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人狼物語 三日月国


258 【身内】冬融けて、春浅し

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幸春 VIに投票した。

【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春



 ………なあ、幸春。


[再び 互いの情欲に溶け合う間際>>3:-35か、それとも他の機会にか。二人のこの先を言葉に乗せていく彼の表情の柔さに 少しばかりの間を持って、彼の名を呼ぶ。手に取ったテーブルに置かれていた銀のそれが、カーテン越しの光を身に纏って 仄かに色合いに明るさを持っていた。昨日、———いや 先週、彼の前に示した 番号の書かれた札と銀の鍵。]

 
 受け取ってくれないか。
 その未来を、幸春と築きたい。
 

[彼を繋ぎ止める為のものでなしに、彼との先を彩る為のものであるように。彼の前へともう一度 差し出すのは 好物を調理をしながら二人でその食事を楽しむ姿を、この甘さを現実のものへと化したい己の欲の顕れだった。]


 すまんね。………改めて、俺はその覚悟があると伝えておきたかった。


[目の前の選択を取らなくても良い、と彼に前置きをしつつ 、———彼の不安も その感情も全て、自身に向けられたものならば余さず受け止めたかった。]
 
(-0) teco 2024/05/09(Thu) 2:36:01

【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春



 ………それは、魅力的な誘いだねぇ。
 お前さんの時間を特等席で独占できるのは。


[ちろ、と舌先で口付けの名残を辿りながら、彼の言葉に奥底から込み上げるもののままに 笑みを綻ばせた。
 目の前の彼と互いに求め合える、欲される喜悦はきっと際限なく、そして器は溢れることを知らない。互いに身に纏うものへと手を向けて、素肌に触れ合い ———僅かに肌に触れる春浅い朝の冷たさは この先の温もりを待ち望む薪と化す。施される口唇のその柔さに、彼の腕の中で薄く目を細めた。 ]
 
(-1) teco 2024/05/09(Thu) 2:36:24

【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春

 

 ………っ、


[首筋へと深く圧し入れられ、肉をぷつりと千切る浅い痛苦に息を呑んだ。傷痕がどくどくと鼓動を覚え 熱を孕んだように其処だけ感覚が研ぎ澄まされていくのを覚える。触れる朝の空気が、より沁み込んで。
 普段遠慮深い彼の、その欲に没頭する行為に背筋を伝っていく背徳と浅ましい熱情が一層燻られてしまう。謝罪に対して小さく首を振る、硝子越しの眼差しに差し込む欲情の色が濡羽色の瞳を艶やかに描き換えていた。*]
 
(-3) teco 2024/05/09(Thu) 2:43:50

【秘】 葛切 幸春 → 靖国 冬莉


[己の無作法に対し、左右に揺れる首の微動が在った。
その滑らかな首筋に唯一つ、歯牙が刻んだ凹凸を癒すように舐め摺れば彼の真紅が舌腹に滲む。浮いた微量の血液を嘗め取って、覗き込む双眸の孕んだ艶に魅入られたよう息を飲む。
煽られる熱を晴らす術を取れぬ事を悔やむ代わり、項へ回す腕で彼の頭を抱き寄せた。]


 ……あんたも噛むか?


[緩く頭部を傾ぎ、作為的に首筋を晒す。逃がす先を今は無くした互いの熱を、其処へ誘い込むように。]
 
(-5) toi3 2024/05/09(Thu) 21:52:39

【赤】 葛切 幸春



 愛してる、……冬莉 、


[その言葉を聴く度に、心の在処を得たように思う。行為に至らぬ愛撫は熱を晴らすには向かずとも、揺蕩うように互いの熱を分け合って――、]
 
(*1) toi3 2024/05/09(Thu) 21:53:44

【人】 葛切 幸春


[その声掛け>>-0 は、再びこの部屋を出る間際の事だった。
思い出すまでも無い既視感。
数日前の光景が脳裏に巡る。>>0:1

光を反射する銀色は、あの時と何も変わらない。
変わったのはきっと己の心だろう。
]


