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【人】 彷徨民 ウミ>>1 ミズガネ 『そうみたい』 ウミも詳しい訳ではないのです。 ただ、そういうものだと聞かされていたからそうなんだなーと信じているだけで。 『ただしぬのをまつのは、イヤでしょう?』 皆生きていたかったのでしょう。 それが生物の本能ですから。 『こどものためのくに』 ウミは子供や大人の区別があまりつきません。 ですが、広間の様子から子供と区分されていた者、大人と区分されていた者はうっすら理解しています。 自身が子供の、あなたが大人の括りに入れられていた事も知っています。 けれど、ウミはあなたが除け者にされていたように思えなかったので、首を傾げました。 『どんなところが、こどものためだとおもったの?』 『――だったなら、いまはイヤじゃない?』 (14) sym 2022/01/23(Sun) 21:32:34 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ【4日目 朝】 「だって、ちゃんとできるかどうかわからなかったんだもの……期待させて失敗したらって……」 泣きじゃくる貴方の背をポンポンとあやしながら抱きしめます。 母のように、恋人のように。 「そうよね……ずっと一緒に居たいって言いだしたのは私のほうだったのに。ごめんなさい……」 自分の価値などないに等しいと思っていたから、もしこの術が命と引き換えだったとしても、魔女は実行していたかもしれません。 でもそうなれば、さらに傷つけてしまうことになるのだとしり、深く反省しました。 同時に、それほど想われていたのだと知り、喜びに涙がにじんでしまいます。 「これからはちゃんと貴方に相談するわ……自分も大切にする。 貴方を幸せにするために……」 甘やかす様に蟀谷に優しく口づけました。 (-27) kotorigasuki 2022/01/23(Sun) 21:34:03 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 灯された星 スピカ「受け取れよ。 覚えろよ、これが……愛されるってことだってのをよ」 反応を確認して、よく反応する所を執拗に擦るようにしながら、とめどなく溢れる蜜をかき混ぜた。 自分とて気持ちが良く、すぐにでも出してしまいたいと思ってしまうが、それではあなたを満足させることはできないだろう。 ぐっと耐え、出来る限り悦ばせ、絶対に忘れられないよう自分の色で染めていく。 「嫌か? 満足するのは。 今、お前サンの顔は蕩けきってるぞ」 「なぁ。 お前サンは、もし出来たらどうしたい―――?」 選択肢は、二つ。 1,あたかも旦那との子ができたと偽り元の生活に戻る。 2,家を飛び出して、俺と一緒に来る。 「俺を選ぶっていうなら……レールから飛び出すなら。 お前サンと二人、どこへでも行ってやる」 (-28) eve_1224 2022/01/23(Sun) 22:35:44 |
【独】 彷徨民 ウミ5日目望まれてるのか、既に結託投票されてるのかわからないよ〜〜〜 あと襲撃終わってないね。はい。アルレシャ正直キエなね似た空気感じるので物理でなんとか なる? わからない……いえ……殺したりするわけではないのでなんとかはしますが……それはそれとしてなんか殺してる事になってるの?狼誰も殺してないよ〜〜〜 (-29) sym 2022/01/24(Mon) 0:38:47 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール「……そう言うなら、いいけど……お前、一体どんな本見て育ったんだ……?」 あまりに過激……いや、上級者向けの本ではないだろうか。宮仕えの男で童貞でもそう思った。 「っ……あ、 あ・の・な!?」 耳元で囁かれて、勢いよく体を起こして、貴方の顔の横に手をつく。何も知らない人が見ると、要は押し倒す姿勢だ。実際押せ押せされてるのはこちらだが。 「……威力をもうちょっと、考えてくれ。……不慣れな奴には、凶器レベルなんだぞ……」 言いながら、貴方の唇に指を当てて相変わらずの決まらない赤ら顔でジト目で睨みつつ、少しの躊躇の後、こちらの唇を触れる程度に重ねる。緊張で手に力が入ってるのが見えるかもしれない。 「……悪い、俺がモタモタしてたから……先にこっちでしてやればよかった」 (-30) poru 2022/01/24(Mon) 0:42:32 |
