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人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

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【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

はあ…

[言っている事が分からないわけじゃない。
ただ、ついさっき自分の恋心に気付いた俺には
他の誰かとかいう話が全く響かないだけだ。
右耳から入って左耳へスルーなのだ。

言われるままにベッドに移動して
やっぱりまた失敗したらしい事に肩を落とす。
彼は二人でしたかったんだろうか。
じゃあなんで俺はまだここに置いてもらえてるのか。

考えても考えても全然分からないので投げた。
いいや。結果としてはいても良いって事になってるし。
それより宿題だ。なに食べたいか考えないと。]

あの、葛西さ――

[戻ってきた相手に声をかける前に引き倒され
また訳が分からないままベッドに沈む。

あれ、なんか前にもこんな事があったような。

……。

駄目だ。思い出せない。]
(-3) 0zakuro0 2020/10/24(Sat) 23:27:04

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[ここで何か話しかけるほど空気読めない訳じゃない。
黙って抱き枕に徹してしたら寝息が聞こえてきて
そこでようやく身体の緊張がほぐれた。

ビビッて緊張してた訳でもない。
これ位の距離、今までだったら自分から詰めてたのに
今は彼の寝息が肌にかかるだけで気恥ずかしい。
自分の知能指数が急激に下がったような気すらする。
けど嫌な気はしなかった。

もうちょっと寄ってもいいかなとか
抱き締めてみてもいいかとか、
眠ってる相手の腕の中でぐだぐだやってるうちに
俺の方もいつのまにか眠っていたようだった。

結局宿題の答えは考えないままで、
もし起き抜けに聞かれたなら「牛丼」と答えるだろう。

彼がまた何か作ってくれるかも、とは考えたけど
手料理なんて俺には「欲」にあたるので
その可能性は封印されてしまった結果の牛丼だった。

牛丼。
それは店がどこにでもあって
簡単にすぐ食べられる物の代名詞。]*
(-4) 0zakuro0 2020/10/24(Sat) 23:27:23

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[ああまた昼を食い損ねた。
起きて一番に思ったことはそれで。
これなんだっけ、ってぬくいでかいのを
疑問に思ったのが二番目。

ああ、まだ帰ってなかったのか、って
思ったけど言えばまたびくつきそうだからやめておいた。
帰ってて欲しかったという意味じゃなくとも
そう受け取るだろうことは何となく理解した。

晩飯には少し早い時間に牛丼を買いに走らせて、
久しぶりに食べると美味いなぁなんて
思いながら同時に
こいついつもこんなんばっか食ってるのかなぁと
勝手に認識したら少し心配になった。

よし、野菜を食わせよう。
なんて謎の決意をしてみたけれど
いつまで覚えているかはわからない。
明日には面倒くさくなっている可能性は大いにある。]
(19) yahiro 2020/10/25(Sun) 2:01:31

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[週明け、何にもなかった顔をして会社で顔を合わせた。
宣言通りに本当に何もなかったみたいに。
そりゃもう完璧なまでに。

それから一週間、普段通り以上の何の接触もなく
何の連絡もなく過ごして、訪れた次の週末。]


 ・歯ブラシ
 ・下着
 ・豆腐
 ・もやし2袋
 ・大葉


[仕事の帰り際に唐突に送ったショートメッセージは
一目で仕事とは何ら関係のないものだと伝わるだろう。]
(-14) yahiro 2020/10/25(Sun) 2:02:10

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[お使いが上手に出来たのなら
豆腐はその晩、和風おろしの豆腐ハンバーグに化けただろう。
付け合わせには葉物のサラダ。スープはやたら具沢山に。

もやしは一袋は茹でてめんつゆと味ぽんと
ラー油ごま油その他諸々の薬味に漬け込んで
箸休め兼酒のアテに
もう一袋は翌日まで泊って行くならスープの具に化けて
提供されることになっただろう。

メインはひき肉の残りで作ったタコライス。
野菜を食わせる野望はどうやら継続したようだ。]


