【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス「...トラヴィス。」 短く名を呼ぶ。 貴方は、自室にいるのだろうか。 なんであれ、男は貴方の姿を見つけるまで諦めないだろう。 (-254) sinorit 2021/10/06(Wed) 21:05:14 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレスその男は、貴方の予想通り、部屋にいる。薔薇の生花を握りつぶし、苛々と息を吐いては部屋を彷徨いている。 貴方には彼の部屋に無断で入る許可がある。 緊急時用に、トラヴィスが貴方に許可を与えているのだ。 (-257) tasukete 2021/10/06(Wed) 21:36:51 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス「失礼します」 機械めいた返事と共に男が入室する。 人類をリラックスさせる気皆無な、もとい贅を尽くした豪奢な部屋の中に混じってきた異物のような飾り気のない男。 男は貴方の姿を探し、近くに寄るまで歩みを進めるだろう。 「トラヴィス様。話があって参りました。時間は今あるでしょうか」 (-261) もちぱい 2021/10/06(Wed) 21:56:25 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 新人看守 ダビー「……君のためになら、幾らでも割くさ。 とはいえ、割くほどの予定もない。暇だからね」 カウチに横になっていた男は、あなたを見上げた。 「私の現状についての質問かい?変化の内容? 隠すことは何もないよ……君が失望したとしても、私は……隠すつもりはない」 演じるものがなければ、男の声に生気というものはまるで無かった。薔薇の香りのうちに、微かに、アルコール臭が混じっている。 「急ぎでないのなら、座りたまえ」 向かい側の椅子を示して、目を瞑った。 (-267) tasukete 2021/10/06(Wed) 22:16:34 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス/*ハァイ!アタイよ!お互いに虚無っている状況ではなかろうかと思うのだけど、のんびり言葉を交わすのはいかがかしら!? この男、概ね虚無なのでトレーニングルームかどこかの廊下をぼーっとほっつき歩いているか自室引きこもりかのどれかになるんですが……トラヴィス様ご都合いかがでしょうか&どこにおられますでしょうか…… (-271) uni 2021/10/06(Wed) 22:22:11 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ/*ご機嫌いかがかな!?私だ!テンションが有り余っている!見ての通りだな! じゃあアレだあのーあれしよう 図書ルームとかにいることにしよう 居ます 居ます(いる) 一緒に読もう!コロコロコミック! (-275) tasukete 2021/10/06(Wed) 22:25:26 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス/*テンション有り余ってるのよかった〜〜〜♡ 図書ルーム完全承知ですわ! オッケーじゃあ会いに行ってコロコロコミック読もう……(作品名を挙げると多大な何かがアレになるので伏せておく) ではロールを投げますわね!暫しお待ちあれ! (-279) uni 2021/10/06(Wed) 22:30:33 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス男は、常が無表情であるが故に分かりづらくはあるものの、疲労の蓄積もありどこかおぼつかなさも感じるかもしれない足取りでエリア内を歩いていた。 そこでふと図書ルームの存在を認識する。こんなところがあったのか、色んな情報を頭に詰め込んでいる間なら忘れることも叶おうか、そんな気持ちでエリアに踏み入れて……そこにいるあなたを視界に収めたことだろう。 「……トラヴィス様?」 (-282) uni 2021/10/06(Wed) 22:38:52 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ大きく上体が揺れた。 「…………ああ。貴様か」 振り返った顔に、怯えはない。 ────というのも、まあ、当たり前の話だ。“拷問“の最中、彼は拷問官の顔を認識するほどの余裕は無かったし、声とて、常にかけられていたわけではない。記憶に残っているのは、苦痛。ならば特別貴方に怯える理由はないのだ。こと、拷問に関しては。 「……大した本は無いぞ。最新の情報を与えるには申請が必要だ。貴様が娯楽に詳しく無いのなら、あるいは新鮮にも映るだろうが」 自分の読んでいた本を畳み、背表紙を叩いた。 古い戯曲に関する資料だ。 (-284) tasukete 2021/10/06(Wed) 22:49:57 |
トラヴィスは、うちのAIやばいな……と思った。 (a70) tasukete 2021/10/06(Wed) 22:50:29 |
