21:08:10

人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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ルミ3人が投票した。

ルミは村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

優しい光が村人たちの姿を映し出す……。人狼に怯える日々は去ったのだ!

[やはり下手を打った例えはルミに引っかかりを与えたが、
キスはその思考を消すのに十分な役割を果たしてくれた。

舌を絡めなくとも、唇を触れ合わせるだけで
唾液が行き来する。
甘いりんご飴を食べきれなかった自分だが、
あれよりももっと紅く艶めいたルミの唇を食む度に
広がる甘い味は中毒になりそうだ。

もっと。
もっと。

頭の中で逸る気持ちのまま、何度も重ねる。]

[丁寧に時間を掛けて煮詰めたおかげか、
ルミの機転を少し奪うことに成功したようだ。
勝手に始まったカウントは止められないまま終わりを迎え]


 ルミが欲しくて待てなかった。


[責める声にしれっと言い訳をして笑う。
瞳を覆う手が外れた時、彼女は男の瞳が蕩けるように
甘く細められていることに気づくだろう。]


 見ぃっけ!

 ……大人の声で言うと何か違和感ぱねぇな。


[2人のかくれんぼは、つまり鬼が交代するだけのもので、
児戯としての正しい形ではなかった。
だが「二人の遊び」としては最良だったと思う。

見つけても見つけられても
悔しいどころか2人とも笑っていた。]



 恥ずかしい?
 恥ずかしがるのは俺にはご褒美なんだけど、
 
ん!

 なに、キスマじゃなくて歯型?
 首の詰まってない服着なきゃな。


[痛みはそう強くない。
元来の、他者を傷つけることよりも自分の痛みを選ぶ
ルミらしい力加減だった。

ここは肉食獣の出番だろうか。]


 恥ずかしくなくなるまで「お兄さん」だけ
 発声練習してればいーよ。


[白い首筋に噛みつく。
他の人にも施したことのあるキスマークではなく、
自分の歯並びの形をした、唯一無二の所有印を残して。

分泌が止まったかもしれない秘所に指を滑らせる。
再び滴るまでは、まずは下生えでも隠せていない
紅玉に触れ、肥大させるまで擦ろうか。*]

 

[ 仮定話は実現しないからこそ考えてしまうことだ。
  例えば自分が至って普通の過程であれば?
  或いは彼があの時離れて行かなければ?

  詮無いことに頭を回してしまうのは、
  それが効率よく傷を抉れる方法からなのかもしれない
  ────幸せな夢はまるで麻薬だ。 ]


  うん、録音……えっ着信音??


[ 正気か?と言うように彼を見た。
  病んでいる自分よりも飛躍した発想である。
  まさか今までの女にもそういう対応を…?
  あるわけないと分かりつつも、
  疑ってしまうのは致し方ない。 ]

  

 

[ 無理矢理彼を襲った時は、キスをしなかった。
  別に、キスに対して神聖視していたわけではない。
  ただどんなおとぎ話もキスで幸せを迎えられるから。
  それを知っているからこそ、
  幸せにはなれない関係にキスなど要らないと思って。

  けれど今は、
  何の憂いも悲観もなくキスができる。
  温もりを交わして甘さを分かちあって、
  ──まるで実を食べたあの二人みたいに。 ]


  ……言い訳までずるい。


[ 言葉で主導権を握るのは得意だったはずなのに、
  さっきから彼に奪われてはいないか。
  上手く翻弄出来る甘い言葉も浮かばないから
  ぷく、と思わず頬が膨らんだ。 ]

  

 

  …………後でほんとに録音するんだからね。
  お兄さんが自分から言ったんだもん。


[ 着信音にはしないだけの理性はあるけれども
  録音しておけば証拠になる。
  万が一約束が破られてしまった時、
  これがあれば責め立てる権利を得られるはず。

  ────というのは理由としては勿論、
  単にひとりの時に声を聞きたいからだ。
  今の彼を見ていると、
  信用しても良い気がしているから。 ]

