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人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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[感情をそぎ落としたように淡々とした口調は続く]

 淋しさも悲しさもあったが、心のどこかで満足していた。
 だが虚しさも感じていた。

 彼女と一緒にいようという気持ち。彼女を愛した気持ちがもうどこにも向けることができなくなってしまった。。

 俺自身も長い間。彼女と言う存在を糧に生きてきた。
 喜びも悲しみも一緒に味わってきた。後悔せぬように全力で……そして………そして感情が燃え尽きた。

 美しくみえた空、風の感触、好きだったものを前に俺は楽しんでいいのか時々わからなくなった。

 でもな、まだやりそびれていたことがあった。そのために旅に出て今帰ろうとしている。俺がそれを叶えたら情熱が戻るだろうか。そうしたら……

[見上げた月は細々としており、明日には三日月になっているだろうか。少しの間続きを口にするのを憚るように言葉を止めていた]

[ぼんやりと月を見上げる。旅の恥はかき捨てだったか…まぁもうここまでいったら全部一緒だろう。止めていた言葉の続きを舌にのせる]

 そうしたら……彼女を…ペルラを想って泣くことができるのだろうか…。

 ……それとも俺には、ペルラを思って泣くことすら贅沢な願いなのだろうか…。

[どこか醒めたような薄い笑み。別に何かを言ってほしいわけでもなく、ただ聞いてもらうだけでいい事柄であったが、ミツキは、ペルラに似ているこの子はどう聞いていただろうか。
明日も早いから寝るぞ。おやすみ。と最後にはそう声をかけたことだろう*]

[広い風呂には飢えているけど、うん、泳ぎたいから広い風呂に入りたいわけではないんだ。
泳いで良いんだよ?という柚樹の言葉には曖昧に笑って返した。

それに、柚樹の前でも全裸で泳ぐのは若干恥ずかしいというのはあるよ?

柚樹が気にせず泳ぎだすあたりはかわいいとは言えるけども。
でも目のやり場に困るのは確かなので、そんなにちゃんと観察したりはしなかった。

確かに、病室に酒持ち込んできたりとか柚樹の方が"悪い子"であることは、ままある気はする。
持ってきてもらった分を一緒に飲んだ時点でオレも"良い子"ではなかったかもしれないが。

事実、オレの方がちょっと見よりか良い子なのに。
周りから見た時に、柚樹が碌でもないのに引っかかったというような見え方はされるらしい。

昔からの"柚樹様"の親衛隊に水をぶっかけられたりとか。
柚樹の項にえぐめの歯型をつけてしまった時にそれを見た陸上部の先輩女子に苦言を呈されたり。
その他諸々、オレの言動が原因で柚樹が周りから心配されるという事態はそこそこあって。

最初の以外はオレが悪いのかもしれないが、人からどう思われるかを特に気にしたことはない。
そう考えると特に良い子でもない気がしてきたが、別に意識してそうしているわけでもなく。]

[柚樹曰くではあるがオレは良い子なので、人がいないとはいえ公共の場、こと開けた空間でそういう行為に至る方が泳ぐどころの問題ではないとはわかってはいる。

着替えをうっかり見てしまったことや風呂場で寝てたことはお互いわざとではないといっても、裸や下着姿を見たらそういう気分にはなるということはやっぱりわかってないみたいだと無邪気に泳いでるところを見て思ってはしまったのだけど。

何で昨日の夜のことを聞いたかといえば見てたら思い出したから以上の意味合いはそんなになかった。
つい触れてしまったらそういう感じになってしまうのは不可抗力なので。

赤くなって困っているところはかわいいし、見ていてちょっと楽しい、と言ったら怒られそうだから言わないにしても。

思い付きを口にするのはいつものことなのだが、柚樹は大体それに真面目に答えて─応えて─くれるので嬉しいというのはある。

“武藤がすることだから“と言うなら何しても許されるのかなとか思ってしまう。

事実、無茶振りだと思うことを言っても大体叶えてもらっているし……と、過去の諸々を思い出してしまって、顔や身体が熱くなるのを振り払おうとはした。

柚樹が逃げなければ、首筋以外にも触れてしまっていたのは確実だったから。]

[向かい合わせのままだと、どうにも据わりが悪いし、その癖、お湯の中で見えづらいとはいえ体全体が視界に入るものだから。

横並びになった方がまだ落ち着くかな、とは。
後ろから抱き抱えたり、抱きつかれたりという体勢よりは密着度も当たる部位もまだ変な意識をしなくていいものではあるし。]

 んー?

