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![]() | 【雲】 宮崎暁[ 僕が履いていたズボンの 太ももに付いた痕はきっと……。 甘い悲鳴で訴える結月に こんな時でさえ悪戯心が顔を出す。 君の想像していないようなことをして 君を掻き乱してしまえばいいと 少年心にも似た愛情が舌先に乗ってしまうんだ。 ] (D27) 西 2024/06/29(Sat) 20:56:18 |
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![]() | 【雲】 宮崎暁[ 君を掻き乱すことに夢中になれば せっかく君が何か訴えようとしてくれたのも はじめは聞きのがしてしまう。 声色から溶けでる理性を絡めとって 蕩けた声が限界を示す。 呑まれた君が不安にならないようにと 力強く掴んだ指先が小さな痕を作ると そこでようやく僕は、君の声に気づいて。 ] (D29) 西 2024/06/29(Sat) 20:56:49 |
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![]() | 【雲】 宮崎暁[ 僕は蜜を吸うのを止めると、 指先を濡らしたまま結月の手を握る。 この先のことへ大きな期待を膨らませた 僕の身体はまだ触られていないのに熱くて 結月がどうするか しばらくは彼女に任せるつもりはあるけれど 戸惑うようならきっと僕は 綺麗なその指を手に取り誘導したことだろう。 (D31) 西 2024/06/29(Sat) 20:58:04 |
![]() | 【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁…………? そう?別に謝ることでもないでしょ? [ 誉め言葉なのかな、って思ってたし 別に嫌な気持ちになったわけじゃないから さらりと流してしまう。 別に失礼だとも思わなかったんだ。 ただ、私が褒められるとは思ってなくて その意味が分からなかっただけ。 だから、深く考えることもせずに。 ] (-22) alice0327 2024/06/29(Sat) 23:10:07 |
![]() | 【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁……デートが楽しかったら 自然とそう思うんじゃないかな。 [ 誘える相手が君しかいないから それだけの理由で誘っても、君の願いは叶わない。 君とがいい、だから一緒に行こう、って。 私がそれを言える日が来るって想像出来てなかった。 だって、遊びなんだし。 心を明け渡してしまっても 別れが待っているなら辛いだけ。 最初のうちは渡すつもりも奪われるつもりも …………君の心を奪うつもりもなかった。 ―――そのはずなのに。 ] (-23) alice0327 2024/06/29(Sat) 23:10:56 |
![]() | 【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 手を握ってみるとか、ちょっとした悪戯はしたけど 私はずっと星ばっかり見てた。 星明かりに照らされてる間は、 君の方、ほとんど見なかったな。 君がどんな顔をしてみてたのか ちゃんと見ておけばよかったって。 別れが近づいてから思い出して 胸がぎゅっと締め付けられる。 お揃いのストラップだって、 最初は気にせずペンケースにつけてたから 少し汚れてしまって。 今思えばもったいなかったかも。 なんて、その時は何とも思ってなかったことが 後になって気になってしまう。 どうして、こんなに変わっちゃったんだろう。 ] (-24) alice0327 2024/06/29(Sat) 23:12:53 |
![]() | 【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 重ねた時間が、増えれば増えるほど 心が君との楽しい時間で満たされてた。 あれほしい、ってちょっと無茶言って いじわるしたつもりだったUFOキャッチャーで 見事にお目当ての物を取ってもらったときは すごいすごい、って目を輝かせてた。 ゲームセンターのバスケゲームでは 夢中になってたのを他の人に見られて お似合いのカップルだって言われたりもしたな。 大した点差じゃないのに勝ったってはしゃぐ君に むぅっとした顔をして見せて 次来た時は勝つから!って言ったり。 日差しの中、いつもなら躊躇いなく詰める距離も この時ばかりは少し恥ずかしくて普段より空く距離。 可愛い、のたった一言にも照れて目を逸らして。 私たちで綴った青春の一ページ。 鮮やかな時間が大切でたまらない。 ] (-25) alice0327 2024/06/29(Sat) 23:14:04 |
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![]() | 【雲】 宮崎暁[ 既に繋がりを求めて疼く身体を抑えて ねだる待宵、誘う冬暁。 結月に全てを委ねた僕は彼女の手を 目でそっと追いかける。 最低限鍛えてはいるものの 筋肉質とまでは言い難い身体を 結月の細い指が撫でていき、 太ももに触れられれば もどかしさに身体が震える。 手を誘導したら 僕がこの続きを求めていることも 結月は気づいくれたみたいだから。 ] (D39) 西 2024/06/30(Sun) 0:42:18 |
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![]() | 【雲】 宮崎暁[ 本当は、結月に言わせたかった言葉なのに。 結月が愛おしいあまりに 僕が先にその言葉を口にしてしまう。 どこまでしていいのかって 僕が逆の立場で感じていた戸惑いを 慣れない結月が感じなくていいように。 言葉にすれば、自分も熱くなるんだって 初めて体感することになった僕はというと 結月の目の前に晒すことになるもっと前に 既に大きくしてしまっていたのだけれど。 (D42) 西 2024/06/30(Sun) 0:43:46 |
