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人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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[彼に仕掛けたのはクイズという甘いゲーム。
彼の足裏にて育った肉欲が主張する。其処が感じているのだと肉棒はダイレクトに伝え、次は此処を育てるのもありかもしれないと密かに思うのだ。彼の身体は何処も魅惑の果実だ。打てば響くとはこのことで、彼に触れるたびにのめり込む。ゲームの了承の意を見せる口にとまず挿れたのは指だった。人差し指とまで気づかれているとは知らず]


 …正解。


[彼が一発で当てた事で機嫌をよくし。
ゆっくりとそのまま指で咥内を撫でようとすれば、屹立に触れたせいか、咥えられてしまった。もごもごと舌で此方の指を頬側に押し込むのは何だかいやらしい。挿入のとき、セックスをしているときのようだと思いおこせば、触れたままの熱源を軽くまた扱いて。

思考を巡らせている様子の彼から
ゆっくりと指を抜き]



 …そういえば後で大浴場にも入りたかったんだよな。
 でも、無理そうだな。


[雑談を挟みつつ、焦らすように
彼の肉体に指が触れていく。次は何を出そう。また指を入れて混乱させるのもいいかもしれない。そう考えながらも紡ぐのは、彼の羞恥を煽るためと独占欲を覗かせるため。無理な理由を知らせるようにぷっくりと腫れた胸粒を引っ張りて]


 此処、こんなになってさ。
 ――それに、何より

    俺が、お前の裸を誰にも見せたくない。


[無茶苦茶を言うと呆れられたかもしれない。
ただ自分の独占欲は伝えたくて言葉にしたかった。
そうして、彼の逸物から指を離し、身体を少し離し、大丈夫だから。と声をかけて立ち上がろう。周りが見えない状態の彼が不安に思わぬように声をかけつつも、頭を手で撫でて、彼の唇にと逸物を近づけ]



 次の問題な、これって何だと思う?


[お前の大好物。と笑気を含み。
彼の唇にと自らの逸物を押し付ければ、そのまま唇の間に亀頭を滑り込ませた。其処から先には進まぬ自制は、彼が答えられるようにするため。本当はもっと色んな問題を出したかったのだが、つい。

自制が止まらなかった*]

 大浴場が大欲情になるから止めとけ……。
 ひうっ……。


[指が口から引き抜かれる。
舌先が少し寂しく感じてしまっていたら、彼が胸の飾りをいじるので、声を上げてしまう。
彼が独占欲を露わにする言葉は少し嬉しくて。
仄かに悦びを感じていたら、彼が自分から離れたが。
―――次の出題は簡単すぎた。
見なくても味でも触感でも匂いでもわかる。
曲りなりにも狼。温泉で洗い流されていたとしても、これだけ近ければそれだけでもわかる。
目を隠されていてよかったと思う。
彼のそれを間近に近づけられて、目を輝かせて受け入れるようなはしたない姿を見せなくてよかったから。
少しは冷静そうに見えただろうか]
 

 これ、中にくれるって言ってたご褒美じゃないのか?


[中ってこっちの意味だったのか?と舌先でちろちろと先端部分を舐めながら、不満げな声を漏らして。

そこでよぎったアイディアに、悪い笑みを浮かべてしまう。

ここで彼が果ててしまって、当てられたご褒美が自分にもらえないなんてことになったら、彼はどんな反応を見せるのだろうか。
こんな風に布越しに彼の手でも躰を熱くさせられて、中途半端にうずいた躰を持て余した恋人を目の前に、自分だけ気持ち良くなって。
でももう打ち止めで恋人を満足させることができないなんてなったら、自分の恋人は罪悪感を持ったりするのだろうか。

