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【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[>>236わたしの右手を仕留めた委員の子を 然るべき場所に転移させる。 さて、あの子はこれから先どんな運命を辿ることになるのやら。 『火の鳥の生き血は不死の力を齎す』 教団の人たちはよく、そんなことを話していたっけ。 わたしにはわからないけれど、 ニンゲンたちにとって不死というものは とても魅力的なものらしい。 いっそ無邪気なほどに、不老不死を追い求めるニンゲンたちを 長いこと、ずっと見続けてきた。] 不死鳥の生き血、月夜見の変若水、か。 (258) yuno 2018/12/12(Wed) 23:12:13 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[不死を齎す血と、不老の霊薬。 教団では対の存在として並べられるそれをぽつり呟く。 これから先、彼が真っ当な人間としての人生を 歩むことは恐らくとても望めまい。 不死ではあっても、不老ではなく。 ましてや不死となった存在が、 愛する者や家族と、添い遂げ寄り添うことなど 望むだけ無駄というもの。 皆、彼を置いて時の向こう側へ去っていく。 彼にこれからできることは、ただ、 老いていくことだけだ。 周囲のあらゆるものに置き去りにされながら ……少しだけ、可愛そうな気もするけれど。 自らの意志で神の子《わたし》に傷をつけたのだもの。 わたしの永遠に、付き合う覚悟くらいはあって然るべきだわ] (259) yuno 2018/12/12(Wed) 23:12:51 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ――――……。 [彼女の目の前で、そんなことをしたから。 きっと怖がられるだろうな、なんて そんなふうに思っていたのだけど。>>242 きらきらと目を輝かせる彼女に思わず目を見開いた。 きっと、彼女の目にはきょとんとした なんとも間の抜けた顔でいることだろう] (260) yuno 2018/12/12(Wed) 23:13:31 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ……わたしが、こわくないの……? [そう呟くのが、やっとだった。 山を一つ消滅させたと知って、そのうえで こんな反応をされるだなんて思っていなかったから。] ……。 (261) yuno 2018/12/12(Wed) 23:14:09 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ――…ありがとう。 [少し、強張ったぎこちないものだったかもしれないけれど。 ぽつりと、彼女にお礼の言葉を述べる。 怖がられなかったのは、今はただ、純粋に嬉しかったから] …世界の敵、というのは間違ってはいないわ。 わたしは、これからこの世界のいろんなものを壊す。 大切だった、何よりも愛しかったものを取り戻すために。 [取り戻す、というのは正確ではないかもしれない。 わたしが愛した人は、『かつてのあの人』を 取り戻すことはもう叶わないかもしれない。 そのくらい、あまりにも多くの時間が流れてしまった。 ……でも、やっぱり諦めたくはないなぁ。 ずっとこの世界で生まれて、この世界で生き続けて あの人が課せられた役目から逃れられる日を ずっと待ち続けたのだから] (262) yuno 2018/12/12(Wed) 23:16:42 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ よかったら、美味しいものを食べてみたいな。 おすすめがあったら、教えてほしい。 [先程まで身に着けていた薄衣を裂いて 包帯代わりに右手に巻き付けて。 そうして彼女の手を取れば] 折角だから、あとで少し、いいものを見せてあげる。 [そんな囁きと共に街の喧騒に二人で身を預けようか]* (263) yuno 2018/12/12(Wed) 23:22:24 |
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