 プライベートでごっちゃになるときはあるな。
 仕事中はない。

 電話とるときだけ無意識に声変わる事あるだろ?
 あの感覚だな、殆ど癖だ。


[男二人顔を突き合わせて。
飯を食って、狭いベッドで寄り添って眠って
偶に気紛れにキスをしてみる。

そんな週末を繰り返す。
物足りないかと思ったが案外抱き枕で満たされたので
まぁこれでいいかと納得する。]
(-15) yahiro 2020/10/25(Sun) 2:03:14

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[材料費は家にあるものはそのまま使い
なくて使いに行かせるものは完全折半を強要した。
二人分くらい払ったっていいが
そうすれば遠慮しだすだろうし
かといって全部出させるのは俺が癪だったので。

2週ほど手本に勝手にメニューを決めて
続く二週は何が食いたいかある程度選ばせた。

ひと月ほどのお試し期間を繰り返したのちに、
これでいいのか尋ねようとしてそのまま忘れた。

何度目だったかに…いやこれなにしてんだろうって
里芋の皮を剥きながら、ふと、不意に我に返った。
因みにこれは今夜の豚汁になる]


 ……なぁ、お前これでいいの?


[タイミングがタイミングだったのでなんとなく
豚汁の芋は里芋かじゃが芋か、みたいな問いになった。

いや、そういうことではないんだ、そういうことでは。
なおメインおかずは総菜屋のアジフライになります。
誘惑されて衝動買いしてきた代物だ。
うちで揚げ物はしない。面倒なので。
なお千切りキャベツは山盛りがノルマである。*]
(-16) yahiro 2020/10/25(Sun) 2:03:50

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[自分で希望したにも関わらず
後輩よりも近い距離というのがいまいち分からず、
結局いつも通りの日常を過ごして。

週末に何の前触れもなく届いたショートメールが
買ってこいの意なのはすぐに分かったけれど、
遊びに来ていいって意味だと気付くのには時間がかかった。

買い物してご飯食べさせてもらって
添い寝して帰るみたいな週末が続いていく。
途中、おつかい以外にデザート買って行ったり
一緒に見たい映画を持ってく余裕も生まれて、
仕事用とプライベートの違いにもだいぶ慣れてきた。

自分を僕って言う優しくて紳士な彼は可愛いけど
俺って言う彼は少しぶっきらぼうでかっこいい。

それを知ってるのは今は俺だけだって思うと
優越感みたいなので嬉しくなった。]
(-21) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 3:16:26

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

俺好きですよ、豚汁。

[調理中の相手の肩越しに手元を覗いて答える。

見当違いの答えなのは分かっている。
でもバカなふりしてわざと答えを外す。

最初に望んだ関係が続いている。
しかも行っていいかって聞くのは俺じゃなく
相手の方から連絡がくるのだ。
何なら一緒に過ごすのが当たり前みたいになっている。
最高じゃんって思うわけだ。

そりゃおうちデートだけじゃなくて外行きたいし
セックスしたいって気持ちが消えた訳でもない。
けど欲出して今の関係が壊れたら困る。
一歩進んで二歩下がるくらいなら俺は動かない。

もうこの部屋も慣れたもので、
お茶や食器の置いてある場所も分かっている。
それ以上言及される前にと食器の用意へと逃げた。]
(-22) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 3:17:05

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[いつだったか、友人に虚しくないのかと聞かれた。
虚しくないよ。今だってそう答える。

でも彼の問いかけに「これでいい」とは答えない。
この関係に疑問を挟んではいけないのだ。
俺がこれでいいと思っていても
彼が飽きたり疑問を持ったら終わってしまうから。

だからバカなふりして話題自体を流してしまおう。
また的外れな事言ってるなって
めんどくさくなって彼も忘れてくれたらいい。]*
(-23) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 3:17:48

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[最近付き合い悪ぃじゃん、なんて
にやにやしながら友人に指摘されたから
別に女じゃないとまず否定して。
じゃあなんだと問われたから少し考えてから
犬を飼い始めたと答えた。

見せろ触らせろと騒ぐので、
うちじゃなくて姉のところでと付け足して
週末だけ遊びに通っているんだという事になる。
俺の友人は大体昔うちの姉に食われていて
今はもう別の男と結婚している姉に
こっぴどく振られているのでそれ以上は黙った。

