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![]() | 【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 陽光の元で ニーノ――そうして暫く。 かちゃりと再度扉が開いて、にょきと女の手だけが顔を出す。 「に、ニーノくうん。」 ひらひら、振る手の小指にはいつものエナメル。 ぎし、とゆっくり扉が開いていく。 「て、手伝ってえ。」 塞がった両手、扉を開けるためにその片方を離して、代わりに片膝で支えながら。 ぎりぎりに前が見えるくらいに積まれたダンボール。 だけど、それは奥に見えていたのとは違う箱に見える。 肩で扉を支えてもう一度両手でダンボールを支える。 どうやらこれが、噂のそれらしい。 (-11) oO832mk 2023/09/17(Sun) 21:57:30 |
![]() | 【神】 日差しにまどろむ ダニエラ「――」 す、と息を吸うような音。 それから静かに、そうと吐く。 「……。」 「…巡回。いってきまあす。」 かつと革靴の底を鳴らす。 その合間で、逮捕されたら同僚の机の上に、個包装のミニドーナツをひとつ置いた。 #警察署 (G6) oO832mk 2023/09/17(Sun) 22:04:27 |
![]() | 【影】 日差しにまどろむ ダニエラ道を往く。海沿いの道。 心地よい海風。でも、今は。 「……」 近付いてきたのは、自動車工場。 それを外から、軽く眺めた。 「………アレッサンドロさん」 人に聞かれてはいけないささやきは、海風に攫われて、溶けていく。 #Mazzetto (&1) oO832mk 2023/09/17(Sun) 22:20:45 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ中身の沢山入ったダンボール数箱。 あなたの力を借りて一度地面に下ろし、ひと息。 「うんー。いいよお。」 覚悟してって言ったでしょお、なんてけらけら。 あなたが電話をかける間、入口の扉に背を預ける。 夕暮れの空が照っている。 どこかで見た、海の色だった。 ぼんやりとそれを眺める。時が過ぎるのなんて、本当にあっという間だ。 浮かぶ言葉を、何度も殺して。 その度に、薄く、目を伏せる。 (-23) oO832mk 2023/09/17(Sun) 22:44:57 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ「おつかれえ。」 電話を終えたあなたに向けるのは、いつもの朗らかな笑み。 夕焼け色に照らされて、柔らかに影を落とす。 積み込み作業も手伝って。 ああ、この人が蟹の…とひとりでに納得をした。 「――うん。」 にこやかに笑う。 それしか取り柄はない。 「また明日。ニーノくん!」 その“明日”なんて、来ないけど。 それを知っているけど、女は、そう、いつも通りに。 手を振って。車が走り去るのを見送るだろう。 (-31) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:13:45 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラ――たとえば。 自分が警察官じゃなかったら。 こんな法案がなかったら。 本当に、家族だったなら。 今頃、大きな声で泣いているんだろうか。 ……あまりにも、無意味な仮定だ。 だってそうだったなら、きっと今頃、ここでこうしてなんかいやしない。 潮風に髪を揺らし、ゆっくりその場を離れていく。 吐き出す先を、探す。 吐き出したい想いの形を探す。 ……それすらも分からないのに、何を吐き出せばいいんだろう。 誰も知らない訪問が、自動車工場にひとつ。 この場でやれることなんて、自分には何もなかった。 まだ、始まったばかり。 自分は自分の戦場に、戻らないと。 #Mazzetto (&2) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:27:58 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 無敵の リヴィオ「……」 新たな逮捕者の出たその日の昼過ぎ。 見回りから帰った女は、あなたのデスクに立ち寄った。 ことり。 置かれたのはくまのヘアピン。 そのまま昼食もとらず、女は自分のデスクに突っ伏している。 (-43) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:33:28 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノあなたの乗る車が、消えるまで見送った。 そうして、ようやく、小さく、小さく。 誰にも聞こえることのない、殺してきた言葉を。 「……ごめんね。ニーノくん」 (-49) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:39:38 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ/* お疲れ様です。おさとうかえでです。 黒眼鏡さん…(諸々の思い) お問い合わせの件ですが、どうしようかと悩んでおります。 流れで決めるか!と思っていたのですが、この流れなら波魔摘発チームに許されたモブ警官が濃厚で……。 というか相手が黒眼鏡さんなら尚のことモブが濃厚で…………。 でもRPしたいという気持ちもあり。 大変悩んでおります。どうしましょう………。 (なんの答えにもならない解答) (-53) oO832mk 2023/09/17(Sun) 23:41:41 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ/* 暫く叢魔窓がうるさくなりますことをお許しください… そうですね、人生に1回のチャンスですもんね……! 気を持ち直して頑張ります。ニーノくんに手錠かけたくないな…(こころがふたつ) いえ、頑張ります! 帰路の描写を頂けましたら、応じさせて頂きますね。 引き続きよろしくお願いいたします! (-61) oO832mk 2023/09/18(Mon) 0:01:04 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノかつん、と革靴の底が地面を叩く音。 「――ニーノくん」 やけに硬質なこえだった。 名を呼ばれ振り返ったあなたの瞳には、夕刻別れたばかりの女の姿が映る。 ひとつだけ、違うことがあるとすれば眼鏡をつけていないこと。 ぽつ、ぽつ。 雨が地面を濡らしていく。女は傘を差していた。 酷く悲しそうな顔をしていた。 それも、傘と夜道の暗がりのせいで、すぐには分からないのかもしれない。 (-79) oO832mk 2023/09/18(Mon) 0:32:02 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ「……」 すぐには言葉を紡げずに、女は薄く瞑目した。 ぽつ、ぽつ。雨足が増していく。 けれど女はその傘を、あなたに差し出したりはせず。 「…あのね」 「あの、果物なんだけど」 いつもの暢気な声音はなりを潜めている。 「ニーノくんが、果物を配ってくれた人」 「アレッサンドロ・ルカーニア」 「…どういう人か、知ってる?」 静かな声。別人みたいに。 だけど傘を持つその手の小指のエナメルは、あなたの知る女と変わらない。 (-95) oO832mk 2023/09/18(Mon) 0:53:15 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 無敵の リヴィオ散らかったデスクの上。 