  

 

[ 性の匂いが漂う部屋で、
  幼い頃の清廉さを連れ立った児戯ひとつ。
  手を離したおかげで見えたのは
  甘さに蕩けながら細められた彼の瞳。 ]


  かくれんぼ、違和感ある? ふふ。
  わたしは懐かしくて楽しいけどな。


[ 2人きりのかくれんぼ。
  今も昔も変わらないふたり遊び。

  正しい遊び方では無かったのだろう。
  けれど他の子なんてわたしには要らなかった。
  正しくなくても良かったよ。
  ふたりで笑えていられたら、それだけで ]

  

 

[ 戯れとは本来きっとそういうものだ。
  彼以外と遊んだ経験にそもそも乏しい自分が言うと
  負け惜しみのようになるかもしれないが。 ]


  キスマークつけるの、上手くないんだもん
  ……ほとんどしたことないし


[ これは本当だ。
  セックスの経験は同年代より多そうだが
  ただの義務感に愛の証は必要なかった。

  痛くないようにと気遣って噛むのは、
  どうしても痕が薄くはなるけれども。
  満足そうに彼の“首輪”を見つめ── ]

  

 

  っ、……あ、
  ……お兄さんも噛んでくれたんだ?
  首の見えない制服、あったかな……


[ 無かった気がする。
  メイクをするついでに隠せるだろうか。
  つけないで、とは言いたくないし思ってもいないが
  バレると普通の仕事場よりも面倒だ。

  彼の噛み跡と自分の噛み跡をなぞり、
  「おそろい」と笑う。
  噛まれる瞬間の僅かな刺激にすら下腹部が熱くなるのを
  隠すような、無邪気な顔で。 ]


  ……だいすき、お兄さん


[ 他の女なんてもう忘れてしまうくらい、
  わたしとしか経験出来ないことをしようよ。
  人は自分の知識というフィルターでしか
  世界を見られないって言うでしょう?

  お兄さんの人生には、
  わたししかいないって、思ってね。 ]

  

 

[ ────決して被虐趣味がないのは
  こちらとて同じなのだけれど。
  そう、それだけは胸を張って言えるのだが。

  じゃれ合うような戯れを挟み、
  快感を与えられていない時間を経てなお
  僅かに蜜が奥から滴っていることには
  どうか気付かないフリをして欲しい。 ]


  ────ッふぁ、や、ンん……っ!
  ぁ、っなに、……ッ


[ びく、と腰が跳ねる。
  今までで一番強く、神経に電流が奔ったような
  そんな刺激が甘く脳を痺れさせた。

  瞳が生理的な涙で潤み、混乱の色に混ざる。
  声があまくこぼれ落ちて咲く度に、
  擦る指の動きに合わせて
  秘芽は少しづつ硬さを増した。** ]

  

[薬を盛って既成事実を作ろうとした程に
強く執着を見せていたルミを持ってしても、
録音した自分の宣言を着信音にするという考えは
斬新だったらしい。

勿論、今までの彼女に提案されたこともなければ
自ら言ったのもこれが初めてだが。

経験のないことなのにどうしてこんな考えが
出て来たのかはわからない。
自覚がなかっただけで、実は自分の中にも
ふつうとは言い難い恋愛観が潜んでいるのかもしれない。]


 いいよ、録音でも録画でも。
 そうだ、写真は二人でたくさん撮ろうな。
 昔母さんの携帯で撮って貰ったの、
 現像してないし機種変してるしで
 残ってないかもしれなくて。

 もう子どもには戻れないけど、
 これからの人生で今が一番若いんだし。


[セックスの際にキスをするのは男にとっては
自然な流れだ。
だからルミにとってキスがセックスの回数よりも
少ないことを想像すらできない。

録音の話から写真の話に話題を移しながらも、
かくれんぼのカウントを早口で切り上げた言い訳に
頬を膨らませたルミに笑う時も、
ごく当たり前の流れのようにキスをした。

