09:20:28

人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ア”ァ”ア”アア”!!・・・・・・ァ・・・


はくはくと、喉を開き揺れる視界と世界に別れを告げると
すでに混濁の渦に意識は飲み込まれていた

ぼやけて目の前が見えない
声もはっきり聞こえない
苦しい、言葉が出せない、死んでしまう

ぎ、・・・・・・ァ、・・・キファ・・・ヌ・・・・・・キ


虚ろの中で仲間だと言った彼らの名前を呼んだ
そして手を伸ばしたのは目の前の
殺人鬼
へだ

「          」

あなたたちを知りたかった、あなたたちと話ができた。
それだけで、よかった。もうこれ以上寂しくなりたくはない。

みんなに甘えてばかりだったな

「大丈夫。誰も助けになんか来ない。」

 助けを求めるサダルを見た。
 彼がいくら叫ぼうと、気分屋の心が動くことはない。

「この世界は残酷で無情だ。」

 ご希望の凶器はないようだ。ではお勧めの商品で。
 算盤で人殺しは難しい。
 切れ味が自慢の鎌を手に取った。

「生きて幸福になれる人間なんて運のいい一握りだけだ。」

 サダルがこちらに手を伸ばしたので、その手に指を絡めた。
 ぴたりと、サダルの喉元にぎらつく刃を当てる。

「さあ、サダルが幸せになれる世界へ行こう。」

 刃を一息に横へ滑らせる。


苦しい≠奪い取った。

「──良い幸福を。」