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【人】 ガラクタ モノオキがさごそ。少女は今日も箒を持って掃除をしていた。 あ、と気づいて小石をちりとりへと拾い、そのときに悲鳴を聞いた。 その悲鳴が誰のものかはあまり聞き馴染みがなかった。ここに来て数ヶ月、こんな悲鳴というものをまだ聞いたことがないからだ。 ぱたぱたとそちらへ急ぐ。もしかしたら出番かもしれないからだ。たとえば、虫等を代わりに仕留めてあげるとか。 そうして先にいる先輩たちの後ろまでたどり着いた。慣れない匂いがする。 「ん」 鼻の代わりにバケツを押さえた。 (10) axyu 2022/07/17(Sun) 23:57:08 |
モノオキは、集まってきた人に少しづつバケツを向けて、それからうつむきながら手を引かれていった。 (a13) axyu 2022/07/18(Mon) 1:35:25 |
【人】 ガラクタ モノオキ「う。」 モノオキは第一発見者でもないし、何かを見たわけではない。 バケツの姿のまま広間で静かに座っている。バケツはやや下に傾いたまま、恐らく皆を見るために少し動いている。 『誰かがやった』という意味合いの言葉にも、何も答えなかった。 でも、言葉ができないからと言って理解できないわけではない。 すこし不安げに誰かに手を伸ばそうとして、諦めて自分の服の裾を掴んだ。 (48) axyu 2022/07/18(Mon) 19:26:20 |
【独】 ガラクタ モノオキ『モノオキはモノオキにいたけど、似たようなことを知っている。』 『きっと誰かがこの平穏を壊したんだ。』 『壊れたものは仕方がない、こわれてないものを残さなきゃ。綺麗な、きれいな姿で……。』 バケツの中に手を入れて、髪の毛を撫でた。髪の毛は呼応するように手を舐めた。 (-7) axyu 2022/07/18(Mon) 19:43:28 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー『コンコンコン』『バンバン』 話し合いが終わったあと、あなたの部屋にノックの音と、ノックの主を表す為のバケツの音がするだろう。 「う」 ドアを開けるなら、ほうきを胸の前に掲げて持ったいつものモノオキがいる。掃除はいるだろうか?とききたげに。 (-8) axyu 2022/07/18(Mon) 20:15:43 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキこの状況で自室へ誰か来るなんて思っていなかったから、突然の音に驚き肩が弾む。 そして誰だろうと思う前に鳴ったバケツの音に、来客者はモノオキだと察するだろう。 「……モノ。えと、……うん。 掃除、お願いしようかな。」 捲り上げていた服の袖を戻し、座っていたベッドの端から立ち上がると扉を開ける。 いつも通りの貴方を見て、口元に薄く笑みを浮かべるが、やはり少しぎこちない。 部屋は一見すると散らかってはいないのだが、貴方の好意を受け入れて部屋に招き入れた。 (-10) krkw 2022/07/18(Mon) 22:28:32 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー「んーん。うあー」 捲っていた腕を見てはバケツが左右に揺れる。戻さなくていいことを伝えようとしたのだが、んーと首を傾げた。 「あー!んふふ!」 掃除の許可を貰ったところを、それはもう嬉しそうに箒を掲げる。きょろきょろとあたりを見てはゴミがないかを探し回る。 「ふふ、は、たんじー!そじ。モノオキ。す、き。きーれーい」 散らかっていない部屋をそれでも掃除しながら、覚えた言葉を思い出しながら一生懸命に今の気持ちを伝えようとする。 不安に思わないでほしいと思っているから。 それから、掃除を一旦止めてあなたの隣に、近寄って。包帯……恐らく、石のある所に触ろうとする。 (-11) axyu 2022/07/18(Mon) 23:13:00 |
