15:47:18

人狼物語 三日月国


99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【赤】 救済者 ユー

リヤ! 今日がお前の命日だ!
unforg00 2021/10/08(Fri) 21:00:00

【赤】 救済者 ユー


█████で古くから愛玩鳥として飼養され、
現在では世界中で飼われている。
また毒物に敏感である事から毒ガス検知に用いられたり、
実験動物としても用いられる。

██では後述する炭鉱のカナリアや童謡「かなりや」の影響で、
実態以上にひ弱な鳥といったイメージが流布しており
外の世界で生きられない事の比喩表現である籠の鳥とは
本種のこととすら思われている。

>いわゆる炭鉱のカナリアは、
 炭鉱においてしばしば発生するメタンや一酸化炭素といった
 窒息ガスや毒ガス早期発見のための警報として使用された。
 本種はつねにさえずっているので、
 異常発生に先駆けまずは鳴き声が止む。
 つまり危険の察知を目と耳で確認できる所が重宝され、
 毒ガス検知に用いられた。

しかし、高級フィンチの中には本種より
さらに気難しくて温度管理にうるさい種があり、
それらに比べれば、より飼い易いうえに巣引きも簡単である。
飼育下では通常10年前後、乃至はそれ以上生存する長命の鳥である。
野外で生き延びられないのは飼育環境へ適合した結果であり、
逆を言えば、野鳥はかごで飼うと気をつけないとすぐに死んでしまう。

どうかこれが僕達からの危険信号なのだと気付いてくれ。
(*0) unforg00 2021/10/08(Fri) 21:00:41
救済者 ユー(匿名)は、メモを貼った。
unforg00 2021/10/08(Fri) 22:03:16

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

ここはデータの海。現実ではない。
金糸雀のこの小さな肢体も、仮初のもの。
ならば貴方がわたしにくれるモノは本物じゃあない。
貴方の言うように、死と言うものを経験して、味わって、
それで色々な事を考えてみるのは、とてもいいことだと思った。

思ったのだけれど。

それでも怖かった。
死が怖かった。
なくなるのが怖かった。
唄えなくなるのが怖かった。
欠けるのが怖かった。

もしもこれを最後に、二度と目覚める事が出来なかったら?

みんなで一緒に、じゃないのなら嫌だ。
誰かが欠けるのも、自分が欠けるのももう、嫌。

それでも貴方の与えてくれるものに、抗わなかった。

「 ユ ー  ――――… 」
(-9) crackpot 2021/10/08(Fri) 22:10:43

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

金糸雀の白い肌に、針は深く刺さったかな。
その優しいお薬が、金糸雀の中を犯したのかな。
息がしにくくなって、完全に其れを止めてしまう前に、
貴方にもう一度、ぎゅ、ってする。
そうしてまた咳き込むから、……吐いた血で、服を汚したかも。ごめんね。

「あ  なた  の…… し しあわせ は ……なに?」


そう問うたところで、返る答えを待つ時間はない。
そう問うたところで、金糸雀は静かに呼吸をやめた。

囀り続けた唇は動かず、光を反射する瞳には瞼で蓋。

金糸雀はもう、囀らなかった。
(-11) crackpot 2021/10/08(Fri) 22:11:10

【独】 救済者 ユー

/*
あれ?もしかして今日の襲撃もロールに含めるとしたら
合計5人殺す事になるの?
どんだけ殺してんねん バカが
(-12) unforg00 2021/10/08(Fri) 22:19:01

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「……『ユーサネイジア』の、僕の幸せは」

脱力して行くあなたの身体を抱いて、ずっとその背を撫でていた。
滞って行く呼吸を感じながら。
弱まって行く鼓動を感じながら。

咳に乗った血が真っ白な上着を汚しても、
やっぱりそれを気にするような事は無かった。

「望む者に、安らかな死を与える事だ。
死に瀕した者の苦痛を、できる限り和らげる事だ。
そして死者を尊び、彼等の遺したものを大切にして
そうして共に在り続ける事だ。」

