23 【完全身内】Días preciosos【R18RP村】
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[ 教皇が住む宮を後にして
真っ先に取り出したのは端末
連絡先は当然
教皇が予知したあの事を伝える先 ]
『なるだけ早く
その街から離れて頂けませんか
どうやら貴方達の元に
悪質な吸血鬼が近付いているようです』
[ 皮肉だろうがなんだろうが
感謝の意などと今は求めていない
ただ、実験の為に。目的の為に
失うわけにはいかないのだから ]*
| [さて、これはどう対処すべきか 少し頭を悩ませていたのでした。
だってこの子恐らく見習いよねってなると うーん、取りあえずは営業時間外ですって追い出す? ……うぅん、何処となく胡散臭いけど
必死そうでもある気がするし…]
あ、お兄ちゃん お話するなら、ここのテーブル席使って
[ぱっと華やいだ笑顔を見せたのは 後ろからの助け船が嬉しかったからです
さりげなく昨日来た子が死角になるところに誘導して あとはお任せして大丈夫そうかな? 私は一旦離れてお掃除再開しましょう
たまにクラレンスのほうを不自然ないよーに見たりして]* (4) 2020/03/01(Sun) 12:56:21 |
……あの子地下に連れていったほうがいいなら
いつも通り合図してね?
[通り際にこそりと聞こえないように言って置きました
ええ、こういうことは稀によくあるのです!]*
[ 戦うのが嫌いだと言っていた
組んでから数ヶ月余り
戦わずに教会に居られないと何度言っただろう
ああ、そうだ
他のことに…あのぼろぼろのミサンガに
気を取られてしまったけれど
あの後から様子もおかしかった ]
他の吸血鬼などそこらの狩人や半吸血鬼に任せれば良い。
[ シルビアの目的は真祖を葬ること
その一点に限るのだ。
数多の犠牲を費やそうとも
夥しい屍の山を築こうとも
如何程の非道を行おうとも
以下程の誹謗を受けようとも
シルビアの心は微塵も痛まない。
艶麗な笑みを浮かべる
箍が外れて暴走する確率は高かろうとも
自己破壊を起こす程度では
真祖を斃せる可能性のあるものを
試さずにはいられないのだ。
数ある吸血鬼を幾ら葬ろうとも
根本である真祖を斃さねば意味がない ]
[ 真祖に直に吸血鬼されたであろうに
人の部分を残す半吸血鬼
真祖の支配力を逃れるように
吸血も争いも好まない
もし、吸血鬼として戦うようになれば?
永久に時を止め変じた時より
力が定められている吸血鬼と異なり
半分人間であるが故に成長を続けるだろう───…
石の礫ほどの可能性であろうとも ]
真祖の吸血鬼は殺す…
必ず殺さなければいけないのよ
[ 誰にも拾われぬ呟きはどこまでも暗く昏く ]*
| [ちらりと合図を貰ったので >>8片目でウィンクをして了解!と返した カウンターの向こう側を片付けている振りをしながら まだ隠れている長身の彼にそっと囁く 怯えたりとかしてない? 探されて怖がってない? 兄が保護してきた人達がどんな扱いを受けてきたか ……知っている身としては、じっと様子を見るもので] ……ねえ、あの、あなたの相棒さん? あなたと話しがしたいって言ってるみたいだけど 嫌だったら無理しないで 私とお兄ちゃんが何とかするから [ひそひそ、見習いの人には聞こえないようにして 彼にそう提案するのでした。 嫌なら身を隠すために地下室に案内するよと 潜めたままの声で、お兄ちゃんと見習いのひとをそっと盗み見る …どうする?って]* (12) 2020/03/01(Sun) 15:51:22 |
[ 出所は知らないが
吸血衝動の薬は朝食後に貰っている
ちゃんと効果のある本物
だから実際には心配なんていらない
一般人にわからない様に暈しても
薬の話は自分の事だと、こちらには知れた
確かに自分達は
相手の事を殆ど知らなくて
数ヶ月経ってなお、好物すらも分からない
昨夜の会話でも同じだった
