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【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ薄い身体だな。 やっぱりもう少し肉をつけた方がいい、と男は思う。 不健康だとか、心配だとかもあるけれど、どちらかというと好みの問題。 どうもと呟いてティッシュを拝借する。手を伸ばせば身体も少し離れることになるかもしれない。それを名残惜しそうにもせず言われるままにして手を拭った。それから、貴方の腹も拭ってやろうとした、時のこと。 その言葉に、男は顔を顰めた。 渋面に、貴方は何を思っただろうか。 どうあれやはり、実直な男のこと。貴方が口を開いたりする前に、声を発するのはこちらなのだ。 「経験。」 「ないって言いませんでしたか。」 その言葉は、もしかしたら単なる確認に聞こえたかもしれない。 或いは、貴方の体を慮る言葉にも。 けれど、目の前の貴方にはきっと、 表情も合わせれば、拗ねているように見えたんじゃないだろうか。 他者の感情に疎い男は、自身の感情にも聡くない。 指摘しようと自覚しないかもしれないが、きっと貴方にはそう映る。 こちらだって辞める気はそれほどないのだ。 片手は既に、再び貴方の手を捕まえている。 (-293) rik_kr 2023/09/22(Fri) 1:19:22 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ「ないよ」 あなたの問には、即答して頷く。 経験があるようなら、ここまで戸惑ってなんていない。 わかっているくせに。 「ないけど……浅い眠りじゃ、だめなんだ」 「悪い夢を見て直ぐに目を覚ましてしまう、から……」 「酒を飲んでも2・3時間で起きてしまうからこのザマ……」 「だったら、強制的に深い眠りに落としてくれた方がいい」 最後に甘い会話、みたいなのはできないけれど。 そもそもそんな会話が出来るかと言われれば、わからないが……会話自体は合間でも、翌日でもできるのだし。 ……などと思っているわけだが。 「…… 好きなように 、していいから」あなたの体力が続くまで。 それで良いから駄目かなと、問の代わりにその手を握り返した。 (-297) eve_1224 2023/09/22(Fri) 1:43:59 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 法の下に イレネオ音が響き。 衝撃が響く。 「───ッ」 ぅげほっ!!と肺から無理やり空気が漏れる。 食道を焼くような感覚も感じたが、それは何とか飲み込んで。 立っているのが辛いのに、支えられて倒れ込むことも出来ない。 げほ、げほ、何度か咳き込み、どこにいるのかも分からない 貴方を、汚れた布越しに睨みつける。 「なにも……話すことなんか、ないわよ……!」 息も絶え絶え、主張は曲げない。 (-306) arenda 2023/09/22(Fri) 6:21:33 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「ノッテだからな。」 「身内を売るくらいわけもない。そういう生き物でしょう。」 貴方はこの男と如何ほどの関わりがあっただろう。 この男のこういった偏見をどれくらい知っているだろう。 ずっとこういう話し方をする男だった。ずっと悪人に対してはこうだった。静かに、確かな侮蔑の籠った呪詛を吐く男だった。 それを今、貴方にもしている。これまでの関係を匂わせる言葉遣いを滲ませながら。 ペンの先が紙面を撫でて黒いインクで書きつけていく。“ノッテファミリーに所属する女性との交際関係は事実。” 「それをどうして証明できる?」 「今ここで貴方を信じる人はいませんよ。さっさと吐いたらどうですか。」 「俺だって疲れているんです。」 こんこん。硬いペン先が紙面を叩く。 疲れている、と言った男のかんばせに、疲労は見えなかった。 ただガラスの向こうの金色は、反射やらで感情を読みにくい。 (-362) rik_kr 2023/09/22(Fri) 14:03:32 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「悲しいね。 