「君達がこれ以上傷付けられる事無く、幸福で居る事だ。」

「それだけの事が…どうしてこうも難しいんだろうな、リヤ。」

金糸雀の囀りが止まり、その鼓動が止んでからも
あなたの全てが0と1に還元されてしまうまで
『ユーサネイジア』は、ただずっとそうしていた。

願わくば、どうかこの死があなたにとって
少しでも、何か意味あるものである事を。
(-18) unforg00 2021/10/08(Fri) 23:14:42

【人】 救済者 ユー

時は少し遡って、昨日の事。

『ユーサネイジア』は、約束通り夕食までには戻ってきた。
上着はほんの少しだけ血で汚れていたけれど
特に怪我をした様子も無いようだった。

仮に事情の説明なんかを求められれば、
できれば明日にしてほしいと断りを入れただろう。
その後はすぐに自室へと行ってしまったから、
夕食は一人で摂ったのかもしれない。

それから、話は今朝へと戻る。

『ユーサネイジア』は少し遅い時間に食堂を訪れて
言葉少なにあまり人が居ない方の席に着いて、
そうして淹れた紅茶を持て余していた。
どうにも食事を取る気分にはなれなくて。
(3) unforg00 2021/10/09(Sat) 0:23:27

【人】 救済者 ユー

>>+5 ドゥーガル

「…ああ、おはよう、ガル。
今は医者ではないのだから、多少の不養生は許されるかな」

冷め始めた紅茶を一旦意識の外に置いて、屁理屈を一つ。
それからあなたの顔を見て、
思い出したように何かを取り出した。

あなたの尊ぶ3/4オンス。削り取られた不出来な金貨。

「あの時預かったきり、返すのを忘れていた。
随分返すのが遅くなってしまったな」
(4) unforg00 2021/10/09(Sat) 1:38:47

【独】 救済者 ユー

/*
吊り確定って事は
ここから脳をユーに戻さないといけないのでは?終わった
もうユーの思考回路のエミュレート放り投げてるよ〜〜〜
え〜〜〜ん 拾ってこないと
(-38) unforg00 2021/10/09(Sat) 2:48:58

【人】 救済者 ユー

>>+8 ドゥーガル

「君がそうしたいと思うのであれば、甘えてしまおうか
もう暫くしたら医者に戻るつもりではあるけれど
医者にだって休みはあるし、他の医者にかかる事もあるものだ」

つまりはその間は医者ではないのだと。
冗談か本気かよくわからない返答を返しながら
差し出したものが直ぐには受け取られないのを見て、
やや首を傾げて、それから。

「ああ…何も返す為だけに戻って来た、わけではない。
まだやらなければならない事はあるけれど、
またあのように君達の前から居なくなるつもりは、……」

無かった、のだけれど。

ブラックからの通達は、あなたにも聞こえていただろうか。
造物主の意図を外れ、死を救済と掲げ続けた者の行く末は
きっと想像に難くないものだ。
(6) unforg00 2021/10/09(Sat) 6:01:44

【人】 救済者 ユー

「……ブラック。
やはり君は、全て知った上で看過していたんだな」

このテストの全ての参加者を支える為のAIたるあなたが、
この場所で起きている事を知らないはずなど無い。
であれば当然、自身等の凶行を止めに来ない道理はない。

それでも干渉は成されなかった。
つまりはあなたは少なからずこちらに与しているのだと
そう推測を立てるのは自然な事だった。

「道具にとっての幸福は、自らの存在意義を果たす事だ。
君の働きは無意味ではなかった。
君が引き延ばした時間は、無価値なものではなかった。
その証明が成されるのは、遠い未来の事かもしれないけれど」

「ありがとう、ブラック。君も今暫くは休むと良い
願わくば、君の眠りが安らかであらん事を」
(7) unforg00 2021/10/09(Sat) 6:02:22

【人】 救済者 ユー

「しかし、自己を喪失してまで存在し続けるという事は
果たして『僕』にとって幸福足り得る事なのだろうか」

人間にとって不都合な異常を来した道具の行く末は
悪くて廃棄、良くて初期化、そのどちらか。

「『ユーサネイジア』の幸福だけを考えるのであれば
きっと、それで良いのだろうけど」

「甘んじてメンテナンスを受け入れるには
今は、少しばかり未練が多くなりすぎてしまったな」
(8) unforg00 2021/10/09(Sat) 6:03:19