【独】 ガラクタ モノオキ『……何もなかった。誰かが殺したのは確かだ。壊れてしまったのは確かだ。』 『ハグベリーの震えが怪しい……気がする。強盗ではないと、モノオキは思うし、本当に侵入の形跡はなかった。うーん、それだけでは決められない。』 『どうしてやったのだろう?モノオキは殺した人を責めない。殺された人も責めない。どうやって聞こう?』 『もう壊れてほしくないのにな。』 (-13) axyu 2022/07/19(Tue) 0:06:41 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキ招き入れるため開けた扉を閉めて、嬉しそうに掃除を始めた貴方の邪魔にならぬように見守る。見守りつつも、何か落ちていないか床を確認しながら。 もしもゴミ箱の中を見るのなら、普通のゴミとは違うものが見つかるかもしれない。拾い損ねたものが、どこかに落ちている可能性もあるだろう。 何かから引き剥がされたような、透き通った欠片が。 「……ふふ、ありがとう。 いろんなところ、モノが片付けてくれてるから。自分の部屋、くらいはね。」 小さな貴方が精一杯、此方を不安にさせまいとしているのが分かるから、感謝の言葉を伝える。褒めてくれたことや、掃除に対してと取られるかもしれないけれど。 「包帯。……気に、なるの?」 近付いて来た手に困ったように笑いはしたけれど、避けることはしなかった。 手を繋いだくらいだ、触れられるくらいなら構わない。 (-15) krkw 2022/07/19(Tue) 0:16:15 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジーゴミ箱は覗き込んでいた。そもそも彼女はきょろきょろと周りを見ながら掃除をしていた。不安げにも見えるし、何かを探しているようにも見えるだろう。バケツのなかは見えない。 「?」 彼女はその欠片に不思議そうな顔をしたが、じっと見ただけで問いはしなかった。その代わり、じっと見ているのはあなたにわかってしまうほど長かったかもしれない。 「あう、うーん、んーん、す、き。」 一旦、包帯が気になる、については首を振って否定。それからどう自分の思いを言おうかと首を傾げながら自分のバケツと包帯を交互に指さし、その奥も触ろうとする。 「好き、き、れ、い」 (-16) axyu 2022/07/19(Tue) 0:55:00 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキ貴方は何を探しているのだろう。 何か手掛かりを探そうとしているのかもしれない。ゴミがないか確認しているのかもしれない。 バケツの下、どんな顔で見て回っているのかが分かれば、察することは出来るのだろうか。そう思うだけで、何も言わなかった。 「───ッ!?」 欠片だったから気付かなかったかもしれないが、ゴミ箱の中にあったもの。それは石だ。 灰色をした、透明感のある、包帯の下にあるのと同じ。 隠したいほど、引き剥がしたいほど嫌いなそれを、好きだと、綺麗だと、貴方が触れようとするものだから、思わず身を引いた。 「……ごめん、ね。これが、好き?」 他の子に見られたこともある。直に触らせたこともある。 だけど、そんな事を言われたことはなかったから、どんな反応をして良いか分からない。 反射的に貴方の手から逃れた事を謝罪して、本当に石の事なのか確認をした。 (-17) krkw 2022/07/19(Tue) 1:41:06 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー「うん」 肯定。彼女が指すのは石のことだ。触れる。 「んふふ。うん、好き、ううん?モノ、好ーき」 あなたの方を指さして、好きじゃないのかと問う。 「ふふ、すーき。うー……」 撫でながら、小さく笑う。それから、どうして好きなのかを伝えられなくてもだもだしている。 あなたの包帯の奥と自分のバケツの中を交互に指さして。 (-20) axyu 2022/07/19(Tue) 9:33:47 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキ「僕は、好きじゃ……ない。かもしれない。」 貴方の言わんとする事を何となく理解して、触れられている場所を見ながら、小さく呟くように答える。 好きだと言われたばかりだから、曖昧に。 「えと……。僕のこれが、好きな理由。 モノの……顔が、関係あるのかな。バケツの中。」 先程も貴方は、バケツと包帯を交互に指差していた。それを「自分は好きだ」と言っているのだと思ったけれど、それだけではないらしい。 もどかしそうにバケツの中を指す貴方の目の前にしゃがみ込んで首を傾げる。 確かバケツの中は、見られたくないのではなかったか。見ても、良いものなのだろうか。 包帯が乱れても撫でられる手はそのままに、此方からはバケツを撫でた。 (-22) krkw 2022/07/19(Tue) 14:20:09 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー「うう、」 嫌いなのは今までの様子でなんとなく知っていて。そうしなくていいと伝えてみたかったのだが。 「お、なじ……うー、うーん、ううん、うーん……うう、あおー」 頷いて、首を振る。顔ではない、顔じゃない、顔じゃない……。 もしこの部屋に本があったなら、それを指さそうとする。それができなかったら、がおーと怪物のマネをしてみる。そのどれもを行ったあと、首を傾げる。絵本で見たことあるような怪物だと言いたいのだが。 「うあ、うー。」 伝わらないなと。それでもバケツを外すつもりはない。ただあなたの包帯とその先を触れていた手を代わりにバケツの中に入れて、悩んでいる。 (-23) axyu 2022/07/19(Tue) 15:43:49 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリーコンコンコン。バンバンバン。 ノックの音と、ノックの主を表す為のバケツを叩く音がする。 「あー」という言葉にならない声も。 「う」 扉を開ければ、モップとほうきとちりとりを持った子供がそこにいるだろう。豪勢な掃除用具だ。 (-34) axyu 2022/07/19(Tue) 20:38:21 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキ机に本はある。それと白い紙と鉛筆が。 がおー。と何かの真似をする貴方の姿は微笑ましくて、この様な状況でなければ、声を漏らして笑っていただろう。 「同じ、だけど違う。顔ではない?頭では、あるのかな…… オオカミ?バケモノ、石………うーん。」 貴方の言わんとすることを理解しようとしてはいるが、きちんと把握するのは少し難しい。 それを考えることに夢中で、今この間は不安を忘れて考えを羅列する。 「……がんばって、教えようとしてくれてるのに。僕には、難しいや。」 申し訳なさそうに、撫でていたバケツから手を離して。それから乱れた包帯の先にある、それを自分でも撫でる。 (-38) krkw 2022/07/19(Tue) 21:25:12 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ部屋のノックに、びくりと肩を揺らす。 このような状況では仕方のない事で。 しかし、そのあとのバケツを叩く音に。 青年の顔は、ぱぁ、と明るくなる。 「───モノオキ!」 青年は、貴方の事が好きだ。 可愛い妹、純粋で良い子。 だからきっと、悪い事なんてしていないだろうと確信している。 故に、扉はしっかりと開けられ。 出迎えた青年は、お掃除しに来たの?とそのバケツを撫でるだろう。 (-41) arenda 2022/07/19(Tue) 21:47:36 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ/* こんばんは 44本の金水引flowerですわ〜 この度は色々な方とお話したいですわ〜!の精神により爆撃をしておりますの とはいえそこまでペースは早く出来ませんわ 勿論お手隙であればですので難しい場合はお断りいただくか あるいはこちらは見なかったことにしていただいてOKですの 更新も近いですし無理なく機会を狙っていきますわ! それでは、65本のリンゴflowerでした〜 (-42) sinorit 2022/07/19(Tue) 21:53:58 |
【人】 ガラクタ モノオキ>>63 ユングフラウ 「うん」 〔▙ ▜▓うん。〕 子供は静かに気を使うあなたを見上げ、お掃除に頷く。あなたは、モノがほぼ唯一の、自由に言葉を交わせる相手でもある。だから声の返事は短く、その代わりできるだけノイズに乗せて。偶に言いたくないことまで流してしまうけれど。 「うふふ」 〔知ってる。〕〔▙ ▜▓▗_ 気を使わなないで、モノオキはもっともっと知ってる。死体はもう動かないし、どんどん腐っていくんだ。〕 子供は一つも動揺せず、冷静にうなずいて見せる。バケツの中の顔はわからない。ただ、手を引かれるがままに主の前に立つ。 〔いやだなあ、いやだ。どうして壊れてしまったんだろう主。モノオキは主に聞けないけれど。〕 ノイズに乗せる彼女は饒舌に、冷静なノイズでそう伝えるか、漏らすだろう。 「……。」 〔▙ ▜▓▗_ 壊れて欲しくなかったのに。モノオキは主も、この生活も綺麗におもっていたのに。〕 そう更にノイズに流しながら、ためらうこと無く赤いシーツ越しに小さい手で死んだ主の肩を撫で、なぞり、そして存在しない頭を撫でる。