女じゃなく犬でもなく男だと言っても構わなかったが
多分あれは付き合っているとはいわないし
俺が口説こうとしている訳でもない。

じゃあなんなんだろうって?俺にもわからん。]
(-27) yahiro 2020/10/25(Sun) 14:12:40

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[この関係性に対して
これでいいのかと尋ねた問いが、通じなかったのではなく
はぐらかされた事には何となく気付いたけれど
そ。と短く一音を返しただけでそれ以上追及しなかった。

ただ何となく近くにいるから。
それ以上の理由もないこいつに
これ以上を欲しがれと強請る理由もなければ
強要する権利もない。

初めて好きになったと、こいつは言ったが。
俺は特別誰かを好きになったことなんてない。
多少の強い執着は覚えても替えも効けば
性欲が満たされればなんとなく霧散する、
その程度の感情以外、しらない。

知らない以上こいつの『好き』を否定することもできないが
こいつの言った好きは距離感がバグってる以外は
家族に対するやつみたいなもんで
プラトニックな恋人関係を望まれた訳でもなければ
唯一を求められたわけでもなく

友人にしてはスキンシップが多すぎて
恋人にしては遠慮しなくていい。
家族にキスなんてしないし
抱き合って眠ったりしないから
時折本当に、飼い犬を愛でているような心地になる。]
(-28) yahiro 2020/10/25(Sun) 14:14:00

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[それ以上を求めてこないから
それでいいんだと解釈して。
特に望まれない部分は他で消費する。

平日の夜にはそれまでと変わらず女を抱いたりもした。

ただの処理とは別の満たされないその辺の
性的に求められたいなんて欲求は
若い雄として求めてくれる年上のセフレで解消した。
終わってしまえば虚しくなるのは別に今まで通りで
何が変わる訳でもない。]
(-29) yahiro 2020/10/25(Sun) 14:14:27

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[女の気配を家に持ち込んだことはない。

恋人でもなければ、恋人前提でつるんでる友人でもない
俺が意識していないのと同じくらいに
何の意識もされていない男に対して報告義務もなければ
別段罪悪感もない身体の関係を含む交友関係は
多分このままずっと気付かれることも無いだろう。

そう思っていたが…
仕事以外では自覚がないだけで大分抜けているところの多い俺に
そんな完璧な切り替えができる筈もなく…]
(-31) yahiro 2020/10/25(Sun) 14:32:47

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

 ん?ああ、……
 すまんまちがえた


[配信サービスの中から探せばいいのに
目の前に並ぶジャケットから探して見つけるのがすきで
つい借りてきてしまうDVDを
お互いに寄り掛かったりする可笑しな体勢で見ながら
ちょっとそういう雰囲気になったときに

自宅で気が抜けきって少しのアルコールでも
意識が若干ふわふわしていれば
ない胸を揉もうとして空ぶったり
尻の肉を鷲摑んでその堅さに疑問符を浮かべたり
女に触れる様な手付きで触れては、中断する。

一緒にいる時間が当たり前になりすぎるほど
誰かの気配を感じさせることは次第に増えて言っただろうし
寝惚けて女の名前を呼ぶことに
気付かれることもあったかもしれない*]
(-32) yahiro 2020/10/25(Sun) 14:33:37

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[最高な週末を過ごしているとは言え
完璧に満たされているかと言えばそうでもなく。
落ち着くにはまだ早い年齢で
しかも今までそれなりに遊んでいた身体は
そのうち家で抜くだけじゃ物足りなくなった。

穴埋めを探しに行こうかって考えてみたけど
男を探す目線がどうにも変なフィルターがかかって
彼と比較して物色してる事に気付いてからは
何だか後ろめたくなって遊びに行くのをやめた。

その代わり、初めて大人の玩具というのを買った。
本物と比べると物足りなさはあるけど
なかなかに今の技術というのは優秀である。]
(-33) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 16:34:11

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[幸せな休日に違和感を覚え始めたのはいつ頃だったか。
触れかけては引っ込む相手の手に
溜まってんのかなって思ったのは最初だけで
それが俺にない物を求めてるんだって割と早く理解した。

恋愛感情を挟まない関係。
たまにキスするくらいで、それ以上の事もない。
この人は何のためにこの関係を続けているんだろうって
頻繁に考えてしまうようになった。
俺は彼にとって一体何なんだろう。
いくら考えても答えは出なかったけど
怖くて相手にヒントを求める事は出来なかった。