やってもないことをやりましたって自白すんのは 何の得にもならねぇって事くらい分かるだろ。」 ふん、と鼻を鳴らした。 普段貴方の前でこんな態度を この男が取ったことがあっただろうか。 「そっちこそ俺の自白以外とそのテディベア以外に 証拠なんてないんだろ?馬鹿馬鹿しいにも程がある。」 「俺は何もしてない。 民を脅かすようなことは断じてやっていない。」 認めるものか、という強い意志をもって。 貴方の瞳を、千草色の瞳が見返す。 (-365) ぴんじぃ 2023/09/22(Fri) 14:34:07 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 歌い、歌わせた カンターミネ尋問にかけられるという話は逮捕当初に聞いていたはずだった。半ば脅しめいたその言葉を貴方がどう受け取ったかは分からない。テンプレ的でつまらないと思ったか、僅かでも焦りを感じただろうか。 呼び出しまでの期間のことだって、貴方はどう感じたのだろう。案外長いと感じたかもしれないし、短かったかもしれない。 実際のところ、貴方に呼び出しがあったのは、共に捕まった数人よりも後のことだった。 「カンターミネ・ヴォーフル、『取調べ』の時間だ」 二人の警官が貴方を引き立てる。一応の気遣いか、それ以外の理由か、どちらも女だ。 ここは警察署内。例の法への反発もある中で、被疑者を目に見えて乱暴に扱うのはまずい。そういう気遣いがあってか、貴方を連れる動作はそう強引ではなかった。 取調べ室に入るまでは。 ▽ (-366) rik_kr 2023/09/22(Fri) 14:39:06 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 歌い、歌わせた カンターミネ開いた扉の中にいたのは男である。 手に持った資料に粛々と目を通していた男は、その音で顔を上げた。 「お疲れ様。」 声をかける先は貴方ではなく、警官たち。 彼女らは溜息をついて貴方の尻を蹴飛ばした。もう触りたくもないという風に。 さて、貴方はそれでよろめいただけかもしれないし、転んでしまったかもしれない。 どちらにせよ男は気にかける様子を見せず、「座れ。」と言うだけ。 (-367) rik_kr 2023/09/22(Fri) 14:39:21 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ「俺が聞きたいのは謝罪じゃないよ。」 ぐ、と押し込む力。 ぐり、とねじ込む仕草。 ぱきり。骨片が皮膚を裂く。 男と貴方では体格が違う。力が違う。 暴力への箍の外れ方も違う。 抵抗の仕草にこれは軽く笑う声を漏らした。 「なんでもなにも。」 「何でもしていいと言われてる。」 「吐かせるためならな。」 「そのドライブの行き先は?」 「贈り物に何か仕掛けられていなかったか?」 「珈琲の瓶に何か混ざっていなかったのか?」 「その喫茶店で何を売っているのか知らなかったのか?」 ぐり。 ぐり。 (-368) rik_kr 2023/09/22(Fri) 15:03:00 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ渋面は変わらない。 変わらないけれど、それは不快さの表れではない。 ぐる、と喉が鳴った。獣が唸るような音だった。 「それ。」 「ほかの人には言わないでくださいよ。」 全く何のつもりで言うのだか、同じ低さで囁かれるのはそんな言葉なのだ。 貴方の言葉が薄い理性を剥いでいく。 その心地に男は心底困ったような顔をして見せた。その顔のまま、はあ、と一度息をついた。 それだけだった。 その一息ですべて吐き出したようだった。次には、 「邪魔だな」 先程までの一歩引いた気配は消え失せ、半端に引っ掛かった貴方のスウェットに手をかける。 抵抗されないはずだから、下は脱がしてしまおう。同時にベッドに身を沈めさせ、なるべく身体に負担のないようにする。 わけではない、かもしれない。自分の動きやすいようにしているだけで。 こちらとて慣れているわけではないが段取りくらいはわかるものだ。 後ろに手を伸ばし、狭いところをひらかせていこうとする。 (-371) rik_kr 2023/09/22(Fri) 15:38:15 |