![]() | 【独】 宮崎暁[ 君のことを本当に好きになってしまってから 僕にはずっと戸惑いがあった。 前みたいな甘いやり取りを繰り返す時も こうして地獄の釜に足を浸している時も 僕にとって君はお姫様で 守りたい、大切にしたい、そんな存在だった。 だから僕はずっと自分が守るんだって 結月の前では気を張ってばかりだった。 それが僕にとって、幸せだったから。 ] (-31) 西 2024/06/30(Sun) 0:44:07 |
![]() | 【雲】 宮崎暁[ たどたどしい手つきが 敏感な熱にはかえって鋭利な快感になる。 気を遣ってくれているのだろう 僕がじれったさに耐えきれず 切なげな吐息を零してしまったら 今度は柔らかな手に包まれて だんだんと加減を覚えた手つきに 僕は身も心も籠絡されていく。 君の手で昂る僕はきっと君の瞳の中で 誰も知らないような甘い顔をしていたはず。 ] (D43) 西 2024/06/30(Sun) 0:44:43 |
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![]() | 【独】 宮崎暁[ 悪友のようなやり取りが、好きだった。 何気なく訪れる悪戯な笑みの応酬。 対等に、自然に、悪意も、他意もなく。 僕が普通になれて 受け入れてもらえた気がしたから。 結月とは友達になれるとも思っていて、 その頃から僕は結月に惹かれて 初めて君に目を奪われたから。 悪戯をされることも からかわれたりすることも 他でもない君だったから 生まれて初めて、嬉しいと思えたんだ。 ] (-34) 西 2024/06/30(Sun) 0:47:18 |
![]() | 【雲】 宮崎暁[ 結月の言葉に従うまま閉じた瞼の裏には あの微笑みが魔法のように絡みついていて 指だけでも気持ちがいいのに 口に含まれてしまうと初めての暖かな感触に 腰を浮かすくらい反応を示してしまう。 見えないだけで、敏感さが増すんだと 僕はこの時に初めて思い知ることになる。 条件反射で薄目を開くと ]その時に見えた光景にしばらく釘付けになって それでもまた目を閉じるのは 僕を虐めようと夢中になっている君が好きだから。 (D44) 西 2024/06/30(Sun) 0:49:05 |
![]() | 【独】 宮崎暁[ 僕だっていっぱしの男子だ。 自分の好きな女の子とのことを 想像したことがないわけがない。 でもいつも、想像の中の結月は 悪戯をしながら笑う女の子だった。 こんな想像をしてしまうのは 君に失礼だと思って 墓場まで持っていくつもりだったのに。 目の前で微笑む君は 想像をはるかに超えて、僕を困らせる。 ] (-35) 西 2024/06/30(Sun) 0:50:05 |
![]() | 【雲】 宮崎暁うぁ───結月の口の中、あっつ…! [ 自分のコントロール化から外れた身体は 与えられた快感の量を推し量れなくなる。 快感に脳が支配されて 身体が敏感になればなるほど 自分の身体なのに抑えが効かなくて…………。 ] (D45) 西 2024/06/30(Sun) 0:51:04 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 僕は奉仕されているうちに 結月の許可も取らずに、何も言えずに 口の中に大量の熱い欲望を吐き出してしまう。 ] (-36) 西 2024/06/30(Sun) 0:52:35 |
![]() | 【雲】 宮崎暁[ 頭の中が酸素を無くしたみたいに ただでさえ熱に浮かされた思考が更にぼやけて。 荒い吐息を吐いて呼吸を整えているうち 僕は気づいたように慌てて結月の様子を伺った。 ] っ────! 結月ごめん…!僕、勝手に…! [ 近くにティッシュはあっただろうかと 探す僕はきっとみっともないかもしれない。 悪戯な君の前ではいつもそうだけど 今回ばかりはそれ以上に狼狽えて それでも熱がおさまらず まだ大きさを保っていることに気づいたのは 僕と君、どっちが先だったのかな。 ]* (D46) 西 2024/06/30(Sun) 0:54:21 |
![]() | 【秘】 幸阪結月 → 宮崎暁[ 口の中に放出された大量の欲。 思ったより多くて 口の端から少し零してしまったけれど。 慌てて様子を伺ってくれた君と目が合わせたまま ぜんぶ、飲み込んで自分のものにしてしまう。 ] (-40) alice0327 2024/06/30(Sun) 2:17:48 |
![]() | 【雲】 宮崎暁[ 咳き込む結月が心配になって 思わず顔を覗き込もうとすると 笑う声にゾクリと背筋が震える。 指先を舐める何気ない仕草が こちらを獲物に狙うかのようで 上に乗られてしまえば 捕食を待つ獣のように 抵抗することは出来なくなる。 ] (D63) 西 2024/06/30(Sun) 22:32:08 |
![]() | 【雲】 宮崎暁[ 言葉は妖狐の呪いのように 一言一句が喉の奥に絡みつく。 蜜に濡れていけばもどかしくて 焦らされているように 絡め取られているみたいな、 光景にも、感触にも、身体が反応を示す。 耳元まで近づけば息が当たり その吐息が結月の我慢の限界を教えてくれた。 ] (D64) 西 2024/06/30(Sun) 22:32:34 |
![]() | 【雲】 宮崎暁[ 好きに選んでいい。 結月の言葉を頭の中で復唱すれば 脳の奥まで痺れる。 神話の神様みたいに 魅了されて堕ちていく感覚は きっと今僕が感じている この危機感を孕んだ高揚に近いはずだ。 ] (D65) 西 2024/06/30(Sun) 22:33:11 |
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