【人】 なんでも屋 アマノ「……ったく」 イクリールの部屋を出て、がりがりと頭をかく。 考えることが多すぎるのだ。 ミズガネに会いに行かなくては。 あんなに飛び回ってたチビ……アルレシャが大人しくなってるのも気になる。 心配かけてしまったスピカにも……。 それに。 俺は、死んでる間にこの城の真相みたいなものに近づいてしまった。 この城には、……城主に協力してるやつが、二人いる。 ――そいつが誰というのももう、分かってしまったのだ。 (15) eve_1224 2022/01/24(Mon) 1:00:21 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール【4日目 朝】 「……別に、アマノの命がどうでもいいとかそういうのじゃねーよ。ただ、……失敗は幾らでもいい。それでお前まで失うような失敗が、怖かっただけだ。 ……そんなデカい事するなら、少しの確率でも、ちゃんと相談しろ、馬鹿……次やったら、有無問わず自殺してやるからな……」 どんな脅し文句だろうか。 しかしながら、本当にここでイクリールが死んでいたら、実際にやりかねない男だった。 「……わかったならいい。 ……俺がアマノを殺した時荒れていたの、あれ、アマノじゃなくてお前でもそうだったからな。……むしろ、もっとヤバくなってたかもしれない」 「……自信持ってくれ。俺が言える性格じゃないけど、よ」 貴方の涙を見て、一瞬泣かせたかとぎょっとしましたが、それも理由に察しが付くと、少し安堵したように、苦笑して息を吐いてから、指でぬぐい取りました。口付けには軽く目を伏せて。 「……あと、何となく薄々感じてたが、お前ら俺の事子供扱いしてないか?」 もしかして、男として見られてないのにセックスしていたのか?ジト目が飛んだ。 (-31) poru 2022/01/24(Mon) 1:07:43 |
【人】 酔吟 ミズガネ>>14 ウミ 「……大事なものがあれば、そうかもな」 死ぬのを待つのは嫌か。 その問いに、男ハッキリと答えられない。 いっそ世界規模で終わってくれたなら、諦めが付くからと諦観していたから。守りたいものの大切な物もなかったから。 「まあ完全な俺の被害妄想だろうけどよ。いつものことだが。……人選が、そう見えた。 アマノは嫁も子供もいた経験がある。 イクリールは見たまんまの献身気質だろ。 口煩い眼鏡のねーちゃんはしらねーけど……指輪着けてただろあいつ。だから既婚者みたいだし。 “あの”ラサルハグは子供好きだと聞いた。 ……“大人”が揃えられてんだよ」 そして、アルレシャとブラキウムがいるものだ。基本的に子供は女の方に懐きやすい。男の少なさも納得できた。ただの男の仮説だが。 「……まあ、そうだな。 人は知らねえけど、この場所自体に否定はされてないと思ったから、……それなら、もういいかって思うようにはなった」 視線を上げる。貴方を見る。 「──お前は?」 「ここがどんな世界に、国に、場所に見えてたんだ」 (16) poru 2022/01/24(Mon) 1:15:45 |
【人】 彷徨民 ウミ>>16 ミズガネ 『だいじなものって、きづきにくいんだよ』 『だから、さいごにおしくなるんだよ』 星がなくなると知ってしまったとき、ウミの星の人々がそう思ったように。 あなたにもなにか、大事なものや諦められないものがあるようにウミは思いました。 まったく的外れな推測かも、しれませんが。 『おー。ウミ、きづかなかった』 『ミズガネはひとをよくみてるんだね』 すごい。ぱちぱちと手を叩きます。 仮説ではありますが、しっかりした根拠があるように思えたのです。 『ウミに?うーん……』 ぷかり。床から離れて考えます。 ウミには国だとか、そういう括りがよくわかりません。 ウミが知っているもので例えるなら。 『ーーゆめ、かなぁ?』 『だれかとおはなしして、ふれられて』 『ウミもひとみたいになれたもの』 『きっとだれでもかんげいしてくれるばしょなんだなーって、おもったよ』 (17) sym 2022/01/24(Mon) 1:39:09 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ「そりゃ……私だってそういうのに興味がないわけじゃないもの。 