情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
【神】 路地の花 フィオレ>>G20 ルチアーノ 「あなたのせいじゃないわ、街にいる時から……全然、何が起こってるのか分からなくて」 「……ガイオが捕まったことしか、読めなかったの」 新聞の見出しさえも読めない。専門的な用語は一つだって理解できない。文字すら読めぬ、学のないスラム育ち。 だから、せめてそれだけ教えてくれればいいの。と言って。 しばらくそのまま背を撫でられている。その温かな掌は、いつだって自分を落ち着かせてくれるものだ。 「大人しくって、……どこまで?」 「だって、ガイオは何か派手なことをしたわけじゃない…でしょう?いつだって、賭け事の話をしているばかりで」 一市民らしくいればいいのか、アジトから出ない方がいいのか。 それすらも、自分で判断が出来ないのだ。ファミリーのお荷物になりたくない。ここが、自分の居場所だから。 #アジト (G22) otomizu 2023/09/14(Thu) 23:48:48 |
フィオレは、抱えたままだったパンは、アジトのどこかの部屋に置いてきてしまった。 (a3) otomizu 2023/09/14(Thu) 23:55:02 |
フィオレは、その部屋は今頃、焼きたてのパンの香りでいっぱいになっていそうだ…… (a4) otomizu 2023/09/14(Thu) 23:55:42 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ全ての予定を白紙にして。 落ち着いた頃。昼よりも後の時間。 また、女が一人庭園に姿を見せていた。 先日とは違って、ライダースーツのような服にホットパンツ。足元は黒のエナメルショートブーツ姿。 あまりこの辺りではしない格好だ。殆ど仕事や夜遊びの時にしか着用しないもの。 「………」 不安げに揺れる瞳が辺りを見回して、いつものあなたの姿を探す。 今は可憐に咲き誇る花々を愛でる余裕も、ないのだった。 (-57) otomizu 2023/09/15(Fri) 0:01:45 |
【神】 路地の花 フィオレ>>G25 ルチアーノ 「……」 噛み砕いて伝えられたことを理解するほどに、表情が曇っていく。 全ての人間ってどこまで、とか。こんなの理不尽じゃない、とか。色々言いたいことはあったけれど。 まだ誰にも分らないだろうことだと思ったから。 ある程度の説明が済んだタイミングで、新聞を覗き込むような体勢から背中のあなたに体重を預ける形になって。 理解出来たところで、納得できるわけもなく。途方に暮れたような顔は変わらない。 「全く外に出ない、なんてことは難しいわ」 「詮索しないように、一市民として過ごすならきっと外に出ても大丈夫なのよね……」 子どもたちには会いに行かないと。急に姿を見せなくなる方が不自然だろうし。 女も思慮深くないとはいえ、考えなしに危険に身を晒すほど馬鹿でもない。 閉じこもっていろと命令でもされなければ、外に出ていくつもりだった。 「そうね、……皆、不安だと思うし。一度落ち着く時間は必要だわ」 「お店は流石に、ファミリー傘下のところがいいのかしら……ううん、美味しいお店のご飯を持ち寄ってアジトで食事会もいいのかも」 これもロメオと相談しておくわ、と前向きな返事。 実のところかなり楽しみにしていたものだから、中止にせざるを得ない状況にはなっていないことには安堵している。 #アジト (G27) otomizu 2023/09/15(Fri) 1:04:52 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「テオ」 ああ、良かった。会えた。 あなたを見つけた時の女の表情は、これまでにないほど安堵に満ちた笑み彩られている。 落ち着きのない様子といい、やはり普段とは違う様子を見せていた。 「そうね、これからもっと綺麗になっていくのでしょうね」 秋真っ盛りの庭園が今年もまた見たいと願う。 本当に、何事もなくあればいい。 「………」 少しばかりの空白。 はあ、と小さく息を吐く。 あなたの横にしゃがみ込み、低い位置の花に視線を向けるようにして。 口元は笑みを象ったまま、意を決して口を開く。 「ねえ、テオ」 「話があるの。…花の手入れが終わったら、少しだけ時間を貰ってもいい?」 (-83) otomizu 2023/09/15(Fri) 1:16:04 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 渡りに船 ロメオ「私の気が済まないもの。 性分みたいなものよ。何かを貰ったら返したいなって思っちゃうの」 「だから、何かほしいものとかあったら聞いてあげる」 義務感などではなく、返したいから返すのだと。 良いものを貰ったのだから、何かを返さなきゃ収まらない!といった感情から来たものだ。 