ちょっと優しい彼に意地悪をしたくなって。

がしっと、彼の腰に両腕を回してしがみつく。
この体勢なら、彼は足を動かして自分に悪戯することもできない。

喉奥まで一気に彼の剛直を飲み込むと、そのまま引き戻し。
中を吸い上げるというバキュームフェラを施して。
本当だったら袋の部分や蟻の門渡りもいじりたいけれど、腕を緩めたら彼が逃げそうだからできない。
だから口から吐き出して、頬で擦るようにして竿部分を刺激しながら、舌先で袋部分を持ち上げて口に含み。
外気で冷えてきそうな玉部分をこりこりと刺激してやった。

彼の肌がしっとりと濡れているのがわかる。
湯のせいではなく、発汗だろう。
興奮して体温があがっていることにほっとして、そのまま続けることにした。
もし彼の体が冷えているのなら、こんなことをしている場合ではないから]


 先に、答え言っておかないとな……。
 
ちんぽ
、だろ……? 


[何を言わせるんだ、と思いつつも、しれっと彼の思惑にのってやって。
彼の表情が見えないからできるような気がするバカなこと。
そのまま、おちんぽみるく、ちょうだい?と強請るように、彼の熱杭に顔を摺り寄せ、探りながらまたその先端を咥えなおす。

顔にかけられるのでも、飲まされるのも抵抗はない。
それは彼に躾けられたというより、元からそうだった気がする。
最初は違和感はあったが抵抗はなくて、イヤイヤとか渋々でもないし、慣れたというわけでもないし。
どちらかというと、徐々にはまっていったような気がする。
男の精液を口にすることを厭わないとはいえ、彼以外の他人のものを口にすることも、目にすることもないので比べようも調べようもないのだが。

裏筋や割れ目を重点的に刺激しながら、溢れる唾液が喉を、頤を潤していく。
ごくん、と溢れるそれらを飲み下しながら、彼からのご褒美を待った*]

[大浴場が大欲情に思わずボケた気持ちがあったが。
彼の唇から抜く際の寂しさが、此方の欲情を誘いだす。胸粒を弄れば上がる声も濃厚で、このまま様々なクイズを出して彼を焦らすのもよかったが、此方が先に折れた。――その結果、まさかの事態を引き起こし。

此方の声を押し殺す羽目になったのだが
唇に押し付けた熱源を彼は
瞬時に理解する]


 もちろん、正解したら
 下の口にもやるよっ ん、こらっ


[ん、とくもぐった声は、彼の行動に対しての抗議。
目を隠したままの彼に先端を舐められたのまではいい。不満げな声に大丈夫だ。と返したのも、だがその後の彼は大胆だった。熱源越しに悪い笑みが見えた。まて、と抑えようとした手が彼の行動によって止まる。

自ら腰にしがみつく彼は、浅ましい雌のよう。
雄を求める淫魔の如き行動に
声が上がった]



 っ …


[彼の目的は明確だった。
口を窄め、喉奥まで一気に飲み込むいやらしい姿。彼は今どんな顔をしているのか気づいているのだろうか。精を欲しがるいやしい雌の顔をしている。眼を隠した分、彼の唇は雄弁となり、吐き出された熱は、外気の寒さを盛ろともせず、屹立しており。彼の愛撫に熱い吐息を吐けば、彼の髪をくしゃっと撫でた。

腰の拘束は解こうと思えば解ける。
だがそれをしないのは…]


 ……はっ、
 正解だな …んっ

 ほしがり めっ ……


[汗がじわりと浮き上がり。
肌を燃やす、しれっと答えられた言葉に唇は弧を描いた。彼に対する言葉は、情熱で溢れている。叱咤めいてでも其処に興奮があるのは隠せない。隠さない。
彼はこのまま此方の絶頂を狙っているのだろう。熱源から溢れる白を欲しがる様に、大きく息を吐いた。先ほどは突然の行為に戸惑ってしまったが少しずつ快感を味わう余裕がでてきた。そして、この湯につかっていると、不思議な気持ちになることも。

此方が先に果てた結果
恋人を満足させられないなんて、それこそ
之から伴侶になる身としては失格もいいところだろう。だが
此処で応えないことこそが恥であろう。]



