![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[音は世界。私のすべて それは今迄の凪いだ世界の中では芽生えなかったもの 昇華するためにどうしても必要であったもの 私の中にあるものは、唯、ただ渇望。 掴めそうでつかめないものを探して、求めて 美へと飽くなく求める執念を貴方が、芽生えさせた それは、或いは――…… 貴方の過去も、今もその身の内にあるものやも、しれず。 貴方が私を覗き込むように、私も貴方を見つめる 噴出する感情を音に込めて、その首へと這いより 私が刻む爪痕は 貴方の魂に届いたろうか] (-49) leaf 2022/11/21(Mon) 22:35:17 |
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![]() | 【秘】 踊子 リリー → 大富豪 シメオン……どうして私に?と聞くのは、無粋ですね。 私の求める美≠ェ、 果たして貴方様の求める形かは分かりませんが── 『覚悟』は、持っています。 [ そうでなければ、この歪な価値観の街で 美を披露しようだなんて思わない。 甘く優しい庇護の誘いに、 吸い寄せられた蝶の数は如何ほどばかりか。 ] (-52) Misty 2022/11/21(Mon) 22:37:37 |
![]() | 【人】 大富豪 シメオン─ Bar passion ─ [リュートの音が変わる。 女の演奏に変わりはないというのに、その音の響きは澄み渡る水面の様であり、荒ぶる春の嵐の様でもある。 掴んだのだろう。 女は確かに『こちら側』に足を踏み入れた。 その音は確かに美しい。] (131) F6 2022/11/21(Mon) 23:16:35 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[そう、それが渇望。 ただ望むだけ。 その執念こそが壁を打ち壊す力。 いつか己が通った道。 慟哭も、絶望も、愛も、憎しみも必要ない。 もっと純粋に求める想いただ一つ それこそかま唯自分自身の意思だけで到達することのできる境地。 かつて己を剣の極みへと押し上げた。 その激情と執念。 今この女も同じ境地にある。] (-55) F6 2022/11/21(Mon) 23:16:57 |
![]() | 【人】 大富豪 シメオン……美しい音色だ…… [綺麗に積み上げた金貨を崩す。 それがジャラジャラとテーブルに散らばる。 男はその老いた風貌に合わぬ鋭い眼光で女を見る。 いや、女の奏でる音を見ていた。*] (132) F6 2022/11/21(Mon) 23:17:15 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト……そうだ、まだ足りない。 [確かに『美』届いた。 だが、そこで終わりではない。 渇望は、執着はそんなところでは終わらない『美』に終わりはない。] 望め、全てを叶えてやる。 言え、どうして欲しい。 [力も、名誉も、財も、地位も。 男の持てる全てを使ってやると男は女を見つめる。 知らぬもの、持たぬものを与えてやると。 男もまた渇望するのだ。 女の音のに揺さぶられた欲望が疼き動き出す。 『美』を求めて蠢き出す。] (-56) F6 2022/11/21(Mon) 23:23:21 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[絡みつく視線。 奏でられる音を喰らうように。 それは女を喰らうように。 何かが首元を撫でつける。 男の指は触れていない、それどころか一歩もその場を動いていない。 だが、確かに男は女の首元を撫でつけた。 それだけではない。 男が視線を向けたところに何かが触れる。 着ているはずの服など最初から無いかのように。 肩を、頬を、腕を、腿を、耳を撫で付ける。 まるで直に触れ、愛撫するかのように。 男は微動だにしないまま女を侵食していく。*] (-57) F6 2022/11/21(Mon) 23:24:28 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[己の敵は己自身であると、昔何処かの著名な者は言っていた。 だが、それは正しくもあり、間違っているのだ。 敵ではなく、渇望 そこに至るまでの道程は、唯、ただ願いなのだ 其処に執念がなければ、得られぬものであり また、それは入り口にすぎぬものなのだとも思う 極めても、その先はある。 先にある道を1歩、進めば その時の極みは刹那でそれは過去となる。 