相方の話を聞かせて欲しいと問われて
返した言葉を纏めれば「わからない」の一言 ]
[ 無関心なのは一種の救いだった
悪い奴ではないと認めてしまえば
……吸血鬼のすべては悪ではないと認めてしまえば
どんな変化が生じるか恐ろしかった。
刻まれた烙印と同じく
深く深く根を張った憎悪こそ
今の僕のすべてであるのだから
あんな恐怖に身を置かれた
村の人は悪くないのだと言い聞かせたのは、
教会に保護された後で
村の人は悪くない。
悪いのは吸血鬼だ────そうすり込まれた。
他人を憎まないように
優しい思い出を定期的に思い出させる処置も
自ら進んで受けた
だからあの子の声も姿も笑顔も
忘れたことなどなかった。
]
………今まで何も言おうとしなかったのは
こっちも、悪かった、よ
[ ぼそ、と呟く
過去を失った自分に
語りたい思い出なんてなかったとしても
「苦しい」ぐらいは、いつだって言えたのに
「苦しくないか」ぐらいは聞けたのに
過ぎ去りし時と共に、心も閉じ籠る己を省みる ]*
| [ >>13切っ掛けが何だったかさておきさておき 自ら立ち上がった長身の彼──クラレンスを見送る] そうなんだね… でも、話したくなくなったりしたらすぐ言ってね? [そっと声をかけてお兄ちゃんと入れ替わっていた あの若い教会のひとは…驚いているみたいだった 様子を見るだに乱暴はしそうにない? >>19>>20掃除をする手を休めないままお兄ちゃんにそっと囁く] あの子…見習い…よね? [付けている教会のバッジでわかる 見習いからも正式なハンターから逃げてくる人もみているもので 見習いの人と半吸血鬼は組むのだったか? ちょっとした疑念を口にすると裏口が開く音がした >>18裏口を利用するのは従業員やお兄ちゃんの知己のひとだ] (23) 2020/03/01(Sun) 22:49:55 |
| はーい、あ、コルドさん 配達は、まだ早いですよね
[定期的に吸血衝動剤を横流ししてくれる人
彼の目的は知らないけれど おかげさまで一緒にお兄ちゃんとまた暮らせている。
────笑顔で迎えたのは、一方的な恩義]
お兄ちゃんに用事かな? それとも必要なものがありますか?
[今のところは、これからもそうであってほしいけど 友好的な相手に笑顔で接する。]*
(24) 2020/03/01(Sun) 22:50:01 |
────………お互い様だろ、クラレンス
[ 碌に名前すら呼ばなかった
心を許してしまえば、自分の能力が劣ると知っていたから
それだけは何があろうと避けたかった。
彼奴を────
もっとも憎むべき仇敵を殺すまでは ]
| [にこにこ! 悪い人かどうかは、悪い人ではないと思うの
だから笑顔でお出迎えして あ、それなら在庫一個ありますよ! って元気で返すのでした。]
あ、でも、これ貴重なお酒なんですよねー うーーんとコルドさん支払えますか?
[裏口からワインセラーへと行き 奥の方に仕舞われていたお目当ての酒を手にする。]
コルドさんだから特割しちゃいますけど タダでは譲れませんけど!
[此処より西方のほうで、製造方法が特殊らしい 表のメニューにも置けないほどの高額品!
どうします?と一応聞いて 必要だと言われたら渡しましょう!]* (31) 2020/03/01(Sun) 23:52:07 |
おとなになったら、また会いに来るから
[ 果たされない約束を
後生大事に抱えていた。
知らぬうちに同じところにいきたがって ]
[ 耳の奥から聞こえるのは、
なにかが内から壊れた おと ]
─ 八年前・保護されて間もない頃に ─
[ 僕に超常能力を付与した先生は、
今迄の能力者の中でもトップクラスだと伝えた。
だが幾つかの能力試験の後に
大きな欠点が発見された。
憎悪を糧にしているため
僕の憎悪を薄れれば極端な能力低下を起こす
────…原因ははっきりしていた。 ]
………僕は、ぼくはっ
村の連中に、差し出されたんだッ!
いらないからって…!
穀潰しがって言われながら!