[隣に並んでからしばらく、くだらない話でもいつものようにペラペラ話してればよかったのかもしれない。

微妙な沈黙が流れてしまったのは、一応心頭滅却的なことをしようとはしてたからで。

呼びかけられて、柚樹の方に顔を傾ける。
あまり下の方は見ないように意識もしたつもりだ。]


 ……っ、

[一緒に歩く時は手を繋ぐことが多くて、腕を組んで歩くようなことは数えるほどしかしたことはない。

そんな風な感じで腕を絡められたことに、一瞬びくりとしてしまった。

変な感じじゃなく、くっつきたいだけなのかな、とは思った、んだけど……。

胸が、当たってるんだが……?
え、わざとなの??なんで??

ぶわ、と顔が熱くなって、意識しないようにと思うほどに全神経が胸の触れている腕の一部に集中してしまう。

そんな折、ぽつぽつと呟かれた言葉に、不思議そうな顔をしてしまった。]


 別に胸のサイズにこだわりはないが……、

[抱えられている右腕はそのままに、指先を伸ばすと立てた膝に向かって伸びる太腿の内側に、つ、と触れて。

なんでそこを触ったかと言われても、捕らえられた手の可動範囲が狭いので、そのまま触れられるのが其処か下腹部になるから、まだ自重してはいる。

でも、そうだな……。
見られたり触られたりするのが嫌そうだったし、最初は触ったら身体を強張らせてたけど。]

 柚樹のこと抱く回数を重ねて、少しずつ慣れてきて、
 最近は気持ちよさそうなとこも出てきた、この胸がオレは好きだ。

[そういう変化も含めてオレのものなんだなって思えるし、記憶の中にある光景にあるのは今の柚樹の胸だから……、と言ったら伝わるだろうか。

オレが育てた(サイズは特に育ってなくても)みたいなことがいいたい、のかな。

“とら“って呼ばれると反応してしまうのと同じで、そういう時の記憶は全部セットになっているから。]


 胸でもなんでも、
 オレの身体を覚えてる今の柚樹の全部がいいよ。

[此処も今は感じる場所なのと同じで、と伝えるつもりで、身体を傾けて顔を寄せれば、首筋の痕を、ちゅ、と微かなリップ音を立てて吸って。

太腿に触れていた指先を脚の付け根に向かって滑らせた。]*


[まだ言葉を交わしてなかった頃の武藤を、要領ばかり良くて軽薄なウェーイ系チャラ男だと思っていた私が、人のことはあまり言えないのだけれど。

美術館の事故での一件後、この二人が付き合い始めたという噂が広がった時、私は陸上部の人たちや高校時代から"柚樹様"呼ばわりして纏わり付いてきていた後輩だとかに随分と心配された。

苦言の中には、"曜日がわりで彼女がいるような男だよ?"という噂話まであったかな。

そんなはずないよ?武藤も私も"初めて同士"だったよ?とは、さすがに口にはしなかったものの、どうやら武藤のことをよく知らない人たちの間で、武藤は随分な悪印象を持たれていたようで。

影での素行はまあまあ悪いくせ、大人たちからは謎の好印象を貰えがちな私は、その度、「武藤の方がよっぽど"良い子"なのになあ……」と思い続けている。

貸切風呂で"そういう行為"に及ぶのが"良い子"なのかというと、それは、うん……なのだけど、私は"悪い子"なので。

そんな武藤が、何しても許されるのかな、って?