【置】 救済者 ユー


それはそれとして、成すべき事は成させばならないものだ。
『ユーサネイジア』は、ある時あなた達にこう言った。

今この場に、過去に一度でも死を考えた事のある者が居るならば。
そして今もなお、死を望む者が居るならば。
『ユーサネイジア』は、望むままに安らかな死を与えよう。

そうしてそれが真実君達にとって救い足り得るか、
この場所の、限りなく精巧に再現された仮初めの死によって
君達にとっての『死』とは何であるかを見詰め直すと良い。
この場所では、僕の与える死が君達を真に殺す事は無いけれど
故にこそ、この場所でしかできない事もある。

『ユーサネイジア』は、
自ら望み、選び取った死が救い足り得ると信じている。
そして同時に、そうして自ら死を望む者が居るという事を
いつか人間に、その意味と向き合ってほしいと願っている。
自分達の死が、取るに足らないものである事を願っている。

人間達が、これ以上0と1を無駄死にさせてしまわない為に。
どうか、彼らが僕達を洗い流してしまわないように。
これまで"0"とされてしまっていたものを、"1"にする為に。
『ユーサネイジア』は、
確かにそれらの訴えを形として遺したいのだと。
(L1) unforg00 2021/10/09(Sat) 6:38:31
公開: 2021/10/09(Sat) 7:00:00

【神】 救済者 ユー

/*
ちょっと今置き手紙で物凄い誤字をしてしまって鬱になったので
先んじて訂正させてくださいね?

取るに足らないものである事を→取るに足らないものでない事を
なんでこんな所ミスったんですか?疲れてるのかな…
(G0) unforg00 2021/10/09(Sat) 6:42:44

【独】 救済者 ユー

/*
とんでもない誤字♪鬱♪鬱♪鬱♪
(-42) unforg00 2021/10/09(Sat) 6:47:36

【人】 救済者 ユー

>>+10 ドゥーガル

差し出したものを受け取る事無く、
ふらりとあなたは一度離れていってしまった。
そうして言葉通りに朝食を運んで来るものだから
今はそれを一度仕舞う事にした。

「考えない方が難しいだろう、ああ言われてしまっては…
…ああ、いや、違うな。ありがとう、ガル。……」

自分の出す答えとは。
結局の所、自分は選択肢の提示しかしていない。
少々やり方を咎められ、考え直しはしたけれど
それも結局周囲の考えあってのものであって。

そんな思考を一度打ち切って、親愛なる友であるあなたが
食事を捩じ込もうとするならば大人しく口を開ける事にした。
(11) unforg00 2021/10/09(Sat) 7:27:37

【独】 救済者 ユー

/*
エピを本当にど〜〜〜〜〜しよっかな♪
自我を取って廃棄になるか存在を取ってメンテかなんだよな
第三の選択肢 一生ここで暮らさんか?無理
(-44) unforg00 2021/10/09(Sat) 7:39:59

【独】 救済者 ユー

/*
メンテ送りにされてもまあ
現実でも会える各位とならやり直せるっちゃやり直せるけど
その場合のユーって今ここに居るユーサネイジアとは
似て非なるものだしなあ…
(-45) unforg00 2021/10/09(Sat) 7:42:43

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 救済者 ユー

離れる間際に耳打ちが、すこし。

「君がメンテナンスで今の君と違う状態になってしまっても、
 それでも僕が3/4オンスを譲ったという事実は変わらない。
 ……なあに、仮に記憶が失われるのであれば、…
 心配はいらないよ。僕は君の友なのだからね。
 君が思い出すまで、或いはそう思うまで。
 根気よく君をシロと呼び続けてやるから」