【人】 墓守 トラヴィス情報室。図書館。そのような呼び名の娯楽室の一つ。 古い戯曲の本をゆっくりとめくっている。 暖炉を模した暖房から、存在しない薪を無意味な炎がぱちぱちと呑み込む音がする。 天使の歌は聞こえない。 (101) tasukete 2021/10/06(Wed) 23:00:33 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「はい。U-681よりトラヴィス様にご挨拶申し上げます」 ひとつ頭を下げてあなたの傍へ向かう。この男は一度周囲の本の背表紙に並ぶタイトルを確認してからあなたの手元にある資料を見遣った。 「知識の更新を行えたらよかったのですが……娯楽に関しては幼子よりは流石に知っているだろう、程度であると自覚しているので。新鮮ではあるかと思います。 ……芸能分野、こと戯曲についてはさっぱりで。トラヴィス様、恐れ多くも貴方様の好むものについて聞かせていただいてもよろしいでしょうか」 (-293) uni 2021/10/06(Wed) 23:28:34 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「好む、……のかな。どうだろうね。私も別に、好き嫌いで読んでいるわけではない。貴様も覚えはあるだろう、管理職に必要なマニュアルを読むのに似ているよ。教養をある程度必要とする思索のための材料、というのか……」 訥々と零れ落ちる言葉を断ち、自分でも着地点を見失ったのか、首を傾げた。 「愉しさ、複雑さ、道理の通り方で言えば、現代のものの方が優れているよ。これは源流。時代の精製を受ける前の、娯楽の……始祖、というのか。今の小説や映画に至るまで、何が削ぎ落とされていくのか。どこが発展をしたのか。比較する作業は、嫌いではない」 今まさに娯楽の中にあって。 人類の求める娯楽とは何なのか、を、手慰みに思考しているのだ。 (-299) tasukete 2021/10/06(Wed) 23:41:46 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス無断で入ることが許されるならば、特に躊躇いもなく貴方の部屋の中へと。 「トラヴィス。」 再度名を呼び、彷徨い歩くその様にほんの少し目を細める。 何があったかは分かりかねるが、なんとなく来るべきだとそう思ったわけだ。 ...男はまだ、狂気の中に非ず。 (-300) sinorit 2021/10/06(Wed) 23:41:54 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス「…………ああ。君か。」 顔を上げ、貴方をぼんやりとした瞳で見つめる。 「……楽しみを……得る予定は、立ったか」 答えを求めているのかは、自分でもわからなかった。 彼は何を蘇らせるつもりで、何を殺すつもりだろう?興味がないと言えば嘘になるが、自分がそれを知ってどうするのかは、自分自身でも確信がなかった。 どうしようもないものを聞いて、どうするのだ。 深い諦念がある。 貴方はこのようなトラヴィスを見るのが初めてではないかもしれない。過去、入職したころの彼は、今の彼に近い。 (-303) tasukete 2021/10/06(Wed) 23:47:35 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス少し前に見た表情とは違うそれに、小さく息を吐き出す。 叫ぶように告げられる貴方の言葉を聞いた時、嫌な予感がした。 「...君が、...君が宴を降りたいと言うならば。」 短く告げて、ポーチより一つだけ小瓶を取り出す。 「誰かに惨たらしく殺されるより、私に殺されればいいのでは無いかと......思ってな。」 もう1つの小瓶は未だ仕舞われたままだ。 それには"予約"が有り、今は使う予定がない。 このどうしようも無い言葉を聞いて、貴方は何を思うだろう。 ...いつかに見た貴方の姿を、確かに男は知っている。 (-308) sinorit 2021/10/06(Wed) 23:53:11 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス「…………いい……案だな。 だが、その心配は要らないんだ、アンタレス」 小さく笑って、肩をすくめた。 「 今のところ最も惨たらしく人を殺したのは、私だから 」薔薇を握り潰していた手を開いて、調度品の一つを指す。黒檀製のワインセラー。ガラス張りの向こうに、吊り下げられたコルク抜きの一つが足りない。 「それに、ほら。舞台を降りることは叶わない。 ここにただ在ることだけは変わりない。それは変わらない苦痛だ。私は何も変えられない無能のまま。私の苦痛は、私の内面に起因する。だから君を頼るべきか分からなかった……堕ちることさえ出来ないって、別にたぶん、悪いことではないわけだしね」 『それ』を為しておきながら堕ちていないと称する奇妙な矛盾は、彼の中では一貫した理のなかにある。その証明にか、声に僅かに生気はもどっている────強い自重とともに。 (-311) tasukete 2021/10/07(Thu) 0:03:20 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「……現代のもの、ですか。私の知る現代は100年近く前ですが、それより前のものとなると……学んだことがあれば、程度でしょうね」 この男にも学校に通い明日を夢見る時代が当然あった。学生の頃というのは簡単に思い出せぬほど遠く薄れた記憶となっていたが、それでも教養として触れた可能性もあるのだと考えられる程度の知識は残っていた。 遠き時代に生まれた、不完全さの際立つ娯楽。その資料は今こうして現代に生きる自分達にとってひどく稚拙なのだろう。 「それで、作業進捗はいかがですか? 何かしら貴方様の中で得心が行くような結論、あるいは仮定は見出されたでしょうか」 (-312) uni 2021/10/07(Thu) 0:05:01 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「いいや、全く」 肩を竦めた。