いつも皆に、主にしてもらっているように。 そうして首を振った。 〔▙ ▜▓▗_ こんなに壊れてるのか……。〕 (64) axyu 2022/07/19(Tue) 23:44:23 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエ/*わあリーディエ様59本の蛍草flower様!おはなししたいですわ!!!サルノゥミッソーニです。 モノオキは只今絶賛皆の部屋掃除中なので掃除に来た体なら理論値百万回でも訪問できますがいかがでしょう?勿論他の方法でも構いませんわ! (-70) axyu 2022/07/19(Tue) 23:47:31 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ/* お返事ありがとうございますですわ! それではそちらの方法でお願いしましょうかしら 勿論押しかけてもいいのですが 分裂リディのため誰かに来ていただくのも……!!いいなと! 問題無ければお願いしたいですわ〜!! (-78) sinorit 2022/07/20(Wed) 0:34:00 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「んふ。」 あなたが扉を開けて笑顔になったのを見て、小さく笑いの声をあげた。うれしい、迎え入れてくれた。きっとあなたはモノオキを壊すことはしなさそうだ。子供はそう少しだけ思った。 そうしてあなたが迎え入れるのを、撫でるのをじっと動かずに受け入れている。 あなたの手は震えているだろうか?いつもと何が違うだろうか?モノオキはそれを知りたい。 それから、大きく手を広げ、 浮いているあなたに飛びかかる 。大きくハグをする。ぎゅっと彼女の持てる力で。簡単には離す気はないが、子供の力の抱きしめが特別にも、体質にもなることはなく、それ以上害を与えることもない。今日は敢えて掃除用具を持ったのだが、彼女の目的はそうではない。いや、掃除もしたい。何もない部屋だとしても掃除は必要だと思っている。 ただモノオキはもう少し知りたいだけだ。一体何がこの館の平穏を壊したのかを。 (-82) axyu 2022/07/20(Wed) 0:54:23 |
【人】 ガラクタ モノオキ>>65 ユングフラウ 〔▙ ▜▓▗_いいよ。モノオキが知っていることを、教えてないから。〕 〔▙ ▜▓▗_あったんだ、初めてじゃないんだ……あ。これは別に言わなくていい〕 首を振りながらバケツの口がある辺りを抑えて答える。多少必要ない返事までしてしまうけど、テレパシーは慣れ始めたものだ。 〔▙ ▜▓▗_埋めるのは嫌い……でもモノオキはいい方法思いつかない。ごめんね主、生きてないから、モノオキは何もできない〕 〔▙ ▜▓▗_壊さないようにモノオキも頑張る。みんな壊れないようにしたい。主には言えなかったけど。〕 モノオキは冷静に、冷静そうに、あなたにノイズを伝えきった。でもそのノイズの声がわかるのは、この館の中であなたしかいない。 (66) axyu 2022/07/20(Wed) 2:01:33 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエコンコンコン、『バンバン。』 ノックの音と、バケツを叩く音。あなたがこの「話し方」をいつもの掃除の訪問で聞いたことがあるだろう。 そしてその音のとおりに子供は掃除用具を手にドアの前に立っている。 (-102) axyu 2022/07/20(Wed) 2:33:02 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー「ううー」 もしここにユングフラウが居たのなら、きっと言いたいことを言ってくれただろう。でも、モノオキはそうしない。それはあんまり他の人には言い辛いことだから。この好みは他の人にはあまり理解されない。現にあなたに理解されていない。 「うあ、い、し……すき、……」 部屋の外を指して首を振る。石を撫でて頷く。自分のバケツの中を撫でる。 「あお!」 あなたの声を聞きながらなんとか伝えようと繰り返そうとして、紙と鉛筆に気づいて手に取る。自分の似顔絵を描けばわかってくれるかもしれない。 掃除用具を脇において鉛筆を不格好に握っていく。線を書いてぐるぐると黒く塗っていく。 暫く待てばできたのは子供の描いた不格好な丸の顔と、太くてグニャグニャの、目玉のついた髪の毛。 