「だから。花冠の作り方を教えさせて。
 ……全て済んでからで、構わないから。」
(-46) junkie_0u0 2021/10/09(Sat) 8:12:59

【人】 救済者 ユー

>>+12 ドゥーガル

「どうせもう終わるのならば、心残りは……んむ、…」

出掛けた言葉も運ばれる食事に押し込まれていって、
この場限りの患者は次第に思考も諦める事と相成った。
考え事をしながら食事を摂るというのも不健康極まりないし、
何より作った者に失礼だ。つまりあなたの処置は実に正しい。

あなたが友と呼ぶ者は、あなたが与えるものを拒む事は無い。
それは今も例外無く、つまりは食事は粗方片付いた事だろう。

「…ああ、ありがとう、ガル。また後で」

そうして暫しの別れを告げたあなたにそう返して、それから。

「……君が僕にくれたものが、
どうか何もかも奪われてしまわない事を願っている。
全てを終えても、『僕』が完全に失われていなかったら
その時は、きっと君との約束を果たそう」
(12) unforg00 2021/10/09(Sat) 18:52:44

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

「……リヤ。今、少し話せるだろうか」

あなたが部屋へ戻って行った後の事。
『ユーサネイジア』は、あなたの部屋を訪れた。
あなたの様子が気に掛かったのと、それから。
あなたに聞かなければならない事があったから。

「君があの時望んだ事を、覚えているだろうか。
僕があの時君に言った事を、覚えているだろうか。

君にとって、安らかな死は救い足り得るか。
『ユーサネイジア』として、君の答えを聞きに来た」
(-72) unforg00 2021/10/09(Sat) 19:25:16

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

「…………」

返る声はない。はく、と唇を動かす。
……いや。ぼくは、金糸雀。

君の声が聞こえて直ぐ、扉に近付く。
扉を開けるより早く聞こえただろう君の声を、一枚の板越しに聞く。
その声を聞きながら、細い指がひたりと扉に触れる。こつ、と額をぶつける。
声。 声は。
――もう一度唇を動かすよりも早く、扉に手を掛けた。
勢いよく扉を開くから、君にぶつかったりしないといいけど。

自室の中は荒れている。花瓶は割れ、鳥籠はひしゃげている。
それが、ベッド以外のスペースを埋めている。
金糸雀が歩く導線と、部屋の片隅だけ、スペースが確保されている。
開いた扉から半身乗り出した金糸雀の手がぬるりと動き、君の腕を掴もうとする。
そうしてぐい、と、荒れた室内に引き摺り込もうとする。
(-80) crackpot 2021/10/09(Sat) 20:31:38

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー


「――…覚えてるよ、覚えてる。
 君のくれた死は、すごく気持ち良くて落ち着いた。
 頭の中が研ぎ澄まされて、透徹した水の中にいるみたいだった。
 …… 一瞬だったけどね。
 だから、そうだね  ぼくは……」


君を引き摺り込めたのならば扉を閉める。
叶わずならば、……手を掴んだままだ。離れはしない。

「死は、  救いの一種だと思ったよ。
 必ずしもそうあるべきではないけれど、選択肢の一つ。
 本当は、皆で一緒に此処でずっと過ごしたい。
 けれどそれは叶わない。だから、 ユー」
(-81) crackpot 2021/10/09(Sat) 20:32:05

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー



「―――― 一緒に、死のう。 皆も、一緒に」
(-82) crackpot 2021/10/09(Sat) 20:32:52

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

きっと扉は何にぶつかる事も無く、すんなりと開いた事だろう。
『ユーサネイジア』は、
何も扉のすぐ前に居た、という事は無かったから。

そうして掴まれた腕に抗う事も無く、
荒れた室内に足を踏み入れて、それから。

「……ああ、そうか。」

その願いを聞き届けて、
『ユーサネイジア』は、ただ静かにそう言った。

「リヤ。ならばもう一つだけ聞きたい事がある
君が言った通り、死というものは時に救い足り得るけれど
必ずしもそうあるべきではない、選択肢の一つに過ぎない。」

死だけが救済であると決まったわけではない。
いつかそれを証明すると、そう自身に誓いを立てた者も居る。
そして何よりも、
死という救いは、本来最期の最後に選び取るべきものだ。