強い諦念が彼を支配している。 「思考の真似事をしたかっただけさ。私に見つけられる程度の真実など、既に誰もがたどり着いている。私は基本的に、美しい程度が取り柄の凡人だからね。貴様らが同じことをすれば、世界を変えることも可能ではあるだろう、が──── …………」 子守唄を聴く寝床に居るように、静かに瞼を下ろした。 口元に笑みが浮かぶ。 「お前は、なぜ罪を犯した?お前の世界を変えたかったか」 答えが無くとも、男はあなたを罰したりしない。 怒りに取り憑かれるでもなく、黙り込むこともない。 「世界は難しい。私にはそうだ。お前には、どう見えていた。今は、どう見えている」 (-320) tasukete 2021/10/07(Thu) 0:24:58 |
トラヴィスは、輸血パック一丁!の裏方の声に !?!! ってなった。 (a74) tasukete 2021/10/07(Thu) 0:53:28 |
トラヴィスは、「B型だよ!」の掛け声に、そうなんだ……と思った。 (a81) tasukete 2021/10/07(Thu) 1:13:00 |
トラヴィスは、私吸血種族かも……と思った。理由は、耽美だから。 (a87) tasukete 2021/10/07(Thu) 1:17:49 |
墓守 トラヴィスは、メモを貼った。 (a88) tasukete 2021/10/07(Thu) 1:18:38 |
トラヴィスは、「スコーンとキノコ!」の声に、その食べ合わせは悪くない?と思った。 (a97) tasukete 2021/10/07(Thu) 1:36:19 |
墓守 トラヴィスは、メモを貼った。 (a99) tasukete 2021/10/07(Thu) 1:50:27 |
トラヴィスは、なんかメモによくわかんない改行ができてしまったが、理由が分からないのでごめん…… (a100) tasukete 2021/10/07(Thu) 1:51:33 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ/*グウーーーッだめだ 何度考えても避けられない結論に達している トラヴィスがアマノへ感じている感情がどうも片想いにちかいそれのような気がしてでもあの〜修羅場を!つくる!つもりはなくて!でも万が一!そっちに転がったりしても大丈夫かどうかというPL連絡をしに参りましたウワーーーッすまない 本当にすまない もし駄目でも上手いことやっていくので大丈夫かどうかだけ!お伺いしたく! 具合悪い時に最悪問題投げつけてごめんなさい! 55555でした!(白々しいPL名乗り) (-352) tasukete 2021/10/07(Thu) 1:59:33 |
トラヴィスは、ミズガネにありがとう……って思った。案外貴様優しいよね……好き…… (a101) tasukete 2021/10/07(Thu) 2:00:13 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス/*眠れなくて草ですわ♡というわけでPL連絡返しに来ました。こんばんは、綿棒(特大)ですわ。 まずは言いにくいでしょうにしっかり連絡下さってありがとうございます!連絡してくださる信頼PLよ……好き……それはそれとしてトラヴィス様にそんな感情向けていただけているなんて思ってもみませんでしたわね!? PL様の傾向的にも強引に生やすタイプではないと確信しておりますし、何度考えても至った思考ということなら理由があり辻褄もあっている感情だと思うので、こちら【片想い】【万が一の修羅場】どちらも大丈夫です! ただし、【アマノはトラヴィス様に靡かない】のでそちらが辛くなってしまうかもしれないしイベント起きる度に辛くなるかもですが覚悟しやがれですわ。 アマノ関連で連絡したほうがいいのはアマノの本命である【ナフ】と、あとペットとして欲しくなるようならばアマノのご主人様である【チャンドラ様】も含まれて来ると思います。私ことアマノPLが【本命であるナフ一筋でありトラヴィス様に靡かないから大丈夫だと言っていた】旨をお伝えいただけるとお伺い立てやすいと思いますし、こちらからも(重複することにはなりますが)二人に連絡して確認を取りたいと思います。 これは繰り返しになるのですけど、マジで言いにくかっただろうなと思う中で勇気出して言ってもらえたので本当にめちゃくちゃ嬉しいです。ありがとうございます。安心した。ビッグラブよ。ンーチュッ(キスの音) (-365) uni 2021/10/07(Thu) 3:12:24 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス 貴方を見下ろす男の視線は相変わらず温度など感じられない。ただ無機質に先輩たる貴方を捉えている。 椅子に座る事を勧められれば、「失礼します」と伝えて腰を下ろすだろう。宴が始まる前に訪れた時よりはぎこちなさは減っていた。 「最優先事項は貴方の無事の確認です。 貴方がゲーム外で死亡した事、そしてその時蘇生申請を行ったのがU-681であったことを端末で確認しました。 U-681が衝動に駆られたり、魔がさして貴方を手にかけるとは考えにくいですが……ご無事ですか? 何があったのか、変化の内容も気にはなりますが……まずはその事を伺いたく。 ああ、何をもって無事かと判断するならば『廃人などにならず、今後も看守として無礼講中の務めを果たせるか』ですね」 聞きたいことについては間も置かずに淀みなく返答した。 (-366) もちぱい 2021/10/07(Thu) 3:17:26 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ/*オエッ本当にすまない……回答ありがとうございます!ああっとりあえず一安心です いやこれは恋じゃないはずなんだ……はずなんだけど万が一転がった時のことが怖すぎて本当に今から頭を壁に打ちつけて何も無かったことにしたい(できない) これはナフくんにも言えるんですが、天才たちが手に入らない届かないこちらを見ないという3点セットがトラヴィスの心理的なウィークポイントをガリガリ削っており、そして発動が思ったより早すぎた故に今後この傷がどうなるかわからないというのが現状です……どうしたもんかなコレ……どうなるんですか? ペットとして見ることは絶対にできない精神性なので、これからナフくんPLに連絡しておきます 本当に難しいことを投げつけてすまない ありがとう 感謝の意の豪雪地帯と化した やだーーーーッ!!!!!忘れさせてくれ!!!!!!(身を投げる) (-367) tasukete 2021/10/07(Thu) 3:29:08 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ/*私だ!すまない!謝罪をしにきた!【アマノへの片想い】の横恋慕許可の連絡だ! 正確にいうと片想いではない……んですが、天才たちが手に入らない届かないこちらを見ないという3点セットがトラヴィスのウィークポイントに直撃し、またそれが思ったよりも早い段階で発生してしまったため、心理的にどう転がるか分からない、かつ、描写から見て他者からは恋に見えかねない、という問題が出てきました。そのため、万が一恋情に至ってしまった場合のことを考え、アマノPLに連絡をとりました。 アマノPLからは許可を得て、その上で【本命であるナフ一筋でありトラヴィスには靡かないから大丈夫】という回答を頂いております。 改めまして、【トラヴィスからのアマノへの片想い】に関して、ナフくん側からは地雷その他ありますでしょうか?やべえわそれはちょっとマズいわということならば全力で方向を制御していきますので、宜しければご意見お聞かせください。 あとほんとうごめん マジでほんとうにすまない 意味わからん上に邪魔になってて本当にマジで心よりごめん 死んで詫びる 55555PLより (-369) tasukete 2021/10/07(Thu) 3:43:11 |
【独】 墓守 トラヴィスこれも私が私のキャラを制御できる自信さえあればこんな二人に迷惑かけることなかったのにアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア;;;;;;;;嫌すぎ 無能 トラヴィスの心理が私の心理と被ってしまう マジで嫌 無能め……このっ……無能のくせにカプの邪魔した上でPLの負担に……っ ア゛ッ……ロール上手くなりてえ……嫌ッ……………… (-371) tasukete 2021/10/07(Thu) 3:46:41 |
【独】 墓守 トラヴィストラヴィスの生い立ちを説明しておこう! ちょっと落ち目の貴族の一族!よそから貰ってくる完璧な天才を本来の「後継」にすること前提で、「この一族から生まれた天才ですよ」の説得力を出す為に赤子の頃からしっかり一族のメンバーアピールされてた子供のツラを「後継」にコピーしたらハイ!一族から天才が生まれましたよ!おめでとう! の、顔の持ち主の方。 天才は自分の顔を取り戻すために一族みんな殺す事件起こして自分の顔に戻ってさっさと逃げたけど、トラヴィスは復讐対象にならなかったんですね。捨てる顔なんてどうでもよかったからね。当時は子供だし、「顔を移植された」と知って一族の利益の為に動く使用人たち以下の情報量と実権の無さだからね。あともしかしたら同情もあったかもしれないが、トラヴィスはそうは受け取らなかった。 あとから、その手段は貴族の中で横行しているよくある話で、その社会では公然の秘密だということを知ったけれど、それを明かすことを許されるわけもなく、今は漫然と『生き残りの男の子』のその後を暮らしているというわけ。爵位は返したから働いてるよ。おわり。 (-373) tasukete 2021/10/07(Thu) 4:00:52 |
【独】 墓守 トラヴィスという背景があるので、「自分は亡霊」で、「自分の価値はツラ」で、「自分は無能の凡人」で、「天才(と犯罪者は彼の中ではニアリーイコール)の中の財宝を欲している」人。 天才が屈服する、その迷宮を解きほぐす手段の一つとして拷問を会得しているが、それによって何かを得たことはない。 ファントムジオペラにはなれないのよね 天才ではないから トラヴィスは仮面の方。 存在しない罪を語って父母に許してもらおうとしても、罪人になるほどに有能ではないから、まあどうせ仮面にしかなれないよ というかんじ 天才たちに心開きそうになって、イヤになっちゃって、だって彼の過去の「天才」を許して、仕方のないことだと理解を示してしまったら、それはもう決定的な敗北なので(※もう負けてる) 自分を見ない人を、憎しみと隔意の目で見つめている人生。意味ねーよ!やめろ! ということなのでこうやって解きほぐすと全然恋愛ではないんですけど、そう見えるアレがかなりあるじゃん なので俺は俺のロール力が怖い……低くて… 何で殺せって言ったのかは単純な話、心を開いて「許せる」と思いたくなくて隔意を選びたかったからです 殺されたら隔意に寄る それはそう あたりまえ体操 あと自分だけ死んでないっていう環境もあって元々死への欲求は結構強め 死んでも一族にはなれねーよ!