色々読んだりはするわ」 一人ぼっちで長い年月を過ごしていれば色々持て余すもの。 過激な本も読んだことがあります。 「威力……?」 キョトンと彼を見上げます。 魔女は人とあまりコミュニケーションをとってこなかったからか、良くも悪くも素直すぎるようです。 「っ……!」 唇に僅かに触れる柔らかい感触に、顔がみるみる赤くなってしまいました。 心拍数が急激に跳ね上がり、胸が苦しくなります。 「み、……ミズガネくん、こそ……威力すごいじゃない……」 ズルいわ。と恥ずかしそうに貴方を見つめました。 真っ赤になった顔を見られるのが恥ずかしくて、首に腕を回してぎゅっと引き寄せます。 (-32) kotorigasuki 2022/01/24(Mon) 2:22:17 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ【4日目 朝】 「それは絶対ダメっ……!」 ぎゅうううと抱きしめる力を強めて首を振ります。 その脅し文句はかなり有効のようです。 「そう……私でも、あんな風に言ってくれるのね」 ほんの少しですが、貴方に想われているという自信が芽生えたような気がします。 「………。 ──そんなことないわよ〜?」 ちょっと間があった。 「ちゃんと男性としてみてるわ、 そうじゃなきゃ……ドキドキしたりしない」 僅かに体を離し、その頬を撫でました。 「……でも、とっても可愛い人とは思ってるわ…♡」 (-33) kotorigasuki 2022/01/24(Mon) 2:32:20 |
【秘】 灯された星 スピカ → なんでも屋 アマノ「なんで」「どうして」が嵐のように胸の内を暴れまわって、下腹からくる暴力的な快楽に思考が砕かれて、もう何もかもがめちゃくちゃになる。 女の体はもう何度も達したか分からず強烈な刺激が消えないまま体を巡り続けていた。 「 顔見られるの、恥ずかしい……っ。 これが……、愛……?わか、何も、考えられなくなっ……っひ、ぅあっ」 自分に出来ることといえば必死にシーツを握りしめて快楽を享受することだけ。 「待っ、ひぅ、ね、ねえっ……わか、分からない、の……っ! 責任取れるのって……聞いた、けど……、本当にそうする……つもり……? どうして……?わた、私たち、ここで会っただけ、なのに……貴方がそこまですること……ないじゃない……!」 頭が堅くて、非力で、役割に殉じるだけのつまらない女。 自由で大らかで、楽しそうな貴方の荷物になるだけじゃないか。 何故、どうして。 女は、理解できないとばかりに首をいやいやと横に振る。 (-34) もちぱい 2022/01/24(Mon) 5:08:52 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 彷徨民 ウミ「――――あれ?」 空がぐんと遠くなります。自身に何が起こったのか、よくわかりませんでした。 「…………!」 思わず、目をぎゅっときつく閉じました。 木々の枝を折りながら落下し、地面に叩き付けられる……直前で、柔らかい何かに受け止められます。 立ち上がれば木よりも大きい、クマのぬいぐるみのお腹でした。黒々としたボタンの双眸が二人をじっと見つめています。 伸びてきたふかふかの腕が、アルレシャを庇う様に抱きました。 急に沢山の力を使ったからでしょうか。アルレシャは目を閉じたままでした。 (-35) wazakideath 2022/01/24(Mon) 10:24:44 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール「……ふぅーん……」 反応を見てから意味深にくすくす笑う。彼女のように大胆で過激な事は自分は今すぐはできなさそうだからと精一杯でした行動が、予想外に効いて嬉しいのだ。 「…威力の強さを考える気になったか?お姉ちゃん?」 「なんてな」と、からかうようにそう言って、隠してしまった顔に触れられないので、後頭部を優しく撫でつつ、 「……かわいいよ、イクリール。けどそのままじゃまたキスができない。このまま触れて行ってもいいが……どうする?」 意地悪半分、気遣い半分。本当に照れくさいならこのまま彼女の身体に触れ続けるつもりだ。頭を撫でていた手をそのまま滑らせて、胸の方になぞりながら持っていき、乳首をキュッと軽くつねった。 (-36) poru 2022/01/24(Mon) 12:00:28 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール【4日目 朝】 「……俺だって苦しいのに自殺は嫌だし、……今は、お前をひとりにしていきたくないからしたくない。 だから約束。次は相談しろよ」 思った以上に効果的面だったようで何よりだ。言葉でも言ったが何も痛いのにわざわざ死にたくない。ただ、それくらい辛いとイコールなのを知って欲しかっただけ。 「?お前、なんか間違えてるぞ。お前……『イクリールでも』、じゃなく、『イクリールだから』俺は言ったんだよ。他はどうでもいいのは変わりはしねえ」 「……変わったのは、お前への心だけだよ」 それでも自信なさげにいうものだから、はっきりと言い返した。男が柔らかくなってみんなに優しくできたのではなく、単に貴方だから、貴方だけを大切にと伝えて。 「今の間がすごい気になるんだが? ……まあ、自分でもガキくせーとこしかないのはわかってるし、それだけじゃないならいい。……本当に子供扱いなら、子供相手にセックスするのかと意地悪言ってやったさ」 頬を撫でられて、僅かに触れられたそれだけでぷいと横を向く。すぐ顔には出るし、赤くなるのがわかってるから。実際もうほんのり触れられた頬は赤い。 「……まだ体調は優れないのか。あまり長居すると身体に差し障るだろうし、そろそろ俺も帰った方がいいか?使用人に伝えて、何かあればすぐ来れるようにもしておけるし……」 (-37) poru 2022/01/24(Mon) 12:12:25 |
【人】 酔吟 ミズガネ>>17 ウミ 「星を無くした奴らに言われると、重みが違うな…」 思わずデリカシーはないとわかっていてもしみじみ呟いてしまった。 「ま、普通はそうなのかもな。俺は逆だったからハッキリと気付けた。大事なものに気づけないのは満ち足りてるか、多忙で振り返る余裕がない時だ。……どっちもなかったからな、見つけた時は、すぐわかった」 それはまるで、ほんの最近できたかのような言い草で。貴方の推測も間違ってはいないだろう。ただ、思った以上に最近のことかもしれないけれど。 なお拍手されると複雑な顔。実際当たっていたならまだしも、むしろ外れてそうな推論だし、なにより人をよく見るというよりは、顔色を窺う癖があっただけ。 「……夢?」 その言い方だとまるで。 「お前は、これが夢だとしたら、覚めたらどこに戻るんだ。……誰とも喋られず、誰とも歓迎されず、人として扱われてない場所に今もいるのか?」 (18) poru 2022/01/24(Mon) 12:20:20 |
【秘】 彷徨民 ウミ → こどもの アルレシャ叩きつけられる前に、止めるつもりでした。 しかしウミが止める前に、もふもふとしたものがふたりを受け止めます。 真っ黒な作り物の目を見つめ返します。 『くま』 元のウミと同じくらいありそうに見えました。 ウミは自身の正確な大きさを知らないので、思っただけでしたが。 『アルレシャ、ねちゃった?』 目を閉じただけでないのなら、気絶したの方が正しいのかもしれません。 ウミは絨毯から降りて、ふたりを見つめます。 ーー夢の中で、眠る事は。 寝ている本体に近付くという事でもあるでしょう。 本体が目覚めないのなら、ここから薄皮一枚隔てた場所へ到達するという事でもありましょう。 (-38) sym 2022/01/24(Mon) 12:55:27 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 灯された星 スピカ「イイ顔してるんだからよぉく見せろよ」 シーツを掴む手を絡め取り、恋人同士がするように指の間に自分の指を差し込んで握った。 互いに高揚した体温が伝わっていくだろうか。 打ち付けるような律動に、静かな部屋の中には大きな水音と甘い嬌声が響き渡っている。 「俺は”なんでも屋”だからなァ。 どんな希望も叶えるのさ。先に受けた依頼は裏切らねぇし、あとの依頼で変更されるような依頼は決して受けねェ。……っ、そーやって、俺は生きてきたよ」 そうやって過去、攫ってくれという、一人の身分の高い女を攫った。 追手を撒いて逃げる間に情が移った。 事実婚のようなものだったが、一人の娘を儲け長距離の移動が出来なくなったところで 追手の手違いにより、女と娘は殺された。 「……お前サンは似てるんだ……ッ、昔、愛した女に。 なぁ、俺を……ッ、俺を、求めろよ、ナァ! 」情なんて、とっくに移ってしまっている。 