かけられた声にゆっくりと身を起こす。 「…リヴィオさん」 見上げるともうその前髪にくまが居場所を見つけていて、ぱちくり瞬きを重ねた後にくすりと笑う。 よくよく机上を見ると何やらいろいろと置いてあるじゃないか。 そんなことを思っている間にあなたは自分のデスクへ帰っていくわけだけど。 「……。おいしいなあ。」 コンポタの缶を空けて傾ける。 温かくて甘くてつい感想が溢れた。優しい味だ、とも思う。 徐に、立ち上がった。あなたのデスクへ、もう一度。 「あのお。…ヘアピン、ですけどお。」 「次は何がいいとか、リクエスト、ありますかあ。」 少し、遠回しだろうか。 でもただお礼を伝えるより、こっちの方がいいかなと思った。 (-113) oO832mk 2023/09/18(Mon) 1:59:52 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラInutile piangere sul latte versatoという諺がある。 その通りだと思う。 最初にそれを思ったのは、母が死んだ時だった。 …今は、きっと、あの時と変わらない。 小指のエナメルを緩く撫でる。 トップコートのお陰で、つるりと陶器のような手触りだ。 まだ。 まだ、大丈夫。 まだ独りじゃないから。頑張れる。 (&3) oO832mk 2023/09/18(Mon) 2:40:04 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラでももしも、ひとりになったら。 浮かんだ思考を、大きな吐息と一緒に吐き出した。 この手には約束がある。 だから、大丈夫。 大丈夫。 (&4) oO832mk 2023/09/18(Mon) 2:47:08 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「……」 女はいつものデスク。 手のひらの上でバスボムを弄んでいる。 イチゴのジェラートの色のような、薄紅色のバスボムだ。 書類を受け取り目を通す。 ことり、と静かにバスボムを置いた。 「……何か、ありましたあ?」 くそ旦那 はさておきだ。やけに落ち着いているという印象を抱いたならそれはきっと間違いではない。 元来あまり感情を表に出す方ではないのだ。 作り笑いだけは、昔から得意だったけど。 (!2) oO832mk 2023/09/18(Mon) 6:50:36 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 口に金貨を ルチアーノそんな中でも、紙面をなぞる間女の瞳に安堵が浮かぶことがあった。 ひとつの名前が消えていたからだ。 同時にひとつの名前を指さした。 浮かび上がった上から3番目、ニコロ。 ――どうやら、次の目標とするらしい。 (-122) oO832mk 2023/09/18(Mon) 6:56:18 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラよく笑う人は、愛されるから。 署内ではよく笑い、愛されるよう振る舞ってきた。 だけどここ暫くは、それが板に着いてしまったんだろうか。 “楽しい”という感情が付随してくるようになっていた。 そんなの、今まで、数える程の相手との会話でしか感じたことなんてなかったのに。 そのことを思うと、少しだけ、書類を握る手が震えた。 (&5) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:09:05 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラ――そして。 (…いいなあ) ああやって、表立って文句が言えるのだ。 そのことだけ少し、薄ら、羨んでいる。 (&6) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:11:00 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ/* 襲撃予告です。 お世話になってます。おさとうかえでです。 こちら、役職は 波魔 となりました。次回の襲撃対象にニコロさんを指定させていただこうと思っています。 襲撃耐性のある役職(妖花など)であったり、襲撃そのものになにか不都合ありましたらご連絡ください。 ブッキングなどありました際はそのあとで考えます。 上記、まず一度よろしくお願いします。 おさとうかえででした! (-124) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:22:40 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「…そおですかあ。」 「それは、…残念です」 「……」 直接お礼をいうなんてことは端からできる立場でもなかったけど。 あれは、おいしかったなあ。そんなことを、ぼんやり。 「ニーノくんは。あー。」 「…まあ、素直ないい子ですからあ。」 「疑いもしないで、 嵌められて くれましたあ。」「これで、懸念はひとつ晴れたんですけどね。」 小声で呟かれたのは、以前言っていた“個人的な理由”だ。 今となっては、かなり意味も薄れてしまったと女は感じていたが。 (!4) oO832mk 2023/09/18(Mon) 7:43:02 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ「…うん。…そう。」 …ばかだな。あの人は。 蟹の話をした時から気づいていたけれど。 そうやって一般人と積極的に関わって、慕われるから、こういう隙をうむ。 なんて。そんなことは、自分が言えたことではない。 一瞬だけ目を伏せたあと、ミントブルーがあなたを映した。 「彼は、ノッテファミリーの幹部。」 「…ニーノくん。ううん、ニーノ・サヴィア。」 ぱさりと傘が落ちる。 柄を握っていた手に代わりに握られたのは、鈍色をした手錠だった。 もう片方の手があなたに伸びる。幾度もそうして触れ合ってきたのと、同じように。 「反社会組織取締法により――あなたを、逮捕します。」 硬い声が、それを告げ、その手に手錠が、――かしゃん。 作り笑いしか、知らないから。どんな顔を作ればいいのかわからない。 だからその顔には悲しみが色濃く映った。 悲しむ筋合いなんて、どこにもありはしないのに。 (-128) oO832mk 2023/09/18(Mon) 8:04:56 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ盗聴の話を聞いた時、ほんの少しだけ女の顔色が変わった。 大した 方 。うん、そっか。無意識に、左手を胸に抱く。まだ、大丈夫。 「…気には、しませんよお。」 「あたしも大義があって、これをしていますからあ」 最初から。 女のしようとしていることは、全部、道理を外れている。 地獄に堕ちても仕方ないかなあと思いながら、それでも。 「……お兄さんは」 「お金のため、ですかあ?」 金を支払い情報を買っている当人が訊ねることじゃないかもしれない。 だけど返答次第ではもう少し色をつけなければとも思っていた。 女の懐には、活動費だけはやけにたんまりあるわけだし。 (!6) oO832mk 2023/09/18(Mon) 8:33:56 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラそうですか、と小さく。 少しの間、何ていえばいいのかなと浮かべて。 