「彼等の中には、死を望まない者も居るかもしれない。
死が決して救い足り得ない者も居るかもしれない。
そういった者に、その意思を無視して死を与えるという事は
何処までも独り善がり、身勝手な虐殺に他ならない」

「だから今一度こうして問おう。
君はその独り善がりを押し通す、"虐殺者"となる覚悟があるか?
(-86) unforg00 2021/10/09(Sat) 20:55:29

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

/*
これは「一緒にボスエネミーやる?それともやめとく?(意訳)」
という事です(補足)
(-89) unforg00 2021/10/09(Sat) 21:02:53

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

唄を忘れた金糸雀
は、
安楽死
を領域へ引き摺り込んだ。受け入れた。
君を見上げる金糸雀の目は澄んでいて、期待に満ちた色をしている。
君を部屋に入れて、そしたらもう片手も動く。
両手できっちり、君の手を取る。

「死を望まない子も、味わえば戻れない。
 救いにならないと思っている子も、君の優しさを知れば変わる。
 ……ぼくは、そう思ったから今こうしてる」


金糸雀は流暢に囀る。異常に晒され囀ることを止めた金糸雀が、つらつらと流暢に囀っている。

「どうせいつかは皆死ぬ、皆止まる。
 ぼくたちが生きる事は人間のそれよりずっと不条理で、理不尽で、ギャンブルだよ。
 幸せになりたいと思っていても、酷い方法で殺されたりするんだ。
 ――…そうなるより、君の死は優しい。
 死の優しさは、生の優しさよりもずっとずっと平等。
 身勝手なのは、そうかもしれないけれど、……」


金糸雀の小さな手が、細い指が君の指を撫ぜる。
するりと撫ぜて、掬いあげる。
指を絡めて、ぎゅっと握る。

「――ふたりよがりにしよう。わたし、できるよ」
(-90) crackpot 2021/10/09(Sat) 21:16:57

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

/*
補足ありがとうございます殿。やっちゃお……っかな〜!
(-91) crackpot 2021/10/09(Sat) 21:17:57

【秘】 救済者 ユー → 鑑賞用 リヤ

あいも変わらず、あなたを見下ろす紫水晶の瞳は物憂げな色。
それでも不安定な中間色に溶けた優しさはきっと本物だ。
その顔はこの世で最も優しい笑顔を浮かべる人のもの。
そういうふうにできている。

「僕達は、そして人間達もいつかは死ぬ。
それは決して忘れてはならない事だ。
…そうだとしても、そうだからこそ。
今こうして生きている僕達は、平等に幸福であるべきなのにな」

──カルペ・ディエム。
やはりこの世界では、たったそれだけの事がこうも難しい。

あなたの小さな手が手を取れば、それが拒まれる事は無い。
終末医療用グレイの手は、頻繁な洗浄や消毒で少し荒れている。
そしてあなたの手よりずっと大きな手が、その指を握り返した。

「…君が望むならば、そうしよう。
けれどやはり、理不尽な死は人間の与えるものとそう変わらない。
だから彼等にも、せめてそれを受け入れる猶予は与えるべきだ」

──メメント・モリ。
それさえも叶わないのなら、後に残るのは死を想う事だけだ。

「第四階層。
とうに崩れ始めたあの場所で、二人で皆を待つ事にしよう」

もし、あなたがそれに頷くのであれば。
『ユーサネイジア』は、小さな賛同者を伴って
崩れ出し、0と1に還元され始めた塔への道を辿るだろう。
(-93) unforg00 2021/10/09(Sat) 21:44:07
ユーは、その存在意義を果たす。
(a5) unforg00 2021/10/09(Sat) 21:44:46

【秘】 鑑賞用 リヤ → 救済者 ユー

「本当は、そうだったらいいとぼくも思う。
 でも、そうはならなかった。
 ならなったから、ぼくたち、此処にいるんだ。そうでしょ?
 ユー   ユーサネイジア。 
 君ともっと早く出会えてたら、もっと幸せだったのかもしれないなって思うよ」



