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75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】
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*朝食に行く前ホワイトボードを一人で眺める*
「シェン」
「あんたのこと好きだったんだ」
「だから、許さないで欲しい」
「"ボク"はいい子にならないと」
「いい子にならないと、」
「なりたい、大人になれないんだよ」
「……ぁーぁ。
………結局、ボクたちを"暴ける子たち"は消えちゃったぁ」
/*
匿名呻きの連れて行って欲しい人へ。
狼陣営セキレイはぁ〜
いいよっていうけどぉ〜
最悪のメンツそろってるしぃ〜
優しさだったら残り二人でもいいかなぁっておもうから
おまかせするねぇ〜♡
「はははははは、ははははははははははははは」
壊れたように狂ったように部屋でも嗤っていたが、
目元の涙をぬぐって。
「はぁ……。いやぁ。
本当に、今『俺』は、最悪で、最高の気分だよ。
『裏切者』冥利に尽きる。
そこで見た景色を、迸る怨嗟を、
重なる絶望を、抗いがたい恥辱を。
……俺はすでに知っている」
顔を袖で覆い。
「大好きだったよ。
これは嘘じゃない。
……ありがとう。
これも皮肉じゃない。
ごめんなさい。
――これだけは偽りだった。
もう俺は、手に掛ける誰一人に対しても、
赦されようとも許されるとも思っていないからな」
セキレイ、赤ずきん、
共に終わりまで行こうと再び嗤った。
| (a6) 2021/05/28(Fri) 20:43:02 |
![](./img/stargazer/034.png) | 「君は来てくれるかな」
いつもより早く朝食の席に付いている。 すっかり慣れた一人席だ。 (8) 2021/05/28(Fri) 20:44:46 |
*朝食の後*
「昨日みたいにミスはしないようにしないとぉ〜
って、もうボクにならなくてもいいんだった。
『魔術師』
もここに来て欲しかったな
……ああ、仲間になってくれた子供の名前=B
ちょっと大人から聞いたんだけど
やけに調べるのが上手で普通なら知れないことまで
わかってしまう才能がある子供がいるって言われてて
欲しかったんだってさ。
やっぱり、そういう才能のある子が大人に愛されるんだな」
「羨ましい」
「大人からの内通者だったら、いけないからぁ〜
真面目にいい子のボクになってたんだけどぉ……
わかんなくなってきちゃったぁ、あーあ。
おかしい、本当におかしい。
どうして、みんな大人におかしくされちゃうんだろう。
そうしてさ、ボクのこと見なくなるんだ。
……ルヘナだって、イクリールだって。忘れるに決まってる
大人に愛されて、大人に大切にされて、……気持ち悪い」
*今日の封筒を開ける人*
(1)1d2 赤ずきん、裏切者
| (a9) 2021/05/28(Fri) 21:07:22 |
| ブラキウムは、やっと人の顔を覚えようと思ったのに。 (a10) 2021/05/28(Fri) 21:07:45 |
| ブラキウムは、これから有象無象扱いされる彼らを忘れるのだろうか。 (a11) 2021/05/28(Fri) 21:10:32 |
赤ずきんはすぐに来ない。
ボードの隅には黒白の丸が4つかかれていた。オセロかな。
開封済みの封筒が、ボードの後ろに隠されている。
*今日の襲撃先*
<<カストル>>who
「そういえば、こっちはボクだけの手紙だったような……」
めくって、そしてそこに書かれている文字を読み上げた
シェルタン : 水仙や古鏡の如く花をかかぐ
「?」
「あとで図書室行くか……」
昔の人のたとえはわからない
/*
コードネーム赤ずきんです。
匿名連れてってほしい墓下ちゃんは好きにナンパしなって気分〜
たらこスパまだ席外しているけど、打診はおいといてくれたら受けるわよ〜
PLの襲撃予告もとりあえず置いてきますね〜〜
「
カストルと、ポルクス……?