 ……、


[鍵から視軸を移し、目の前の相手を見る。

――此方へ問いかける面差しは何処までも優しい。
面白い筈もない他者の躊躇や怖れを、隣で立ち止まって手を差し伸べる彼の温かさは矢張り眩く。日向の似合う存在だと、今でも思いもする。]
 
(0) toi3 2024/05/09(Thu) 21:55:32

【人】 葛切 幸春



 [――けれど、]
(1) toi3 2024/05/09(Thu) 21:57:09

【人】 葛切 幸春

 [手を伸ばす。]


   [彼の指先ごと、鍵を包み込んだ。]
(2) toi3 2024/05/09(Thu) 21:57:42

【人】 葛切 幸春


 俺の健康管理を任せる代わりに、
 あんたの胃は俺が請け負うと言ったからな。

[指先へ仄かに力を籠めて、少しの冗句を声に混ぜる。]

 俺も、あんたと未来を生きたい。

        ……受け取らせてくれ。
 
(3) toi3 2024/05/09(Thu) 22:01:25

【秘】 葛切 幸春 → 靖国 冬莉



 ……有難う、冬莉。


 [喜色を以て相好を崩し、囁くように愛しい唇へ口付けた。]
 
(-6) toi3 2024/05/09(Thu) 22:03:18

【人】 葛切 幸春


[暫時の間。
身体を離し、言い淀むよう唇を濡らす。]


 それと………、我儘を承知で、
 あくまで体が大丈夫そうならなんだが。


[歯切れ悪く言い足すには、]


 送ってくれるか。……もう少し、あんたと居たい。


[己なりの、一歩と呼ぶにも笑える話だが。
あんたなら呆れずに居てくれるだろう?*]

 
(4) toi3 2024/05/09(Thu) 22:07:05

【独】 葛切 幸春

/*
>>-0の「他の機会」を拡大解釈させて貰い…
鍵に始まり、鍵に終わる、と。鍵の出し方が天才過ぎて初回からセンスの札束に殴られていた。



改めてお疲れ様。
同じく最大級の感謝と愛を、冬莉と背後の方へ。
たっぷり期間はあると思っていたが飛ぶように過ぎて驚いた……本当に楽しかった。有難う。
(-7) toi3 2024/05/09(Thu) 22:12:32

【独】 葛切 幸春

/*
>>-4
口調云々は素を出すのが恥ずかしいだけなんで何も気にしないでくれ……。

此方も返事が遅くなってすまなかった。エピでのプレゼンが気に成りつつ…俺もゆっくり読み返す。
(-10) toi3 2024/05/09(Thu) 22:19:05

【独】 葛切 幸春

/*
居たのか笑うんだが(いいぞもっとやれ)
お疲れ、返事は無理せずにな。
(-11) toi3 2024/05/09(Thu) 22:20:02

【独】 葛切 幸春

/*
嬉しいが今の俺は普通に照れるし同じ事を思っている。
其方の手腕は元より、如何なっても受け入れてくれそうだなという信頼が……。
此方は冬莉の一挙一動に大体吹っ飛びながら全力で拍手していた。

>>-13
喋ってくれて構わないんだがww

のんびり待つし何なら寝る可能性も高く申し訳ないため、其方も本当無理なく。自愛一番大事。俺も緩々灰に返事やらプレゼンするかもだし
寝るかもしれない……。


延長、俺は喜んで。勿論其方の都合に合わせてな。
(-14) toi3 2024/05/09(Thu) 22:34:40

【独】 葛切 幸春

/*
此方こそすまない、どうも眠気にやられるのが早い……。
俺も週末は他より時間をとれると思う。

いや、忙しい中にむしろ感謝を。のんびり灰を眺めておく。
(-16) toi3 2024/05/09(Thu) 22:58:31

【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春


[感覚が澄んだ肌を掬う軟体に目を細めながら 、眼前で僅かに窺えた舌先に映える赤の色合いを視線で追う。喉仏が揺れるのを、———彼の体内へと、自身を巡る液が下っていくのを覚え 酩酊に近い錯覚に 頭がぐらつく、のに。]