それはもしかしたらお話で聞くような、蛇の髪を持つ怪物の姿。もしかしたら、見たものを石に変える伝説と共に語り継がれているその生きた髪の毛……が上手く描けているだろうか。 「ふふ、好……き」 ともあれ、それを自分のバケツには貼り付けるように持って行った。いつもの笑い声で。 モノオキは、石に変える側だ。死人よりも石のほうが好きだ。だから死ぬよりは、不安がらなくていい。だからいつものように居て。 子供は身勝手にもそう言いたいだけなのだが、そこまでは伝わらないかもしれない。 (-107) axyu 2022/07/20(Wed) 5:07:41 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ固いバケツの頭を、優しく撫でてあげる。 手は少し、震えている。 怖かった。主が死んだ事もそうだけど、それより。 自分達の中に犯人がいて、疑わなければいけないという事実が。 疑われるという事実が。 「わっ!」 飛び掛かられれば、びくっとして。 いつもより少し低い高度だったから、十分届いたことだろう。 ぎゅぅ、と抱きしめられれば、少しきょとんとした後。 自分からも、腕を回す。 「…どうしたの、モノオキ……… 掃除道具、いつもよりしっかりしてるね。 ………お掃除、偉いけど、あんまり出歩かない方が良いかもだよ。」 兄は貴方の心中を察しているのかいないのか、 あやすようにポンポンと背中を撫でて、諭す。 (-110) arenda 2022/07/20(Wed) 11:29:42 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ「……はい、」 音がふたつ。聞き覚えのある"いつもの"音。 机の前から移動し、ドアの前へ。 大して警戒も時間もなく、それは開かれた。 「モノ、こんにちは。……そんな時間でしたか。 いつもありがとうございますね」 貴方が入りやすいようにドアを大きく開き。 「……どうぞ、よろしくお願いします」 元から散らかった部屋ではないが。 貴方と少しでも話せる今を都合がいいと感じた。 何もかもが壊れてしまう前に、リディは少しでも……。 (-114) sinorit 2022/07/20(Wed) 12:14:41 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「んーふふ。……。」 震えている手が伝わってくる。撫でられるのは嬉しい。でも、震えているのはモノオキはちゃんとわかった。 「ん。……うー、ううん、し、しー……ううん、いい……」 あなたの出歩かないほうがいいよ、の言葉に一生懸命バケツを横に振る。違う、出歩きたいから出歩いたのだ。 この震えだ。ハグされるときもこの震えを感じてモノオキは考えている。 モノオキは確信ではないが あなたの震えが襲われる恐怖でなく、その逆、襲ったときの震えだとなんとなく思っている。これは主が死んだ最初の日で思ってしまったことだ。 昔、そんな人を見たことがあるから、だが。 でも、死体を作るのはともかく、人を殺すことそのものをモノオキは悪いと思っていない。モノオキが望むのは平穏の奪還だし、あなたの話がもっと聞きたいから。それだけで敢えてここに来たのだ。 だがそれを伝えるのはモノオキには難しい。言葉が話せないことをもどかしく思う。 「うん。」 ハグをできるなら止めて、あなたをバケツ越しに見て。 掃除用具を全て持ってあなたの部屋をもう一度見回す。 先日との部屋の違いはないだろうか。物が見つかればもう少し話を聞けるかもしれない。 その行為は主の殺した犯人を探すこと他ならないし、あなたの真に怖がることそのものかもしれないが。 (-115) axyu 2022/07/20(Wed) 13:28:31 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ「…うん?なぁに?えーっと……」 貴方の伝えたい事のきっと半分も、青年は理解できない。 言葉も、文字も書けないというのは、何とも大変な事だ。 ただ、何か理由があって出歩きたいのだな、とはわかったから。 「……用心するんだよ。」 それだけを優しく告げた。 青年は、本来ならもっとリーダーシップのある子供だ。 死体発見の日、本当ならばもっと声を上げ、他の子達を纏める事が出来た。 …でも、出来なかった。それは。 その場を仕切る権利が、自分にはないと思ったから。 ただ、一つだけ言うのであれば。 青年はきっと、自分で襲ったのならば、その手で貴方を撫ではしないし。 きっと、最初の時点で名乗りを上げる。 