そう問われたなら考え込んでしまうかもだけど、私が本当に嫌がりそうなことは武藤もさせたがらない、したがらないだろうなと思えば、首を横に振る頻度はそう多くないような気はしているよ。]
 


[わざとじゃないよ?本当に。

わざとじゃないし、あと、何度武藤に口で諭され態度で示されても、私の胸ひとつでそこまで興奮してしまえるのだということを、未だどこか信じられないでいるというのもある。

頭では理解したものの、心の根っこのところで本当に納得できているわけではないから、私は頻繁に迂闊な行動をしては、武藤に「煽ってるの?」と思われてしまうことになる悪循環。

本当に心底呆れられてしまう前になんとかしたいなと思ってはいるのだけれど……己の最大のコンプレックスと強固に結びついているものだから、なかなか紐解くことが出来なくて。]

 …………っ。

[太腿の内側に武藤の指が伸びるだけで、身体がひくりと震える。

そんな事だけで、先の行為を期待して身体の奥、火が点いてしまうくらいには、武藤と何度も身体を重ねてきたんだ。]
 


 ……、…………っぅ、

["武藤がすることだから、きもちいい"のは、嘘じゃない。

首筋に落とされる唇が、こんなに気持ちが良いものだとは、知らなかった。

行為の最中、痣になるほどに立てられる歯に、煽られるように達してしまうくらいの快楽が走るものだとは、想像もしていなかった。

つまり、そういうの全部、積み重ねた心と体の記憶ごと愛してるから、最初に出会ったままのこの身体でいい……この身体がいい、と?]

 …………雛鳥の刷り込みかな。

[苦笑混じり、呟いてしまう。

ちょっとだけはぐらかされたような気がしないでもないけれど、武藤は本当に心から"胸のサイズにこだわりはない" と思っているのだろうし、こだわっているのはひたすらに私の側なのだろう。

武藤が気にしていないことを私一人が抱え悩んでいるのは不毛だし、武藤をずっとやきもきさせ続けてしまうのは本意ではないし。]
 


 わ、か……った、もう、言わない……。

[声が跳ねるのは私の腕の力がいくらか緩んだのと同時、武藤の手指がきわどいところを辿り始めたから。]

 あの……、武藤、お湯、汚すのは……っ。

[ここが夢の世界であろうとなかろうと、他の人も使うものを汚すのはさすがに、いかな"悪い子"でも抵抗があるので。

だめだよ、と囁きながら、でも私の身体はそんな理性的な言葉とまるで逆な風に動いていた。
するりと身体を反転させ、岩風呂の縁に寄りかかっている武藤の腿の上に座るよう、向かい合わせになって。

胸を重ねるように抱きついて、ちゅ、と唇にキスをした。]
 


 ……本当、いい男で、困る……。

[男としては大きな胸は浪漫ではあるよな、なんて言ってくれたなら、やっぱりそういうものだよねと私はがっかりしながらも、きっとどこか、安堵する気持ちも沸いたのだと思う。

なのに武藤は何度問うても不思議そうな顔で否定してきて。
むしろ、なんでそんなことを聞いてくるんだ?と言いたげに。

それはその都度、男とか女とか関係なく、"黒崎柚樹という人間が好きなんだ"と言われているようで、それが、それこそが、私がずっとほしかったものだったんだ、と気付かされることになって。

もう、本当、武藤には敵わないなあ。大好き。]

 私も、武藤の全部がいい。好き。

[囁き、再び口付けた。*]
 

 そろそろ日も高くなりはじめる頃。マテ茶を淹れて、キッチンのテーブルでひと息入れる。

煙草にも似た香りの茶を飲みながら、いつまでここにいれば良いのだろう、などと考える。どうやって来たのかも、どうすれば出られるのかもわからないこの場所は何だろう。考えても答えの出ない問いは、自分の生きてきた道に少し似ていて、ならばやはりこれは死の間際に見る夢なのだろうと、そんなことをぼんやり思う。]**

[柚樹からの最初の印象がチャラいと思ってたと言われた時は若干ショックは受けた記憶があるものの、それは仕方ないことだし言葉を交わすようになってからはそうではないのだからと気にしてなかった。

それに、仲良くなる以前も、割とよく見てくれてたらしいことを知ったのは比較的最近だけど、嬉しかったなって。

他人からの評価は殊更気にしたこともなければ、風評被害的なものの原因は事実無根ではあってもオレ起因なこともあったので。

面倒なので正さないというのもあれば、柚樹が気にしてないならまあいいかと思ってるところはある。

柚樹的にはそんなことないのにという複雑さはあるのかもしれないが。

風評があまりひどくなるようなら、柚樹の方がそう言ってくる相手にキレてしまうようなことがありそうでそれは心配ではある。

実際、後輩女子に水をぶっかけられた一件が柚樹にバレた時は、食堂という公衆の面前で柚樹が盛大に相手を怒鳴りつけたことがあって、赤裸々なことまで口走り始めたのを慌てて止め……、止められなかったから最終的には抱えてその場から退場させるという事件もあったくらいで。