 ……… 据え膳食わぬは男の恥、だな。


[誘い込むように 彼が囲い込んで、薄い肌で覆った急所を晒して撓らせるものだから、言葉とは裏腹に眼差しに熱が更に籠ってしまうのは許してほしい。肉の少ない、しなやかなその皮膚へと唇を薄く開き 、赤みを帯びる昨夜の情欲の跡に重ねて這わせていく。 視線だけ上げて 彼の表情へと意識を向けながら 襟首を僅かに引っ張り 鎖骨間際の柔肉に歯を立てて、圧し入れて。欲を押し付けるように 尖りはぷちり、と繊維を千切り ——— リップノイズを鳴らして その味を確かめては 顔を上げる。]
 
(-17) teco 2024/05/10(Fri) 0:37:52

【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春



 何れ、———此処で迎えてくれるのを、楽しみにしているよ。


[余韻が残る前に、その柔い口唇へと押し付けて 此方も口付けを一つ。]
 
(-18) teco 2024/05/10(Fri) 1:12:31

【秘】 葛切 幸春 → 靖国 冬莉


[美味そうに見えたならいいが、★曹ュ声量で笑う。硬質な感触を肌身に知って、手招いておきながら身構えるように暫時息を詰めた。彼の髪へ挿し入れた指が 僅かに強張り力が籠る。]


 …… 、


[明け渡した急所に走る 確かな痛みを快く思う日が来るなどと。相手でなければ知り得なかった悦に口の端が撓った。作為的な誘いへ律儀に応えてくれる彼が愛惜しく、皮膚と一緒に心臓まで喰らい付かれたように鼓動が高鳴る。堪えた熱の分だけきっと、強請るような視線になった。
──唆したのは此方だと 言われようとも文句は言えない。]
 
(-21) toi3 2024/05/10(Fri) 21:43:36

【赤】 葛切 幸春


[背に、柔らかなシーツの感触。幾許かの驚きに見開いた双眸をやがて緩く細め、見上げる男の頬を撫でた。傾けられる情に隠し切れない喜びを覚えて。
己の体へ沈んで行く鼻梁を見送れば、焦燥感に呼吸が乱れ 擽ったさに顎が浮く。一度は引き結んだ唇から 堪え切れずに力が抜けた。]


 
冬莉 ……

  
[好きだ。愛してる。あんただけを 、]



   [喜悦に濡れた声は、互いの吐息に消えただろう。*]
 
(*3) toi3 2024/05/10(Fri) 21:52:51

【人】 葛切 幸春


[此方の意を汲んで、返される響きが心地好い。>>8]


 ……ああ、大事にする。


[噛み締めるように呟いた。
出会ったあの日から
――余りに無防備で、これ以上に情の深い話はない。迷いながら手を伸ばせなかった己の前へ、未だ選択肢は此処に在ると示すかに 何度も鍵を差し出してくれた彼の心を思う。
その線引き>>5 は知り得ない。唯今日まで、歩幅を合わせるかのような自然な厚意を幾度となく感じて来た。そしてその優しさに救われた己が居る。仮令彼が彼自身を如何思っていようとも。]
 
(10) toi3 2024/05/10(Fri) 21:57:38

【秘】 葛切 幸春 → 靖国 冬莉



 そうだな……縫いぐるみよりも、と選ばれたからには。


 [離れ行く唇を見送って、掌に残る鍵を大事に包み込んだ。]
 
(-22) toi3 2024/05/10(Fri) 22:01:23

【人】 葛切 幸春


[多分に甘さを含んだ軽やかな受諾>>9 に 安堵染みた笑みを刷く。ものの、次いだ提案に眉をぐうと寄せる事となる。]