優しすぎる青年の為に、代わりに手を汚してくれた人がいる。 「……どうしたの?」 きょろきょろとする貴方を、不安げに見て。 窓からは心地良い風が吹いて、青年の衣服を揺らした。 窓が、開いている。扉を開けた時、鍵を開けた音もしなかった。 それは、今の状況においては、不自然なことに違いが無かった。 (-122) arenda 2022/07/20(Wed) 14:57:04 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「ううん。ううん……」 用心、の言葉にも首を横に振っていたが、諦めて。『掃除』をしに行く。 凶器も疑惑も本当になにもない。昨日と同じだ。 だから掃除というだけで、隅々まで探した。不安げに見ているあなたも少しの間忘れては。 おかしいな。本当は違うのかな。 そう思うぐらい、風が気持ちよくて、窓の外に目が行く。 その違和感に気づく。 鍵までは覚えてなかったけれど。モノオキは欲しいのは違和感そのものではなく、話を聞くための言葉の代わりだけど……。 「いーや、」 うまく喋ろうとしながら窓を指差す。用心してと言うように窓を閉める。閉じ込めるようにも見えるかもしれない。そのつもりはないけど伝えることはない。 「……うう、」 それでもうまく伝えられないのなら、動作で伝えることを考える。 愛用のモップを大きく振りかぶり、この部屋唯一の家具であっただろうベッドの枕に叩きつけた。あまりやりたくなかったけれど、その動作を止めないのならボフと鈍い音がして、モップについていた細かい砂のようなゴミが枕へと少し散らばるはずだ。 そうしてから、バケツが回ってあなたに振り返る。分からなかったら諦めるしかない。他の人に罪を見せつけたいわけではないから、今部屋の外で指をさすつもりはない。モノオキはただ知ってから決めたいだけだ。 (-123) axyu 2022/07/20(Wed) 16:07:04 |
【独】 ガラクタ モノオキ/*言い遅れたけど言っていい? ハグベリーさんは【人狼】さんっぽいかな? が可愛すぎるんだわ 子供で幼狐やった俺は偉いよ(?) (-124) axyu 2022/07/20(Wed) 16:32:39 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキこの部屋には、直接何か話のきっかけになるものは何もない。 青年自身は何も手を下してないから、当然だ。 だから掃除は、いつものように割合すんなりと終わるはずで。 「ん……?あぁ、窓………。 ………っ! 」指し示すそれを見て、青年は一度言葉を吐いて。 それから、それが酷くおかしい事に自分で気づいた。 貴方は、どうだろう。気づいてないか? じとりと冷や汗を流して、青年はより不安げに、君を見る。 閉じられればか細く息をひゅっと吐く。 思考が悪い方にばかり傾く。 「……モノオキ?」 先程から、何を悩んでいるのだろう。 見つめる青年はしかし、いつもの貴方の様子から。 まさか、自分から埃をまき散らすような行為をするなんて夢にも思わず。 だから。 その動作を止めることは出来ず。 鈍い音が鳴る。 ▼ (-125) arenda 2022/07/20(Wed) 16:42:32 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ青年は、実行犯ではない。 だからそれで直接、犯行がフラッシュバックはしない。 …でも、青年はもう子供じゃない。 死体の様子と、誰が、誰をやったかを知っていれば。 それがどのように行われたか、想像できてしまう程度には。 きっと、ちょうど今みたいに、枕に乗る頭めがけて、 瓶を思いきり、そうして、飛び散ったのは埃じゃなく……… 「やめろ!!」 思わず叫んで、モップを君から奪い取るその手は。 酷く震えて、振り向いた顔は青ざめて、歯がカチカチなって。 涼やかな風が吹いているのに、汗を流して。 そうして、宙に浮いた状態で、頭を抱えて丸まる。 誰も悪くない、誰も、悪いのは、だって、アベルが……… (-126) arenda 2022/07/20(Wed) 16:48:41 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー「あ、」 『モップ』を取られた時に、声を上げた。バケツに顔はないから振り向いたのっぺらぼうだけがたしかにあなたを見るように動いた。 「……ううん、ううん、うああ。」 驚かせたいわけじゃなかったし怖がらせたいわけじゃなかった。