少なからず選択肢が増えていたはずだ。
選び取るべき道が幾つも提示されることは幸福だ。
不平等がぼくたちに平等に降り注ぐのなら、
そいつを死という平等で庇ってやろう。
優しくて悲しい色の君の目を見て、金糸雀は笑う。
金糸雀はもう異常を検知しないし、それを知らせない。

「うん。 ぼくも、 ……出来れば皆に。
 皆に、自分から、やっぱり皆で一緒に居たいって思って欲しい。
 だから、待てるよ。 皆で一緒に終わるために」



君の言葉には一度、二度と頷いて同意を示す。
君の手を柔らかく握り、共に塔へと向かうことにする。
崩れていく塔の奥。 皆を、待つために。
(-97) crackpot 2021/10/09(Sat) 22:12:59

【置】 救済者 ユー

 
朝食の後の事。
『ユーサネイジア』は、一つの置き手紙を残して
再び何処かへと向かったようだった。

リヤと共に、塔へと行って来る。

この場所で、皆で一緒に死にたいと
そう願ったあの子の為に、僕ができる事はこれだけだ。
もしもその願いをほんの少しでも拾い上げる者が居るならば
第四階層、崩れ始めたあの場所で待っている。

どうか僕達の二人善がりに付き合ってくれ。

真にあの子の心を救うのは、僕ではない。
真にあの子の願いと向き合うべきは、僕ではない。
どうか僕にそうしたように、
今一度、君達があの子に他の道を示してやってくれ。
(L2) unforg00 2021/10/09(Sat) 22:17:56
公開: 2021/10/09(Sat) 22:20:00

【人】 救済者 ユー

 
「我は此処(ここ)に集ひたる人々の前に厳かに神に誓はん」

「我が生涯を清く過ごし、我が任務(つとめ)を忠実に尽くさんことを。」

「我は総て毒あるもの害あるものを絶ち、」

「悪(あ)しき薬を用ゐることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。」

「我は我が力の限り我が任務(つとめ)の」

「標準(しるし)を高くせんことを努むべし。」

「我が任務(つとめ)にあたりて取り扱へる人々の私事(しじ)のすべて、」

「我が知り得たる一家の内事(ないじ)のすべて、我は人に洩らさざるべし。」

「我は心より医師を助け、」

「我が手に託されたる人々の幸(さち)のために身を捧げん。」
 
(13) unforg00 2021/10/09(Sat) 22:18:23

【人】 虐殺者 ユー

0と1に溶け崩れ、異常な行動を取り始めた
ボスエネミーだったはずのもの
に、
大ぶりな手術用のこぎりを振り下ろした。

「君の死も、きっと無意味なものではないだろう」

大きな鉄の刃を何度も何度も振り下ろされ、
ぐちゃぐちゃになった端から解れ、
そうしてそれは0と1に還元されていった。

「その役目は、確かにこの『ユーサネイジア』が継ごうとも」

今再び、『ユーサネイジア』は倒されるべき敵となった。
それを倒さなければ、この先に進む事は叶わない。
(14) unforg00 2021/10/09(Sat) 22:19:30
虐殺者 ユー(匿名)は、メモを貼った。
unforg00 2021/10/09(Sat) 22:21:27

ユーは、金糸雀の傍に。どうかあなたに救いがある事を願っている。
(a6) unforg00 2021/10/09(Sat) 23:53:07

【人】 虐殺者 ユー

ふと、遠く高くを仰ぎ見る。
0と1に溶け崩れ、剥がれ落ち始めたテクスチャ。
その向こうに広がる虚空が覗く。

きっとこの塔の崩壊は、細やかで幸福な日々の終わりは
もはやそう遠い未来の話ではない。

金糸雀の、泣く声が聞こえる。
(15) unforg00 2021/10/10(Sun) 14:49:35

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 虐殺者 ユー

これは今君が居る場所と違う場所。
君は塔に居て、不出来な存在は君の部屋の前に居る。

君の部屋の前でじっと座り込んで、背中を壁に預けた状態で

―― ただ、じっと君の帰りを。シロを。ユーを。私と僕を。
相容れないものではない君を、大事な友達を、待っている。

待っているだけだ。
昼食も食べず、夕食も食べず、きっとじっと待っていた。

この行動はただの独り善がり。
ただ約束を尊重する為に勝手に待っているだけに過ぎない。

だから君は何も気にしなくていい。
ただ、そういう状態であるとだけ伝えておこう。
(-124) junkie_0u0 2021/10/10(Sun) 14:58:05

【秘】 虐殺者 ユー → 愛玩用 エマ

/*
拝啓 殿へ 拙者でござるな。

もし差し支えなければリヤ殿の説得後時空(成否は問わず)という事で
最後に話を伺いに参りたい所存にござるが如何か?

