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【人】 古書店店主 薄氷 智詞良かったね、本当に 間違ったのが詩桜さんで、彼は運が良かった [ 嬉しかったと、言われれば 天色を一度、瞬いて――ただ、笑った。 打算も、下心もない、ただ無垢な感情を向けてくれる あの小さな命は、純粋で、時に残酷で。 でも、とても愛しいものだとは、知っていた。 だけど、こんな風に優しくできたのは、 きっと、君が人を好きになることを、 人を大切にすることを――――教えてくれたからだよ*] (410) 2020/08/03(Mon) 21:56:59 |
【人】 英 羽凪これから、よろしくな。 [すごい先の未来なんて、まだわからないけど。 ひとまず俺は、今重なっているこの細い手を。 大事なものをもう手放さないように努力しよう。 まずは、そこからだ。] (412) 2020/08/03(Mon) 21:59:19 |
【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ─プールサイド─ あくまで持論です。 俺が完璧な人よりなにか弱みのある人の方が 好きだというだけですから。 正確には......完璧ではないあなたの方が 俺は好きです。 [だから賛同もいらないというのはいうまでもない。>>265 目は口ほどにものを言うというのだから、俺の言葉が本気であることは眼鏡をとった彼女にはよく伝わってくれることを願う。 連絡先の交換というのは自分にとってはかなり勇気のいることだったが、他の人は.........多分当たり前のようにやっている事だ。 言葉や気持ちは伝わらなければ意味が無い。 歯切れの悪さが示しているもののなかには、そういう点もあるのかもしれない。] (415) 2020/08/03(Mon) 22:02:49 |
【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ[彼女の言葉でようやく気づけたことがある。 理由がなくても会いたいという感覚がいままでの俺にはない。 だから彼女と会うのには理由が必要だと。 彼女の時間を貰うのだからそれが当たり前だと思っていた。 でも結局その考え方は彼女の中に不安を残している。 目的が無ければ会ってはいけないのか。 多分そうではない、と答えはわかりきっている。 だが、その言い方では多分俺では彼女には伝えきれない。] (416) 2020/08/03(Mon) 22:03:09 |
【人】 英 羽凪[ぱたぱたと空いた手で顔を仰ぎながら。 俺は立ち上がれば、今度は引っ張り上げるように繋いだ手を引いて。] よし、祭会場に行くぞ。 喉乾いたし暑いし、俺かき氷食べたいな。 瑛は何食べたい? [一緒に花火大会を楽しみに行こうか。*] (417) 2020/08/03(Mon) 22:03:22 |
【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ[「あなたに会いたい」は連絡を取る理由になるのだと、当たり前のことだけど今更気づいたのは彼女が弱さを隠さずに言葉で尋ねてくれたからだ。 だから、俺も彼女に応えていきたいと思う。 出来るのに時間がかかりそうなのは情けない話だが、それでも彼女に居て欲しい。 それだけが確信を持って言える、事実だ。]** (418) 2020/08/03(Mon) 22:04:00 |
【人】 成瀬 瑛ありがとうございましたー! [ お客さんの背中を、手を振って見送って。 息もつかぬ間に店内を見渡す。 よしっ、お客さんも一通り捌き終えたから、 人が少ないうちに、掃除でもしようかな。 それとパソコンを使って、 インターネット販売の注文確認と発注業務。 古書に関する勉強は、帰っての課題。 今の時間は現場でしかできない仕事を……。 ] (419) 2020/08/03(Mon) 22:05:37 |