【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ最低限の支え。次いで突き飛ばすように離す。 貴方がよろめきはすれど倒れない程度の力だ。 貴方の脳を揺らしてゆっくり攪拌する刺激だ。 くく、く。笑っている。視覚の外、鼓膜だけ揺らす。 「なんだ。」 「吐かなかったな。」 「やっぱりつっかえているんじゃないか? 言えば楽になる。」 再び声は遠ざかる。 (-372) rik_kr 2023/09/22(Fri) 15:53:48 |
【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ▽ かつり。 かつり。 かつり。かつり。 かつり。 靴音が近く遠く反響する。 部屋の広さは如何程だっただろうか。 これほど響く場所だっただろうか。 いくら集中したとて、その対象が単調な音であればどこかで意識は逸れるのだ。 男はそのタイミングを待っている。 次に狙うのはこめかみ。平衡感覚を失ってしまえばいい。 (-373) rik_kr 2023/09/22(Fri) 15:54:01 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「え、何。それどういう―――」 言葉は最後まで音にならなかった。 質のいいベッドに沈められて、あっという間にスウェットを脱がされてしまった。 もう、そこには我慢の二文字はなくなってしまってるんだろう。 それで良い。 こっちだってあれほどの事をしておいて、その先を期待しないわけがないのだから。 「……っ、ふ」 足を割り開かれて押し倒されている現状が、強い羞恥を誘って頬を赤で染めていく。 何も受け入れた事がない窄まりは、指一本すら最初はなかなか飲み込むのが難しいのだろう。 快感よりも、まずは異物感を感じて眉を顰めた。 それでも漏れ出そうになる声があまりにも恥ずかしくて、手で口元を抑えてしまった。 自分の声など聞いても、何も楽しくはない。 (-379) eve_1224 2023/09/22(Fri) 16:06:17 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「民を脅かすようなことは断じてやっていない。」 怪訝そうに顔を顰めて男は貴方の言葉を繰り返した。 手を組み、それで顎を支える。視線が左、右と動いて、貴方に留まった。留まって、笑った。 「はは。」 「お前よくそんなことが言えるな。」 「あの音声が」 「お前の逮捕が」 「どれだけの市民を不安にさせたと思う?」 嘲りの笑いだ。 侮りの笑いだ。 「それも想像できないことがお前の罪の証拠だよ。」 「お前は裏切った。」 「お前を信じた市民たちと警察を裏切った。」 「悪人は裁かれるべきだ。」 「正しい裁きを得たいだろう?」 「なら、全て吐くんだよ。ここで。」 「これは慈悲なんだ。わかるでしょう。」 見つめている。 探している。 罪のありかを探している。 ────貴方を痛めつける隙を探している。 (-380) rik_kr 2023/09/22(Fri) 16:12:32 |
【秘】 歌い、歌わせた カンターミネ → 法の下に イレネオ牢に入ってからというもの、それはそれは退屈な時間だった。 何せ普段は休まる時が殆どない訳で、 その全てを情報の摂取に使う女はそれら全てがない 牢獄の中でやる事もなく、ただ惰眠を貪る一方であった。 故に、尋問の引き立てが来た時も欠伸混じりで。 「あぁ〜あ。……取り調べ、ね」 はいはい、と素直に応じ、道中でも大人しく、静かに。 抵抗した所で無意味だし、この手の連中が まともだった試しがない。 そうして取り調べ室に入った途端の行動を 鼻で笑いながら、「ほらな」と内心で呟いた。 となると、それを平然と見ているこの男もまた、 まともではない。よろめきから立ち直ると肩を竦め、 用意された席に大人しく座るだろう。 「……あいつら可視化法って知らないのか?っていうか あんた逮捕された側だろ?よく尋問する側になれたな」 へら、と笑いながらまずは出方を見る。 