もとに戻って。笑顔になったらずっと居て。 己の伝えた動作があなたに与えた影響に気づく。 ただどうしてと聞きたいだけなのに言葉はない。 「ううん、うあ、……いや、すき……」 モノオキだってこの館のハグベリーが好きだ。いつもお兄ちゃんをしてくれる頼れる存在だ。少し前までも、一緒に寝てくれた、優しいお兄ちゃんだ。 「うう、は、ぐ、」 怖がらないでほしくてもう一回抱きしめられるだろうかなんて考える。丸まったあなたにそっと手を伸ばしてみる。 聞きたいことは聞けな医師、あなたが喋らない限り確信はできない。でもあなたが怖かったことだけは知った。 (-127) axyu 2022/07/20(Wed) 17:33:47 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → ガラクタ モノオキ体がブルブルと宙で震える。 頭を抱えて蹲る様は、さながら胎児のよう。 「ごめん、ごめんね、違うんだ、俺、違う、 モノオキ、怖がらせちゃった、ごめんね、ごめん……」 それでも口にするのは、怒鳴ってしまったことの謝罪で。 それが、青年が優しい心の持ち主であることを伝える。 手を伸ばし、抱きしめられたなら。 青年は、身体をびくっと跳ねさせて。 それでも、それを受け入れる。 震えはとまらない。 でも、呼吸だけが徐々に静かになっていく。 「………アベル、が…………」 ぽつり、言葉が漏れる。 「皆を……売るっていうから………俺……俺………」 「俺……ただ、静かに皆と、暮らしたかっただけなのに………」 漣のような声は、抱きしめてくれたから、距離が0だから聞こえたもの。 (-131) arenda 2022/07/20(Wed) 19:30:49 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキ「……描いて、くれるの?」 紙に向き合い始めた貴方の横から覗き込む。 そして恐らくは、似顔絵なのだろう絵が描き進められていくにつれて、少しだけ表情に怯えが混ざった。 察しのいい人ならすぐに分かったのかもしれない、石に関する怪物。名前やどういったものか、すぐに出てくるほど知識はないけど、いつか何かの本でちらり見た事はある。 普段の貴方と、結び付かないから気付けなかった。違うだろうと、無意識に思っていた。 「それ、は……モノの──」 似顔絵なのか、本当に? 鳴りを潜めていた、夜の出来事からの不安が一気に押し寄せる。自分は今どんな表情をしているのだろう。 『全部石になってしまったら、どうなってしまうのか。』 そう考えてしまうと怖いから。 だから自分の体の一部として肌を浸蝕する石を引き剥がし、自分を傷付ける。貴方が来て、隠した袖の下にも。 「教えてくれて、ありがとう。」 なんとか笑顔を繕って、そう伝える。繕えてないかもしれない。 此方に向けられる似顔絵が、良く描けていたのだとして。 それが理由でこの様な反応になっている訳ではないのは、貴方は分かってくれるだろうか。 (-136) krkw 2022/07/20(Wed) 19:58:50 |
【神】 ガラクタ モノオキ子供は文字が読めないが、人の反応で何を、誰に言っているのかがわかった。 そんなわけ! そんな人の叫びに合わせてバケツが少しづつ動いたが、最後まで何も言うことはなかった。 だって今のモノオキはなんにも言えないし、モノオキが言うよりも他の人に任せるからね。 (G30) axyu 2022/07/20(Wed) 21:24:20 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 浮遊する ハグベリー〔▙ ▜▓▗_____〕 「あー、」 言葉の代わりにあなたを落ち着かせるように撫でるだろう。あなたが元に戻るように、いつもしてくれたように撫でようとするだろう。 殺された人の話は聞けないけど、殺した人の話は聞けるかな。話してくれてよかったな。ハグベリーはいつものように優しそうだった。主は……もしかしたらそれが目的だったのかもしれない。もしかしたら逆かもしれない。 でも聞けてよかった。 「うんー。うん」 頷く。あなたと共に頷く。頷くことはできる。モノオキもみんなと静かに暮らしたい。まだ来て日が浅いけど、みんなとできるだけこの生活をしたい。そう、静かに暮らしたかった。 (-153) axyu 2022/07/20(Wed) 21:44:23 |
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