【人】 成瀬 瑛お饅頭……!? [ 休みながら甘味を好きに食べる? 何っ、食事なんて(3)1d10秒でかき込むか、 仕事の席で演じながら食べるものではないのか? あたしは今度こそ理解が追いつかなくて 呆けた顔で薄氷さんを見つめたのだった。 ]** (421) 2020/08/03(Mon) 22:05:43 |
【人】 灰原 詩桜─ある日の酔っ払いは、語る─ ……………………。 [まだ。それは結婚する前。 甘党の智詞さんと一緒に行ったスイーツバイキング。 その後で事は起こったのでした。 ラムの香りたっぷりのモンブラン。 ブランデーの香りがする生チョコ。 オレンジのクレープシュゼットもお酒の香り。 そんなものを、知らずに食べていた私は すっかり良い気分…………………では、なくて。] (422) 2020/08/03(Mon) 22:18:33 |
【人】 灰原 詩桜………………………ずるい。 私だって、頑張ってるのに。 [資格の勉強をいろいろしている事は 智詞さんには別の機会に話していた筈。 でも酔っ払った頭では そんな事は今うまく伝えられない。 うーんと。えっと。 お店の途中から言葉少なになって、 やっと出てきた言葉がズルイ、なのは、 我ながら意味不明かもしれないけど ズルイと思うのはズルイと思ったんです。 赤い顔で、拗ねた顔で。 顔は向けないくせに、手はギュッと握りしめたまま。] 私だって、働いてるときも、 智詞さんと、一緒にいたい………。 [なのにまだ学生で、卒業だけはしろと言われてたし。 学生結婚は認めても、そこだけは譲れないって。 こんなつまらない焼き餅、 焼いても仕方ないってわかってるけど。でも。] (423) 2020/08/03(Mon) 22:18:54 |
【人】 灰原 詩桜成瀬さん、いいなぁーって…………。 [うん? ここはどこだって? どこだったかな。酔っ払いには分かりません。 ただそこまで言うとぎうぎうと 智詞さんに背中側から抱きついて 頭をぐりぐり、擦り付けてた。 成瀬さんが従業員になったと知ったとき 高校のクラスメイトで、 いろいろあった人だから良かったって 私も喜んだの、智詞さんも知ってる筈だけど。 それでも焼き餅焼いちゃったの。 ちゃんと気持ちを落ち着ける声はできるだろうから もう少し、時間をくださいね?]* (424) 2020/08/03(Mon) 22:19:14 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美[本当に、この人は……。 囁き>>-750を聞きながら、耳が熱くなる。 当たり前みたいに語られる未来。 そう言うの、自分は苦手なはずだったんだけどな……。 まだ出会ったばかりで。 ただ単に浮かれてるだけかもしれなくて。 色々胸の内で言い訳するけれど。 好かれてるのが伝わって来て。 嬉しくないわけがない。 それにね…… あなたは、私のことだけじゃなくて。 私と一緒の時間を、大事にしようとしてくれるから。 同じものをね。見ようとしてくれるから。 それがとても……、とても嬉しい。] (425) 2020/08/03(Mon) 22:23:12 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美[心が解れていくのを感じて。 穏やかなのに、どこか落ち着かない。 肩に触れた場所が、あなたの触れる箇所が。 じんわりと熱い。 あなたの見てる未来を、私も見てみたいなって。 そんな風に思ったの。 こうして一緒に、花火を見ているように。 一緒の未来を見られたら…… それは酷く、魅惑的に思えた。] (426) 2020/08/03(Mon) 22:23:39 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美[それは一瞬のようにも、永遠のようにも感じる時間。 何時しか辺りに静寂が訪れて。 暗い空に白い煙だけがたなびいて。 暫くベンチに座っていたけれど、遠く花火の終了を告げるアナウンスが流れた。] …… 帰りたくないな。 [薄っすらと花火の煙で曇った空を見上げたまま。 ポツリと言葉が零れてて。 でも、永遠に続く時間なんて、ありはしないものね。 ゆっくりと、委ねていた身体を起こして。 ベンチから立ち上がったら、羽井さんに向き直る。] 帰ろっか。 [花火も終わった境内は、とても暗くて。 ベンチに座ってるあなたの表情も、よくは見えなかった。*] (427) 2020/08/03(Mon) 22:23:46 |
