【人】 木原 敦久[腕の中から離れていく温もりは若干名残惜しいけど 今はあっさり手放し。 座卓を挟んで向かい合って座り直せば 並べられていく夕飯を待ち、 仲居の説明ににこやかに相槌を打ちながら] へぇ、やっぱ刺身美味しそうですねー これは今朝揚がったやつですか 生しらすも食べるの久しぶりだ それで、こっちの椀は? [組んでた右足を崩し、伸ばせば。 向かいに座る彼女の太腿に浴衣の上から足裏をぺたり。 ついさっきまで熱に蕩けかけてた顔を>>168 ちらりと見やって。 つつつ、と太腿と太腿の溝を探るように足を動かし つん、と下腹を親指でつつく。 そこに溜まった熱を逃がさないよう 円を描くようにくるりくるりと撫ぜながら] (170) 2020/08/12(Wed) 10:34:44 |
【人】 木原 敦久── それはある日の日常風景 ── [あれはまだ、この左薬指に銀色の輪があった頃。 営業先回りから、会社に戻る途中。 ネクタイを軽く緩めながら電車を待つ駅のホームで、 ベンチで船を漕いでる姿を見つけた>>99 随分お疲れらしいサラリーマンの日常風景なんて 自分も含めさして珍しくもない。 そのまま前を通り過ぎようとした、その時。 ちょうど電車がホームに入ってくる。 しかしベンチの人間、未だ微動だにせず] ……はー、しょうがねぇか おい、あんた電車来たぞ 起きないと乗り損ねる…… って [肩を揺さぶれば、思ったよりも細い感触に 女だと気づき慌てて手を離す。 間違えたのは抱えてる鞄で胸元が隠れてたせいだ。 彼女は目を覚ましただろうか。 覚まさなければ、このまま放置するのも気が引けて 今度は軽く、肩を叩いてみた*] (172) 2020/08/12(Wed) 10:44:04 |
木原 敦久は、メモを貼った。 (a47) 2020/08/12(Wed) 10:47:41 |
【人】 空閑 千秋─それは、ある日の─ ん…………。 [矢張り夜勤明け定時はキツい。 思ったよりも深く眠りに落ちていたようで 一度目は覚醒には至らなかった。 声は聞こえている。>>172 それでも体が目覚めないしあまり理解はしていない。 肩を叩かれてようやく瞼が上がる。 上がった瞬間ハッと顔を上げて。] は、ハイッ、先輩! 寝てません大丈夫です!!! [声のしていた方に背筋を正して大声。 同時に敬礼したが、その数秒後に事態を把握した。 カァッ、と顔面の熱が上がるのがわかる。 ゴシゴシと口元を拭いて… うわっ、ヨダレ出てた… 荷物を抱え直してから頭を下げた。] (173) 2020/08/12(Wed) 11:08:14 |
【人】 空閑 千秋すいません、寝ぼけました……。 あ、その、それで、……………あ? [嗚呼、電車は無情である。 そのまま私を乗せる事なく出発してしまったようだ。 もしかして目の前の彼も乗るのでは無かったのか。 それを思えばさあっと今度は青褪める。] その、……すいません。 [改めて深々と頭を下げ、謝罪したのだった。]* (174) 2020/08/12(Wed) 11:08:42 |
【人】 和宮 玲──過去の話・自信があるのね? ……さぁ。 過去の出会いは一期一会だと思ってるけど。 宿の人は、また別か…… [少し考え込んで 頭に思い浮かぶのは女将の顔と その他にいる馴染みの従業員。 そこに一人、若い男の顔が加わるだろうか。 記憶に関しては 割と良い方だから。] (175) 2020/08/12(Wed) 12:00:56 |
【人】 美雲居 月子 ───椿 [ 正座をして、息を吐いた頃、 「失礼します」と声がかかって、 襖がゆっくりと開いた。 三つ指をついて礼をし、 食事をお持ちしましたと伝えてくれる 仲居さんにこちらも軽く頭を下げ。 一品ずつ、座卓に並べられていく料理は どれも彩り鮮やかで、美しいものばかり。] (176) 2020/08/12(Wed) 12:01:31 |
【人】 美雲居 月子[ 先附けは蛸の梅肉和え。 じゅんさいの上に盛られた三枚落としの蛸は あざやかな薄紅色。 細かく刻まれたあさつきと、梅肉の和えられた おろし大根がその上に彩りを添えている。 かかっているのは出汁か、土佐酢か。 冷製茶碗の中には胡麻豆腐。 翡翠茄子の若草色が彩りを添えている。 白味噌で仕立てられているとのことだが 口にしなくとも、その芳醇な甘みと、 深みがうかがえた。 向附けには新鮮な刺身と、生しらす。 昆布〆にしているのであろう、真鯛と 湯霜のふった貝柱。添えられたすだち。 隠し包丁が入れられており、 その手作業の丁寧さがよくわかる。 鍋物には鱧。 すり下ろした玉葱とともに煮込んで 柚子胡椒でいただくらしい。 受け台の下の固形燃料に 灯された火がゆらゆら揺れた。] (178) 2020/08/12(Wed) 12:01:56 |
【人】 美雲居 月子[ 他にも八寸、炊き合、焼き物、油物、 留椀、香の物、御飯と全てが 出てしまえば座卓は2人分の夕餉で いっぱいになってしまうだろう。 それをきちんと聞いていた、のに。 彼の足先は正面から、ぴったりと閉じた 己の腿の隙間を縫うようになぞるから。] ───っ ン、 [ 思わず漏れ出そうになる声を 指先で押さえて、彼の方を睨んだ。] (179) 2020/08/12(Wed) 12:02:19 |
【人】 美雲居 月子[ 震える身体をなんとかとどめ、 下がっていく仲居さんに ] おおきに、っ… [ 伝えた礼は最後が吐息に混ざってしまった。 ぱたりと閉じた襖。 足音が遠ざかっていくのを確認して、 また彼の方を見る。 素知らぬ顔をして食べようか、 などというこの男はやはり食えない。 悪戯に体に添えられたままの足を その先からするりと撫でて。] (180) 2020/08/12(Wed) 12:03:01 |
【人】 美雲居 月子…はぁ、お兄さんちょっと 足癖が悪いんと違う? [ と目つきは睨んだまま、 にっこりと口角を上げて。] そんなに待ちきれんの? こぉんな、悪戯するくらい。 [ 「悪い子ぉやなあ」と足首のくぼみを くるり、指先でなぞった。]* (181) 2020/08/12(Wed) 12:03:21 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新