それでも求めてもらえないと、”なんでも屋”は動けない。 そんな男だ。対価でもない限り、自ら求めるのは禁じ手だとでも思っているかのよう。 だけどもう、男の限界はすぐそこだ。 (-39) eve_1224 2022/01/24(Mon) 12:56:17 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 彷徨民 ウミぬいぐるみはウミを見つめ返します。敵意を測りかねているようです。 結局、アルレシャを抱えたぬいぐるみは、立ち上がって歩き出しました。その巨体では木々を薙ぎ倒してしまうでしょう。 しかし、木も、鳥も、全て彼らをすり抜けていきます。 まるで透明になったかのように。 向かう先は城です。ただいまを言う為に、帰ろうとしているようでした。 きっと、次に目覚めた時――――アルレシャの目には、今まで見えなかった景色が映る筈です。 誰かの景色から、消えることと引き換えに。 (-40) wazakideath 2022/01/24(Mon) 13:14:34 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ「っ……♡」 敏感な個所を摘ままれて小さく声を漏らしました。 きつく抱きしめていた腕を緩めて、貴方を解放します。 「もう……いたずらっこね」 こんなタイミングでちょと意地悪をされて、くすぐったいようなムズムズした気持ちになります。 「貴方が全部ほしいわ……キスも、その先も……♡」 おいでと誘うように足の力を緩めて顎を撫でます。 (-41) kotorigasuki 2022/01/24(Mon) 13:31:16 |
【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ【4日目 朝】 貴方の言葉一つ一つがうれしくて、宝物をもらったよう。 魔女ではないただの私を見てくれる貴方へ愛おしさが募ります。 「わかったわ……約束よ 愛してるわ、ミズガネくん……♡」 そっぽ向きそうな相手の顔に手を添えて、此方からキスをしました。 「ガキなんて思ってないわ。 でも、長く生きてると可愛いと思えてしまうのよ」 困った癖ね、と眉をハの字に下げて笑いました。 「そう体調が悪いから、回復するまで傍に居て? 誰かとくっついてないと回復しないの♡」 後半はあからさまな嘘です。 貴方に触れていたいだけの薄っぺらい口実はきっと貴方にも筒抜けでしょう。 掛け布団をまくり、貴方を誘います。 体調が悪い時は我儘を言いたくなるものでしょう? (-42) kotorigasuki 2022/01/24(Mon) 13:41:23 |
【秘】 灯された星 スピカ → なんでも屋 アマノ手が重なることによって、左手の指輪が二人の間に割って存在感を主張していることに気づく。それを煩わしいと思っている自分を見つけて、もう心は目の前の男に染められきっているのだということを理解した。 「っひ、あ、ぁ、わた、し……わたしはっ……!」 器用そうで、案外不器用だなと思った。 身も心もかき回されて、それでもなお女は意識をかろうじて手放さず、君を見つめる。 きらきらと、水が溢れる夕陽色の瞳が君を見上げる。 「アマノ、アマノ……」 ▽ (-43) もちぱい 2022/01/24(Mon) 16:03:57 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 灯された星 スピカ「―――……っ、く、出す、ぞ!」 一層大きく穿ち、ぎゅう、と手を握り合ったまま、その精を締め付けて離してくれない最奥へと注ぎ込んだ。 かき回された白濁が、小さく音を立ててあなたの肌を伝っただろう。 夫との間に4年子供ができなかったからといって、自分との間に出来ないとは限らない。 欲しいと思ったのは目の前の女であり、 子供は出来なくとも全く構わないが、 それでも心の何処かで、また、娘が産まれればいいなと思うのだ。 ―――この夜、不器用な ”なんでも屋” は。光の灯った星 を、この腕の中に受け止め手に入れた。 (-46) eve_1224 2022/01/24(Mon) 17:21:43 |