【人】 動画投稿者 時見 ユエ ――………… そう、だね [>>401他人だ、と突き放す声に息を詰まらせた。 そうだ。仲良く飲んだ経験も、連絡先を交換したわけでもない、さっきようやく自己紹介を済ませた程度の、他人。 それは動かしようのない事実で。 彼女の言葉には何も反論しなかったが、なぜかとても悲しかった。] (428) 2020/08/03(Mon) 22:34:06 |
【人】 動画投稿者 時見 ユエ[ウィッグを手に語る彼女の表情は白に遮られて見えない。 零れる声はいつのまにか隣から消えてしまうのではないかと、そんな錯覚を抱かせる。] ……少なくともウィッグの件に関しては やめようっていうのは妙な目で見られることを受け入れようってことだろ? それができる人間の方が少ないよ、きっと [彼女の背負うものを知らない一方で、どんな姿でも、どんな経歴でも生きていていいと謳いながら少しでも『普通』から外れると異端視されるのが世の中だというのは俺も知っていた。 俺は綺麗だと思うけれど、それが皆が抱く感想ではないことや、『ありのままでいい』などと耳触りのいい言葉を並べて気分が良くなるのは自分で、傷を負うのは彼女だということも。 だから、やめちゃえばいいよなんて背中を押すことはできなくて。] 俺はそのつもりだけど……あいつ行くのかな 浴衣着てる人たち見るの好きそうだなー、ちえは [あからさまな話の切り替えにも応じた。 笑って、もやもやしたものを抱えながら。] (429) 2020/08/03(Mon) 22:36:51 |
【人】 動画投稿者 時見 ユエ 雅さんは? 予定はあるの? スイートルームなら部屋から見えたりするのかね [ホテルの部屋から花火を楽しむ人もいるのだろうか。 個人的には仕掛け花火までじっくり見たい派なので現地に行く予定ではあるのだが。 ふと、もう一度空を見る。 澄んだ夜空に月が出ている。星と違って、太陽がなければ輝けない光。 ……もしもそれが陽の光に当たることを拒んだなら、誰にも届かない光。] (430) 2020/08/03(Mon) 22:37:18 |
【人】 灰原 詩桜─花火大会─ [良いお母さん。>>409 その言葉にほんのり頬を染めていたら ヒロくんに「結婚してるの?」なんて聞かれて 「ま、まだ!」なんて慌てて答えてしまったり。 じゃあね、と手を振って嬉しそうに帰る様子と 頭を下げながらもほっとしていた 親子3人に目を細めたり。] ……智詞さんもいてくれたから、良かった。 私じゃ肩車は難しいし もし智詞さんに出会えてなかったら ここに居なかったと思うし……。 [またドン、と大きな音と光の華。 少しさっきよりも遠いけれど 私は彼に寄り添って微笑む。 そして少しだけ背伸びして、 唇を重ねようとした。] (432) 2020/08/03(Mon) 22:40:18 |
【人】 灰原 詩桜いつか、お父さんとお母さんになれたら嬉しい。 …….けど。 [ふふ、と私は悪戯っぽく笑って。] 詩桜。 ……って呼んで欲しいです。 [なんて、そんなおねだりを。]* (433) 2020/08/03(Mon) 22:40:45 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― >>363 Ifかもしれない話 ― [組織は壊滅したものの、手掛けた怪人の性能とDr.ブルーメの名は業界内で知れ渡ったらしく、再就職にはさほど時間がかからなかった。 師が遺したラボを引き継いでではなく、これからは自分の力で築き上げていくことになる。 かつての経験と、研究の実績と――彼からの天啓を胸に。] 来週から、副指揮官兼任、だと…? [幹部会議にて。 もちろん怪人製作も行うが、これまでは送り出した後はモニター越しにデータを拾うだけだったが――これからは前線でより濃いメンテナンスと指揮の補助をもと命じられた。 怪人とは何かしらモチーフにしたものがあるため、長所短所が表れやすい。 脳筋の指揮官に任せるよりかは、自分が見たほうが性能を発揮しやすいのは確かだが――もちろん仕事も増える。] (434) 2020/08/03(Mon) 22:42:14 |
