掛け、あなたの顔を覗き込む。
肩を軽く揺らして、その反応を待った。
(-2) dome 2021/10/10(Sun) 22:25:13

【秘】 あなたのもとへ アタナシアス → 宣教用 ルツ

「……ん、んん…… 」

それは、目を薄く開き 覗き込むあなたの顔を見て、ああ、と安心したように口元をゆるめます。

「…おは、よう ざい、ます…

  ルツ……」

起きたばかりで、エンジンのかかりきらない 掠れたような音。
それは確かに、あなたの名前を口にしたでしょう。
(-5) otomizu 2021/10/10(Sun) 22:35:31

【秘】 宣教用 ルツ → あなたのもとへ アタナシアス

「おはよう、アナ。
 やっとお目覚めだ。よく眠れたか?」

こちらも、ほっとしたような表情で微笑む。
ずっと、眠るあなたに色々な事を語って聞かせたけれど
一体何処までを覚えているかわからなくて。
どこから伝えたものか、と困り笑顔を浮かべていた。
(-6) dome 2021/10/10(Sun) 23:00:27

【秘】 あなたのもとへ アタナシアス → 宣教用 ルツ

「はい……こんなに眠ったのは、久しぶりです。

 ……ルツの、声も。ちゃんと、聞こえてました。
 約束、果たしてくれましたね。

 それに―――」

それに。
ふふ、と楽しそうに ほんの少しだけ、まるで子供のように笑って。
(-8) otomizu 2021/10/10(Sun) 23:07:58

【秘】 あなたのもとへ アタナシアス → 宣教用 ルツ

「わたしを、望んで―――呼んでいてくれたことも。

 全部、全部。覚えていますとも」

ロザリオを両手で包むようにして、顔の近くに上げました。
どんな意味を込めて贈ってくれたものなのかも、アタナシアスは、覚えています。
(-9) otomizu 2021/10/10(Sun) 23:10:43

【秘】 宣教用 ルツ → あなたのもとへ アタナシアス

「君との約束だ、忘れるわけがない」

掲げられたロザリオを見て、はにかむ。

「……ああ、なんだ。
 改めて思い出すと照れくさいな」

「ずっと、眠っている君に話していたから、
 直接答えは聞いていなかったな。
 ……受け取ってくれるか?アナ」

もう一度、銀と黒水晶でできた50と9本の花束を示して。
(-19) dome 2021/10/10(Sun) 23:44:59

【秘】 あなたとともに アタナシアス → 宣教用 ルツ


 
"永遠に"あなたと"いつも一緒に"います。

 
 いさせてください。
 ルツ。わたしを求めてくれた、だいすきなひと」

グレイが人だなんて、とちょっとおかしくなってしまうけれど。
浮ついている今なら、許されますよね。

それの浮かべる柔らかい笑みは、もう暗い影を感じさせないでしょう。
(-21) otomizu 2021/10/11(Mon) 0:09:25

【秘】 宣教用 ルツ → あなたとともに アタナシアス

「……此方こそ。私も君が大好きだ。
 今までで一番、綺麗な笑顔を見せてくれたな」

それがとっても嬉しくて、
思わずあなたをぎゅうっと抱き寄せた。
眠るあなたを控えめに撫でたりはしていたけれど、
抱き締めるのは初めてだ。
浮かれているのは、きっと自分も同じ。

「これからはずっと、共に教会で過ごそう。
 君が心置きなく歌える場所も用意する」

にこにこしながら、"これから"のことをたくさん思い描く。
(-24) dome 2021/10/11(Mon) 13:20:32

【秘】 あなたとともに アタナシアス → 宣教用 ルツ

誰かに抱きしめてもらうなんてひどく懐かしくて。
確かめるように、それもあなたを抱きしめ返すでしょう。

「ルツ、ルツ。あなたが傍にいてくれたから、わたし、覚えてたんですよ」

あなたの名前は、壊れかけのメモリーに確かに残っています。
何度も何度も呼ぶでしょう。

しかし回した手の先、髪の先はほんの少し崩壊していて、0と1に融解しかけています。

そしてアタナシアスは、眉を下げて一度あなたの顔を見るでしょう。
(-39) otomizu 2021/10/12(Tue) 20:30:33

【秘】 あなたとともに アタナシアス → 宣教用 ルツ

「……教会へ行く前に、色々、清算していかないといけないですね。

 わたしの体、データ……それに、監察官にしたことも、おおごとになっては教会どころではないですから」

アタナシアスは、ゲーム上とはいえ"監察官を殺している"のです。
大ごとになれば、即刻回収・処分となってもおかしくはないかもしれませんから。
(-40) otomizu 2021/10/12(Tue) 20:32:22

【秘】 宣教用 ルツ → あなたとともに アタナシアス

「……ああ、よかった。
 目覚めたときも、君に覚えていてもらえて」

例え忘れていたって、また変わらず名を伝えたけれど。
何度も呼ばれる名前に、ひとつひとつ、頷いて返す。
そうしていたら、綻び始める手先が見えた。

嫌な予感が頭を過ったが、すぐに消し去り、
そっと、あなたの手を包む。
(-42) dome 2021/10/12(Tue) 23:17:16

【秘】 宣教用 ルツ → あなたとともに アタナシアス

「君の行いは確かに大事にされかねんことだが……
 今まで君が晒されてきた環境の影響を訴えれば、
 廃棄処分を免れることも難しくはない筈だ」

ここまで追い詰められなければ、
監察官に凶刃を振るうこともなかっただろうと。

「私も、君に手酷くした人々を黙って見過ごすつもりはない。
 司教らを説得して、然るべき対応を求める」

一歩も譲らないぞ、と言わんばかりに口元を引き結んで。
少ししてから、ふっと肩の力を抜く。

「……しかし過ちを無かったことにはできないのも事実だ。
 清算は、必要だろうな。
 罪を認め、祈り、行いを改めること。
 それが赦しに繋がる。だから、私も君の為に祈ろう」

あなたの未来が明るいものであるように。
(-43) dome 2021/10/12(Tue) 23:17:53