「……信じられないって、いうのは」 「裏切られたくないってことだと、思うんですよお」 「あたしは…見てのとおり、ですからあ」 「あたしのことを信じてみてくださいとか、そおいうかっこいいこと言えないんですけどお…」 小指のエナメル。マリーゴールドの色をした。 さてその色は、この国に広く伝わる宗教の上で、どんな意味を持っているだろう。 …女は自分がそっち側の人間であると、忘れないよう刻んでいる。 そうしなければ忘れてしまいそうな危うさだって、とっくの昔に自覚済みだった。 (!10) oO832mk 2023/09/18(Mon) 10:23:32 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「裏切られても、いいかなって」 「そう思える人だけ、あたしは信じてますよお。」 「…たくさん、良くしてもらったから」 「騙されてるなら、それでもいいかなってえ。」 ゆるやかにその口元を緩める。どことなく郷愁のかおりのする笑顔だ。 重ねてきた時と想いを全部、その胸中に忍ばせたような。 「……あたしの大義は」 「その人たちが守りたいものを、守ることですう」 「だから」 どんなに胸が痛くても。苦しくても。 「気には…しませんよお。」 “その人たち”が、 欠けて しまっても。笑うのだけは、得意だから。 ――へらり、と女は笑いかけた。 (!11) oO832mk 2023/09/18(Mon) 10:23:48 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ降り落ちる雨が、女の頬も濡らす。 眼鏡がなくてよかったと思った。だって、レンズが濡れてしまう。 それに手錠をかけた瞬間のあなたの顔を見なくて済む。 そうして代わりに濡れた睫毛が、あなたの言葉で、ふるりと振れた。 「…あは。おかしなこと、言うー。」 取り繕ってきた声音が剥がれていく。 ただの嘘つきだって。ずっとずっと騙していたんだって。 その事実だけが確かにそこに転がっているのに。 ――あたしは、裏切り者なのに。 「あのねえ。ニーノくん」 その言葉と、ほぼ同時だった。 繋がれた両手にそっとまた触れて、もう片方の腕が、あなたの背に回る。 ゆっくりとあなたを抱き締める。…あなたはそれを、恐れるだろうか。 (1/2) (-158) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:25:19 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノくす、と耳元で、笑みの音。 笑うしか、できないから。 「大丈夫、だよお。…あたしはあ。」 「それより、自分の心配しないとお。」 ずるいなと思う。我ながら。 抱き締めてもいいのは、お母さんの代わりの話だったはずなのに。 …あなたは今誰の代わりでもない。 最後に、 あなた として、腕の中。かわいい後輩。だいすきだった。 もっと一緒に話したかった。本当に克服出来たらって、力を貸していた。 そんな、自分の身の程も弁えないような女で。 ――ごめんね。は、 やっぱり口にはしないまま。 (-159) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:25:44 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 無敵の リヴィオ「んー…?どおでしょおー。」 「えーと…。」 記憶を辿る。 あまりにも雑多すぎて、店頭の商品のひとつひとつまで覚えていないが。 そうやって思い返したあと、くすりと笑んで。 「…探してみまあーす。」 間延びした口調にあまり変わりはない。 ただ嬉しそうな様子ではあった。 要件を終えるとするりと席を離れていく。 自分のデスクへ戻ると、美味しそうにまたコンポタをすすっていた。 (-160) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:35:12 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ朝のルーチン。2日に1度のサンドイッチ。 いつもと同じメニューを頼む。 「ありがとおございまあす。」 レシートを受けとり、馴染みの店主に手を振って。 齧りながら通勤の道を歩いた。 街は今日も、取締法のせいかどこか縮こまったような様子。 それを横目に眺めながら、小さく、溜め息を落とした。 (6) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:56:40 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラもうこのレシートに、メッセージが載ることはないのだけれど。 ダニエラ・エーコのルーチンは、そう易々と変える訳にもいかなかった。 だから、こうして無意味な行為を、きっとこれからも繰り返す。 レシートをついちらりと見つめてしまう癖も、きっと、そうそう直らない。 (&7) oO832mk 2023/09/18(Mon) 11:58:29 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 陽光の元で ニーノ頷くことは、できなかった。 もしかしたらまだ縋っているのかもしれなかった。 あの明るい日差しの中のような日々に。 まどろみの中で見た夢のような日々に。 …だけど多分、本当は。 この裏切りに気付かれた以上、同じものには戻れない。 ――それだって、全部、覚悟の上のつもりだったのに。 腕の中であなたの震えを感じても、少しの間はそうしていた。 どこかでそうっと身体を離して、行こうか、なんて まるでどこかに出かけるみたい。 連れて行く。冷たい檻の中。 冷えた身体にともる熱に気付くことすら、 もう女にはできるはずもなかった。 ひとつ、学習した。やっぱりどんなときでも笑わないと。 どうせ戻れないんなら、恨まれた方が、ずっといいはずだから。 (-193) oO832mk 2023/09/18(Mon) 16:28:24 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ/* お疲れ様です、おさとうかえでです。 昨日日付変更直前になってお送りしてしまったこちら >>2:96 の白の続き、どういたしましょう? 墓落ちのメンバーが壮絶でしたし、流して頂いても構いません。 その場合はこちら手隙の時にまたベーカリーに遊びに行かせて頂きますね!(できたら……) ただお忙しくてまだ着手できていないだけなどでしたら申し訳ありません、催促の意味ではないのでゆっくりどうぞ…! おさとうかえででした! (-198) oO832mk 2023/09/18(Mon) 17:34:16 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡/* お疲れ様です。 お世話になっておりますおさとうかえでです…(ここに任意の感情) 手が空き払った頃に牢獄の様子を見に行きたいと思っているのですが、事前に牢獄の様子などで留意事項などありましたらとご連絡致しました。 あとお預かりしている荷物ですが、同じく落ち着いた頃に情報屋ロッシを利用して内容を知ろうかなとも考えています。 なにか不都合ありましたらお教え下さい…… お返事の方も、そちらが落ち着きました後でかまいません。 まだ暫く伺うまでかかると思いますので…………。 よろしくお願いします。おさとうかえででした! (-201) oO832mk 2023/09/18(Mon) 18:00:39 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>9 カンターミネ 「……あーーー」 見回りの途中。