 っ、本当、雌だな
 ――雌の狼だ。


[番を変えない狼の。
何時もはきちんとセットされている髪はもうすっかり崩れ、幼く見えた。その背徳感を隠すように髪を掻き、耳にとかけてそれから両手で彼の頭部を持てば、そのまま、先端を咥え直した彼の頭を逸物の根本まで引き寄せた。じゅぼっといやらしい音が、口から聞こえる。

精液を求める姿はマーキングを好む獣のようで
その獣の番らしく、自分もまた

欲望に忠実だった]


 ……はっ …


[裏筋や割れ目など
彼は自分の良いところを知っている。それと同時に自分もまた彼の咥内のいいところを知っていた。唇の奥、舌腹を先ほど愛されたばかりの裏筋でこすり。頬肉を突き、喉奥へと先端を向かわせる。潤った喉を濡らす先走りは、彼の口を道具めかせて、彩らせ]

[覚悟しておけ、と不穏な言葉は彼に届くか。
彼が望むままに絶頂のときを駆け上がるのを感じれば
先ほど、彼が暖めた玉袋で顎を打ち。]


 次の問題っだ

    ―――これは、なんだっ


[彼が今から口で受け止めるものは。
彼の好きなちんぽから出る。それは何かそう問いかけながら、彼の咥内へ。そしてわざと腰を引けば、先端から溢れるものを彼の顔にもぶっかければ、視界を封じられた彼にも熱いものに染まる顔が分かっただろう。

――そして、それで終わらぬ熱も*]

[奉仕の最中に髪を撫でられ、彼が嫌がっていないことがわかりほっとする。
彼の顔が見えないから、彼の様子は態度から推測するしかないから。
彼は自分を拒絶することなく、むしろ楽しんでいる様子だ。

ここにきてもう三度目になるはずの吐精。さすがにこれで打ち止めになるだろうと過去の経験を元に推測して彼に仕掛けている。
両手で頭を持たれて、奥へと強引めに喉を突かれて。
苦しいのに気持ちいい。苦しいからこそキモチイイ。吐きそうになるのと酸欠になりそうなのを乗り越えて、彼を受け入れる。
お互いが戦うように相手の感度を高めていれば、言葉という手段を持っている彼の方が有利でずるいことに後で気づいた]



 (狼の姿―――?)



[狼の姿を抱くと言われて、思わずむせそうになった。
彼に完全な狼の姿を見せたことはなかったはずだ。
そして、その姿で彼に抱かれることを考え、即座にダメだ、と内心で否定する。
躰が一回り小さくなるのに、それでアレを躰の中に入れるのなんて死ぬ。
なんとしても回避せねばと思っていたが、彼が果てたのは次の瞬間だった。

口の中に放たれたそれを舌の上で転がすようにして。口を開いて彼に見せる。
大分薄くなっているようだけれど、でも、そのべたついて、ぬるついたものが舌に絡む感触を楽しんで。

ああ、彼の匂いだ。
顔に、髪に、浴びせられたそれを。
うっとりとしてしまっている顔を、彼にさらけ出しているかもしれないけれど、恍惚の表情を隠せない]


 夜長の精液だ―――。


[こくん、と飲んで、頬にかかったものを手さぐりで探して指先でぬぐい、唇にいれるのを繰り返す。
そして、その際に至近距離にまだあった彼の熱にうっかりと手を触れてしまった]



 え………。



[その熱にも固さにも驚く。
目隠しされたままの帯の下の顔から血の気が引いていった。

ちょっと待て。まだできるのか!?

もしかして今までに最高三回で終わらせてくれていたのは、セーブしてくれていたからなのか?とどこか恐怖に近いものを感じてしまう。
それなら余裕で自分の愛撫に応えていたのも当然だろうし。

本気出されたら、抱きつぶされる―――?