まるでそれすら会話を成立させる言葉のように。]



 懐かしいか。
 ……まだガキの俺には勝てないってことだな。


[自分にとってもあの頃の二人だけの遊びは大切な思い出だが
懐かしさに浸られて、今の淫靡な雰囲気が薄れることを
恐れてしまう。
少しだけ複雑な顔をしながら、ルミの手をとって
喉仏に触れさせた。――「大人の男」の象徴に。]


 上手かったら凹むから。


[キスマークが上手いということは、誰かの肌に実践を
重ねたということだ。
自分の過去を棚に上げて、ルミに経験が少ないことで
喜ぶのだからタチが悪い。

過去をちらつかせない為に、これからも互いに初心者の
行為を探っていくことになるだろう。

揃いの歯型を指でなぞって真似をする。
「俺も」と同じ言葉を返しながらも、
この短い時間に更に育った気持ちは喉から零れて。]



 ――すきだよ。


[繰り返される言葉は脳に刷り込まれ、
他の言葉を追い出してしまう。

それでいい。

捏造、上書き、洗脳だって、
2人が納得するならそれが「正解」で「唯一の道」だ。]

[触っていない刹那にルミの裡で起きていた現象は
指を埋めてみなければ暴くことはできない。

それを確かめるよりも先に新たな快楽を与えたいと願った。]


 なにって、まさか初めて触られる訳じゃないだろ?


[セックスでクリトリスを触らない男なんて存在するのか。
それとも、これまではそこは快を産む場所として
目覚めていなかったのか。]


 ちゃんと濡れてるから、擦っても痛くないと
 思うけど……強過ぎたら怒って。


[機能不全ではないことは、膨らんだ秘芽の堅さで知れる。
指で挟める程に育ったら、扱くように指を前後させて。

小指で秘唇を撫でては水分を追加してより強く擦った。]


 可愛い。ルミ。 ……感じてんの、すげーかわいい。
 そのまま俺だけが見れる顔してて。


[小指でつつく感じ、随分とぬかるんできた気配がある。
小指では届かない箇所の蜜を探りに、秘芽への刺激を
一旦休んで人差指をそっと差し込んだ。
抵抗が柔いようならば中指も纏めていれて、
内壁を馴らしていく。*]

 

[ 録音を着信に設定するのはいわば合法である。
  非合法の中でいかに彼へ自分を刻むか──という
  最悪の思考ならばいくらでも巡らせられるが、
  " 相手に許される "ことが前提の行為の発想はない。

  深く考える前に、移ろう話題へ意識を向けた。
  うん、と嬉しそうに微笑んでひとつ頷く。 ]


  写真撮りたいな、お兄さんと。いっぱい。
  ……うれしい。
  仕事以外で写真なんか撮らないし。

  昔のやつは……残ってればそりゃ嬉しいけど。
  でも、なくてもいいよ

  目に見える過去があったら、
  今を見失っちゃうかもしれないから。


[ 戻れない過去の幻覚を見ることが、
  常に幸福を運ぶとは限らない。 ]

 

 

[ " あたりまえ "の基準がそれぞれ違うように、
  なにもかもが揃いの人間などいない。
  なにもかもが人と違うように出来ているのに、
  ひとりで生きていけないのは、どうして。

  キスすらも音のない言葉として交わせる。
  人は、言葉を声にして伝え合う方が出来るのに
  唇を重ねて、声を奪って、愛にする。

  ────ひとりでは気付けないことばかりだ。 ]


  勝つ?
  ……昔のお兄さんも、今のお兄さんの一部でしょ?