丁度休憩にさしかかろうという頃。 遠目にそのライムグリーンを見つけた女は、間の抜けた声を上げた。 てってと後ろから近寄ると、食べ歩きのさなかであることも加味ひとつせずにその片腕に絡みついた。 「ミネだあーーー。」 「なにたべてるのお?おいしそお。」 笑顔をへらり、向けている。 #街中 (10) oO832mk 2023/09/18(Mon) 19:16:27 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ腕に触れる手が微かに震えている。 笑顔も、いつもの寂しいのを隠す 作り笑い だった。甘えた声は、縋るようで。 ――まあ、きっと、無理もない。 (-206) oO832mk 2023/09/18(Mon) 19:16:42 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ/* お疲れ様です……!昨日は…………(目を伏せる)(首を振る) ありがとうございます。お話したかったので嬉しいです。 では少しスローペースとなりますが、お付き合いよろしくお願いしますm(_ _)m (-226) oO832mk 2023/09/18(Mon) 21:17:17 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオカップを受け取られると、またにこやかに。 いいんですよおと、間延びした声。 「お約束う、でしたからあ。」 「ふふー。お隣、失礼しまあす。」 ビニール袋の中には自分の分も買ってある。 紙の土台をたたみ潰して、同じだけ砂糖の入ったそれを傾けた。 「やったあ。じゃあやっぱりい、気まぐれの頻度をお」 などと宣いはしゃいでいる。 お取置きの件で充分とは思っているので、これは冗談だ。 「あ。猫お。ふふー、そうなんですねえ。」 「実はあたし、猫とか触ったことなくてえ…」 「お名前とかあ、あるんですかあ?」 (-231) oO832mk 2023/09/18(Mon) 21:36:12 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>13 カンターミネ 「んふふー。ごめんなさあい。」 ぺろりと小さく舌を出す。 そんな中、鼻先に刺激的な香り。…辛いんだあ。これ。 ちらりとあなたを窺う。少しだけ、悩む素振り。 結局ぱくりと食いついた。 ひん。口の中が痛くて熱い。涙目だ。 「からいぃ……。」 「ミネー、こんな辛いの、よく食べれるねえ…。」 女は子供舌だった。 さっきと違う意味で、また舌を出す。 #街中 (14) oO832mk 2023/09/18(Mon) 22:18:03 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ辛さに堪えるふりをして、ぎゅ、ともう少ししがみつく。 大丈夫。大丈夫。ただの、仲良しの2人組。 「……うん。」 すり、と腕に頬寄せた。 それも辛さに堪えてるふりで、やり過ごす。 (-242) oO832mk 2023/09/18(Mon) 22:18:21 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡/* 心の準備をしていましたが傷は深いです。 おさとうかえでです。 まだ未確定なのだろうな〜とは思っておりましたので、お気になさらず…! ジェラート屋さんが使えることに今1番驚いています…使えるんだ!? 何も知らずに後日ジェラートを食べる予定でした。そのままでもいいかも…… すごい。開けてほしそおに見える。すごい。(語彙) ダニエラはあまり開けることに乗り気ではなさそうなので、ソロールしながら展望を見てみようかなと思います。持っててよかった叢魔窓。 よければそちらで開けることになりましたら、秘話にて描写をくださいませ。…墓下って叢魔窓見えましたよね!?(確認) 未確定が確定してからの方がよいかな?と様子を伺っておりました。 その方がよさそうでしたら合図を頂けましたら参じます。 なにとぞよろしくお願いいたしますねm(_ _)m (-253) oO832mk 2023/09/18(Mon) 23:01:58 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「え。ほんとおですかあ。ふふ、やったあ。」 「じゃあたあくさん、期待しちゃいましょお。」 弾むような声と、揺れる足。 それでもどこか気怠げなのは、間延びした語尾のせいだろう。 「んー。そう見えますう?」 「見るのは可愛いんですけどお。」 「…ふふ。Coccoちゃん。かわいいお名前ですねえ。」 続いた言葉に、んー、と人差し指を口元に。 「…キョーミは、ありますけどお……」 むすとまさにその口元が尖る。 微かに翳った表情にまで、あなたが気付いたかどうか。 「……今は、どおでしょおねえ。」 「いろいろと、物騒ですしい…。最後まで、飼えるかなあ…」 “物騒”とはまた迂遠な表現だと自分でも思う。 誰がどんな理由で逮捕されるかも分からない法案に、言葉を選んだと言えばその通りなのだけれど。 (-261) oO832mk 2023/09/18(Mon) 23:42:12 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>15 カンターミネ ひとつ歳上だろうが何だろうが、褒められるとやったあと声を上げる。 そこに関しては、相手が旧知のあなたでなくともほぼ変わらないのだが。 「うー。ミネ、胃とか傷めないよおにねえ。」 時すでに遅しな気はする。 トラメッツィーノは一口だけで御遠慮させていただいて。 ただ元来は戴けるものは迷わず戴く女だったので、歳下だろうがお言葉に甘えるらしい。 「あたしもお、コーヒーでえ。」 この子供舌の女は、コーヒーに砂糖をふたつ放らないと気が済まない。 …きっと、あなたもとうの昔に知ることだろうが。 #街中 (16) oO832mk 2023/09/19(Tue) 0:18:55 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネへへ、と見えないところではにかみ笑顔。 ぎゅ、ともう一度。もっと。しがみつく力を強めて。 …それでも、コーヒーの注文が終わる頃には身体を離す。 もう大丈夫。まだ頑張れる。このほんのひとときの触れ合いを心の糧に。 それにあんまりくっつき過ぎると、今度は不自然になってしまうかも。 コーヒーも飲むし。と。 (-265) oO832mk 2023/09/19(Tue) 0:22:17 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「…好きなんですねえ、みなさんのことお」 裏切られたくないというのはそういうことだ。 同意を得られたことで女は確信してくすりと笑う。 あなたにとっても大事な人達なのだ。それを知れただけでも女には大きな収穫だった。 「ふふー。そおですかあ。」 「あたし、結構うさんくさいかなあって思ってたんですけどお」 聞かれなければ言わない、聞かれたとしても答えないつもりだったことの数を数える。 幾らでも不審に思える要素なんて、あっただろうに。 だけど、『捕まって欲しくない人』の話をした時くらいから、あなたのそれには気付いていたのかもしれない。 …少なくとも悪しくは思われていないこと。それくらいは、女にも。 (!15) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:08:30 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ急に立ち上がったあなたにはぱちくりと――することもなく、女はただその瞳でにこりと笑う。 何のことやらぴんと来てはいなくとも、そこには多分に母の影響も残されていた。 …女について調べなかったあなたが知るはずもないけれど、女の母は、娼婦だったから。 励ましの言葉には少しだけ浮かぶものがあった。 誰か にとっても、いい娘でいられていただろうか。使い勝手のいい駒だとしても構わなかったけれど、…そう思われていた方が、ずっと嬉しいのなんて当たり前だった。 そうする間に徐々に近寄るあなたに今度こそきょとりと目を瞬かせた。 だってまさか、思ってもいなかったから。 それも今『人を信じられない』といった男の口から。 (!16) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:09:21 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「――あ」 その手が髪に触れた時。 多分誰かの手の平とも重なって。 それは本当に似ても似つかなかったと思う。 粗雑で下手くそなあの手とあなたの手では、 きっと昼と夜ほどにも違う。 だけどそれだけが理由じゃない。 見透かされた心地への動揺と、何より、何も知らないあなたからその言葉を貰えたことが。 ――まるで本当に 認められた みたいに思えてしまって、ゆらりと視界を歪ませた。どっちつかずの蝙蝠が、居場所をひとつ認められてしまったように感じられた。 「……っ、ごめ、なさ……」 元からいろんなことが重なって溢れる寸前のグラスだった。 溢れ方も分からなくなってしまったから溢れず済んでいるだけだった。 しとりしとりと、雨粒のように頬を伝い落ちる。 急に泣いたって困らせるだろうに。今度は止め方の方がわからなかった。 慌てて眼鏡を取り払い涙を拭う。 それでも簡単には、止まってくれそうにない。 (!17) oO832mk 2023/09/19(Tue) 2:10:06 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ/* お疲れ様です。 ァァァ催促したみたいですみません! ご確認ありがとうございます!エリカさんに報告をさせていただきますね。 斜陽騎士も希望者なしで今回はおりませんから、耐性のない役職でしたら、もう……(スンになる) そちらから特別ご要望がなさそうなら、ダニエラの手で罠に嵌めた実績が欲しいですと挙手を致します。 具体的には、どうしようかな……。 子供たちに拾わせた『落し物』をニコロさんに届けさせて、それを署に持ち帰る途中でA.C.Aに声をかけられ逮捕とか。 (落し物はマフィアと関わりのあるなにかで、子供たちは「お姉ちゃん」からその落し物を預かったと言います) それか普通に、マフィアの知人がいらっしゃればその方と会った帰りを待ち伏せしていたA.C.Aにより逮捕でもかまいません。 こっちはダニエラが罠に嵌めないパターンになりそうですが、代わりに手錠をかけるのがダニエラになりそうです。 どちらかお選びいただけましたらと思います。 もしほかに案がありましたらそちらもお伺いできますのでどうぞご提案くださいませ。 (-301) oO832mk 2023/09/19(Tue) 5:56:09 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>17 カンターミネ 「…ええー。」 「いけないんだあ…。」 なんて。ちょこっと半目でそう責めたあと、軽く肩を竦めてくすりと笑う。 今日のところは大目に見てあげただけだ。 コーヒーを受け取る頃にはさすがにじゃれつくのもやめている。 ありがとお、と笑顔で受け取って、ストローを口にくわえ啜って。 「んー。そおだねえ、休憩中…。」 「電話の方があ、いいかもお。」 「あんま長引いて警部補さんに見つかったらあ、怒られちゃうしい。」 ただでさえ日頃の態度を『仕事だけは真面目にしている』の1点で見逃してもらっている自覚はある。 こわいんだよおなんて本人がいないのをいいことにへらへら笑った。別に怖いとは思っていないので風評被害だ。 #街中 (20) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:09:51 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネあなたのその顔を見た女は、ほんの一瞬迷う様子を見せた。 「…ううん。そっちも、電話でえ。」 リスク回避だ。 こう見えても内通者なんてしているから、その意識は人一倍強い。 そうでなくともこのご時世だ。 (-302) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:10:06 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「つまみ食い…。いいなあ。」 甘美な響きだ。羨ましい。 大袈裟にしかつめらしく顔を作って、すぐにくすっと崩したり。 「いや、機会なくてえ…。」 「この歳になって触ったことないと、なかなかあ。」 「今度猫カフェとかでデビューしてみようとは思ってるんですけどお…。」 女の子かあ。なんてふわふわ。 白くにごった茶色がカップの中で少し揺れる。 「んー……。」 「ほんとおにい。」 曖昧な笑みでコーヒーをまたひとくち。 それで心中を誤魔化した。…いつか、落ち着くんだろうか。これは。 「でもそれじゃあ、心配ですねえ。」 「お兄さんに何かあったらあ…。」 「…これは不謹慎ですねえ。ごめんなさあい」 そうなりかねないあの法案が全て悪いわけだが。 それでも余計なことを言ったと思った。苦笑い。 (-304) oO832mk 2023/09/19(Tue) 6:27:35 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の下で ニコロ/* わーお。凶狼さま。それはそれは……。 ご連絡ありがとうございます、その形で大丈夫です! じゃあ手錠掛けに行っちゃおうかな……。 そちらも襲撃ロールで大変でしょうし、こちらからの襲撃ロールは省略でも構いません。 その点もお任せ致しますので、以上よろしくお願いいたします! (-364) oO832mk 2023/09/19(Tue) 12:41:40 |
![]() | 【人】 うたかたの ダニエラ>>21 カンターミネ 「ふうーん。」 聞いちゃったもんねー。 やおらにその表情はにこにこ顔へ。 「んふふ、そお。がぶがぶーってえ。」 「変わってないよお。いつでもかけてえ。」 「…あー。起きてたらあ、出るねえ。」 仕事が終わると眠いとばかり。 立ち去るその背を見送って、ずぞとストローを鳴らすと女も仕事へ戻っていった。 #街中 (25) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:28:35 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ――当然ながら、寝やしないので着信にはすぐ応じることとなる。 「えー。自衛い…?」 てんで見に覚えがない。そういうものである。 んー、と悩む音がして。 「ミネがそうして欲しいならあ。」 本当にわかっているかは不明だが努力はするらしい。 …そして本命の話は、まあ。 あの時の翳った顔を見れば少し想像のできたことだった。 「……」 スピーカーの向こうの声。 忘れられない夜を越えて、約束をその身と指先に刻んで。 