ね、美味しいわよね?とあなたの口から漏れた声に、くすりと笑ってみせる。 「全然凝ったものなんか求めないわ!ロメオがいつも食べてるようなものがいいの」 「じゃあ、作った時は教えてくれる?予定合わせるからっ」 ぱあっと歓喜に表情がまた明るくなって。 約束よ!なんて、無邪気に笑ってみせる。人を振り回すことばかり得意な女だ。 「お酒に魚にスイーツに……これ、全部満たせる場所あるのかしら?」 「アジトに、美味しいお店のテイクアウト品持ち寄った方がいい気もしてきたわね」 予約はしてくれるというから、最終的にはあなたに決めてもらうことになるんだろうけど。 とりあえずこの場ではこのお店!と決めきることはないだろう。 まさか、この後自分たちの身柄が脅かされる羽目になるなんて思わなかったのだし。 (-102) otomizu 2023/09/15(Fri) 3:15:25 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ「言ってくれればいつだって貸してあげるのに」 「そうなの?そういえば最近もまた、忙しそうにしているものね」 存外素直に頭を預けるのを見て。ぱちぱちと瞬きをしたのち、よっぽど疲れてたのねと微笑んだ。 あなたの短い髪を白く柔らかな手が優しく撫でる。子どもを寝かしつける時のような手つき。 今この時くらいは、全てを忘れて休んでくれたらいいと思って。 「ラウルが気の毒なのもそうだけれど、私もあんまり家にいないから…」 「安心できるところがあったみたいでよかったわ、健やかに育ってくれるといいわね」 夜遊び娘なものだから。自室にはあまり滞在することがないのだった。 それにしても、今までの保護猫のことを思えば。ラウルがアレルギーを発症することも多かったんじゃないだろうかと思う。気の毒に…… 「私は相変わらず悩みもなく元気にやってるわ。 予定が増えるってことは、暫く夜の添い寝は出来なくなっちゃうのね」 「なーんて。欲しい情報って、私に言えるようなもの?」 (-103) otomizu 2023/09/15(Fri) 3:31:27 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「私だっていつも同じようにいるわけじゃないのよ、女っていうのはいろんな顔を使い分けるものなの」 あなたがいつも通りにしてくれるのなら、こちらも段々いつもの調子が戻ってくる。 軽口を返し、あなたが乗ってくれそうなのを感じて立ち上がる。 「テオはマメすぎるのよね」 「1日と言わずもっと人に任せたって良いのに」 だからこそ好感を持っているのだけど。 あなたが準備出来るのを待ってから、「人気の少ない場所に行きたい」と伝えて。 だから、今回向かうのはきっとカフェのようなところではなくて。 あなたから提案がなければ、海沿いの道を歩いたりするのだろう。提案があれば、そちらに乗るつもりでいるようだった。 (-171) otomizu 2023/09/15(Fri) 18:17:12 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「可愛くても大人なんだから、もっと気を付けて接してくれなくちゃね」 くすくすと笑う。楽しそうな姿はやはり、いつも通り…のようにも見える。 今日はあなたを自分の一歩後ろを歩かせるように、先を進んでいく。 「もうちょっと待って」 表情は見せないまま。 海風が頬を撫でる。日差しはまだ強い時間帯だから、静かと感じるほどでもない空気感。 車もほとんど通らないような道を進んで、不意に足を止める。 「今、街が賑やかじゃない?」 「……テオは、どう思ってるの?」 あなたが反社会組織の人間と関わりがあるなんて思わないけど、なんて言うのは茶番だけれど。 だって、目の前の彼女こそが。 (-203) otomizu 2023/09/15(Fri) 22:21:12 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「……腹立たしくは、思ってくれるのね」 ほっとしたように息を吐いたような音。 これまで意識的に職業を尋ねたことも、自分の立場を話したこともなかった。 あなたは丁寧に花のお世話をしてくれる人で、自分は花を愛するただの女で。 だから、あなた個人が取締法に賛同するような姿勢を見せなかったことが救いだった。 「……やりたいようにやるのは、素敵なことよ」 「でも」 ▽ (-253) otomizu 2023/09/16(Sat) 4:44:09 |
