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【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 付き合い始めてから半年くらい経った 気が狂いそうなくらい暑かった夏の日。 夏休みのある日、午前だけ補習があった日 僕は幸阪を自分の家に呼んだ。 幸い学校からあまり遠くはなかったし 僕は自転車だったから もし良かったら後ろに乗ってく?なんて聞いて。 途中寄り道してアイスを買おうって提案したり またいつもの通り、 楽しい楽しい、いつもの恋人のつもりだった。 ] (-77) 西 2024/06/12(Wed) 21:30:31 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 人の目につかないところで二人きり そういう空間はいつだって魔性だ。 転勤に振り回されて 最低限の家具だけ置かれた自室に 彼女を招き入れて。 幸阪が受け入れてくれるなら、 エアコンが効いた狭い洋室で二人隣同士、 暑いなんて言ってるくせして 肩を寄せ合うこともあったかもしれない。 ] (-78) 西 2024/06/12(Wed) 21:32:46 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 僕にとって幸阪は大切な存在だ。 だからこそ僕達の距離感は これくらいがいいんだって 心の底からそう思っていた、はずなんだ。 これだけ近い距離で ]*君と目を合わせさえ、しなければ。 (-79) 西 2024/06/12(Wed) 21:33:58 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 戒めるべきあの日のことを 唐突に思い出し始めてしまったのは 君の愛くるしいイタズラのせい。 君の柔らかな温もりのせい。 心地よい君の匂いのせい。 ] (-82) 西 2024/06/12(Wed) 21:36:33 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 幸阪を腕の中から解放すると 僕はまたいつものように手を繋いで。 いつものようにデートに戻ろう。 僕達が戻れなくなってしまう前に。 ]** (-86) 西 2024/06/12(Wed) 21:40:36 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 折角なら、って、 そこに楽しさや幸せを求めた時に その主語が自分じゃなくて相手になる。 まして身勝手な告白をした相手に。 それだけのことが 実はとてもすごいことなんだって。 幸阪は知っていたりするんだろうか。 言葉にせずと態度や空気に出るもので それが僕が幸阪のことを 役割以上に大事したいと思ったきっかけの一つ。 ] (-110) 西 2024/06/12(Wed) 23:48:00 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ プラネタリウムを見に行こうと決めた当日、 受験の時以上に緊張していた僕はというと。 慣れないワックスで髪型をしっかりキメて、 ファッションも幸阪が恥ずかしくなく、 それでいて圧を感じないくらいに準備して、 その気合いの入りようは 両親に頭を打ったのかと疑われるレベルだった。 そんな紆余曲折を乗り越えて、 待ち合わせ場所で待つ僕は 彼女の目にはどう映っていたのだろう。 ]* (-111) 西 2024/06/12(Wed) 23:48:48 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 全然重くない、なんて微笑みながら 夏空を自転車で駆けていく。 コンビニ限定のアイスを買って。 幸阪が買うものと同じシリーズの 別の味を二人でシェアしようとか考える。 この時間だけでも、僕は幸せだった。 今の僕と彼女は役割でしかないけれど その役割としての最適解を 二人で導き出したんだっていう 二人で一緒の方角を見ている その達成感はとても言葉じゃ言い表せない。 ] (-118) 西 2024/06/13(Thu) 0:42:59 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 二人きりの空間は甘くて心地がいい。 各地を転々としたせいで ラーメン限定で舌が肥えたとか。 そんな他愛のない話をしながら ただ静かに彼女との時間を感じる。 こんな時間が、たまにあると嬉しくて 幸阪にはそんなことを伝えた。 今日は珍しく僕の両親は帰りが遅くて それを伝えたのはなんの他意はなく、 一緒にいれる時間が長いんだと そう言いたかっただけだった、はずなのに。] (-119) 西 2024/06/13(Thu) 0:43:27 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 初めて会った時からそうだ。 楽しそうに、幸せそうに、悪戯に、 笑う君のそんな顔が 僕は……僕は……。 ] (-122) 西 2024/06/13(Thu) 0:46:02 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ お互いの吐息が感じられる距離、 怖がることさえせずに微笑んでくれる 幸阪のそんな姿を知っているのは きっと僕だけ。僕にだけ許された、特権。 僕を受け入れてもらえているのかなと 都合のいい身勝手な喜びばかり感じて。 ] (-123) 西 2024/06/13(Thu) 0:46:37 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ でも僕が格好つけることなんて出来なくて。 甘い空気に支配されたまま、 どれぐらい続いたかも分からない 口付けを止めるとすぐに正気を取り戻して。 ] ご、ごめん!幸阪! 僕、調子に乗っちゃって…!! [ 雰囲気に飲まれてやってしまったと 慌てた様子で幸阪から離れたのだったが…。 ]* (-126) 西 2024/06/13(Thu) 0:49:58 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月うん、そうだね。 [ 彼女の言葉に頷いて、 日常に戻ろうと手を引く。 君といればいるほど 君から離れられなくなるって 肌で感じてしまいながら。 ] (-127) 西 2024/06/13(Thu) 0:50:45 |
【人】 宮崎暁[ たどり着いたパン屋のイートインで ついつい買いすぎてしまったパンを並べて 僕は君との時間を堪能する。 彼女が選んだクリーム入りのメロンパン 美味しそうだなと思っていたら あーんとしてくれるみたいで 口を開けたら幸阪がそのまま自分で食べてしまい 僕の間抜け面が見られてしまったり。 こういう時、幸阪に振り回されることが多くて なんだかそれも楽しいからと こそばゆくなる僕がいたわけだけれど。 やっぱり彼女といる時間は 僕にとってはかけがえのないもので 一緒にいればいるほど その想いは強くなっていくばかりだ。 ] (88) 西 2024/06/13(Thu) 0:51:42 |
【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ この身体と心は 幸阪結月のことをずっと覚えている。 今更肌で感じたなんて嘘だ。 ずっと、ずっと、分かっていたんだ。 とっくに戻れなくなってることくらい。] (-128) 西 2024/06/13(Thu) 0:52:51 |
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