」
当たり前のように二人の名前を呼びながら
もしかして骨が折れる作業≠カゃ無いかと
若干冷や汗をかいたのは内緒だ
「ルヘナ……がいるといえばついてくるか?」
/*
コードネーム裏切者です。
私たちの職場は死の福利厚生充実しています。
気軽にお声掛けを。今なら指名料無料です。
引き続き愉快な墓下と地獄の表をお楽しみください。
「……ここまでくると勘違いじゃなさそうだ。
俺たちは試されている最中なのかもしれない。
大人はこれを乗り越えさせようとしているのか、
それとも乗り越えられないことを期待しているのか」
どちらでも、やることは変わらないがな、
小さくつぶやいた。
/*
そしてごめぇ〜ん赤窓のみんな〜
PLタスク的にカスポル襲撃頼んでいい〜〜??
大変、大変関わりたいところだけれど、時間がちょっと……
お、おじさん、お手紙送るぐらいにしちゃおうカナ????
「……」
やっぱり、自分を迎えに来ないのかだけが胸にくすぶり続ける。
この疑問は永遠に果たされないのだろうか。
「裏切者の気持ちわかるようになってきたかもぉ……
あ、そうだ昨日いってたコト。
赤ずきんにもわかるように教えてあげてよ。
ボクたち、裏切者が欲しいものなんだってあげたいからさ」
お金や地位や、名誉。全部が手に入らないのなら
自分の褒美の権利を使ってでも手伝おうと言っている。
形にできるものなら、だが
「セキレイ……きっと赤ずきんにとっても他人事な、
つまらない、重ねての身の上話になるが、
それで構わないのか?
……退屈しなければいいが」
言いながら。
少しだけ、嘆息をして、語り始める。
何か声を挟まれれば答えるだろう。
セキレイにした話に、
己の抱えている"病"の話を足して、
赤ずきんに語り始める。
![](./img/stargazer/034.png) | >>18 サルガス 朝食には一切手を出さずにただじっと座っていた。 あなたに声が聞こえる前に、足音を聞いて顔をそちらに向けていた。 「……やぁ。おはよう。 良かった。もう、来てくれないのかと思ったよ」 あなたとブラキウムの関係は強いようで脆いものだと思っている。 だから、昨日もわざわざ重ねるように"お願い"をした。 「君はみんなのサルガスだからね。 今日も大忙しだったんだ。 何かするなら食事の後に、しようよ。 ほら、座って。ね」 (21) 2021/05/28(Fri) 22:45:08 |
| ブラキウムは、遠く声の聞こえないところに居るルヴァを見た。 (a18) 2021/05/28(Fri) 22:45:50 |
| (a19) 2021/05/28(Fri) 22:57:21 |
![](./img/stargazer/034.png) | >>22 サルガス 「いただきます」 あなたはブラキウムのいつもの尊大な臣下に向ける態度がだんだんと薄れていることに気付くだろうか。 ブラキウム自身はまだ気づいていない。 根拠のない当たり前に、疑いや不安を覚える事なんて無かったから。 「人気者は忙しいね。倒れたりしちゃだめだよ。 こんな時こそいつも通りご飯も食べないといけないし、授業にも出て、ちゃんと寝るんだ。 君が……いや、なんでもない」 有象無象のことは分からないから、口を噤んだ。 「ちゃんと"お願い"を聞いてくれたんだね。嬉しいよ。 僕は果物がだいたい何でも好きなんだ。 このマスカットも美味しそうだ」 ブラキウムが持ってきたのはまたりんごだ。 今日は青りんごである。 もちろん一緒に真っ白なナフキンに包まれた果物ナイフも取り出した。 マスカットを一粒ずつ、房から切り離して皮に切り目をいれて皿に盛って食べるように促した。 (25) 2021/05/28(Fri) 23:32:01 |
![](./img/stargazer/034.png) | >>26 サルガス 「そうなの? 僕はあまり君の事は知らないから」 きっと愚鈍なのはあなただけではない。 知ろうとしなかったのはブラキウムの方だ。 「なら、これからもっと食べればいい。 僕が美味しい果物を教えてあげる。 そのたびに、一緒に食べよう」 これがあるからね、と銀を閃かせる。 これがあれば今の関係を確かめられる気がして見せつけるように何度も。 「……やっぱり君は君のままがいいな」 おいしいと喜ぶあなたの声が心地いい。 嬉しそうなあなたの顔を思い浮かべられたらと。 嬉しいような悲しいような表情で見守っていた。 (27) 2021/05/29(Sat) 0:56:08 |
「遅れまし
たぁ
、うん?