今までだったら、幸せだしまぁいいかって
適当に忘れて良い事だけ考えられていたのに
彼が何か違うものを求める仕草をする度
モヤモヤが溜まっていって幸せが淀んでいった。

決定的だったのは寝言で聞こえた女性の名だった。]
(-34) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 16:34:27

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[ごろんといつもみたいにベッドに転がって
俺が寝付く前に彼の寝息が聞こえてきた。
穏やかな寝息をBGMに俺の意識も落ちかけた時
腰へ置かれていた腕が不意に俺を引き寄せて
聞いた事のない名前が寝息の隙間から漏れた。

その時唐突に理解した。
俺が人の代わりなんだって事を。

実際のところは知りようもない。
けど今まで感じてた違和感が全部繋がった気がした。
その人にしてあげたい事を俺にしてくれて
触れたくなって代わりが女の身体じゃないって思い出す。
きっとそれの繰り返しなんだろう。

俺が女だったら、身体も必要とされたんだろうか。
女とは違うぺたんこで固い胸を撫で下す。

これが虚しいって事なんだろうかと
今になって友人の言葉が身に染みてくる。]
(-35) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 16:35:01

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[自分の中じゃ抱えきれなくなって
友達に相談したらすごい面倒そうな顔をされた。
お前がどうしたいか分かんなきゃ、
どうとも言えないじゃんって当然な事を言われて
そうだよなってその場で考える。

気付かないふりして現状維持は無理だ。
俺がしんどい。現に友達に相談してるし。
別の名前を呼ばれた時の事思い出しただけで苦しい。

けど代わりは嫌ですって言ったところで
じゃあいらないって言われたら全部失うわけで、
それが一番避けたい展開だった。

無理ゲーって言われた。
はい。そうですね。
ほら見ろ。欲が出たからこんな気持ちになるんだ。
現状に満足しときゃ良かったのに。

結局、友人から受けたアドバイスは
「本当にお前が代わりなのか確認しろ」だった。

いや、確認するまでもなくない?
女の名前呼んでるんだぞ?]
(-36) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 16:35:43

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[しかし俺は恋愛初心者なので
自称恋愛の達人である友人の提案に乗る事にした。

作戦はこうだ。
俺が別の男の存在を匂わす。
それで反応すれば少なからず執着心があるって事らしい。
もしいつも通りだったら御愁傷様。
俺は箸にも棒にも掛からない代わりの効く存在なので諦めろ、と。

諦められませんって言ったら無視された。
初恋に悩んでる友達にはもっと優しくしていいと思う。

作戦決行日はいつもの週末。
おつかいショートメールに友人の誕生会で遅くなると返し
匂いが残る程度に酒を飲んでから、
22時を過ぎたあたりで彼の部屋のチャイムを鳴らす。

襟の乱れた首筋には驕る代わりに嫌々協力してもらった
わざと見えやすく付けたキスマークが残っているはず。]
(-37) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 16:36:06

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[なかなかドアが開かなければ
酔っぱらった風な声で名前を呼んでみるけど
頭の中はほとんど素面なので羞恥心は隠せなかった。

やば。
これ、作戦以前に追い返される気しかしない。

いつかの自分みたいにドア横でうずくまって
入れてくれますようにって祈りながら待った。]*
(-38) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 16:37:05

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[飯食いにきてついでに泊ってる感覚だと思ってたから。
他に付き合いがあるなら別に
そのまま真っ直ぐ家帰ればいいのにと思わなくはなかったが。
来ると言うので待ってみる。

本当に来るかもしれないと思うのが半分
もう半分は、やっぱり直接帰るという
連絡を待っていたような気がする。

なお野菜の接触的な摂取に拘りのない夕食はピザになった。
たまにくうと無償にうまい。
明日胃薬が必要になりそうな予感を察知したが無視する。

ビールを飲みながらバラエティ番組を聞き流していた辺りまでは
辛うじて記憶にあるが寝落ちていたらしい。

インターフォンの音にびくりとして目を覚ます。
なんだっけ、ああそうだ御門だ。
いい加減合鍵を持たせようか考えては
その距離感が正しいのか悩んで
何度目かの試案はまた有耶無耶のまま終わらせた。]
(-40) yahiro 2020/10/25(Sun) 20:25:53