 いや駅までで……いいんだが、………。
 

[言い掛けて、先程よりも長い沈黙。
先程本望だと応えてくれた彼の柔らかな、或いは嬉しそうな表情を瞼の裏に反芻するように。手の内の鍵を握り締めて頷く。]


 甘えてもいいか。駅より、幾らか遠いが。


[この最寄り駅から三,四駅分隔てた距離に在る己の住処安いアパートまで。残り時間を惜しむように、行先を告げた。*]
 
(11) toi3 2024/05/10(Fri) 22:08:19

【独】 葛切 幸春

/*
三,四駅は都会だと近過ぎるか……?と悩みつつのお疲れ。


>>6>>7
ここを揃えてくれるところが流石だと。(愛)

何度も読みたい・実際何度も読んで
吹っ飛んで
しまうのは其方の文章だ。場面によって前面に押し出されている魅力は変わりながらも、根底でいつも相手(幸春)を案じてくれる冬莉の人柄を感じて愛さずにはいられない……。
(-23) toi3 2024/05/10(Fri) 22:21:57

【独】 葛切 幸春

/*
>>-20
俺は凡そ雰囲気でやってるだけなんで、続くも纏めるも今回に限らず都度あんたも好きに動いてくれたら。有難う。赤窓は〆た、また今度な。
と言いつつ無理をさせていないか心配になるというか進行中から本当に申し訳ない……。
(-24) toi3 2024/05/10(Fri) 22:27:05

【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春



 お前さんに代わるものなんて無いよ、幸春。


[顔を離して 手渡したものを大切そうに手元で握り締める彼に目を細め ]


 ……だが、お前さんの携帯のアイコン。黒い犬、———そういや、あれ。


[続く言葉の代わりに笑みを起こして、昨日の話>>-0:14を思い起こしながらそろりと彼の短髪へと触れていく。
 コミュニケーションアプリの中で 突如変わった犬のアイコンに対して気に留めていなかったが、彼の言葉回しを意識すれば………、俺もアイコン、変えるか。≠ニ。出来れば、青みがかった黒い毛並みの良い犬の画像があればいい。凛とした顔立ちの、そうまるで——————。]
 
(-25) teco 2024/05/11(Sat) 11:47:07

【秘】 葛切 幸春 → 靖国 冬莉


[存在も、在り方も。
代わりがないと肯定してくれる言葉に胸が熱くなる。

彼が己にとって唯一の存在代わりのないであるからこそ。
幸福に眦が下がった。]
 
(-32) toi3 2024/05/11(Sat) 20:02:46

【人】 葛切 幸春


 アイコン。ああ、可愛いだろう?
 少し癖っ毛の、ふわふわとした毛並みで。何となく冬莉に似ていると思ったらつい。あんたの小さな頃はあんな感じだろうかと……、まあ……。

[犬と人間で在るからには雰囲気の話ではある。だが一目見て変えずにはいられなかった事を、髪へ触れる柔い指先に背を押されるように点々と語って手に手を重ねた。尤も 文字の上で繋がっていた数日に相手を思い起こしていた事実を白状するようで、最後には言葉をやや濁しもしたが。]


 ――変えるのか?


[水を差すとは知りながら残念そうな返事になった。]


 あの眼鏡のアイコン、あんたらしいと……
 ……可愛く思っていたんだが。


[この数日で慣れ親しんだ画像に少々愛着が沸いた事を許して欲しい。]
 
(13) toi3 2024/05/11(Sat) 20:04:35

【人】 葛切 幸春


[彼の喜色が深まった笑顔を眺めて、また一つ選択を許された気持ちになる。儘に吐露すれば、>>0:-27対等で在る事を説いてくれるかも知れない。昨夜を思い出しながら携帯を弄る横顔を眺め――横から其処だと示した地図の上、確かに保存された己が住処を知り 頬へ一度口付けていた。]


 ……ああ。


[靴を履き、相手の隣へ立つ。
あの日一人だった帰り道を二人で辿る喜びに笑い、重ねた指先を絡めて扉を潜った。]
 
(14) toi3 2024/05/11(Sat) 20:05:15