[ 複雑そうな色を浮かべた顔を見て、首を傾ぐが。
  昔は無かった喉仏へ触れさせられると、
  その差に気付いて、視線を彷徨わせた。 ]

 

 

[ 記憶の中で笑う少年は大人になった。
  恋も愛も、惚れた腫れたも分からない幼さから
  性の匂いを纏う男性の色を纏って。 ]


  …………む。
  へこんでるお兄さん見たかったな。


[ 上達しておくか、天性の才でもあれば良かったか。
  ここで「下手で良かった」と思う健気さより、
  彼の傷を抉ることを選ぶ狡猾さを覗かせて。

  愛のないセックスに所有痕など縁遠いのだから
  どのみち無理な話ではあっただろうが。

  しかし当てつけのように過去を匂わせたい訳でもない。
  互いを初めてに位置づけ続けられれば、
  他害も自責もいずれ落ち着いていけるだろう。 ]

 

 

[ きっとこれは健全な形とは程遠い。
  けれど、おとぎ話だってそうではないのか。

  この人しかいないと思い込むような鮮烈な出会い。
  助けてくれた狩人や小人ではなく、
  一目ぼれした死体に口付けた王子様。

  しかし物語では取りざたされることはない。
  だって、ふたりが納得して手を取ったから。
  そこに必要なのは世界の総意などではなく、
  王子と姫の二人の意思なのだ。 ]


  ────わたしはねえ、愛してるよ
  お兄さんのこと。


[ ずっとずっと──" わたし "になった時から。

  公園でひとりで息をしてたわたしはもういない。
  目を焼くような眩しいあなたを見た時に
  今のわたしはうまれたの。 ]

 

 

[ ふる、とセパレートした睫毛を震わせる。
  大人になったふたりにしか交わせない愛を紡いだなら、
  もうそこに児戯の拙さは残っていない。 ]


  ……ん、んん、……いなかった、よ
  今までは、本当にただ、挿れるだけというか。
  慣らそうとしてきたひとはいたけど
  反応ないから、すぐ飽きてやめてたし……


[ 自分はただ天井を見ているだけの時間だった。
  今思えば演技でもしてやれば良かったのだろうが、
  そこまでセックスに対する熱意はなかった。

  したいって言ってるのを拒否してないから良いでしょ、と
  事後に言い争った記憶もある。
  さすがにそんなことまでベラベラと話さないが。 ]

 

 

  だ、だから、……ぁの
  すきにしていいよ、ほんとに……


[ もう十分" きもちいい "の感覚は味わっている。
  丁寧なセックスにどうすればいいか分からなくて、
  本当にまだ挿れなくていいの? と
  伺うように彼の顔を見たけれど。 ]


  ────? うん……、


[ 擦っても痛くないとおもう。濡れてる。
  ワードを繋げ、勝手に今からの行為を予想し、
  分かったと頷いて。 ]

 

 


  ────ッひぁ、あ、ンぅ……っ
  …ふ、ぁ 、ッん、んん〜〜……っ!


[ 言葉は意味を持たない音になって零れ落ちる。
  目の奥が弾けるような刺激が奔り、
  髪を振り乱しては彼の首へ縋りついた。

  いたい、ほうが、まだマシかもしれない。
  いっそ怒るくらい身勝手に強くしてくれたら、
  頭がぐちゃぐちゃになることもなかったのに。 ]


  ぁふ、ゃ、ん……あ、ぁ……っ


[ こぷりと下腹部から何かが溢れる感覚があって。
  熱い腹部も、跳ねる身体も。
  言うことを聞かない理性ごと溶けてしまいそうだ。 ]

 

 

  ──すき、おにぃさ、……すき……っ


[ ぬかるんだ膣内に彼の指が入ってくる。
  きゅう、と締め付けて、奥へ迎え入れるように
  媚肉が蠢き収縮を繰り返した。

  まともな文章を紡げないかわり、
  彼を抱き締めながら好きだと幾度も囁いた。
  快楽でどんなに訳が分からなくなったって、
  あなたのことだけは分かるから。** ]

 

村の更新日が延長されました。

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