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ダビーは、その場に崩れ落ちた。 (c143) もちぱい 2021/10/14(Thu) 16:34:31 |
【墓】 新人看守 ダビー ──かくんと、体が頽れる。 「……?」 身体機能を確認するべく意識を己の肉体に向けて、ようやく体に纏わりつく違和感に気付く。 呼吸が浅い。なんだか寒気がする。耳鳴りはしていないものの、すぐに嫌な音を思い出せる。体の末端が震えている。 揺すられながら首を絞められた記憶。血を流しながら意識を手放した記憶。眉を寄せたままの男に殴られ続けた記憶。 短い間隔で手にした幾つもの死んだ時の記憶が、本来一度きりの命が持つはずのない経験が、消えぬ痕のように脳に焼き付いていた。 どれだけ心が相手の行為を受け入れていたとしても、死ぬことに躊躇いがないよう教育されていたとしても、人の体は死にたがるように出来てなどいないのだ。 「………………」 死に至るまでの症状が体を這い回る。引き摺られるように心が、心が…………。 深呼吸を一つ。二つ。三つ。 切り替えろ、心を殺せ。 …………。 (+117) もちぱい 2021/10/14(Thu) 16:35:55 |
ダビーは、暫く蘇生室の床に蹲ったままだ。 (c144) もちぱい 2021/10/14(Thu) 16:37:04 |
ダビーは、時間を沢山使ってから普段通りに戻っていくだろう。 (c145) もちぱい 2021/10/14(Thu) 16:37:43 |
【秘】 新人看守 ダビー → 『不死兎』 ニア 男はカウンセリング室にいた。 部屋の椅子を借り、テーブルに置かれていた砂の箱庭をじっと見つめている。何をするわけでもなく、ただ大人しく、視線を落とし続けていた。 もし貴方がカウンセリング室に入ってきたのなら、「ニアか」と視線を上げて声をかけるだろう。 無機質、無愛想、無表情。見慣れたいつも通りの姿がそこにある。 (-309) もちぱい 2021/10/14(Thu) 16:52:03 |
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