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[近所迷惑な呼び声に疑問符を浮かべてドアを開ける。
いらっしゃいといえばいいのかおかえりといえばいいのか
何時も解らなくて何時もと同じ挨拶を]


 おつかれ。
 まだ10時だろ…早かったな。


[まぁ入れと道を開けようとして
何時もはきっちり占めてるネクタイが緩んでる事に気付く
釦もいくつか外れて珍しいと思った視界に
魅せ付けるみたいな鬱血の後。

まるで見つけてくれといわんばかりだなぁと
思いながら、腕時計を見下ろした。
本当にパーティーならの大凡の時間を見繕ってみたら
その後に盛り上がってきたにしては早すぎやしないだろうか。
ならそもそも二人きりの誕生祝いだったら
まぁ、うん、無くはないかもしれない。

けど多分そういう事じゃないんだろうなぁと
あからさますぎる状況を鑑みて思う。]
(-41) yahiro 2020/10/25(Sun) 20:26:23

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司


 ……、……もう終いにするって話ならここで聞くが。


[こいつに他に新しく好きなやつができたとか
或いはこいつの事を好きなやつがけん制してきたにしても
男に添い寝するのなんてもう辞めたいと思うかもしれないし
付き合ってもいない男の部屋に上がること自体を
もう辞めたいかもしれない。

ゲイはその辺がフランクだなんて何時か聞いた気がするので
ただの挨拶みたいなものなのかもしれないが
つい見えてしまった、でなく、
明らかに魅せられている気がする違和感と
何となくよそよそしさを感じる相手を見て
念のためにと尋ねる。
こいつから始めるといった手前きっと言い出し難かろう。

漠然と、良い相手が居るなら良かったじゃないか、と思うのに
何となく心から喜べない自分を、薄情だな、なんて少し思った*]
(-42) yahiro 2020/10/25(Sun) 20:29:39

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

は?


何でそういう話になるんですか。

[突拍子もない言葉に思わず酔っ払い設定が崩れた。
だってこんなの想定していない。シミュレーションしてない。
予習してたのはキスマークアピールして
問い詰められるパターンとスルーするパターンだけだ。
酔っ払い面倒って追い返されるのはさっき予想したけど
さすがに関係自体を終わりにされるのは想定外すぎる。

慌てながらも顔だけはヘラっと笑って
とにかく酔ってるふりだけは継続いておく。]

寒いんで入れてもらっていいですか〜?

[答えを待たずに強引に相手を押し込んで
陽気な笑い声を演出しながら部屋に上がり込む。

頭の中はどうする?!の大合唱だ。]
(-43) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 22:04:14

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

[少なくともショートメールが来た時は
いつもと変わりなかった、はずだ。多分。
別れ話、と表現していい関係かどうかはさておき
こんな状況になったのはその後だと思われる。

彼より友人を優先したのが気に食わなかったのか
それともキスマークに気付いたからか。
このどっちかで不興を買ったのは間違いない。

けど問題なのはそんな事じゃない。
玄関先で別れ話をしても彼には何の問題もないって事だ。
彼にとってはこじれる程の話じゃないって事だ。

別れましょう。そうですね。はい終わり。
…こう言う事だろう。

これって箸にも棒にもな存在確定って事では。]
(-44) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 22:04:43

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

終わらせたいの、葛西さんの方じゃないんですか。

なんで俺とこんな生活続けてくれるんですか。

[間延びした呂律の回らない声で聞いてみる。
それで返ってきた返事によって作戦を立て直そう。
もし都合の悪い事を聞いてしまったら
酒のせいにして忘れてしまえばいいんだ。

そしたら少なくともまだ少しは
この生活を続けていられるはずなんだ。

モヤモヤは胸の奥に押し込んでしまえ。
欲は、出しちゃいけないんだって知ってるだろう。]*
(-45) 0zakuro0 2020/10/25(Sun) 22:09:19

