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![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ朝のルーチン。2日に1度のサンドイッチ。 いつもと同じメニューを頼む。 「ありがとおございまあす。」 レシートを受けとり、馴染みの店主に手を振って。 齧りながら通勤の道を歩いた。 街は今日も、取締法のせいかどこか縮こまったような様子。 それを横目に眺めながら、小さく、溜め息を落とした。 (6) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:56:40 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラもうこのレシートに、メッセージが載ることはないのだけれど。 ダニエラ・エーコのルーチンは、そう易々と変える訳にもいかなかった。 だから、こうして無意味な行為を、きっとこれからも繰り返す。 レシートをついちらりと見つめてしまう癖も、きっと、そうそう直らない。 (&7) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:58:29 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ頷くことは、できなかった。 もしかしたらまだ縋っているのかもしれなかった。 あの明るい日差しの中のような日々に。 まどろみの中で見た夢のような日々に。 …だけど多分、本当は。 この裏切りに気付かれた以上、同じものには戻れない。 ――それだって、全部、覚悟の上のつもりだったのに。 腕の中であなたの震えを感じても、少しの間はそうしていた。 どこかでそうっと身体を離して、行こうか、なんて まるでどこかに出かけるみたい。 連れて行く。冷たい檻の中。 冷えた身体にともる熱に気付くことすら、 もう女にはできるはずもなかった。 ひとつ、学習した。やっぱりどんなときでも笑わないと。 どうせ戻れないんなら、恨まれた方が、ずっといいはずだから。 (-193) oO832mk 2023/09/18(Mon) 16:28:24 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ/* お疲れ様です、おさとうかえでです。 昨日日付変更直前になってお送りしてしまったこちら >>2:96 の白の続き、どういたしましょう? 墓落ちのメンバーが壮絶でしたし、流して頂いても構いません。 その場合はこちら手隙の時にまたベーカリーに遊びに行かせて頂きますね!(できたら……) ただお忙しくてまだ着手できていないだけなどでしたら申し訳ありません、催促の意味ではないのでゆっくりどうぞ…! おさとうかえででした! (-198) oO832mk 2023/09/18(Mon) 17:34:16 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡/* お疲れ様です。 お世話になっておりますおさとうかえでです…(ここに任意の感情) 手が空き払った頃に牢獄の様子を見に行きたいと思っているのですが、事前に牢獄の様子などで留意事項などありましたらとご連絡致しました。 あとお預かりしている荷物ですが、同じく落ち着いた頃に情報屋ロッシを利用して内容を知ろうかなとも考えています。 なにか不都合ありましたらお教え下さい…… お返事の方も、そちらが落ち着きました後でかまいません。 まだ暫く伺うまでかかると思いますので…………。 よろしくお願いします。おさとうかえででした! (-201) oO832mk 2023/09/18(Mon) 18:00:39 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>9 カンターミネ 「……あーーー」 見回りの途中。丁度休憩にさしかかろうという頃。 遠目にそのライムグリーンを見つけた女は、間の抜けた声を上げた。 てってと後ろから近寄ると、食べ歩きのさなかであることも加味ひとつせずにその片腕に絡みついた。 「ミネだあーーー。」 「なにたべてるのお?おいしそお。」 笑顔をへらり、向けている。 #街中 (10) oO832mk 2023/09/18(Mon) 19:16:27 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ腕に触れる手が微かに震えている。 笑顔も、いつもの寂しいのを隠す 作り笑い だった。甘えた声は、縋るようで。 ――まあ、きっと、無理もない。 (-206) oO832mk 2023/09/18(Mon) 19:16:42 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ/* お疲れ様です……!昨日は…………(目を伏せる)(首を振る) ありがとうございます。お話したかったので嬉しいです。 では少しスローペースとなりますが、お付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (-226) oO832mk 2023/09/18(Mon) 21:17:17 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオカップを受け取られると、またにこやかに。 いいんですよおと、間延びした声。 「お約束う、でしたからあ。」 「ふふー。お隣、失礼しまあす。」 ビニール袋の中には自分の分も買ってある。 紙の土台をたたみ潰して、同じだけ砂糖の入ったそれを傾けた。 「やったあ。じゃあやっぱりい、気まぐれの頻度をお」 などと宣いはしゃいでいる。 お取置きの件で充分とは思っているので、これは冗談だ。 「あ。猫お。ふふー、そうなんですねえ。」 「実はあたし、猫とか触ったことなくてえ…」 「お名前とかあ、あるんですかあ?」 (-231) oO832mk 2023/09/18(Mon) 21:36:12 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>13 カンターミネ 「んふふー。ごめんなさあい。」 ぺろりと小さく舌を出す。 そんな中、鼻先に刺激的な香り。…辛いんだあ。これ。 ちらりとあなたを窺う。少しだけ、悩む素振り。 結局ぱくりと食いついた。 ひん。口の中が痛くて熱い。涙目だ。 「からいぃ……。」 「ミネー、こんな辛いの、よく食べれるねえ…。」 女は子供舌だった。 さっきと違う意味で、また舌を出す。 #街中 (14) oO832mk 2023/09/18(Mon) 22:18:03 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ辛さに堪えるふりをして、ぎゅ、ともう少ししがみつく。 大丈夫。大丈夫。ただの、仲良しの2人組。 「……うん。」 すり、と腕に頬寄せた。 それも辛さに堪えてるふりで、やり過ごす。 (-242) oO832mk 2023/09/18(Mon) 22:18:21 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡/* 心の準備をしていましたが傷は深いです。 おさとうかえでです。 まだ未確定なのだろうな〜とは思っておりましたので、お気になさらず…! ジェラート屋さんが使えることに今1番驚いています…使えるんだ!? 何も知らずに後日ジェラートを食べる予定でした。そのままでもいいかも…… すごい。開けてほしそおに見える。すごい。(語彙) ダニエラはあまり開けることに乗り気ではなさそうなので、ソロールしながら展望を見てみようかなと思います。持っててよかった叢魔窓。 よければそちらで開けることになりましたら、秘話にて描写をくださいませ。…墓下って叢魔窓見えましたよね!?(確認) 未確定が確定してからの方がよいかな?と様子を伺っておりました。 その方がよさそうでしたら合図を頂けましたら参じます。 なにとぞよろしくお願いいたしますねm(_ _)m (-253) oO832mk 2023/09/18(Mon) 23:01:58 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「え。ほんとおですかあ。ふふ、やったあ。」 「じゃあたあくさん、期待しちゃいましょお。」 弾むような声と、揺れる足。 それでもどこか気怠げなのは、間延びした語尾のせいだろう。 「んー。そう見えますう?」 「見るのは可愛いんですけどお。」 「…ふふ。Coccoちゃん。かわいいお名前ですねえ。」 続いた言葉に、んー、と人差し指を口元に。 「…キョーミは、ありますけどお……」 むすとまさにその口元が尖る。 微かに翳った表情にまで、あなたが気付いたかどうか。 「……今は、どおでしょおねえ。」 「いろいろと、物騒ですしい…。最後まで、飼えるかなあ…」 “物騒”とはまた迂遠な表現だと自分でも思う。 誰がどんな理由で逮捕されるかも分からない法案に、言葉を選んだと言えばその通りなのだけれど。 (-261) oO832mk 2023/09/18(Mon) 23:42:12 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>15 カンターミネ ひとつ歳上だろうが何だろうが、褒められるとやったあと声を上げる。 そこに関しては、相手が旧知のあなたでなくともほぼ変わらないのだが。 「うー。ミネ、胃とか傷めないよおにねえ。」 時すでに遅しな気はする。 トラメッツィーノは一口だけで御遠慮させていただいて。 ただ元来は戴けるものは迷わず戴く女だったので、歳下だろうがお言葉に甘えるらしい。 「あたしもお、コーヒーでえ。」 この子供舌の女は、コーヒーに砂糖をふたつ放らないと気が済まない。 …きっと、あなたもとうの昔に知ることだろうが。 #街中 (16) oO832mk 2023/09/19(Tue) 0:18:55 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネへへ、と見えないところではにかみ笑顔。 ぎゅ、ともう一度。もっと。しがみつく力を強めて。 …それでも、コーヒーの注文が終わる頃には身体を離す。 もう大丈夫。まだ頑張れる。このほんのひとときの触れ合いを心の糧に。 それにあんまりくっつき過ぎると、今度は不自然になってしまうかも。 コーヒーも飲むし。と。 (-265) oO832mk 2023/09/19(Tue) 0:22:17 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「…好きなんですねえ、みなさんのことお」 裏切られたくないというのはそういうことだ。 同意を得られたことで女は確信してくすりと笑う。 あなたにとっても大事な人達なのだ。それを知れただけでも女には大きな収穫だった。 「ふふー。そおですかあ。」 「あたし、結構うさんくさいかなあって思ってたんですけどお」 聞かれなければ言わない、聞かれたとしても答えないつもりだったことの数を数える。 幾らでも不審に思える要素なんて、あっただろうに。 だけど、『捕まって欲しくない人』の話をした時くらいから、あなたのそれには気付いていたのかもしれない。 …少なくとも悪しくは思われていないこと。それくらいは、女にも。 (!15) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:08:30 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ急に立ち上がったあなたにはぱちくりと――することもなく、女はただその瞳でにこりと笑う。 何のことやらぴんと来てはいなくとも、そこには多分に母の影響も残されていた。 …女について調べなかったあなたが知るはずもないけれど、女の母は、娼婦だったから。 励ましの言葉には少しだけ浮かぶものがあった。 誰か にとっても、いい娘でいられていただろうか。使い勝手のいい駒だとしても構わなかったけれど、…そう思われていた方が、ずっと嬉しいのなんて当たり前だった。 そうする間に徐々に近寄るあなたに今度こそきょとりと目を瞬かせた。 だってまさか、思ってもいなかったから。 それも今『人を信じられない』といった男の口から。 (!16) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:09:21 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「――あ」 その手が髪に触れた時。 多分誰かの手の平とも重なって。 それは本当に似ても似つかなかったと思う。 粗雑で下手くそなあの手とあなたの手では、 きっと昼と夜ほどにも違う。 だけどそれだけが理由じゃない。 見透かされた心地への動揺と、何より、何も知らないあなたからその言葉を貰えたことが。 ――まるで本当に 認められた みたいに思えてしまって、ゆらりと視界を歪ませた。どっちつかずの蝙蝠が、居場所をひとつ認められてしまったように感じられた。 「……っ、ごめ、なさ……」 元からいろんなことが重なって溢れる寸前のグラスだった。 溢れ方も分からなくなってしまったから溢れず済んでいるだけだった。 しとりしとりと、雨粒のように頬を伝い落ちる。 急に泣いたって困らせるだろうに。今度は止め方の方がわからなかった。 慌てて眼鏡を取り払い涙を拭う。 それでも簡単には、止まってくれそうにない。 (!17) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:10:06 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ/* お疲れ様です。 ァァァ催促したみたいですみません! ご確認ありがとうございます!エリカさんに報告をさせていただきますね。 斜陽騎士も希望者なしで今回はおりませんから、耐性のない役職でしたら、もう……(スンになる) そちらから特別ご要望がなさそうなら、ダニエラの手で罠に嵌めた実績が欲しいですと挙手を致します。 具体的には、どうしようかな……。 子供たちに拾わせた『落し物』をニコロさんに届けさせて、それを署に持ち帰る途中でA.C.Aに声をかけられ逮捕とか。 (落し物はマフィアと関わりのあるなにかで、子供たちは「お姉ちゃん」からその落し物を預かったと言います) それか普通に、マフィアの知人がいらっしゃればその方と会った帰りを待ち伏せしていたA.C.Aにより逮捕でもかまいません。 こっちはダニエラが罠に嵌めないパターンになりそうですが、代わりに手錠をかけるのがダニエラになりそうです。 どちらかお選びいただけましたらと思います。 もしほかに案がありましたらそちらもお伺いできますのでどうぞご提案くださいませ。 (-301) oO832mk 2023/09/19(Tue) 5:56:09 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>17 カンターミネ 「…ええー。」 「いけないんだあ…。」 なんて。ちょこっと半目でそう責めたあと、軽く肩を竦めてくすりと笑う。 今日のところは大目に見てあげただけだ。 コーヒーを受け取る頃にはさすがにじゃれつくのもやめている。 ありがとお、と笑顔で受け取って、ストローを口にくわえ啜って。 「んー。そおだねえ、休憩中…。」 「電話の方があ、いいかもお。」 「あんま長引いて警部補さんに見つかったらあ、怒られちゃうしい。」 ただでさえ日頃の態度を『仕事だけは真面目にしている』の1点で見逃してもらっている自覚はある。 こわいんだよおなんて本人がいないのをいいことにへらへら笑った。別に怖いとは思っていないので風評被害だ。 #街中 (20) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:09:51 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネあなたのその顔を見た女は、ほんの一瞬迷う様子を見せた。 「…ううん。そっちも、電話でえ。」 リスク回避だ。 こう見えても内通者なんてしているから、その意識は人一倍強い。 そうでなくともこのご時世だ。 (-302) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:10:06 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「つまみ食い…。いいなあ。」 甘美な響きだ。羨ましい。 大袈裟にしかつめらしく顔を作って、すぐにくすっと崩したり。 「いや、機会なくてえ…。」 「この歳になって触ったことないと、なかなかあ。」 「今度猫カフェとかでデビューしてみようとは思ってるんですけどお…。」 女の子かあ。なんてふわふわ。 白くにごった茶色がカップの中で少し揺れる。 「んー……。」 「ほんとおにい。」 曖昧な笑みでコーヒーをまたひとくち。 それで心中を誤魔化した。…いつか、落ち着くんだろうか。これは。 「でもそれじゃあ、心配ですねえ。」 「お兄さんに何かあったらあ…。」 「…これは不謹慎ですねえ。ごめんなさあい」 そうなりかねないあの法案が全て悪いわけだが。 それでも余計なことを言ったと思った。苦笑い。 (-304) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:27:35 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ/* わーお。凶狼さま。それはそれは……。 ご連絡ありがとうございます、その形で大丈夫です! じゃあ手錠掛けに行っちゃおうかな……。 