満足してはいけないのだ 満足すれば、終わってしまう そこで、”底”が見える。 終わりはないのだ。飽くなき渇望こそが 美を美たらしめるものである それがわからぬ男ではないと、 凪を漣へと変えた男を、見遣りて] (-60) leaf 2022/11/21(Mon) 23:41:25 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン ……すべてを叶えるとは、豪気ですのね。 [力も、名誉も、財も、地位も。 欲しがる者は幾らでもいよう ――少なくとも私は、そうではなかった] 私の世界は音。 それを高めるものが欲しい。 ――私の音に、深みを。齎すものを 私の渇望を満たすのではなく、より深くさせるもの。 (-61) leaf 2022/11/21(Mon) 23:41:56 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン あなたは私に、くれますか? [更に私を高みに導くものを。それは我儘でしょうか? いいえ、貴方様ならわかるでしょうと女は、笑う。] [音も、己の肉体どころか魂をも 喰らうかのような視線は心地良い 首元を撫でるような指の感覚は、錯覚であると 頭では理解しているのに まなざしだけで侵食されるような感覚に、 愛撫されているかのような心地に。女は耐えきれぬ吐息を、1つ それが私の中の知らぬ音を、新たに奏でさせてくれる指ならば 幾らでも望んで良いのだろうとばかりに 弧を描いた唇の主は、 嫣然と*] (-62) leaf 2022/11/21(Mon) 23:42:22 |
![]() | 【人】 大富豪 シメオン─ 中央広場 ─ [優しげな笑みを崩さぬまま男その手を引いた。 眉一つ動かさず、だが、その目は暗く深く沈んでいく。] そうか。 私を知ってなお断るか。 [優しげな声色はそのまま変わらず。 女はきっといつかその『美』を花開かせるかもしれない。 男の援助などなくともその才のみで。 野に咲く花は人から水を与えられずとも美しく咲くのだ。 だが、手にできない『美』に何の意味がある?] (144) F6 2022/11/21(Mon) 23:51:16 |
![]() | 【人】 大富豪 シメオン[男は薄らと笑う。 このシメオン・ジョスイの誘いを断った女に向けて。] それも……いいだろう。 だが、もしもそうなるなら、 その時は私の力など必要なくなるだろうな。 [肩を小さく竦めて「残念だ」と溢した。 だが、その口元は薄く笑ったまま。] 後悔しないようにな。 この私の誘いを断ったことを。 [男は踵を返して雑踏の中へと紛れ込んでいく。 唯一度だけ振り返り女を一瞥する、とそのまま男の姿は掻き消えた。*] (145) F6 2022/11/21(Mon) 23:51:36 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 踊子 リリー踊り子のリリー。 覚えておくぞ。 [男から発せられた何かが女の体を強く締め付ける。 強い寒気を伴うそれは『剣気』と呼ばれるものだが、それを知らぬ女は何をされたのか理解できないだろう。*] (-63) F6 2022/11/21(Mon) 23:52:19 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[男の気配が笑う。 椅子に座り金貨を撫でながら女を見て音を聴く、男は笑ってはいない。 だけど、女には男が確かに笑ったのがわかるだろう。 お前はすでに『美』に至った。 そして、お前の音はお前自身だ。 お前の感じたもの、お前が手にしたもの。 その全てをお前は「美』に変えることができるだろう。 [男が慟哭する度に、絶望を味わう度に、人を愛し、憎むごとにその剣閃の美しさを増していったように。] 貪欲に喰らえ。 何もかも、そして永遠に渇望し続けろ。 決して満たされない欲望の沼の中で。 [それはまるで男自身の様に。] (-68) F6 2022/11/22(Tue) 0:20:48 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[触れる、肌に触れる、男の指先が。 奏でられる音に合わせるように、その音色に乗せて。 首筋を撫で指は優しく。 まるで猫をあやすように擽るように。 その指は実体を持たない。 故に、女の体中を同時に触れ回る。 手が太腿を撫で付ける。 いやらしく、大胆に、内股までそれは伸びて柔らかな肌を堪能するように触れる。 