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司


[なんでって、いわれましても。
そんな声を荒げる程可笑しなことを言っただろうか。
目をぱちくりさせて首を傾げる。

なるほど、なら牽制の方かなぁなんて納得しておく。
そんな事をしなくとも通してやるのに
そう広くない廊下を押し通ろうとするあいつと
すれ違えば割と濃い酒の匂いがした。
寝る前にシャワーを浴びさせようか……]


 なんだ。ちがうのか。
 変な顔してたから、てっきりそういう話なのかと。


[そう応えて話は終わったつもりで後を追いかけ部屋に戻る。
テレビこれ何入ってんだ?って方に意識が移って
リモコンで番組表を眺めてたら終わった心算の話題が続く。

あれ?続くんだ?ってきょとんとしてたら
ソファーに座り直そうとした
可笑しな姿勢で変に一時停止してしまった。

なんだろう、俺のせいにして止めたい感じだろうか。
まぁその方が罪悪感はないだろうね。わかる。]
(-47) yahiro 2020/10/25(Sun) 23:22:45

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[でも別にこいつの事を好きな男にこいつが
無防備に首筋明け渡してようと俺が関与するところでもなく
何なら別に好きでもない相手と超速で
祝いの一発を致してきてようと俺が関与するところでもなく
鬱血一つで不潔だと騒ぎ立てる程初心な訳でもないし……

なんでって、いわれましても。
理由なんてとくにない。]


 お前がこれを望んでて。
 俺が別に嫌じゃないからじゃねぇの?


[こいつが酔ってる時はもっと酷い酒気を纏いながらでも
割としっかり喋ると認識しているから
なんか変な喋り方してるなぁと不思議に思うだけで
それが酔払い設定だなんて気付きはしない。

中腰に疲れて可笑しな姿勢で停止していたことを思い出し
ソファーに座り直しながら逆に問い返す。]


 こんな生活をお前が止めたくなったなら
 俺がなんて言おうと終わるもんは終わるし。
 俺がもう嫌だって言えば
 おまえがなんて言おうと終わるもんは終わるけど。

 そうじゃないから続いて……
(-48) yahiro 2020/10/25(Sun) 23:23:45

【秘】 サラリーマン 葛西 聡 → サラリーマン 御門 涼司

[る以外に、なんか、あるの?
って。続けようとしてからなんとなぁくぴんときてしまった。

なるほど、そうじゃない言葉が欲しくなったわけか。
お前が好きだからとかそういう。
或いは慌てさせたかったか。

間男の気配匂わせるなんてのは
マンネリ解消に良く在りそうなべたな演出だなぁって
思ったけど別に俺とこいつは
倦怠期の恋人でもなければセックスレスの夫婦でもない。

なのでかつての愛情の再確認以前に元々が
そこになければないですね状態で
なんでこんな頓珍漢なことを始めたのかはよくわからない。
なんかあれかな、祝いの席でテンション上がって
盛り上がった拍子にやらかして滑ったかんじかな。

あるある。わかいうちはそういうことあるよね。
でもどうしてやるのが優しさかはよくわからねぇし
そもそも優しさなんてそこになければないのである。

なので一人納得してから、
なんだか生暖かい視線を向けておいた*]
(-49) yahiro 2020/10/25(Sun) 23:24:59

【秘】 サラリーマン 御門 涼司 → サラリーマン 葛西 聡

――嘘だ。

[何にも響いてない。何にも揺さぶれてない。
今日のご飯どうするって話してる時と同じテンションで
淡々と答える彼にもう酔っ払いのふりはやめた。

ちょっと前の俺だったら
何も変わらないって言葉を聞いたら満足してた。
彼が嫌だと思ってない事に安心してた。
それだけで十分だった。

でも今は彼の心ん中に別のものがある事を知っている。
だから前とはもう違うんだって
その答えは建前なんだって分かってしまう。

酔っぱらってたのでこの会話は覚えてません作戦、中止。]

惰性で続いてるんじゃなくて、
葛西さんに都合がいいから続いてるんでしょ?

[ソファーに座る相手の前に立って退路を塞ぐ。
何言ってんだって言われたら彼女の名前でも出してやろうか。
何度も聞いたわけじゃないけどしっかり覚えてる。
そんだけ俺にとっちゃ忘れられない名前だ。]
(-50) 0zakuro0 2020/10/26(Mon) 0:09:07