そちらも襲撃ロールで大変でしょうし、こちらからの襲撃ロールは省略でも構いません。 その点もお任せ致しますので、以上よろしくお願いいたします! (-364) oO832mk 2023/09/19(Tue) 12:41:40 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>21 カンターミネ 「ふうーん。」 聞いちゃったもんねー。 やおらにその表情はにこにこ顔へ。 「んふふ、そお。がぶがぶーってえ。」 「変わってないよお。いつでもかけてえ。」 「…あー。起きてたらあ、出るねえ。」 仕事が終わると眠いとばかり。 立ち去るその背を見送って、ずぞとストローを鳴らすと女も仕事へ戻っていった。 #街中 (25) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:28:35 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ――当然ながら、寝やしないので着信にはすぐ応じることとなる。 「えー。自衛い…?」 てんで見に覚えがない。そういうものである。 んー、と悩む音がして。 「ミネがそうして欲しいならあ。」 本当にわかっているかは不明だが努力はするらしい。 …そして本命の話は、まあ。 あの時の翳った顔を見れば少し想像のできたことだった。 「……」 スピーカーの向こうの声。 忘れられない夜を越えて、約束をその身と指先に刻んで。 それでもまだ聞き分けのいい顔をしないとすぐには頷けそうになかった。 …行ってきます、とお母さんの声がする。 子どもは聞き分けよく笑顔でそれを見送った。 でも、それを最後に聞いたのは、果たして、彼女が死ぬ何日前の事だっただろう。 (-397) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:29:34 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ 「…………」 「…………………………………」 「やだ…。」 小さな声。子どもの頃は我慢して、できなかったこと。 言ったって仕方がないことに、駄々こねて。甘えて。 笑顔に隠さず、自分の気持ちを口にして。 「ほんとは、やだよお…。」 ――それが、本心だ。もちろん。…だけど。 「………でも、がまん、するう。」 「ミネは、傍にいるんだもん。…いてくれるって、約束してくれたんだもん…」 もう子どもでは、ないから。 嫌なことも呑み込まなきゃいけないときがある。きっと、今も、そのときだ。 (-399) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:34:55 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡/* お疲れ様です。 周囲が立て込んでおりますが、(PLが)お話したいので捻り出そうとしているところです。 今晩までには開始を送るつもりです…ので、そのつもりでいてくだされば! よろしくお願いします! (-409) oO832mk 2023/09/19(Tue) 17:15:30 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネあなたが牢獄にいるのなんかやだ。拷問されるのなんてもっとやだ。 だけどどこかに逃げようだとかは言わなかった。 あなたの大切なものが自分だけだなんて自惚れはしないから。 自分だって大切なものがもうひとつある。――いや、更にもうひとつ。 「……ぁは」 静かに目尻を指先で拭った。 言葉通り結婚式に乱入して新郎に殴り込むライムグリーンの髪が浮か――びはしなかった。 だって女の中では最初から、そこにいるのはあなただったから。 (-415) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:04:45 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「…うん、……うん、……いいよお。」 「それじゃあ、ミネがドレス着てえ」 「あたしはあ、タキシード着てえ」 少しひねくれた夢をなぞる。 あなたがどんな言葉を返すか、聞きたいから。 表じゃ素直なダニエラ巡査は、本当は少しひねくれ者だ。 「それでね、ミネの人生は」 「ぜえんぶ、あたしのものになるんだあ。」 ……幸せだねえ、って。小さな声。 サングラスの上司がコーヒーなんかいれてくれたら、もっと、もっと嬉しいけど。 「………ミネが、もらってって言ったんだから」 「やっぱなし、は、なしだかんねえ。」 くすくすと女は控えめに笑う。 いやなことはたくさんあって、こわいこともたくさんあって。 今だって本当は最悪の気分だけど。 描いた夢を想いながら左手小指に口付ける。 マリーゴールドの花が、まだ、綺麗に咲いていた。 (-416) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:05:17 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡かつ、かつ。 革靴の底が床を鳴らす。 軟らかなくせ髪を揺らしながら、まっすぐに女は通路を進んだ。 そうしてとある鉄格子の手前で女は止まる。 ノッテファミリーの幹部。そして今は、反社会組織取締法の下投獄された罪人。 …静かな声で、その名を呼んだ。 「…アレッサンドロ・ルカーニア。」 眼鏡は外していたから乱視で視界はボケていた。 そんな、ミントブルーの瞳が、檻の中を映す。 (-425) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:50:44 |
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