【妖】 路地の花 フィオレふわりと香る花の匂い。彼女のそれは甘くて、内側から支配しようとするかのよう。 日ごろから、捕食するための聞こえのいい言葉を振りまいて。 ねえ、だから言ったのよ。 もっと気を付けて接しなきゃダメだって。 ごめんね。こんなやり方になっちゃって。 ($1) otomizu 2023/09/16(Sat) 4:46:30 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ振り返って、あなたの腕を掴む。 掴んだ腕ごと強く、抱き込んでしまおうとして。 「一人で、捕まってしまわないで」 「テオに会えなくなるのが、一番嫌なの」 そんなことに自分を擲つくらいなら。 どうしてもやりたいことをやるというのなら。 「私と、一緒にいて」 「私を、守って」 「……それがだめなら、せめて2人で捕まりたい」 お願い、と腕を背中に回すことが出来たのなら。彼女の手があなたの服を掴む。 その手が小さく震えているのが、つたわったかもしれない。 (-254) otomizu 2023/09/16(Sat) 4:56:04 |
【人】 路地の花 フィオレ「みんな、元気にしてた?」 落ち着いた頃に再び外へ繰り出して。 寄付や差し入れのためによく訪れている、 院内に入るや否や。ワイワイ集まってきた子供たちの頭を慣れたように撫でている。 世間のざわつきに子供たちは気付いているのかいないのか、ほとんど変わった様子はないけれど。 この場所に何もなければいいと思うのだ。 子供たちが、社会の闇に晒される必要はない。 「……守ってあげないと」 どうしたのー?と足元から声を掛けられて。小さく笑った女は、何でもないのよと目線を合わせるようにしゃがんで。 その額にキスを送ってあげるのだ。 #養育院 (58) otomizu 2023/09/16(Sat) 15:53:17 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「ああ、」 「よかった!」 ぱ、と密着していた身体を離して。 ヒールでいつもよりも近い位置にある顔を見上げる。満面の笑み。 そう言ってくれるだろうと分かっていたかのような。 背に回していた腕は、後ろ手に。 手の中に隠した小さな注射器は、ポケットにするりと仕舞われた。 「どうなったっていいわ。あなたがいなくならないのなら」 「"あなたが何しようと勝手に喜んでる女"で、変わらず物好きなんだから」 目を細め、口元がにまと弧を描いた。 女は色んな顔を使い分けるもの。 傍に寄せたが最後、蔦を絡みつかせて逃がさないように。 「それでね、私にも守りたいものがあるの」 「テオが私を守ってくれるなら、安心して意識を向けてあげられるわ」 自分よりも立場の弱い、小さな命。 この町にはたくさんの、恵まれない子供たちが暮らしている。 もし、養っている大人が捕まるような事があったら…と思うと気が気ではないのだ。 「加えてより安心を取るなら、出来る限り一緒に生活できたほうがいいんだけど……」 新しく用意した方がいいかしら、なんて唇に指を当てて。うーんと声を上げている。 あなたの事情を置いて、話がどんどん進んでいく。止めた方がいいだろう。 (-272) otomizu 2023/09/16(Sat) 16:27:39 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「ウィッグで、切り替え出来て……案外、便利かもよ…?」 仕事の時と、そうでない時と。立場が上がったんだから、威圧感はあって損しないわよなんて無責任に。 身体を重ねるようになったのは、ここ数年の話で。 最初こそ、仕事で傷付いた心を慰めてもらう目的もあったのだけれど。 いっそ開き直ってからは、温かさを求めてねだることも増えた。 ▽ (-290) otomizu 2023/09/16(Sat) 19:06:35 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡頭を撫でてくれたその手が、頬を撫でてくれた指先が体を這う。 あなたの触りたいようにさせていたかと思えば、触ってほしい場所を囁いて。 貰った快楽を逃さないように、強く抱き締めて。 愛撫されたところから、ぞくりと背筋を快楽が走っていく。 口付けの合間に、漏れる声が耳に響く。 唇が離れると、名残惜しそうに絡めていた舌から糸が引いて。 艶めかしく光る口元をそのままに、上気したような顔があなたを見上げる。 首筋に唇が触れる。ごく、と喉が鳴って 小さく声が漏れる。 「……、…」 片足を、緩慢な動作で抱えて。 女の弱い部分を曝け出す。生娘のような恥じらいを見せることも、殆どなくなった。 期待するように、熱い息を吐きながら あなたを見つめている。 (-291) otomizu 2023/09/16(Sat) 19:07:20 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロあなたの警戒に気付いていたのか、いなかったのか。 何事もなかったかのように、笑ってみせている。 ただきっと、この行動で。 あなたからの評価が変わったのだろうことは分かる。今まで、何度も引き直させたものだ。 否、それを承知の上での行動だったのかもしれないが。 