それでもまだ聞き分けのいい顔をしないとすぐには頷けそうになかった。 …行ってきます、とお母さんの声がする。 子どもは聞き分けよく笑顔でそれを見送った。 でも、それを最後に聞いたのは、果たして、彼女が死ぬ何日前の事だっただろう。 (-397) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:29:34 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ 「…………」 「…………………………………」 「やだ…。」 小さな声。子どもの頃は我慢して、できなかったこと。 言ったって仕方がないことに、駄々こねて。甘えて。 笑顔に隠さず、自分の気持ちを口にして。 「ほんとは、やだよお…。」 ――それが、本心だ。もちろん。…だけど。 「………でも、がまん、するう。」 「ミネは、傍にいるんだもん。…いてくれるって、約束してくれたんだもん…」 もう子どもでは、ないから。 嫌なことも呑み込まなきゃいけないときがある。きっと、今も、そのときだ。 (-399) oO832mk 2023/09/19(Tue) 16:34:55 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡/* お疲れ様です。 周囲が立て込んでおりますが、(PLが)お話したいので捻り出そうとしているところです。 今晩までには開始を送るつもりです…ので、そのつもりでいてくだされば! よろしくお願いします! (-409) oO832mk 2023/09/19(Tue) 17:15:30 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネあなたが牢獄にいるのなんかやだ。拷問されるのなんてもっとやだ。 だけどどこかに逃げようだとかは言わなかった。 あなたの大切なものが自分だけだなんて自惚れはしないから。 自分だって大切なものがもうひとつある。――いや、更にもうひとつ。 「……ぁは」 静かに目尻を指先で拭った。 言葉通り結婚式に乱入して新郎に殴り込むライムグリーンの髪が浮か――びはしなかった。 だって女の中では最初から、そこにいるのはあなただったから。 (-415) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:04:45 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「…うん、……うん、……いいよお。」 「それじゃあ、ミネがドレス着てえ」 「あたしはあ、タキシード着てえ」 少しひねくれた夢をなぞる。 あなたがどんな言葉を返すか、聞きたいから。 表じゃ素直なダニエラ巡査は、本当は少しひねくれ者だ。 「それでね、ミネの人生は」 「ぜえんぶ、あたしのものになるんだあ。」 ……幸せだねえ、って。小さな声。 サングラスの上司がコーヒーなんかいれてくれたら、もっと、もっと嬉しいけど。 「………ミネが、もらってって言ったんだから」 「やっぱなし、は、なしだかんねえ。」 くすくすと女は控えめに笑う。 いやなことはたくさんあって、こわいこともたくさんあって。 今だって本当は最悪の気分だけど。 描いた夢を想いながら左手小指に口付ける。 マリーゴールドの花が、まだ、綺麗に咲いていた。 (-416) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:05:17 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡かつ、かつ。 革靴の底が床を鳴らす。 軟らかなくせ髪を揺らしながら、まっすぐに女は通路を進んだ。 そうしてとある鉄格子の手前で女は止まる。 ノッテファミリーの幹部。そして今は、反社会組織取締法の下投獄された罪人。 …静かな声で、その名を呼んだ。 「…アレッサンドロ・ルカーニア。」 眼鏡は外していたから乱視で視界はボケていた。 そんな、ミントブルーの瞳が、檻の中を映す。 (-425) oO832mk 2023/09/19(Tue) 18:50:44 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → マスター エリカ夜を超えるのが怖かった。 大切なものをまたひとつ取り上げられてしまうかもしれなかった。 それでも、彼らの大切なものを。 ――家族を。 あたしの立場で守る方法なんて、これくらいしかなかったから。 どうして大切なものばかり、あたしの手を離れていくんだろう。 アレッサンドロさん。 ミネ。 ……お母さん。 だけど、同じように心の隅で思うんだ。 あたしには、それを嘆く資格なんて、もうないんだって。 /* こんばんは。 波魔は今回の襲撃先を ニコロさん どうかよろしくお願いします…… (-428) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:01:44 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「――ふふっ。」 つい静かに噴き出して、そのまま控えめにけらけら笑う。 …好きな人、だなんて。 これが電話でさえなかったら、もっとからかってあげるところだ。 スピーカー越しに耳を叩く声が心地好い。 心地好いし、愛おしい。 火照る頬を冷ましに夜風を求めてベランダに出ると、涼しげな風が髪を揺らした。 「……うん。…いいよお」 同じように、静かな声でもう一度。 小さな声が自分の声に重なってしまっても、聞き逃すことがないように。 そうして耳に届いた幸せそうなその声音を聞き、密かに電話のマイクの傍に口付けをして。 「……ti amo」 「あたしの方こそお。」 「…よろしく、おねがいしまあす。」 (-432) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:25:42 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ――しばらくは、どう頑張っても涙は止まることなくて。 ついでを言うならあなたの言った、『紅茶』やら『珈琲』やら『練習中』やらで勝手に泣く時間を増やしていた。 それでも飲む気はあるらしく、ぐずぐずの顔で頷いた。 珈琲でも。紅茶でも。 どちらでも多分 とっても美味しい 。「………………はい…」 そうしてカップを傾けて、ようやく落ち着きを見せた女の目は腫れなかなか酷いものだ。 それでも溜め込んでいたグラスの中身は、随分軽くなったように思う。 (!19) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:33:47 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「あー。あははぁ。」 「でも今のお仕事、気に入ってるのでえ。」 残念。誘惑は誘惑止まり。 職務態度の割に、あっさりとしたもんだった。 「ええー。そおなんですかあ」 「…でも、いいと思うなあ。小さな家族〜」 キョーミがあると言ったからにはこのようになる。 まあどちらにせよ、情勢がこの有様では。なのだが。 「でもお、朝パンを買いに行ってお兄さんがいないとお」 「やっぱり心配になっちゃうのでえ」 「……風邪とかでも休んだり、しないでくださいねえ。」 そしてこちらはこちらで、まさか本気で捕まる心配なんてしませんよ、と言わんばかり。 おどけるように肩を竦めてくすり。きちんと冗談として受け取られたらしかった。…ついでに。 「あたしは風邪ひいたら、休みますけどお」 (-437) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:47:54 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡「…………」 その姿に、小さく吐息をひとつ。 …嘆息。いいや、安堵だ。 だけどしかつめらしい表情は変わらない。 すう。少し大きく息を吸い。 「アレッサンドロ・ルカーニア!」 もう一度。 (-438) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:55:23 |