さて返る反応はどんなものか。 (-383) shell_memoria 2023/09/22(Fri) 16:32:14 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノどういう意味かは自分でしっかり考えてくれればいい。 細い太腿が晒される。きっと筋の浮いたその形は、女のそれとは程遠い。片方の手のひらを肌の表面にひたりと這わせ、軽く掴んだり、撫でたりする。そうして意識を散らさせようとしながら、もう片方の手指が緩やかに貴方の内へと沈んでいった。 浅く。浅く、ゆっくりと、徐々に深めて。強引で性急な男にしては慎重な動作は、やはり貴方を傷つけたくはないからだ。 少し動かすたびに貴方の腹が震える。押し殺したような声が聞こえる。それがまた逸らせて、行為を乱雑にしようとする。 煮詰まった思考を切り替えようと貴方の表情を伺った。 酷く赤い顔がそこにある。 顰めたり、逸らしたり、手で口を抑えたりして、そちらはそちらで大変そうに見えた。 撫でるなりして構ってやりたいところだが、生憎こちらもあまり余裕はない。 ……さあ、どうしよう、と考えて。 太腿に置いていた手を貴方の手に伸ばす。両手で口を覆っていたかもしれないが、構わずに。 そうして拒まれないのなら導くのは貴方の下肢の間。 まだ濡れたまま、一度果てて萎えた性器のところまで下ろさせた。 ▽ (-388) rik_kr 2023/09/22(Fri) 16:52:39 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ「先輩」 「触ってていいですよ」 苦しいなら快で気を紛らわせろとこれは言うのだ。 全くの気遣いのつもりで。 (-389) rik_kr 2023/09/22(Fri) 16:53:07 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ「そっ……、っ」 口を抑えてた手を外されてしまったら。 せき止めてた声が、溢れ出してしまうじゃないか。 「ぅ、あ、……っ、んんっ」 導かれた手が、萎えた自分のものに触れて。 ぬるりとした感覚が、ぞわりとした快楽を誘う。 その一瞬、体の力が抜けてゆるんだ窄まりは、あなたの指をぐっと奥まで受け入れてしまった。 「ふ、か、ぃ……、っあ!」 指なのだからそんなに深くはないはずだが、それでもそう感じてしまう。 たったこれだけのことなのに、もう体が熱い。 完全に萎えてたはずのものが、またゆるく硬度を増して、 慣らす思惑で曲げられた指が、ある一点を掠めれば、びくりと大きく身体をはねさせた。 その場所が、何であるかあなたは理解できるだろうか。 (-393) eve_1224 2023/09/22(Fri) 17:17:38 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 幕の中で イレネオ突き飛ばされればよろめいて、 過敏になった三半規管が揺れて吐き気を催す。 それを生唾と共に飲み込む。 荒くなった呼吸は隠す事も出来ず、 貴方の足音とヴィットーレの呼気だけが部屋に響く。 「何度も言ってるでしょう。吐く事なんて、なにもないの。」 「アンタにとっての正義ってなに?悪人を痛めつける事? それとも無辜の民を平穏に過ごさせる事?」 「…アンタのお仲間が絶対に間違えないんだったら、 アンタが逮捕されてるのはどう説明を付けるのよ。」 単調な音を塗り潰すようにしゃべり続ける。 とはいえ喋れば酸素が抜ける。 息継ぎの瞬間にでも、意識はそれる事だろう。 (-400) arenda 2023/09/22(Fri) 18:35:53 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 歌い、歌わせた カンターミネ「マフィアには適応されない。」 事もなげに言う。 それはつまり、貴方は例外であって、 この一室はある種治外法権的な空間であるということを示していた。 言いながら、男はさっと壁の方に視線を走らせた。それが本当に機能していないか、疑って確かめるような視線だった。 「そうだな。毎日毎日頭の湧いた悪人の相手をするのは気が滅入る。」 「お前もさっさと吐いてくれると助かるよ。」 「そうだな、まずは例のテディベアについて。仕掛け先と総数、利用目的から利用した内容、データの所在まで。全てだ。」 貴方からの問いにはずれた答えを返して、こちらの聞きたいことばかりを押し付ける。 まるで自分の立場が絶対的に上であるというように、自分の手に裁きの天秤があるのだというかのように、男はつらつらと言葉を続けた。 (-402) rik_kr 2023/09/22(Fri) 18:41:49 |