「そうね、放っておいて…あなたが知らぬ間に壊れたりしてもコトだし。 四六時中とは言わずとも、目の届くところにいてほしいわ」 「いっそ私好みの首輪を選んで、着けてあげるのもいいかもしれないわね……」 思いの外前向きな態度が返ってくるものだから、いつもの調子で言葉を続ける。 今度は、一般論ではなく。エゴのようなものだ。 「あら、嬉しい」 「何かあった時、面倒にさえならないのなら歓迎だわ。テオの家にはいつか行ってみたいと思っていたし!」 案内してくれてもいいのよ?とは言うけれど。 状況が状況でもあるし、今日のところは断ってもすぐに引き下がるだろう。 住所が分かればいつでもいけるのだし。 「それなら私は、いざというとき逃げ込む場所を用意しておくことにするわ。 仕事の上司が私に甘くて、別荘を用意してくれるって言ってたのよ」 (-296) otomizu 2023/09/16(Sat) 19:32:01 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ「頼りにしてるわ」 でも今はあんまり説得力がないわね、なんてくすくす笑って。 「また、突然ね。いがみ合ってるって言っても、警察が突然踏み入ってくるわけでもないでしょう? 何年とそうだったから、ずっとそうであるとも限らないっていうのは分かってるつもりだけど…」 「昔は、いつもの場所が突然ごろつきにめちゃくちゃにされて……力がなかったから、小さい子を吊れて一緒に逃げたものだわ」 理解は出来る。そう言っておいてもらえたから、あなたの部下は問題なく逃げられるはずだ。 まるで何かが起こる、とでも言いたげな口ぶりには 流石の彼女も怪訝そうな様子を見せてはいたけれど。 「うん」 「ファミリーの外にも仲良しの人はいるし、いざとなれば行きずりの人でも捕まえられるわ。 一日だけなら、どうにでも出来る」 「別のところにお部屋を持ってはおきたいかも。お金を用意してくれるっていうなら甘えちゃおうかしら」 言葉の裏を読めるほど賢くはなかったから、飲み込んだ言葉を察することはなかった。 それに、ファミリーのことを掛け値なしに信頼しているから。 疑う事なんて出来なかったのだ。 (-330) otomizu 2023/09/16(Sat) 22:23:31 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「じゃあそれでもいいけど」 「あなたの持つリードを思い切り引っ張って、振り回しちゃってもいいのね?飼い主さん」 首輪がついたって大人しくしてあげないんだから! 悪戯を思いついた子供のような顔で笑ってみせて。 来た道を、あなたの腕にくっついて戻ろうとするのだろう。振りほどいたっていい。 「逃げられる場所はいくつか用意しとけって言われてたからね。 私の部屋と、あなたの部屋と…もう一つあれば足りるかしら」 「私も殆ど夜は人の家かホテルかだし。別荘どころか自分の部屋だって、殆ど使ってないんだけど」 殆ど荷物置き場だ。 とはいえ、この状況では仕事もまともにできないだろうから。 しばらくはあなたの家に転がり込んだりしているのだろうが。 「私、そんな怖い女に見える?」 「精々、あなたが床の上で駄々こねるまでねちっこく口説き落とそうとしてやるくらいよ」 悪い女。 「むしろ、すぐに前向きな返事がもらえて良かったわ。 もっと違う手段を取らなきゃいけないかもって色々考えていたものだから」 (-342) otomizu 2023/09/16(Sat) 23:37:37 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ周りの噂から、心配になって。 何も起きてやしないかと、連絡を一つ。 電話をかけてみるが、あなたは出られるだろうか。 (-355) otomizu 2023/09/17(Sun) 0:01:13 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ明るい声が返ってきて、ひとまずほっとする。 電話に出られる状況でいるというだけで、これほど安心できるものなんだなと思って。 「フレッド」 「ううん、今……凄く町がざわついてるじゃない?」 「大丈夫かなって思って。何かあっても、おかしくない状況だから……」 (-379) otomizu 2023/09/17(Sun) 1:02:26 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「ダサくなんてないわよ、……禿げるんじゃないかって、気にする方が」 よっぽど、じゃない?なんて。 よく手入れされた髪が、するりとほどけていく。 脇に流された髪はベッドに広がって、菫色で覆ってしまうくらい。 似合うと思うんだけどな、と思いながら。 与えられる快楽に身を任せている。 