諦めな! (-376) tasukete 2021/10/07(Thu) 4:17:31 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス/* 連絡見た瞬間にめちゃくちゃはしゃいでしまった高弾力以下略ですわ!!! ごきげんよう。結論から申しますと、 『何一つ問題ねぇめっちゃ美味しい』 です。横恋慕修羅場系の地雷は本当に何もないのでご安心ください。トラヴィスの感情がアマノへの恋情に転がったとして、もし仮にナフへ敵愾心を向けられたとしても何の問題もないです。やってやんよ!!でもナフはセンセェへの好感度もあるので、好感度を勝手に保つことはお許しください。というのと、現状ナフが心情探しをしておりもう少し結論を出すのは先になるのですが、『アマノを手放す選択肢はない』のでそちらもご安心いただけたらなと思います。あなたのせいで何か壊れることはしません、大丈夫。 全然邪魔ではなくむしろやったぜーーー!!なので今後の日数もどうか楽しくお付き合いください。愛を込めて。 (-377) rustyhoney 2021/10/07(Thu) 4:21:58 |
【独】 墓守 トラヴィスあとなんかあるかな 書いて整理しておこう 未来の俺がご迷惑をおかけしないように ・貴族って何? さあ…… どうせ滅んだし爵位返してるから(爵位ってなに?)いいかなっていや貴族って普通牢獄で働かないじゃん?伏線ではあったんすよ伝わるかバカ!!!!! ・今その天才何してんの? どっかで天才やってんじゃないかな でもそれが「どの天才か」なんてわからないし、犯罪者として捕まってるかどうかもわかんないですねトラヴィスには 凡人なので ・これからどうする? どうしよ……心理解決するほど猶予あるのかな…… 今回自分で自己解決するパターンにするのやめてみよう、たまには他人とちゃんと関わってみよう、したらこれだよ 横恋慕位置ほんと辛いんだよ勘弁してくれ恋にだけはならないでくれPCはなんか大丈夫そうだがPLが耐えきれん勘弁して分不相応なことやってバチが当たったんですか?船降りていいですか?おにぎりあたためますか?おはし500膳お付けしますか? (-379) tasukete 2021/10/07(Thu) 4:36:29 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ/*たすけて〜〜横恋慕はPLが本当に耐えきれんくてしたくないんだけど万が一なったら本当にヤバくてどうしたら恋じゃなくなりますか?恋じゃないんですけど万が一恋になったら恋ってやめられますか?これってトリビアになりますか? 回答ありがとうございます、実のところナフくんにもかなりの好感度があり、だからこそ「これは恋ではない」と認識しているうえで恋になりかねない謎のダメージがあるんですがそのメカニズムはいずれ。とにかく敵愾心を抱くことはありませんし、トラヴィスとPLがただただ死ぬだけ、おそらくそちら二人にも特に深く絡んで心情を吐露することは無いと思いますのでその点ご安心ください。私はダメです。今すぐ船を降りて帰りたい。私にロール制御パワーがあればこんな憂慮を抱くことはなかったのに…… 本当に 耐えきれんくて 終わっとる PL55555 ご静聴ありがとうございます Love…… (-381) tasukete 2021/10/07(Thu) 4:43:21 |
【独】 墓守 トラヴィス「自分が絶対に届かない場所」への恋なんだよな だから人への恋ではないんだけど、 難しいね その区別って (-380) tasukete 2021/10/07(Thu) 4:44:42 |
【独】 墓守 トラヴィスPLが弱い、ほんとに問題あるな 例えば横恋慕確定したあと二人のその後を見たら「トラヴィスは苦しまないのに私が死ぬほど苦しむ」のめちゃくちゃ予想つくからそうなりたくなさすぎるんだよな 弱すぎる なんで?トラヴィスが苦しんで私が愉悦するのが正しい形じゃん そうだろ そういうもんだろ やっぱロール遊び向いてないんじゃない?(人生9999999999999回目の自覚) (-383) tasukete 2021/10/07(Thu) 4:51:06 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス/* ま さ か の そ っ ち の 地 雷 おぉん……えぇと……では、こう、ダメになっていくトラヴィスの地獄を見守ります、任せて。 PLのダメージは何もできぬ……できぬですが、何かあればPL連絡でもなんでもヴワーーーッして下さって構いませんので……!船に!いて!お願いまだ見たい!! どうしても送りたかったので送りました、返信はお気になさらず。ラーヴ…… (-384) rustyhoney 2021/10/07(Thu) 4:51:39 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 新人看守 ダビー「……無事だよ。私が命じただけだから。私を殺せと…… …………少し、……あれらに心を開きかけていた。 無様だな。私が心を開いたところで……私の得にはならない、と私自身が一番良く知っていたのにね」 目元を抑えている。深い息をついた。 肺が震える。空気で押さえつける空想をする。 「……だから、これからは問題がない。これからの仕事には影響がない。むしろ、晴れやかだ。私の憎しみに曇りはない。 私はあれらを軽蔑しているし……あれらを深く、埋める。地中深く、誰にも……手が届かないように」 詩を詠むような抑揚で、殺意を、うたう。 「心配をかけたね」 (-385) tasukete 2021/10/07(Thu) 4:58:07 |