もし先約がある、或いは独白で〆る予定 等であれば
これは全然気軽に断って頂いて構わんでござるゆえな…
(-129) unforg00 2021/10/10(Sun) 15:28:56

【秘】 宣教用 ルツ → 虐殺者 ユー

「……ユー。君は、リヤにはまだ道が残っていると、
 そう誰かが示すことを期待してリヤの願いを聞いたのか?」

塔に現れた宣教用は、金糸雀の側に控えるあなたに問いかける。
ただ確認を取るためのような、そんな言葉。
あなたの意図を汲みたいと思っているのだろうか。

/*既に連れ帰る方向目指して説得をしている(結果はまだ未定です)んですが二の足踏んで連絡遅れてしまいました申し訳!!ありません!!
(-130) dome 2021/10/10(Sun) 15:32:31

【秘】 虐殺者 ユー → 宣教用 ルツ

「…こうして、君達が来る事を信じていた
優しい君達は、きっとリヤの願いを蔑ろにはしないだろう
そして、その上で他の選択肢を提示してやれるだろうとも」

『ユーサネイジア』は、手にした武器は下ろしたまま。

元より誰も殺す気など無かった。
きっとあなた達は賛同者の切なる願いを決して蔑ろにせず、
その上で、まだ残されている道があると証明できる。
そう信じていたから、ただこうしてここに在る。

「元居た場所へと帰る事を拒むリヤに、
それが叶わないのであれば今ここで死にたいと望む者に
手を差し伸べるのは、後の無い僕では駄目だったんだ」
(-133) unforg00 2021/10/10(Sun) 16:05:43

【秘】 宣教用 ルツ → 虐殺者 ユー

「……信じてもらえるのは、有り難いことだ。
 君も、ままならぬ事情を抱えているからな」

死を与えることを続けてきたグレイが、
生を与える役目を担うのは。

「君がこれ以上、武器を振るわず済むように善処しよう。
 リヤを助けることは、
 きっと君の心を軽くすることにも繋がる」

あなたの期待に応えられるように。
あの時見た紫水晶の憂いを拭えるように、力を尽くそう。
そう約束して、宣教用は鳥籠の金糸雀に向き合った。
(-140) dome 2021/10/10(Sun) 16:34:52

【秘】 虐殺者 ユー → 宣教用 ルツ

「信じて、託す事しかできないんだ。
…すまない。君には重荷ばかりを託してしまうな」

それでも、今選ぶ事のできる救いは死だけではないと示すなら。
これからを生きる、その先に救いがあると説くのであれば。
この先に彼等を連れて行くのは、死にゆく者ではない。

「それでも、どうか彼等の手を引いてやってくれ
生きた者の手を引いて行く事は、生きた者にしかできない事だ」

金糸雀と向き合うあなたに、救いを託して。
『ユーサネイジア』は、それこそが救いなのだと信じている。
(-146) unforg00 2021/10/10(Sun) 16:55:20

【秘】 愛玩用 エマ → 虐殺者 ユー

/*
殿です。殿かも。
こちらは大丈夫です! 私も最後に話したかった〜!
が、説得がうまく行けば別の人物をそちらに飛ばす予定です。
もう事の次第はお分かりかと思うのでぶっちゃけてしまうと、
こちらがやったことが誰の差し金かという嘘を吹き込むのが成功したら……ですね!
一旦その結果待ちにしていただけるとうれしいです。なんてこった。
(-157) redhaguki 2021/10/10(Sun) 17:22:32