身の危険を感じて、自分から下の口からのご褒美をと強請っていたくせに、浴衣の前をかき合わせ、逃げるようにずりずりと風呂の端まで後ずさりをした*]
 

[彼の全てを愛したい。
温泉の効果か、興奮はいつもに増してあり。
昂る熱は彼の体内を暴きたがった。そしてそれは普段隠していた感情すらも露わにする。獣の姿の彼を見た事がない事が心に残っていた。そしてその姿を抱いたことがないのも。――彼が否定したと知らず、何せ声を紡ぐはずの唇は逸物を咥えていたのだから、言ったからな。と笑い。

彼の口淫によって果てた。]


 …エロイな。


[いやらしい口だ。と
口の中に放たれたそれを舌の上で転がすようにして、口を開き見せるのは戦利品を誇るよう。大分量は減ったが不思議と高揚はみちていた。顔に、髪にと白をかぶり、うっとりとしている彼は目を隠したまま。
その蕩ける瞳が見えないのは残念だが、
見えない分、いやらしく]



 …精液か、
 さっきはおちんぽみるくって言ってなかったか?
 まあ、いいが。ん?


[声を発した訳ではないけれど
口を動かして、求めた名称を聞きながら、頬にかかったものを手探りで飲む姿に興奮を覚えていれば、彼の手が逸物に触れた。なんのことはない、興奮したままのそれは、彼に触れられれば固さを主張し、ご褒美をあげたいと滾っていたが]


 …鬼走?


[彼が逃げた。
そう理解するのに時間はかからなかった。浴衣の前をかき合わせ、風呂の端まで後ずさる彼を見れば、ぱちぱちと瞬き。それから手を伸ばした。ばしゃっと湯が揺れる音がする。視界を封じられた彼には何がおこっているか分からないだろう。目隠しを外せばいいのに、と思うが。
敢えてそれは指摘せず。

距離を縮めれば
彼が湯舟から上がる前に浴衣の裾を捉え
此方へ引き寄せ、際と身体で押さえつけよう]


 ――逃げるなよ。

[尖った熱源が彼に触れる。
手が彼の太腿に触れて、大きく開かせた。ばしゃんと一際大きい音が鳴ると同時に彼の中、先ほどから強請っていたご褒美を、彼の下の口へねじ込もう。愛されなれた其処へと一気下から上へと突き上げて。

そのまま腰を振りはじめ]


 お前のっ 欲しがっていたご褒美だろ?
  お前の好きな、
ちんぽだ。



[妙な高揚感があった。
先ほどまで優位に立っていたはずの彼が怯えているのが可愛い。怯えているのに逃げ切らないのも、何処か誘ってみえるのも、愛おしく。その全てを蹂躙したいと気持ちが逸った。何処か暴力的な感情が眼を開く。彼の腰を揺さぶり、足を湯舟へとあげ、見えないとは言え恥ずかしい恰好で彼を抱いた。

逸物で突き、引くたびに彼の中に湯が入りこみ。
水流の助けで奥を苛んだ。]


 それとも
   お仕置きの方がよかったか?


[ああ、酷くしたい。
色っぽい彼をぐちゃぐちゃに抱きつぶしたい。湯舟で一度抱けば次は布団で彼を抱こう。重力の少ない湯の中での性交は動きやすいが、制限も多い。布団の中で体中を可愛がり、啼かせたい。そして、何もかも分からなくなるほどに落としたい。抱きつぶれた後すら抱いていたい。
凶悪なまでの思考に支配され。

熱源は、彼の最奥を、いいところを抉るように突いた*]

 ひぃっ



[目隠しを外すことも忘れて逃走本能に任せて逃げるを優先させたら、あっさりと追いつかれた。
そして目隠しをしたままだからこそ、妄想が激しくなるという悪循環もあって。
躰で押さえこまれて、耳元で逃げるな、と囁かれてはまるで、鬼に捕らえられた人の気分になった。
きっと悪い顔をしているのだろう。
たまに彼はひどく意地悪になるから。それを想像するだけで、ぞくぞくっと彼に調教された躰が反応してしまう。
追い詰められて、ひどくされるのが好きな躰の奥が悦びの声をあげている。