【独】 墓守 トラヴィスあとコイツ最悪なのが「ナフが自分を見た」ことを無意識下で理解したからアマノに執着しつつある、わけだし、「お前たちは自分を見ない」を言い聞かせるように叫んでんだよな 「自分を見ない」がダメージポイントで憎しみキーワードだからそこに縋ってんだよな 心を開きたくないし許したくないし負けたくないしそもそもダメージとして受け止める時にはアマノとナフを見ていないから 「自分の顔を持つはずだった天才」を憎んでるからその時は え?最悪? お前本当に最悪マンじゃん 帰ってくれ最悪マン なおそれなりに知性はあるので、「自分が相手を見ていない、踏み込めるわけがないと思い込んでいる状態で相手を振り向かせることができる訳がない」のはわかってるし、「だけどそれをしたところでお前たちは私を認めることは無いだろう」っていう確信もある みたいな、せめてバカ一直線ならナンボか生きやすかったのにね…… (-387) tasukete 2021/10/07(Thu) 5:21:04 |
トラヴィスは、今日も美しい! (a109) tasukete 2021/10/07(Thu) 9:23:50 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス指された先に視線を向けて、思案。 足りないことへの理解は 既に。 「...だから、なんだと言うんだ。 君が惨たらしく殺しを行ったからといって、君がそれを受けるべきかは別だろう。」 男は案外、気に入った人間には甘い。 だからこそ......君への誘いの為にここへ来たわけだ。 「......だが、無理強いするつもりはない。 君が苦痛を得るくらいなら、私はそれを選べない。 君の考えを、私は尊重しよう。」 思案の先、ぽつり ぽつりと言葉を零して。 再度君へと視線を向けた後、表情を 声を 見つめ 聞き......、 それから 視線を逸らすようにそっと伏せる。 ...男の考えを、押し付けるべきでは ないのだ。 (-406) sinorit 2021/10/07(Thu) 12:05:19 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィスあなたの諦念を男は完全には理解できない。ただ、あなたが常人であるのならば見出せない領域があるのだろう、と先の会話で分かってはいた。 美しさ。それ自体は素晴らしく得難いものだ。自分のような老け顔にとっては。しかし、それが世界を変えるかというと話は別であるのもまた事実だ。 ……男は、断りなく椅子に腰掛けるという無礼を働きながらもあなたを見遣る。 「私の罪は私の世界を守るためでもあり、私の世界を変えるためでもありました。 ……投獄前、私はとある国家プロジェクトに参加していました。完全を、神を作ろうと始まった計画でした。やがて知性を捨て、私のような武力ある化け物を生み出す方向に傾いたのを見て。知性が必要な研究・計画で何を言っているのだと、私は怒りを覚えました。 その結果が……被検体・研究員を巻き込んだ研究所内テロによる84人殺人、および全研究データ破壊による国家背任です」 『背任罪及びそれに伴う殺人罪』。それが化け物の持つ罪の名称だ。男はあの時、化け物に成り果てたのだった。 「世界は未だ不完全です。解くべき謎、可能にすべき不可能に溢れている。……この船が存在する疑問も、無礼講が行われる矛盾も、未だに答えを出せないままです。ひどく歪である、と愚考いたします」 (-425) uni 2021/10/07(Thu) 15:06:56 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス/*あっそうだ(PL言い忘れ) 頭に壁打ちつけないで!それが感情ならば仕方ないではありませんの! 待ってくださいましアマノもナフも別方向にトラヴィス様のウィークポイントですわね!?やば……そりゃあこうもなるわ……草……失礼しました……傷がどうなるのかアタイもこれから楽しみですわ。 というわけでナフPL様からも連絡あったと思いますがあっちもあっちでめちゃくちゃ美味しい修羅場上等ということなので遠慮なさらずかかってきやがれですわ!アマノは……この通りだけど……(虚無を見ながら) (-428) uni 2021/10/07(Thu) 15:16:05 |
【秘】 新人看守 ダビー → 墓守 トラヴィス 冷めた目で、けれど貴方の何もかもを逃す気は一切無いと言わんばかりに視線を注ぎ続ける。 「ご無事でしたらそれは何より」 確認を済ませ、最低限の言葉をもって返した後。思考を巡らせる。 ゲームが本格的に始まる前に訪れ、会話した時のことを振り返る。 「……俺は当初、貴方は高潔さと責任感でこの仕事に取り組んでいると思いましたが。 …………貴方を一番動かしているのは、『憎悪』なのでしょうか」 声色から読み取れる感情はない。侮蔑も嫌悪もないが、労いも優しさもない。 「囚人の中には悪意ではなく守りたいものを守ろうとして罪に塗れた者もいます。 そのような者も等しく憎んでいると?等しく軽蔑していると?」 (-437) もちぱい 2021/10/07(Thu) 16:04:54 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス「わた、しは。」 暫しの沈黙。 喉奥につかえた、大きな。これは、なんだろう。 「……アンタレス。救ってくれとは言わない。なぜなら、救いがたいから。けれど、…………私の醜さを、聞いてはくれないか。私は愚かだから、すぐ、揺らぐんだ。すぐ、わからなくなってしまう」 怒りだ。 自分への、強い、怒り。失望。憎悪。 私は何も出来ない。 (-445) tasukete 2021/10/07(Thu) 16:32:46 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ男は黙って聞いていた。 自分が口を挟むような世界ではないな、と、微かに思った。ただ、そこには多くの有能な人物がいて、【アマノが生き残った】のは、間違いない。 「そうか。では貴様は数々の頭脳を欺いて殺し通し、見事生き残ったわけだ。……でも、彼らがなぜ完璧を目指さなかったのか、私はわかる気がするよ」 もちろん。完璧にはわかるわけではない。 だがそのメカニズムはトラヴィスが慣れ親しんだものだ。 「貴様よりも見えているものが狭かった。貴様は最も有能だったから、完璧というものをなんだか朧げに見ることができる。だが全ての人類がそういった視点を持てるわけではない。一人は己の欲望を満たした世界を完璧と呼び、一人は完全に管理下に置いた世界を完璧と呼ぶ。そうしてその世界の実現のために、貴様の同僚を唆す。あるいは自ら計画を主導する。……ふふ。」 トラヴィスは笑った。 子供のように朗らかに笑った。 「貴様の考える完璧に、着いていけなくて、嫉妬して、だから貴様の反対する計画に賛同したものもいるだろうな。目に見えるようだ……ふふ、貴様はその全てを殺した。 おめでとう!優勝者だ! 」 (-448) tasukete 2021/10/07(Thu) 16:50:58 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 新人看守 ダビー「……もちろん、責任感だよ、ダビー。 私はこのくらいしか出来ないもの……ただびとを理解し、その欲求を知っている。平穏は破られるべきではない…… ならば、平穏でないものが、ここに立てばいい。既に憎悪に穢れた、社会ではまともに生きていけないような……亡霊を置けば、誰が損なわれることもない」 それが私だと、トラヴィスは告げた。 私は亡霊だ。墓を彷徨う、微かな霧の幻。 「『犯罪は仕方なく起こされた』」 しかし、あなたの意見の一端を掴んだ声は、硬い。 「結構。……外に出て被害の関係者にそれを告げられるのなら、その思想に自信を持って生き続けたまえ。 君も、誰かに自身の殺害を要求してみては?堕ちかけた糸の上の肉体を綺麗に焼き尽くせば、寝言を言うほど微睡んでいた目も醒めるだろう」 カウチの上で寝転がっている男は、ダビーに視線を寄越さない。 天井を眺め、床に散った蕾の一つを拾い上げて握りつぶす。 自身を支配する憎悪を押さえ付けている。あなたの言葉で引きずり出されかけたものを、深い息で押し戻そうとしていた。 (-453) tasukete 2021/10/07(Thu) 17:15:12 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「知性のみでは武力に勝てない。武力のみでは知性に勝てない。どちらもなければ完璧足りえない。……それだけのことすら分からなかった、ただそれだけを忘れてしまった、そんな者達に後れを取るほど弱くはなかっただけです」 直接的に殺した相手もいれば、所内の設備を利用して殺した相手もいる。半ば衝動的にでもそれだけのことを成してしまえたのが男が常軌を逸している証左なのかもしれないが。 あなたがその『そんな者達』にいくらかの理解を得ている様子を聞き語る言葉を耳を傾けると、男はかつて自分が所属していた研究所の内情を朧気ながら記憶に呼び戻していた。実際、あなたの言う通りなのだろう。ある者は強大な力を付与されたことに喜び、ある者はその力によって得られる富を夢想した。彼らに賛同した者達が己の言葉に耳を傾けることがなかったのはそういうことだ。 あなたの笑みが常のものと離れているように思えて、次の言葉を待った男は。 その言葉を聞いてただ、すっと。すっと、ターコイズの双眸を細めただけで。 「……ありがとうございます。賞品としてこの監獄での生活と凶悪犯の肩書きを賜り、こうして貴方様と言葉を交わす機会をいただいております」 と、常と変わらぬ声音で告げるだけだった。 (-461) uni 2021/10/07(Thu) 18:40:14 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ「……哀れだね。貴様はずっと、他人の欲望に晒されている。 この監獄、無礼講とて囚人のためのものでないことくらい、薄々貴様にもわかっているのではないか?『囚人にそうあって欲しい』、願ったものが大勢いた」 許されれば、罪なき看守を。あるいは囚人同士で喜んで殺し合うものたちばかりだと信じたい。そういった形の平穏が、この世にあるのをトラヴィスは知っている。まさに、この身で。 「私もまた、貴様で欲望を果たした。 お前は遠いね。ただびとの目には、お前の全容が映らない。 屍を掘り起こしても、お前から財を得ることはないと知っていたのに…………私はどうして愚かにも、再び繰り返そうとしたのだろう。お前には、わかるか?その目には……」 いや、と。自ら否定した。 穏やかに首を振って、目を閉じた。 「誤った理屈の立て方に詳しいのは、愚かなものだけだな」 私のように。 (-469) tasukete 2021/10/07(Thu) 19:40:24 |