[ 明日来るといった吸血鬼が来るまでに
鬱憤を晴らすように加えられる暴力と罵声
果ては僕が呼び寄せたのではないかと
謂われない中傷すら受けて
]
……アイツが、アイツらが憎い
でもっ、それ以上に
誰も必要とされてないのに
…………もう嫌だ。なんでなんで
なんで僕だけ生かしてこんな、こんなの
[ 首にある証は獲物の印
消えない痕がすべてを物語っている。
死にたい。消えたい。
優しいものに触れたことがあるから
優しいものが無くなって生き続けるのが苦しい。
苦しい苦しい痛い痛い悲しい悲しい悲しい。
もうどれぐらい、まともに名前を呼ばれなかったか。
それを思い返すのも、嫌だった。 ]
でも……っ!
僕は死にたくない……
自ら死を望むなんて
生きたかったあの子に顔向け出来ないから
だから、せんせい
おねがい、おねがいだから……
僕が……自暴自棄になったら…
僕が悲しくて辛くなったら……
────…楽しい記憶を
思い出させるように、してください
あの子を……殺した吸血鬼を
その同族を恨み続けられる、から……
[ 僕をただひとり無償でやさしくしてくれた
あの子の無念を晴らす悪鬼になろうとも
それしか
正気な振り
をして
生きる道が僕には、なかったのだ ]*
[ 記憶を無くして
名を無くして
人の魂も変質して
付随する性質もなにもかも
全て変わり果ててしまった者は
……果たして同じ者と呼べるのか? ]
─ 八年前 ─
[ メモにペンを走らせる
今度の超常的な能力は素晴らしいものだ
強力な炎で狙って相手を焼き尽くす
試験で欠点が発見されようと
これだけの強力な能力を
新たに発見し管理できた事が重要なのだ ]
……教会はあなたを必要としているようですが
まあ、その事は今は良いでしょう
[ これだけの能力の持ち主
訓練を積めばハンターとして
次代を引っ張るまでになれる優秀な存在だと
ハンターを管理する者はそう判断している噂は聞いた ]
[ 吸血鬼への憎悪を糧にして
果たして将来ハンターとしてやっていけるのか
ハンター1人では吸血鬼を殺せない
半吸血鬼と組まなければ、絶対に
半だからと割り切れるのか?
彼を教育する者は
そこまで見据えているのだろうか
彼の声を聞く。悲嘆の声
だがハンター1人1人に
向き合って居られる程の優しさも時間も
私には、存在していなかった ]
[ ────僕は単純で 何も無くて
たったひとつだけで
許せるのだ ]
[ ────記憶の中のあの子が、微笑む
ただ……一つだけ望んでもいいなら ]
[ それでも
避けられる犠牲を無視するのは趣味でない
研究資材は大事にするべきだ
彼が自暴自棄になって
壊れてしまうと言うのならば
その通りの記憶処理をしようではないか
そんな研究に、実験に
躊躇いなど、ない ]*
| [勿論!表向きは繁盛している酒場なので 種々様々のお酒は取り扱ってます!
怪しまれたらお兄ちゃんにも累が及ぶものね]
コルドさんも大変ですね わっ、臨時収入
これでみんなで焼き肉パーティーしようかな
[中には精神的傷害を抱えて地下から出たがらない子もいる それでも少しずつ街の中に出て行ったりもして
出来ることからしてくれたらいいわけで たまにはぱーっと明るいことをすれば
楽しくもなるというものでしょう!] (55) 2020/03/02(Mon) 11:33:37 |
| はーい、あ、まって 挨拶はいいけど今、他にお客…… [渡された臨時収入にルンルンして はたっと止めに入ろうとしたのでした コルドさん、誰もいないと思ったら お兄ちゃんのこと本名で呼んじゃうひと 止めるのが遅くなった お兄ちゃんが >>46やや気まずそう?気恥ずかしそう? お兄ちゃんの逸話は嘘ではないけど 色が付いてることもあるしね どんまい、ってつい視線を送ってしまったのでした あれ、見習いの子とコルドさんが話すのかな? ちらっとお兄ちゃんをもう一度見る 私がお話相手でいいならするよ!の視線です]* (56) 2020/03/02(Mon) 11:33:42 |
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