怯えで縮こまったから躰も、縮みあがった急所も彼は無遠慮なまでの傲慢さで触れてくる。
同じように閉じていた蜜口なのに、彼が先端をねじ込ませた瞬間に、当たり前のように主を迎えるかのように緩ませるのが恨めしい。
奥まで太い熱杭が入り込む感触。
怯えて冷え固まった躰に強引に熱いものを打ち込まれて、溶かされて痺れるほど感じた。
頭が真っ白になったが、その余韻を味わう前に彼は腰を振り出していて]


 あんっ、あんっ……あんっ、!!あん………っ


[ばしゃっばしゃっと、リズミカルに中を押し上げられる。
足を大きく開かされ、外で男に犯されている状況で喘ぎ声が止まらない。
しかし声が漏れているとか、誰かに嬌声を聞かれるとか、そんな理性は容易に吹っ飛んでしまって。
彼の精液の匂いがする口から、飲みくださいきれない唾液が漏れる]


 
 やぁ……ッ
 おちん……ちん、痛い……っ


[ゆらゆらと水流がぶつかり揺らされる屹立が痛い。
でも、それが彼から受けているお仕置きのようで。
ご褒美でも、お仕置きでも、彼にもらうものはなんでも嬉しいと思ってしまう。
特別な効果のある湯の中で、どんどんと淫靡になっている自分に気づけてなかった。
どこかとろみのある湯のおかげで、彼の屹立が入り込んで、じゅぼじゅぼと受け入れやすくなっているのも気づけずに、あんあん啼かされていた]


 あぁ……っ
 ちんぽ、好きぃ……っ
 夜長の……っ♡


[気持ちいぃ、と一啼きした時に突かれた最奥。
まるで遠吠えのような悲鳴に近い嬌声をあげて、ばしゃりと、湯の中に躰を落ちかけて。
びくびく、と躰を震わせ、まるで痙攣しているようにだらしなく彼の腕におさまって。躰に力が入らなくて、くたり、とされるがままになっていた。

しかし夜長に抱き寄せられたら、もう気持ちいいの、やぁ、こわい、と子供のようにふるふると顔を横に振っただろうか*]

[彼の悲鳴が可愛らしい。
怯えて縮こまるのに身体は色欲を反応に乗せる。はっと息を吐いて、彼を檻に閉じ込めるように抱いた。蜜壺のごとき、下の口は此方を歓迎してくれる。心の底からの拒絶がないのをいい事にその体を食らった。響く声は雪に吸われていく。外であるという意識すらないのだろう。

其れを指摘しても耳に届いているかどうか。
声を漏らす唇は唾液を溢れさせている。
其れを拭う唇は自らの精液の味に、軽く眉を潜めるが]


 ――痛いのがいいんだろ?…っ
 
な?



[彼の逸物が揺れるたびに
媚肉は締まる。此処までくればもう分かっていた。いや、今までも薄々感じていたが、彼の被虐性は中々のものだと。彼を決してモノ扱いしたい訳ではない。彼もそういった扱いは望んでいないだろう。だが、例えばこの白く綺麗な首に――青い、首輪を嵌めたらどうなるか。

悪い事を試したくなる。
あんあんと啼く、彼が落ちる声ととも
最奥を貫けば彼の果てが見えた]


 はっ く 

   …好きか、そうか


[湯の中に落ちる彼を抱けば、深く彼の身体を刺した熱が溢れだす。中に吐き出された白とともに、くたりとされるがままの彼を撫でるように肉棒は動き。髪を掬うように撫でて、やぁこわいと鳴く子の額にちゅっとキスをすれば、ゆっくりと身体から熱源を抜こう。

ドロッとした白が流れ出る。
温泉に浮かぶ其れをみて掃除を考えるが
まずは淫靡に育った彼を抱きあげて、風呂から出よう]