【秘】 歌い、歌わせた カンターミネ → 法の下に イレネオ「ヒューッ。世も末だな。真っ先に捕まったクセに? 自分は正義だって信じて止まないツラだな。 ……その癖『パパ』からの視線は怖いか? 言いつけを守れてるかビクビクするガキみてえだ」 情報を食う女は、視線を食い、その結果を歌う。 「ああ、俺も同じ気分だ。一日だってごめんだね」 「だから頭の湧いた正義面した犯罪者相手でも、 素直に答えてやるからよく聞けよ」 「仕掛け先はそこら中。総数は渡し過ぎて忘れた。50か60か。 利用目的は大体プレゼント。内容はお喋りクマちゃん。 データの所在?録音した音声ならテディベアの中だ、以上」 まともに答えないなら、こちらも同じ。 情報屋は対価なき情報取引に精度を保証しない。 実際、『子機』のテディベアにはお喋りの機構がついている。 事前に録音された音声を小型のスピーカーから再生する。 それとはまた別に、『親機』から遠隔でデータを受け取り、 それを出力する機構もついていたが、 残念ながら子機から親機は辿れないようになっていた。 (-405) shell_memoria 2023/09/22(Fri) 19:02:28 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノこちらは全くの気遣いのつもりだったのだ。 手慣れていないが故の悪あがき。自分の手で足りないなら貴方の手も借りようと、その程度のつもりでいたものだから。 そんなに一瞬で、反応がまるっと変わってしまうだなんて予想もしていなかった。 貴方の声が甘くなる。 手探りで進んでいた指がずるりと飲み込まれて熱い肉に包まれる。貴方の手を導いたこちらの手はまだそこに留まっていて、だから反応したのもわかった。 それから、どうやらそこが好いのだということも。 張り詰めていた水は零れれば一瞬。 台の上にある球も転がれば一瞬だ。 それらはきっかけとして充分だった。 男は口を開いて笑った。牙が閃いた。 ▽ (-410) rik_kr 2023/09/22(Fri) 19:25:24 |
【秘】 法の下に イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノそこからは。 例えば、貴方が好いだろうところに繰り返し触れたり。 或いは、芯を持ち始めた部分を一緒に撫ぜてやったり。 落ちつかせながら本数を増やして、窄まりを緩めたり。 時々は検分するようにその肌に手のひらを這わせたり。 貴方が熱を持つごとにこれもまた高揚していく。 前のめりになる感情にこの身体も呼応していく。 慣らされた内側が滑るようになる頃にはきっと、 互いの息遣いはもう抑えられるものでなくなっているはずだ。 ずるりと指が引き抜かれる感覚にも貴方は身を揺らしただろうか。 代わりとばかりに宛がわれるこちらの性器を、どんな顔をして見たのだろうか。 とっくに衣服は取り去られている。顕わになった細腰を男の手が掴んだ。 当然だが、こうなってはもう止まることを知らない。貴方が何をしようと、何を言おうと、何を思おうと。 この狼は構わず、その身を貪るだろう。 (-411) rik_kr 2023/09/22(Fri) 19:26:09 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 法の下に イレネオ「不安にさせてるのは そうやって威圧的に取り締まる奴らのせいだろう。 嘘でもそれが真実だと上塗り出来るようにした。 そんな奴らのせいだ。履き違えるなよ。」 ブレない。まだ。 「ないものをあると断じて捌くのがお前の正義か? だったら随分と独善的だな。