【赤】 墓守 トラヴィス「輸血パックじゃなくてよかったな」 頷いた。 やだよ苦しみながら輸血パック啜ってる人を横目に相談すんの。 (*9) tasukete 2021/10/07(Thu) 19:41:44 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 墓守 トラヴィス伏せた視線は、沈黙に合わせて暫しそのままに。 けれど、貴方が言葉を紡ぐならば 自然と視線はそちらに向かうだろう。 「聞いてやる、だから話せ。」 あくまで上から。それは、迷いなく発される。 「君の醜さを、受け止めてやる。 ...救うことは出来ずとも。」 どうしてそうも怒りを得ているのか。 失望し、憎悪するのか。 その感情全てを この場に置いて、少しは楽になればいいのだと。 男は......貴方の言葉を待っている。 (-471) sinorit 2021/10/07(Thu) 19:48:25 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス「…………天才のね、顔なんだ、私は。正確には、顔になるように、存在していた……というのかな」 美しいだろう?と、嘯いてウインクを果たした。 まだ私は私の姿を保てているかい?同朋よ。 「暫くはね。私も自分を真っ当な家の長男であると信じていたさ。事実、血統としてはそうだ。赤子の頃から私はその家で育ったし、子供の頃から、誕生日パーティ、お茶会、夜会、色んなところに顔を出した」 つ、と、革靴の先がダンスの動きに沿った。 懐かしむ目はなく、無感情の奥に失望がある────自分への。そして全てへの。 「他所から有能な養子を貰ってくる時の問題点は、貴族ではないことだ。血統主義が表にある世界だから。だったら最初から居たことにしてしまえばいい。血族の容姿をもっていて、血族から生まれたことが病院からなにから証拠が存在する子供を用意して、あとからその顔を、……目をつけた有能な養子に写しとればいい」 トラヴィスは己の頬を撫でた。 「この顔をね」 → (-479) tasukete 2021/10/07(Thu) 20:07:56 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 中堅看守 アンタレス「愚かだよね。私も、一族も。そんなだから、他所から天才を奪うような勝負にかけなければいけないほど落ち目になったんだ」 肩を竦める。 当時のトラヴィスは子供だった。何も知らない、ふつうの、ただびとの子供だった。天才ではなかったから、自分の周りで何が起きているのか分からなくて、ただ、どこか『いままでと違う』何かが起き始めているのだと肌で感じ取り、怯えて立ち竦んでいた。 「そういうものを追い詰めたらどうなるか。答えはいくらでもこの監獄に散らばっている。殺戮だ。復讐と逃走。そして私は生き残った。何も知らなかったから」 無能で、無力で、愚かな子供だったから。 復讐の対象にならなかった。 「血族の全ては殺されたのに、私だけが残った。 飼っていた番犬と、出入りの商人と、僅かな低級の使用人と、 この私だ 。」「アンタレス。君なら分かるだろう。私ほどに愚かではないから、君なら、」 同朋のそばへ歩みを進めた。 その男の両肩を押さえて、自分がそこにいるのだというかのように、言い聞かせるように語った。 「そうだよ。逆恨みだ。対象を失った憎悪だ。 私は憎む必要のないものを恨んでる。ずっとだ。私の中身がからっぽなことですら彼らのせいだというように、『成し遂げるもの』を恨んでいる。焦がれている」 「どうしてわたしには それ ができない」 (-484) tasukete 2021/10/07(Thu) 20:23:17 |
【秘】 知情意 アマノ → 墓守 トラヴィス「ええ、存じております。……仰る通り、私はあらゆる欲望に晒されてきました。この場にしても、世間一般の願いが生み出した監獄、それ故に為されている無礼講であると認識しております。……ある者は、罪とは我等を監獄へ送るためのレッテルであると言っていましたね」 男は自らの身体を見下ろすように目を伏せる。欲望とは世間一般の抱く願いだけではない。暴力や死、あるいは性の捌け口として、男は実に多岐にわたって用いられてきた。男が男でなくなるほどに。 「人には人の全てを見ることは叶いません。それは常人だろうと罪人だろうと同じことです。 ……貴方様の仰る財を得られなかったというのは少々残念に思いますが。トラヴィス様、貴方様が繰り返そうとしたのは……繰り返してでも、私という者から財を得たいと願ったからなのではありませんか」 あなたの言う財が何であるかは、分からないが。 (-485) uni 2021/10/07(Thu) 20:31:31 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 知情意 アマノ男はくすくすと笑った。 その欲望の形は、しかしどれも彼の中の財を手に入れることが叶わなかったのだから。なあ、ただびとたちよ。それでもあなた方は幸いだ。殺すに足ると認められた、それは祝福だ。あなた方は迷宮にとって障害であると判断された。 「私の願い。 それを知ってどうする?貴様は私に与えることはない。 貴様にそんな豊かな余裕があるはずもなければ、貴様の視界に私を映すつもりもないのに。今後の人生の糧にするか?それもよかろう、全てのものはそれを祝福するだろう。貴様の成長は人類の希望だ!」 男は高らかに叫び、 「違う」 直ぐに冷たい声で否定した。 「気まぐれ。掠めた疑問。 その程度だ 。お前に欲望を向けたものは間違っている。お前を変えることが出来ると自らの分を弁えずに手を出した。自分こそが特別であるという証拠がそこにあると思った。ただの有象無象だ、すべては」 男は微笑みながら、しかしその視線はゆらゆらと揺れている。 眠りにつく少し前、微睡みに笑む童子によく似ていた。 (-491) tasukete 2021/10/07(Thu) 20:50:36 |
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