 怖くないさ、…大丈夫。


[そうして、両手で抱き上げた彼にちゅちゅとキスをしながら
あやし、片手で部屋の扉を開けて戻れば、おや。と気づいた。風呂場で睦み合っている間に食事の用意をしてくれていたらしい。おつくりや前菜が机の上に置かれており、鍋の準備もされていた。火をつけるものや暖かなものは、まだないところを見ると連絡するべきだろうが。

まずは、と用意された布団の上に彼を乗せ]



  鬼走、口を開けて


[くたりとしたままの彼の唇に水を含ませた唇を押し付け。
水分を取らせよう。という試みだ。その間にも此方の熱は元気を取り戻しており、布団の上ながら濡れた浴衣をゆっくりと外し落とし、漸くと彼の目隠しを取って光に慣れぬ瞳の様子を伺うように覗き込み
その頬を撫であげて、安心させるように声を落とし]


 …大丈夫。
 ―――気持ちいいの、好きだろ?


[そう告げればうつ伏せになった彼の後ろ
乱れた花に逸物を挿入して、また腰を振り始めよう。後ろからの行為を自分はあまり好まない。彼の顔が見れないからだ。けれど、今の状態の彼にはこれがいい思った。ほら、大好きなちんぽだ。と耳元で囁き、軽く髪を引っ張りながら、緩やかにだが確実に後ろから腰を振ろう。

其れは獣の交尾めいて、
白い首筋に、唇を寄せれば、先ほど考えた
ほの暗い企みを持って噛みついた*]

[いつも以上に意地悪で、それが心地よくて嬉しい自分がいる。
痛いのが気持ちいいのが彼にばれていて、それを許容されているのも嬉しくて。
終わった後に全力で甘やかしてくれるその落差もたまらない。
彼が本当に自分のことを“わかっている”と思わされてこそばゆいのだ。
彼の逸物が抜かれると、その拍子に、こぽりと愛された証が外にあふれ出てしまうのを感じた。
そのまま抱き上げられ、しかし、せっかく風呂にいるのに後始末をされないのを不思議に思っていたが、冷たい外気に触れればそれも忘れて。

情交と湯で温まりきった躰に外の空気は心地よい。
彼が部屋へと続く扉を開けた時、先ほどにはなかった食べ物匂いがした
くん、と香りを嗅ぐとどうやら旅館で振舞われる夕餉のようで。
扉の向こうでの出来事に、宿の人は気づいていたのだろうかと思うと、今さら空恐ろしくなってしまうが。
先ほど交わった名残りとか残ってなかっただろうかと、記憶をフル回転させてしまった。


そのまま布団の上だろうか、柔らかい場所に躰を下ろされる。
躰を動かすのもおっくうなところに、彼から口移しで水が与えられる。
まるで親鳥が雛に餌を与えるような仕草だとは思いつつ、甘えてそれを受け入れるのも何かのプレイみたいだ。
今だ目隠しは取られてないから、自分で何もできないからというのもあって。
それからおもむろに、濡れた浴衣を脱がされるが、暖かい室内だからこそ素裸で容易に肌が渇いていき、ようやく目から目隠しが外された。


―――眩しい。

思わず目を隠そうとするが、彼が顔を覗き込んできて頬に触れてくる。
疲れた躰がようやく休めるとうつ伏せになって、躰を丸めて布団に潜り込もうかと………油断した]

 はぁああんっ!



[彼に囁かれたこととを、蕩けて疲れた頭は理解していなかった。
まるで躰を刺されたかのように侵入されて、驚きと濡れたままの中を押し開かれて、鼻にかかった声を上げてしまう。
このために、中の始末をしなかったのか!と合点がいってしまったが、後の祭り。
背筋をそらして、思わず彼を受け入れる姿勢を取ってしまうのは本能だ。

彼はあまり後ろからすることをしてくれなくて。
どちらかというと自分が誘う時に後ろから抱いてもらうことの方が多いような気がする。
だからこそ、後ろから抱かれると、まるで自分がおねだりしていなくても、自分が望んで抱かれているような気になってしまう]