それこそ何も見えちゃいない。」 ただ一つ、この男が揺れるとしたら。 貴方を摘発した罪悪感かもしれない。 「お前を摘発して牢にぶち込んだのは誰だ。 そんな役回りを押し付けたのは、誰だ。 本当にそれがお前の信じた正義なのか、イレネオ。」 貴方の苛烈な一面を見たことはなかったから。 何かの間違いであって欲しいと思う。 パンを抱えて困っていた貴方を 仲間と語らっていた貴方を知っているから。 (-420) ぴんじぃ 2023/09/22(Fri) 20:29:32 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ押し込まれた瞬間に悲鳴がまた落ちる。 骨が割れる音を拾い上げ腹の底は冷えるようなのに、 ペン先が刺さるその場所は燃えるような痛みを訴える。 片側の手を止めるために動かそうとしても──じゃらり。 金属が擦れる音が自由の無さを示しただけ。 「……な、にも、しらな」 ぐり。 「 い゛っ 、ぅ」「っは、……」 「……ゎ……、かり、ませ」 ぐり。 「〜〜ッぁ゛」 ねじ込まれる度に背が丸まり、びくりと身体が跳ねる。 喘ぐように開いた唇から苦悶に満ちた哭き声だけが落ちる。 首を横に振る度に汗と涙がはたりと落ちていく。 息をすることさえままならなくて、こんなの。 [1/2] (-423) mspn 2023/09/22(Fri) 20:49:50 |
【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 法の下に イレネオ──地獄、みたいだ。 いたい、こわい、くるしい、やめて。 逃れるための術を探している。 何か伝えたらやめてくれる? でも本当になにもしらなくて。 貴方にそれを伝えようとしたのだと思う。 顔を上げ、滲む視界にその表情を捉えて。 けれど。 …………なんで。 どんな言葉よりも先に浮かんだものが、形になる。 「……な、んで…………」 「…………、……ゎ、らえる、の……?」 わからない。 わからなかった。 ぽた、とまた頬に雫が伝う。 [2/2] (-424) mspn 2023/09/22(Fri) 20:52:29 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオそこからはもう、何処を触られても、何処を撫でられても気持ちが良かった。 一度堰を切られてしまえば、我慢するのは難しい。 絶え間なく与えられる疼きを逃がそうとしても、あなたがそれを許さない。 あなたは首以外のところにも噛み付いたり吸い付いたりはしただろうか。 それをしてたなら、きっと、触れた至る所に赤い花が咲いているはずだ。 指が引き抜かれるその時すら、甘い声を上げては震え、熱い吐息を漏らしてしまっている。 それでも、指の代わりに充てがわれたものを目の当たりにすれば、恐怖でひゅう、とか細い息を吸ったことだろう。 だって、さっきよりも大きい、気がする。 「ま、まっ、て、入らな」 「あ、あ、―――――――ッッ」 入るわけないと、ふるふると頭を振ったが、あなたはそれを聞き入れはしない。 意味もない静止は、部屋の中に虚しく響いた。 指とは比べ物にならない質量が、濡れそぼったそこにゆっくりと入ってくる。 ほんの少し入っただけで、たまらない圧迫感があって、自分でも出すつもりがなかった甲高い声が出て、腰がはねた。 (-436) eve_1224 2023/09/22(Fri) 21:28:41 |
【秘】 幕の中で イレネオ → オネエ ヴィットーレ「俺が」 かつん。 かつん。 かつん。 かつん。 ────ひゅん。音。 かつん。 かつん。 「逮捕」「されたのは」 かつん。 かつん。 かつん。 ────ひゅん。 かつん。 かつん。 「こうするためだよ。」 ────と ん 。 それは。 男の手によるものではなく。 何か鈍器による打撃だった。 ────この部屋は取調室であり、急拵えの拷問部屋。 上等な器具などない。置かれているのは精々、工具くらいだ。 (-460) rik_kr 2023/09/22(Fri) 22:59:10 |
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