【人】 灯された星 スピカ「…………アルは約束をちゃんと守る子よ。大丈夫、大丈夫だから……」 それは他人に言っているのか、それとも自分に言い聞かせているのか。 「……魔法の力だとしたら、いったいどうしたら……」 使用人に聞いてまわって、最後に庭師にたどり着いた。窓から飛び出して探しに行ったのは自分も知っている。けれど、その後は何も聞いていないのだ。 それこそ魔法で見えなくされてしまったかのような消失。 それでも、諦めない選択肢はない。 きゅ、と拳を握り、女はブランケットと少しのパンや紅茶を詰めたバスケットを抱え、もう一度城を歩き回り始めた。 (19) もちぱい 2022/01/24(Mon) 17:36:35 |
【墓】 こどもの アルレシャ「ただいま! ねえ、ただいまったら!」 ふと目を覚ますと、大きなぬいぐるみに抱えられていました。城の近くでしたから、そのまま一時帰宅をしたのですが……どうも皆の様子がおかしいのです。 「ね〜え〜……そーいうのはよくないんだよっ、ママもいって、た、もん……?」 使用人に触れようとするも、その手は空を切ります。 どうやら、人に触れないようです。まるで透明になったかのよう。もしもそうだとするなら、皆が無視をすることにも繋がるでしょう。 慌ててぬいぐるみを呼び出します。 ……ぬいぐるみには触れました。 ぬいぐるみが人に触れます。 ……ぬいぐるみも触れられませんでした。 ぬいぐるみも透明になったかのように。 「…………」 じわ、と目に涙が浮かびます。溢れる前に袖口で拭い、広間へ駆け出しました。 もしかしたら、アマノやラサルハグがいなくなったのは、こういう理由だったのかもしれません。 誰かに伝えなきゃ。アルレシャは、そう思いました。 (+1) wazakideath 2022/01/24(Mon) 18:23:28 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール「……ああ。お望み通りに」 ずっと、過去の仕えていた人達に言いたくて。 ついぞ叶えられなかった憧れの言葉。それを、主人ではなく、自分がしたいと思った『側にいると心が温かくなる人』にする。 本当の知識豊富な彼女の望み通りかは、自信はちょっとないのだが。努力賞くらいは貰えないかなと期待するように、もう一度軽く触れるようなキスをして、再び重ねた時には不慣れなように舌を入れてみる。深い口付けなんてした事がないから、ただ本能のまま相手を求めるように。 「……ん、……ふっ、……」 彼女の開いた足の間に自分の足を割り込むように入れつつ、軽く膝で陰部に当てて揺らすように刺激してみる。胸とこちらとどちらが気持ちいいものなのか、その辺りを確認しているらしい。 (-47) poru 2022/01/24(Mon) 20:43:34 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「―――――ふぅ」 一度死んだ身だ。 楽器を壊そうとするなどと。 あんなに壊れかけた様子を見てしまえば、以前と同じように部屋に訪れただけだというのに、妙に緊張してしまう。 それでもいつまでも部屋の前でこうしているわけにはいかない。 大きく深呼吸をすると、コンコン、と軽くノックをした。 「―――ミズガネ、いるか?」 (-48) eve_1224 2022/01/24(Mon) 20:43:42 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール「……う。……お、俺も、多分、……愛、愛……」 既にどもっていえてません。 「……俺、愛とか縁がなかったから、愛ってのがよくわかんねーんだよ。……一緒にいたくて、幸せに笑っていてほしい。……それが自分だと嬉しい。……あと触れたい、のもあるし。……愛でいいよな?」 聞くのもどうかと思うだろうが、生真面目な男だ。ここで違った場合に彼女を傷付けるくらいなら恥もかく。最も、女性的にはそこは言い切ってほしいところだろうが、こう言う男だ。 「……回復しないなら仕方ないな?」 少し不敵に笑って、掛け合いを楽しむかのように誘われるままその側へ。布団に入っても、ただ貴方をそっと抱きしめるだけ。体調が心配なのも本当だから。 「ところで、お前は長生きとは言ってたが……薬の副作用で、寿命が伸びて不老になった感じなのか?……それ、俺も飲めるのか」 (-49) poru 2022/01/24(Mon) 20:56:00 |
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