ダニエラは、珍しく――それはそれは、大きな声で。 (a18) oO832mk 2023/09/19(Tue) 19:56:27 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「…ふふ、はあーい。」 残念がる様子は見せず、かすかに甘い声。 どちらかというと、今が通話で残念な側だ。 そこまで言う顔は、すこし、とても、見たかった。 「…それじゃあ、」 「ミネ」 「 またね 。」次に電話ができる日がいつだかなんてわからない。 だからその声に寂寥が乗るのは多分仕方がない。 そうっとマイク口に口を寄せた。 愛しいあたしの王子様。どうか何もなく、無事でいて。 (-454) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:01:14 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ空気の緊迫を感じ、息を呑む。 あなたの伝えた内容のほぼ大半は、きっと存外にすんなりと呑み込めた。 目を伏せる。 嫌な想像ばかり過るのは仕方のないことだ。 そうでなくとも、女はこの日、 …それでも。 「――残念です、ねえ。」 笑顔だ。感じた寂寥は声音に乗らない。 女はあなたと違って嘘つきだ。 いつもそうやって何かを誤魔化して生きている。 「とても優秀さんでしたから、助かっていたんですけどお」 結局泣き腫らしたままの赤い目だけれど関係はない。 今はただ、あなたの心残りにならないように。 少しでもあなたが、自分のことに集中できるように。 (!23) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:49:43 |
![]() | 【影】 うたかたの ダニエラ泣きじゃくる子どもが、いつだって心の中にいる。 行かないでって。ひとりにしないでって。 だけどそれを隠して笑ってきた。 今日だって、今だって、同じだ。 子どもの頃からずっと繰り返していることを、今も、ただ繰り返すだけ。 (&8) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:50:05 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラ「……行ってくださあい。」 「ホテルは自分で、何とでもできますからあ。」 「あたしもここを、すぐ離れます。」 「…ふふ、何の備えもしていないわけじゃありませんから、大丈夫ですよお。」 「守られるだけのお姫様じゃ、ありませんしい」 それこそ顔のケアだとかは後回しだ。 デスク上に置いていた大切なものたちだけは確かに回収し、着々とここを離れる支度も済ませていく。 「落ち着いたら、また、連絡をくださいねえ」 「――お兄さん」 へらりと笑う。大丈夫。…きっと、また会える。 (!24) oO832mk 2023/09/19(Tue) 21:51:02 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡「… 仕事 です。」間延びした声はなりを潜め。 どこか沈痛な面持ちはそのままに。 「………… 本当は、様子を見に来ました。 」悪い事をした子どもみたいに不明瞭な声。 それでも聞き取れるくらいには発声した。 心配で、とはつけないところが素直じゃない。 そんな自分には、どこか自覚的だ。 (-473) oO832mk 2023/09/19(Tue) 22:02:51 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオくすくす。 はあい、なんて笑って返し。 「おかえりなさい、してくれるんですねえ…」 ひとり暮らしだから、やっぱり少し羨ましい。 示されたサイズ感をエアもふもふしてみたり。触ったこと、ないけど。 「ふふ。まあそおいうことでえす。」 「いつも通りじゃなくっていいのは、日替わりメニューとシェフの気まぐれだけって相場は決まってるんですからあ」 「だからあたしも、ちゃあんと行きますよお」 「……気まぐれを楽しみにい」 風邪の日までお仕事したくありませんしいなんて嘯いて。 お仕事といえば。 「あ。…そう言えば仕事の途中でしたねえ」 「人助けをしてすっかり忘れちゃてましたあ」 「そろそろおいとま、しようかなって思いますう」 ちょうどコーヒーも飲み終えたし。猫もおなかいっぱいみたいだし。 (-483) oO832mk 2023/09/19(Tue) 22:47:42 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡「…わかってます。」 「でも、A.C.Aに選抜されましたから…少しは誤魔化しが効く立場なんですよ。」 ヒラの巡査に比べたらの話。 さて、そうでなくても果たしてここに足を運んでいただろうか。 …意味のない自問だ。目を伏せて一蹴した。 「せっかくの色男が台無しですね。」 問いには苦い声。 乱視で少しぼやけているから、直視こそせずに済んでいる。 …本当はこんなところで会いたくもなかったし、こんな姿を見たくもなかった。 眼鏡はその、折衷案だ。 (-492) oO832mk 2023/09/19(Tue) 23:05:55 |
![]() | 【念】 うたかたの ダニエラネイルや靴や、豪華な食事。 女はただそれについては、曖昧な笑みを返すだけに済んだ。 そんな用途にこのお金を使ったことは1度もない。 使わなかった分は使わなかっただけ貯め込まれ、此度ようやく日の目を見たというわけだ。 つまり何ら痛手でもなかったという話だが、やっぱりそのことも結局あなたは知る由もない。 「はあい。じゃあ」 「…ご連絡、楽しみにしてますねえ」 このホテルを離れる準備を進めながら。 笑って女は、あなたを見送ったことだろう。 そうしてきちんとこのホテルも離れ。 次のアジトは、またあなたの知らない別のホテルなのだった。 (!27) oO832mk 2023/09/19(Tue) 23:13:54 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡開きかけた口がその悲鳴で閉じる。 そのまま眉間に薄い皺を寄せた。 何でこっちまで痛くならなきゃいけないんだろう。 なんだか満足そうなのが、また、腹が立つ。 「…… 辛い、ですよ。 」だからちょっとくらい仕返ししてやってもいいかなと思った。 「…聞いてくださいよ。」 「いきなり上司さんがいなくなっちゃって」 「困ったことがあったら言えだとか」 「仕事に穴は空けないだとかいってたくせに」 「どおしたらいいかわかんないじゃないですか」 「あたし、これから誰に何を報告したらいいんですか」 少しずつ声が震えていく。 本当に。仕返しですら痛くさせるんだから理不尽だこんなの。 まだ言ってやりたいことはいくらでもあるけど熱くなった目頭に中断させられる。 泣いてなんかやりたくない。路頭に迷ってただ泣くなんて嫌だった。 (-514) oO832mk 2023/09/20(Wed) 0:50:43 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 渡りに船 ロメオ「……いいなあ」 しみじみとつい漏れた。 本気で検討したいなと思う反面、 もしかしたらこんな状態じゃなくても元から自分は飼えなかったかもななんて薄く思う。 「ふふ、よろしくお願いしまあす。」 幾ら目かのお願い。厚かましい常連客だ。 空になった紙コップを丁寧に半分に折りたたむ。 「お返事できるんですねえ。」 「かしこおい。」 あなたと一緒にくすくす笑い。 「はあい。」 「またお店でえ。」 立ち去る背中に手を振った。 ゴミやら何やら回収した後、そうして女も仕事に戻った。 (-515) oO832mk 2023/09/20(Wed) 1:06:26 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の葉 ニコロ/* 夜分にお疲れ様です。 お気になさらず…ご連絡ありがとうございました! 動くタイミングについてですが、情報操作の後即、という形にはなったかと思います。 ダニエラはこうなる以前から、ニコロさんを逮捕できるタイミングをずっと見計らっておりました。 情報操作から逮捕まで、あまりにも迅速だった、みたいな感じでしょう。 そして…猫又さんが想像している方で間違いないなら、ニコロさんには自分で手錠をかけたでしょう。絶対に。 ニコロさんに余裕があれば、襲撃RP是非させて頂きたいというのが本音な部分になりますが、無理は言いませんのでそこのところはおまかせいたしますね。 こちらからお答えできる部分は以上かな、と思います。 何かありましたらお問い合わせいただければ! (-536) oO832mk 2023/09/20(Wed) 2:45:35 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡自分の感情が自分でもよく分からない。 怒ってる、はずだ。でもそれ以前に悲しくて。 █しくて。 それだというのにほんの僅かなことにもホッとする。 同時にそれが今後も続く保証がなくって不安になる。 続きを吐き出すタイミングを逃してしまい、押し黙ったまま傍へ寄る。 せめてもの反抗とばかり表情だけはぶすくれているけど、だからなんだという話でもあった。 「…なんですか……」 ぼそり。 (-539) oO832mk 2023/09/20(Wed) 2:59:25 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡「…………。」 「……なんですかぁ…」 同じ言葉なのに、どうにも情けない声が出た。 どちらかというとあの車内の態度の方が近い。 へたくそだなんて思いながらも、口にしないで大人しくしている。 「…謝ったって、許しません ん 」本当に、苦労したんだ。今も、している。 それでも予兆があったからまだ耐えられた。 …そのことにだって、ありがとうなんて言ってやらない。 薄紅色のバスボムは、今も使わず置かれている。 短くSìを告げ少し落ち着く。 まだそうやって必要とされている間は地に足をつけていることができた。 「…あたしは」 「こんな悪法、とっととぶっ壊してやりたいですけど…」 顔が本気だ。本当に馬鹿な法案だと思う。 それを利用して今女は、もうひとつの摘発チームを解体させようと企んでいる訳だが。 「そういう話じゃ、ないですよねぇ」 「なんですかあ」 張り詰めていた分が随分と弛緩して、声音に反映されていく。 そこまで単純なつもり、なかったんだけどなあ (-559) oO832mk 2023/09/20(Wed) 8:17:59 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡「……。」 欲しいもの。 「………コーヒー、が」 真っ先に浮かんだのは。 「飲みたいです。…アレッサンドロさんの。」 …泣き言だ、これは。 いつ叶うかも分からない。叶うかどうかも定かでない。 離れてゆく指先を見守り思う。 「未来、とか」 「そんなの、考える余裕、ないですう。」 なんで自分にばかり未来があるんだろう。 いっそのことさっさと地獄にでも堕ちた方が気が楽だ。 …それとも今のこれが、地獄だろうか。 真綿で締めるみたいに大切なものをひとつひとつ取りこぼしていくことが。 「アレッサンドロさんは、あたしにどうなってほしいですかあ」 聞き入れてやる義務なんてないけど、聞くだけ聞いてみる。 自分ひとりじゃ、すぐ浮かびそうにはなかったから。 (-578) oO832mk 2023/09/20(Wed) 12:58:34 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 月桂樹の花 ニコロ/* やったあ!ありがとうございます! ですが運営Mさんからいただける地の文を見てからRPに至りたいかなと思いました。 ですので、開始は日付変更後…そちらの都合の良い時に、開始の合図を送っていただければと思います。 (いきなり導入とかで構いません) また日付変更後は情緒が死ぬ予定がありますのでお返事遅くなる恐れがあります。 ごゆるりとお待ちいただければ…………… (-579) oO832mk 2023/09/20(Wed) 13:01:22 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡不自由な独房の中で。ぼろぼろの顔して。何を。 …そんな簡単なことじゃ、ないはずなのに。 だけど、鉄格子の向こうの姿から、潮風とオイルの香りがした気がして。 一緒に香ったコーヒー豆の香りに、小さく、息を呑んだ。 それは、錯覚のはずだけれど。 「……絶対…ですよお。」 「それまで、許してあげませんからあ」 そう口にして、少し笑えてしまったのは仕方がないと思う。 自分はもう少し、現実を見ているつもりだったのに。 「…言ってないなら、聞こえませえん。」 聞こえたところで、どうせ聞けない。 だからそう言って肩を竦めて、少しだけ笑って見せた。 この生意気が、あなたの部下の姿だと。 独断で危険な橋だって渡る。それがあなたの役に立つのなら。 「あー。でもお。」 思い出すように、添える。 「アレッサンドロさんが危ないことしないならあ、考えまあす。」 (-618) oO832mk 2023/09/20(Wed) 18:15:12 |
![]() | 【秘】 うたかたの ダニエラ → 黒眼鏡そうやって、いつもと同じように。 適わないなあと思うのだ。そんな夢みたいな言葉も、すぐ叶うように思わされる。 「さあ。」 「誰に似たんでしょうねえ。」 本気で自覚がないのなら大いに結構だ。 「でもちゃんと、隠してますよお。前も言いましたが優秀なのでえ。」 「アレッサンドロさんだけです、これはあ。」 ミントブルーが薄く笑む。 役得ですねえとこちらもこちらで嘯いた。 あなたが大嘘つきだったなら、どうせ指摘していたのだろう。 寧ろ正直はいい事だ。そうして口を開いた女の声は少しだけ静かに響く。 「……別に、いいんですよお。」 「その時は、必要なときでしょおからあ」 諦観ではない。けれどただの許容でもなかった。 ほんの少しの寂寥と、ずっと多くの信頼の色。 「だから、あたしも好きにしまあす。」 「必要だと思ったら。…アレッサンドロさんの、部下ですからあ」 そう口にしたら、少しだけ胸がすくようだった。 …今だって女は、間違えたことをしているなんて思っていない。 だから地獄に堕ちたとしても、やめようなんて思わない。 (-642) oO832mk 2023/09/20(Wed) 20:10:05 |
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