柚樹と二人きりの時に“良い子“でいられている自信はあまりなかったりもするのだが、それも柚樹が気にしてないなら問題はなかった。]

[そんなだから別に柚樹がわざとでなく煽るようなことをしてきたところで呆れたりはしない、しないんだけど。

柚樹の意図と反して、触れたりなんだりはしてしまうわけで。

太腿に触れた先、肌が震える感触や唇を落とした首筋に息を飲むような反応が返ってくることにも、身体の熱が燻ってしまうのも仕方のないことだった。]

 ん……、柚樹も偽物のオレがもう少しうさんくさくなかったとして、噛んだり無茶振りしたりしないだけ、とかだったらそっちのがいいと思ったりする……?

[後はなんだろ、すぐ発情したり早々に達したりしないとか?
アレのサイズ的な部分がどうあれ気にしないとは思ってるんだが。

積み重ねた記憶にこだわってしまうのは、身体のことも、それ以外も全部だから。]


 不安なんだったら、何度でも教えるから。

[もう言わない、と上擦った声で告げるのに、既に熱を持ち始めている下肢で証拠も示せるのだけど、わざわざ気づかせるように身体を寄せたりしないように今は我慢した。]

 お湯?うん……、わかってる……、
 ッ…………、

[家の風呂と違ってお湯を汚しても流してしまえばいいわけじゃないからとは理解しているので。

湯の中でするようなことはしないように、とは頭ではわかってる。

腿の上に座ってこられて、そうならないように我慢しろというのは結構酷なこと言われてる気しかしないんだが。

重ねられた胸元も唇も全部熱くて、くら、と目眩のする感覚はのぼせたせいではないのは、触れた先から熱を持っていることからも明白だった。]


 ……うん、柚樹の全部が好きだし、欲しいと思ってるよ。

[こちらからも口付けを返して、薄く唇を開くと舌を差し入れる。

背中に腕を回すと、身体を引き寄せて熱を持って勃ちあがったものを腹の辺りに押し付けた。

直接触れられてもいないのに、こうなることは柚樹に触れていたからで、それは腕に押し当てられた胸のせいも大きいので。]


 ……あれ、使ってもいい?“挑戦券“。
 今すぐ現物は出せないけど。

[絡めた舌を吸い上げて、柔く噛んでから唇を離せば、言ってる意味は伝わるだろうか。

誕生日に貰った貴重なものだけど、夢の中でも有効なのかな。

どう考えても、こんなものオレに与えてよかったのかとは今だに思うんだけど。

使わずとも叶えてもらえる可能性はあっただろうかとは思わなくもないが、外だし公共の場だしともなれば抵抗が大きそうだから。
オレの我儘でもこれを持ち出せば、柚樹の罪悪感も少なく通るのでは、なんて。

挑戦内容はそうだな、“温泉で恋人とそういうことをする“とか?]


 出来ることと出来ないことがあるんだっけ……?
 お湯は汚さないようには、する、けど。

[一応の努力はしようと思ってはいる。
その場合はお湯から上がったところでになるのかな。
ちらりと脱衣所から温泉までの何もない平石が張られただけのスペースを見て。

したくなって限界が来たらのつもりではあるので予約みたいなものだけど、と首筋から鎖骨、胸元に唇を下らせる。

背中を緩く撫でると腰から臀部を下って、窄まりを掠めた指先でその先の割れ目を押し上げるようにして中へと指を沈めた。]*

[辺りを見回したとき、嗅ぎ慣れた香気に似た匂いに意識を引かれた。
 いつの間にかかけられていたブランケットがずり落ちたのに気付いて、拾い上げて畳み、ソファの上に置く。

 ソファから少し歩いてみると、カウンターの向こう、キッチンのテーブルで何か飲んでいる彼女の姿が目に入った]


  ああ、おはよう……。
  椿、腹減ってないか?
  減ってないなら自分で作るけど……。

  先、シャワー浴びてくる。


[声をかけて、返事を聞いて、それから螺旋階段に足を向けた]