実体のないそれは質量を伴わないというのに、まるで人の肌を同じような熱を帯びて、女の肌へと滑り込む。] (-69) F6 2022/11/22(Tue) 0:21:20 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[首元を太腿を、あるいは耳元を撫で付けながら、それはやがて女の双丘へと触れた。膨らみを揉みしだくように、実際に胸が形を変えているわけではないというのに、女にはその感覚が確かにあるだろう。 リュートの音が美しく響けば、男から与えられる官能はより強くなる。 強く揉まれる二つの膨らみ。 そしてその頂きに指が触れる。 まるで摘み上げるようにして、捏ねくり回すようにして。] ……音は止めるな。 [女の体へと官能を刻みつけながら、男は演奏を止めることを許さなかったが、果たして女は演奏を止めようとしていただろうか。*] (-70) F6 2022/11/22(Tue) 0:22:56 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[その男の口元は笑みを湛えていない。 それでも、貴方は確かに私を見ながら 私の音を咀嚼しながら、笑っているのだと理解する。 本能が。或いは、男の気配が、眼差しが伝えるものを 肌で、魂で感じ取っているかのように。] 私の音が、私、自身。 [これから経験する全てのことが私の糧となり さらなる美へと昇華する。嗚呼、ああ。それが 絶望であれ、慟哭であれ、憎悪であれ、愛慾であれ 全てがそうであるのなら、それ以上の悦びはあるのだろうか いや、ないだろう 悦びながら満たされぬまま、我欲を孕みてそを喰らう 永遠に研ぎ澄まされるのならば、それこそが 私の望むべく、美なのだから。 渇望を美へと昇華し 尚も欲を湛えるを知る男によりまた1つ、女は花開く] (-72) leaf 2022/11/22(Tue) 0:44:51 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン ―― …… 、 [演奏の合間。熱を帯びた呼気が薄っすらと口元から漏れる。 指は音を奏で。それに合わせた指の動きに心地よさや疼きを孕む。 実際には触れていないのに、 同時に様々な女の肢体に触れるという矛盾すらも、 今は心地良く感じて、それが旋律に甘さを齎す 首を撫でる指の優しさと、 内腿迄伸びながら大胆にまさぐるような 或いは堪能するかのような触れ方の背反する動きは 言いようもない快感を確かに、生まれさせ、 それでも。これが益々自分を高みに導くものなれば 女は悦んでそれを享受し、より音に反映させていく] (-73) leaf 2022/11/22(Tue) 0:45:26 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン、 ぁ [今は肉声は不要、とばかりに漏れた声をすぐに抑えて。 触れる指の感覚は、首や耳元を撫でつけながらも 段々と下へと下がっていき、ついに到達した場所 双丘の形は変わらぬのに、まるで それを揉まれながら快楽の芽を育てられているかのよう 育つ途中の花の手入れをされているかの、よう 穏やかな水面を想像させるような戦慄が セイレーンもかくやの艶やかな色合いに変わる それでも、未だ濃厚とはいえずか 強くもまれるたびに、リュートの音は鮮やかに 与えられる快楽に導かれるようにより、深くへと 指が捏ねる頂きは、段々と芯と硬さを帯び それと同時に音もまた、あでやかさを孕む] ―― 言われず、とも。 [官能に身悶えながらも、演奏は止まることはない 止めようとも、思わない だって、嗚呼。こんなにも 私の音は貴方に嬲られるたびに、艶を増す*] (-74) leaf 2022/11/22(Tue) 0:45:53 |
![]() | 【人】 大富豪 シメオン─ Bar passion ─ [斬り結ぶか。 それとも舞い踊るか。 交わされる視線は女の弾くリュートの音に乗せて。 変わる女の気配にバーの客たちも気付き始める。 ある者は、その美しさに目を奪われる。 ある者は、その気迫に圧倒され。 ある者は、その佇まいに情欲を揺さぶられた。 だが、それは本質ではない。 変わったのは女自身だけではなく音。 この場にいる幾人がそれを理解できただろうか。 それは恐らく最前列で聴くこの男以外には未だ。*] (151) F6 2022/11/22(Tue) 7:21:46 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[女が僅かに漏らした嬌声に男は感嘆する。 