……ああ、裏切
り者さん
のほしいものを
あげたい話
な」
遅れてやって来れば、丁度話題にのぼったところ。
「
罰された
いけどいい子でもい
たいみた
いだ、……って
印
象は
受けましたけど、具体的に
どういうの
かって
皆目見当つ
かないくらいでし ね〜
」
んん……
、咳払い。
「構いませんよ、退屈な話にはなりません。
錯覚でも、理解を深めることはしたいからさ。
君が僕に見せ
たいも
のを置いてくだ
さいな
」
/*
たらこスパです。カスポル襲撃について了解よ〜〜
表のログや併設病院追い切れていないのだけど、
裏切り者さんどかどか来ないから自分の方がいっちゃっていいかんじ?
それとも身の上話の後に決めるつもりだったりするかしら?
| ブラキウムは、昨日訪れた誰かの部屋の前を通り過ぎた。今は無いらしい。 (a32) 2021/05/29(Sat) 11:08:43 |
![](./img/stargazer/034.png) | >>28 サルガス 「君だってここではみんなと同じこどもなんだから、もっと遊んだりすればいいのに。 好きな事ややりたい事、無いのかい? もちろんお手伝い以外で、だよ」 次はもっと甘いものを持って来よう、と笑って差し出されたマスカットを口にする。 渇いていた喉を果汁が潤す。 いつも通りの光景。 いつも通りのあなた。 ブラキウムはいつも通りで居られているだろうか。 「――え。あ、うん。おいしいよ。 君が選んだだけはあるね」 そんな考え事をしていたら返事に少しだけ時間がかかった。 (29) 2021/05/29(Sat) 11:20:56 |
| ブラキウムは、失われた保険をどうしようかと悩んでいる。 (a34) 2021/05/29(Sat) 11:42:58 |
![](./img/stargazer/034.png) | >>30 サルガス 「きっと君は知らないだけだよ。 探せば何か見つかるはず。その手伝いくらいはできる」 あなたの自由を奪う者。 根拠のない、相手はすぐに忘れてしまう様ないたずら。 それらをブラキウムは知らない訳ではない。 同時に煩わしいと思っている。 自分が同じように利用していることには目を瞑ったまま。 都合のいい関係のままで居たい気持ちと、いつの間にか湧いたよりよく変わって欲しいという気持ちを認識しないまま揺れ動く。 「僕のやりたい事?」 正直な所、このギムナジウムに期待するものは何一つなかった。 それは数日前までのブラキウムなら即答できた。 今は少しだけ間を置いてから口にする。 「ルヴァやサルガス……一緒に居たい人間と一緒に居る事かな」 (31) 2021/05/29(Sat) 12:06:35 |
![](./img/stargazer/034.png) | >>32 サルガス 「 本当に? 」 やさしさなんかじゃ、きっとない。 やさしいだけなら贈り物をあんなことにも使わなかった。 薄れてもなお御曹司のブラキウムはむくりを頭ももたげる。 「ね。サルガス。約束して。 一人で勝手に居なくならないで。 僕の傍に居て 全部やろうとしないで。 僕のお願いだけ聞いて 無茶をしないで。 僕の為に 」 あなたのかおが動く。 南京とざくろの奥に見たことのないものが見えた気がして。 前のめりにあなたの手を取ろうとする。 「僕は君が心配なんだ」 (33) 2021/05/29(Sat) 13:20:05 |
![](./img/stargazer/034_r.png) | >>35 サルガス 「サル、ガス? 違うよ。僕は嘘は吐いていない」 言っていない事はあるけれど、それはあなたとの関係にはきっと持ち込まない方が良くて。 「やめて、サルガス。 君からそんな事、あぁ……サルガス、大丈夫なんかじゃないよ。 僕が上に立つから。ね? 君たちを守るのは僕が、僕の役目だろう?」 いつのまにか大きくなったあなたはブラキウムの小さな腕の中には納まりきらない。 焦りは言葉を濁らせる。 無理に繋ぎとめようとすれば出てくるのは独りよがりばかりだというのに。 「そうだ。 君はもっと僕を頼るんだ 」 越えてはいけない一線を越えてしまう。 それはもう"お願い"ではなかった。 (37) 2021/05/29(Sat) 14:21:33 |
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