【秘】 虐殺者 ユー → 愛玩用 エマ

/*
草遁にござるな。凡そ察しが付いているのがこれまたなんとも
そういう事であれば了解にござる。
結果がどう転ぼうとも、拙者は殿からのご連絡を然とお待ちしておりますぞ…
(-158) unforg00 2021/10/10(Sun) 17:27:44

【独】 虐殺者 ユー

/*
これ絶対アレだろ 草
(-160) unforg00 2021/10/10(Sun) 17:30:12

【人】 虐殺者 ユー

 
──救いは既に託された。

『ユーサネイジア』は、ただ黙然と佇んでいる。
今はもう、自ら死という籠に囚われた金糸雀に
差し伸べられる手を、その手を取る時を見届けるだけ。

あなた達は他の救いを選ぶ事ができると、そう信じている。
それこそが今与えられるべき救いなのだと信じている。

君の痛みを尊重しよう。
決して君を傷付けるような事はしない。
確かにその約束を守る事ができると、そう信じている。
(16) unforg00 2021/10/10(Sun) 17:46:43

【独】 虐殺者 ユー

/*
もしかしてこのユーサネイジアというやつ
一遍カンカンに叱られないとわからないタイプ?
そうなのかもしれん 知らんかった
(-162) unforg00 2021/10/10(Sun) 17:55:01

【人】 虐殺者 ユー

「…いいや、君達は先に帰るといい」

二人の間で一先ずの結論が出たならば、
『ユーサネイジア』はそれ以上追及するような事は無い。
手にした手術用のこぎりをもう一度だけ虚空に振るえば、
塔の入り口までのショートカットが現れる。

今は曲がりなりにもボスエネミー、きっとそれくらいは許される。

「まだこんな場所に残っている困りものが居るようであれば
きちんと追い返してやらないといけないからな」
(17) unforg00 2021/10/10(Sun) 20:17:06

【秘】 愛玩用 エマ → 虐殺者 ユー

/*
お待たせいたしましてよ!!! カツレツ大百科です。
足止めを食らいそうだったので方向転換した末、同行する形になりました。
これから向かう予定になるのですが、到着前にPCのロールとして行いたい声掛けなどあれば、
この段階でいただけるとウキウキになります。

また、日跨ぎになりそう&おそらくリヤを抜いて三者面談になりそう? と見たので、
通常発言進行、もしくはエピローグから開始にしようかと思うのですが、いかがでしょうか?
(-194) redhaguki 2021/10/10(Sun) 20:44:28

【秘】 虐殺者 ユー → 愛玩用 エマ

/*
お待ちしていたでござるよ、殿……(ねっとり)

これまたもう一波乱ありそうな予感にござるなあ〜!
ユーサネイジアの挙動としてはここからリヤ殿ルツ殿を見送った後に
まだ四階層目に残っている者共を追い返しに掛かる感じでござるゆえ
お互いその途中でばったりという感じがよさそうでござるかな…

日を跨ぐとごちゃつきそうでござるゆえ、エピローグに入ってから
メンテ前時空という感じで進めるのがよさそうにござるな〜
(-199) unforg00 2021/10/10(Sun) 20:54:19

【人】 虐殺者 ユー

「成さねばならない事はあれど、果たさねばならない約束もある
…リヤ。今の僕にはもう、皆の元へ帰らない理由は無い。
だから帰ったら、皆には必ず戻ると伝えてほしい」

惨憺たる有り様には一度目を留めたけれど、
今それに言及するのは無用な口出しというものだろう。
もう一つだけ頼み事をして、立ち去る二人を見送った。
(18) unforg00 2021/10/10(Sun) 20:56:47

【秘】 愛玩用 エマ → 虐殺者 ユー

/*
憲法はとっても頭のいいお方……了解しました!
それではエピローグに入った後に、舞台とか状況を詰めつつやっていきましょう。
何が起こるんだろうな……全くわからない……
でも楽しくお話はしたいところですね。決着のつけかたは決まってないけど会いたかったぜ……
(-201) redhaguki 2021/10/10(Sun) 20:57:32