触れてほしいと思うのなら、きっと示してくれるはずだと思ってはいるのだけれど。 ▽ (-399) otomizu 2023/09/17(Sun) 2:47:07 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 黒眼鏡「……、んっ、は…」 優しい手つきは、あたたかさを分けてくれるようで。 自分が火照っているのか、時折体温が混ざってわからなくなる。 じんわりと伝わる快感に身が小さく震えて、与えられる刺激は抑えられない喘ぎを誘発した。 熱い息も、甘い声も、"きもちいい"を示している。 下腹部が刺激を受け取る度に疼いて、直に触れずともじっとりと湿り気を帯びている。 かたく尖った乳房の先は硬度を増し、比例するように体を震わせて。 その間に他の箇所に触れられると、意識を向ける先を定められず 不意に達してしまいそうになる。 そのくらい敏感になるほど、この体は愛されることに慣れてしまっているのだ。 「さわん、なくて……いい、の」 一番大事なそこにあてられた指が入っていくのなら、歓迎するように甘く締めつけるだろう。 一度はいれば逃げられないと、花が蔦を絡ませるように。 は、は、と息を吐きながら。首に回したままの腕に力を込めて、耳元で囁いた。 (-400) otomizu 2023/09/17(Sun) 2:47:49 |
【神】 路地の花 フィオレ「あら…アレ、来られないみたい」 カポ・レジームの名を馴れ馴れしく呼びつつ、眉を下げる。 「カンターミネも来られないって連絡があったし、日持ちするものは取り分けておいてあげましょ」 #アジト (G44) otomizu 2023/09/17(Sun) 10:31:38 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 陽光の元で ニーノ「ふふ、姉さんはいつだってフレッドが心配なんだから」 あなたも同じように大事に思ってくれていることが伝わる度、胸が暖かくなる。 こんな状況下でも、安心して笑うことができる気がするのだ。 「姉さんは大丈夫よ、ただ…」 「子供たちが心配だわ、養育院の経営者が万が一捕まったりするのを考えたら放って置けない」 「だから、なるべく見ておいてあげたいんだけど……」 (-446) otomizu 2023/09/17(Sun) 10:54:22 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「?」 「どうして法令に喧嘩を売ることになるの?」 あなたに自分の立場を話したことはないから、きょとんとした顔。 そもそも逃げ場を作る時点で後ろめたいものがあると言われたら、言い返すことは出来ないのだが。 叱られたのなら素直に手を離す。 何もないよりはカップルにでも見せかけたほうが誤魔化しが効くのではないかとも思うのだが。 「もう、あんまり言われると私でも傷つくわ。……なんてね」 「いいもの、これから嫌でも気になるようにしてみせればいいんだから」 初めからあなたからの感情に期待なんてしていない。きっとそんな余裕もなかったのだろうと勝手に想像して、それなら積み重ねていくしかないのだし。それ自体は苦でもないのだから。 それに、今すぐに新たな線引きをさせることばかりが大事なわけではないし。 「手錠をかけて家に閉じ込めちゃう? でも、お留守番は苦手なのよね。そうなると嫌だから大人しくしてることにするわ」 肩をすくめる。 「って」 「え? テオ、警察の人だったの? 」初耳だ。まあ、と手を口に当ててぱちぱち瞬きを繰り返した。 (-480) otomizu 2023/09/17(Sun) 14:17:32 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「お花屋さんだとは流石に思ってないけど……」 「意外ってこともないわね、よく似合ってるわ。聞けば納得。 同時に、あなたがあれだけ難儀だなんだって言ってたのもわかる気がするわ」 ボランティアだからこそ、仕事のことを忘れて話したいこともあるだろうと。あえて詮索を避けていたのだ。 「不安だったのは、立場に関わらず連れて行かれるかもしれないと思ったからよ。一般人でもいつ難癖つけられるか分かったもんじゃないじゃない」 「警察だからじゃなくて、テオだから心配だったし不安だったの」 こちらはこちらで、またあなたの事が知れちゃったなと上機嫌。 一向に離れるつもりも、敵意を向けるつもりもない。いつも通りの女がそこにいる。 肩書きを気にして生活するような人間なら、ここまで何も聞かずにいるわけもなく。 「逃げないわよ、住所教えてもらうんだから」 「今さらそんなこと言ったって離れてあげないわよ?」 (-516) otomizu 2023/09/17(Sun) 17:24:59 |
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新