【人】 悪の科学者 清平 一華中継!? 地上波っ!? [秘密結社は存在こそ秘密なのだが、世界征服を目指す以上は何かしらのメディア戦略は必要なのである。 世間により名前を広め、組織を大きく育てていくことは必須で――総帥のマネジメント力が特に問われる部分だ。 戦闘員や幹部が奇抜な格好をしているのも、見た目のインパクトが要るからである。 その究極とも言えるのが、TVによる中継だ。 結社による悪事、正義の味方との戦闘――本来なら明るみに出ないものを放映すれば国中に広くアピールできる。 もちろん多額の放映権料も魅力で、地上波が噛むか噛まないかで結社の活動資金力はとても大きな差がつく――世界征服のためには最短の近道と言ってもいい。 この国に秘密結社は数多くあるが、地上波で中継されるのはほんの一部だ。 ただどこの組織もすぐ壊滅するので枠の独占が無く、来年こそはとどこも息巻いて活動している――そしてついにうちが勝ち取ったのだ。 一方で、悪の秘密結社と言えどもスポンサー様の頼みは無碍に出来ない。 (もちろん秘密厳守で)秘密基地を開放して幹部会議などを撮影されるし、ドクターとしても毎週ごと怪人を生み出す際にカメラが入るのは面倒なのだが……ぎりぎり了承できるレベルだったのだが。] (435) 2020/08/03(Mon) 22:42:42 |
【人】 悪の科学者 清平 一華………………そういう事情なら、仕方が無いわね やればいいんでしょ、やれば [スポンサーからの意向で、『女幹部』を出せと。 適任者が他にいないので自動的に決定になった。] (436) 2020/08/03(Mon) 22:42:58 |
【人】 羽井 有徒[カラン、コロンと下駄の音だけが響く。 静かな夜。 炸裂音も大輪の光も無くなった空には、ポッカリとお月様が浮かんでいた。] 今日も楽しかったな。 [石段を降りる。 ゆっくりと、真由美のペースに合わせて。] 明日は何しようか。 [明日はこの如月町に滞在する最後の日。 明後日になればこの街を離れ日常に戻る。] (437) 2020/08/03(Mon) 22:43:14 |
【人】 古書店店主 薄氷 智詞― お昼休憩とは別にあるよ ― [ 働き者な成瀬さんに、 休憩を進めたら、なぜか驚かれ>>420] お、お饅頭嫌いだった?? 確か、この前貰った浅草の雷おこしもあったから 出してこようか? [ レジのすぐ後ろにある障子の向こうは、 小さな和室になっている。 丸いテーブルの上に、饅頭の箱。 テーブルの近くに和箪笥があって、 茶葉や急須が締まってある。 小さな冷蔵庫に、コンロもあるので 季節問わず、過ごすには不便はない場所。] (438) 2020/08/03(Mon) 22:43:24 |
【人】 悪の科学者 清平 一華― 第○話、「敵との邂逅〜麺と向かって〜」 ― [そしてどういうわけか撮影は生中継スタイルになった。 徹夜して作業するのに慣れた身としては午前8時頃に合わせて動くのは大変だ……夜食にラーメン食べている余裕もなかった。 そんなわけでラーメン食わせろと注文をつけた結果、番組中なら可ということになった――適役の幹部のプロモーションを兼ねて、正義の味方側と面通しさせたいらしい。 そんなわけで行きつけの店にて白衣姿で博多ラーメンを食べていたら――隣にひとりの客が座ることになった。] …――っ! [『驚いたフリをする』なんてカンペに従ったわけではなく、本当に驚いた。 その横顔は、知っている人物で――自分にとっても、大事な人にとっても教え子にあたって。] 頼むなら豚骨ラーメンにしなさい キレイにおっきくなりたいんでしょ? [そういう話をされたか、気にする仕草を見てしまったか――何にしても、そういうことならと語り始めた。] (439) 2020/08/03(Mon) 22:43:30 |
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