その感受性、与えられるイメージを余すことなく受け取ることができているのは、天性のものか、それとも。 激しいだけでは足りぬ。 穏やかなだけでは足りぬ。 薄らと孕み始めた甘さと艶やかさ。 バーに集う男たちが女へと視線を向ける。 その艶やかさに目を奪われながら、心揺さぶるものが『音』だとは気づかないままに、その世界に引き摺り込まれていく。] ……そうだ。 全て『美』の餌だ。 [刻一刻と変化する音色に、男は未だ足りぬと求め続ける。] (-77) F6 2022/11/22(Tue) 7:22:28 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[刻みつけるような官能はより甘く、より深く。 女の肌に触れる指先の感触もまた旋律と共に変わりゆく、それはヌメりザラついた感触へと、まるで舌で舐められているようなものへと。 首筋に舌がなぞり、耳に舌が入り込んで、太腿を舌が這う。 硬さを得た双丘の頂きを舌が舐り、より一層強い快感を与える。 「演奏を止め、堕ちてしまえ」 と、そう男は告げるかのように。 演奏を邪魔するようにより強い刺激が女を襲う。 指が、舌が触れた箇所は熱を灯し、それらは決して消えようとしない。] (-78) F6 2022/11/22(Tue) 7:23:01 |
![]() | 【秘】 大富豪 シメオン → 奏者 イルムヒルト[触れた、ついにその花唇に。 指先の感触は女の芯へと到達し、更に大きな官能を呼び起こそうとする。 芽を愛撫する。 ときに柔らかに、ときに強く、実際には触れてないからか痛みなど伴うことはなく、触れた強さはそのまま快感の強さへと変わる。 そして女の入り口へも触れる。 舌先が割り開けて、ヌメる感触はその中へと進む。 女の中が乾いていようとも関係なく、それは女を傷つけることなく奥へと進み、より敏感な場所を求めて探るように舐っていく。] ……さあ、聴かせてみろ、お前の『美』を。 [ 眠っていたものを無理矢理引き起こすように。 演奏が続き、音が鳴り止まぬうち、男は女の全身を犯し続ける。*] (-79) F6 2022/11/22(Tue) 7:23:47 |
大富豪 シメオンは、メモを貼った。 ![]() (a31) F6 2022/11/22(Tue) 7:31:27 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン[実際には男はその場から動かず 女もまた、その場から動かずリュートの弦を掻き鳴らしている。 だが、男の指は確かに己に触れている 男の舌は確かに己を舐めている 激しいだけでも、穏やかなだけでも 狂う程に人を魅了することはできぬであろう まだ、これだけではない。 もっとと貪欲に、私の音が深みを増さんとする 変化したのは体ではないのだ 私の、世界。私の音なのだ 誰かの添え物でも、誰かを輝かせる為の音ではない 私の美で、変わる世界 それに酩酊しながらも、一度自覚してしまった強い飢餓は その空腹に耐えられぬのだと私の体を駆け巡る。 そこに、私を高める指があるのなら、尚のこと] (-83) leaf 2022/11/22(Tue) 11:06:51 |
![]() | 【秘】 奏者 イルムヒルト → 大富豪 シメオン ―― 、 っ、 ぅ。 [時折、耐えきれず吐息にかすかに混じるノイズ それは観客には聞こえぬものであろう。 この男には、聞こえたやもしれないが。 己の音が艶を混じらせ、男の他の観客をも 惹きつけるようになるたびに、淫さを引き出す様なものへ 指が舌に変化するように、触れる感覚も受け取る感覚も 私の中で変わっていく これが、他者より与えられる快楽。 味わったことのないものを、体は悦びより知ろうとする。 鼓膜を犯す水音も、首筋や腿を這う舌が塗り込む唾液もないのに 胸飾りの2つを、苛むものはないはずなのに それは服越しに難くぴん、と張り。触れられた肌は薄く色づき セッションを奏でるように耳が幻の音を拾う それでも ―――それ、を邪魔にはさせぬ と。女は艶めいて笑う。 貴方にとって愛慾は剣先を鈍らせたか?否 貴方にとって憎悪はどうか? 全て喰らって糧とする。そうでしょうとばかりに。 強い刺激に身悶え、触れられぬ箇所が潤い始めても 体に灯った熱が、女の肉欲を煽ろうとも 逆に煽り返してしまえとばかりに眼差しと音は、ただ男に注がれる] (-84) leaf 2022/11/22(Tue) 11:07:28 |
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