 どう……して…っ
 あ、やぁ……そんなぁ……っ あんっ……っ もう……っ


[疑問符を口にすることも許されず、喘ぎの海に落とされる。
彼は確かにさっき達していたはずだ。
なのにもう復活していて、肉の刀を隠し持っているなんて。
どれくらい絶倫なんだよっ!!と抗議を申し入れたい。これはもう騙し討ちだ。

しかし、すぐに頬を紅潮させ蕩けた表情を見せる自分では説得力がないだろう。
彼のおちんぽのことしか考えられなくなっていく。
彼の囁きに、頷くしかできなくて。否定できなくて、彼に育てられた右乳首がじんじんと刺激を欲している。
彼の太いものに中を擦られているのが気持ちよくて、腹の奥がしびれて孕んでしまいそうな錯覚を覚え。

首に噛みつかれじん、と広がる痛みに、息が止まるほど感じてしまう。

ひくん、と一瞬、自分のナニが反応した。

―――しかしそれだけで]

 あ………あぁ………っ



[放つことなく達してしまった。
びくびくとうねる蜜壺は、彼をぎりぎりと強く締め付ける。
長い絶頂。口を開け放して躰を震わせるそれは雌のイキ方だ。
先ほどからずっと達するのが止まらない。
ぽたぽたと落ちる透明な潮が寝具に垂れていて。
ダメだ、と思うのに、腰が抜けてしまっている。
いつも以上に容赦ない彼に、ヘロヘロになっているのに、躰の疲れと反対に心が高揚して興奮して喜びが止まらない自分をどうにかしてほしい。

躰の主導権を取り戻すまでにどれくらいかかっただろうか。

真っ先にしたことは彼に苦情を申し立てることだったけれど]

 ……っ俺は、猫じゃないぞ……っ


  ………あ。


[首に噛みつくなんて猫の性交かと恥ずかし紛れに怒ったふりをしようとしたが、彼の告白を受け入れた時に自分が言った言葉を思いだしてしまった。

自分が猫だったら腹を触ってくるというような話をしていて、猫のように遠慮なく触れていいからという理由でお前の猫にしろとお願いをしたことがあって。
あれを逆手にとっての行為なら、彼のしたことは間違いでもないし、それで感じてイってしまった自分はもっと恥の上塗りだ。
慌てて咳払いをして、顔を背け]

 もう、こんなところに痕つけて………っ
 見られちゃうだろ……。



[どうしてくれるんだ、とひりつく箇所を撫でて、きまり悪さをごまかした*]

[雛鳥のように水を食する彼は可愛らしい。
甘えて其れを受け入れる姿は、籠の鳥のようでこのまま閉じ込めておきたくなった。最もそんな事できるはずもないのだが、隠されたままの目は何処か倒錯的な雰囲気を漂わせていた。このままもう一度と思うが、まずは風邪をひかぬように濡れた浴衣を脱がせ、目を覆う帯を解いた。彼の瞳を見るのは久しぶりのような気もする。

このまま彼を休ませるのもよかったかもしれない。
けれど、昂った熱は収まりどころを知らず、猫のように丸まる彼を背後から襲い、穿った。室内に甘い声が響き渡る。それは絶叫めいてだが、確実に快楽を拾う声だ。抱かれ慣れた身体がそり、曲線を描く。美しい其れは此方を歓迎する雌の仕草だった。]


 …はっ、どうして?

  ――好きだろ。


[抗議めいた声は嬌声に紛れ
抗議にもならない。頬を紅潮させて、喘ぐ彼の中は酷く蠢き、此方を歓迎する。坩堝めいた雌穴に絞り取られる感覚すら浮かべながら腰を振った。背後からだから、彼の胸が刺激を欲しているのには気づかない。いや、気づかないふりをした。臀部で受け止める快感だけで達してほしくて。

彼の中を、それこそ、自分で満たしたくて
ああけど噛みつきたい。]