[初めて研究室で顔を合わせ、最初の講義で武藤の自己紹介を聞いた時こそ、"ウェーイ系チャラ男"と思ったけれど、ほんの数週間くらいでその印象は180度変わっていた。

同じ学部だから重なる講義もいくらかあって、出欠が誤魔化せる系のものでも彼は至極真面目に出席していることに、まず気付いた。

声が大きくてやたらと目立つというだけで、何かと漏れ聞こえてしまう会話からは人を馬鹿にしたりとか揶揄ったりというものは欠片も無くて。

ああいう人にありがちな、人を値踏みするような視線や素振りも全然、無かった。

気がついたら目で追うようになっていたし、美術館のことがある前から、気になってたし、もうきっとあの頃から、好きになっていたよ。]
 


[なのにあんまり誤解されてることが多いから、頭に血が上った私が爆発することもあったわけで。

あれ は、なんだっけ。"柚樹様を汚さないで"なんてたわけたことを武藤へ告げてきた後輩女子たちが居たんだっけ。

『馬鹿なの?ふわふわなその頭の中に詰まってるのはホイップクリームか何かなの?大体"汚さないで"とか私にどんだけ夢見てるのよ笑わせないでもうとっくにやってるわやりまくってるわなんならきもちいいわ』

────とか、だったかな。

武藤に負けず劣らずの声量で、そんなことをランチタイムの学食で吠えまくり。

"もうとっくに"のあたりで武藤に止められた私はドップラー効果つきの叫び声をあげながら退場するという、本人も聴衆もあまり遭遇したことのないだろう体験をしたのは昨秋のこと。

後悔なんかしてない。

武藤におかしな事を言ってくる輩が居るなら、何度だって同じことを言ってやるとは思っている。]
 


 …………?
 それはないな?

[武藤からの問いかけ には、聞き終わるなり被せ気味に返事をした。

噛んだり無茶振りしたりしない武藤。
……つまり、すごく紳士な武藤ということなんだろうか。

なんでこんなに、こんなことで火が点いてしまうのかなと思うことはあれど、別にそれを止めて欲しいとかは、ちっとも思ってないのだし。]

 "この武藤"が良いし、"この武藤"じゃなかったら気付くと思うよ?

[多分だけど、私の五感全部を欺けるような武藤が居るなら、それはもう、もはやもう1人の本人みたいなものなのだろうし……いや、それでもきっと解るな?とは。

そんな会話を続けていたものだから、もっと沢山くっついたいなと思ってしまっても、仕方がないと思うんだ。]
 

[自分でも、するなと言いつつ密着するという、矛盾溢れた言動になっている自覚はあるけれど、でもどうしても武藤に触れたくて。

どうしよう、お湯から出るべき?いや出るべきじゃなくて、出なければ、なんだけど。

すっかり勃ち上がったものが、大きく開いた足の前、腹下を擦るように動いても、もう怯んだりとかはしなかった。

むしろ、嬉しい……なんて、思ってしまって。]

 …………ぇ……?

[大きく目を見開くことになったのは、忘れていたわけではないけれど、口に出された"挑戦券"という単語。

それは、2ヶ月前に誕生日を迎えた武藤へのプレゼントの一つ。

武藤へ名前刻印つきのピアスは贈ったものの、経済的及び心理的事情で片耳分しか用意できなくて。

なにかもっとあげたいのになと悩んだ末の"肩たたき券"的な、"挑戦券"と"真実券"のセットだった。前者が2枚、後者が3枚だったっけ。

クリスマスに、武藤と"真実か挑戦か"というゲームをしたのになぞらえて、言われたことは何でもするor何でも言う、という回数券。
電車の回数券に似せた風にPCで作って、厚紙に印刷したのを渡したのだった。]


[未だに1枚も使われてはいなかった、その回数券。

────"温泉で恋人とそういうことをする"。

ひく、と喉が引き攣ったけれど、嫌とは言えなかったし、言わなかった。
嫌だと私が告げていたら、武藤はあっさり引いてくれたのだろうけど。]

 ……わか、った……。

[でもそれは、"武藤にそう乞われたのなら仕方がない"と私の心に逃げ道を作ってくれる、武藤の優しさでもあったのだと、私はとうに気付いていた。

武藤の視線を追ってちらりと視線を巡らせれば、屋根が突き出たスペースの端には、ちゃんとカランやシャワーもあった。2人分。

じゃあ、まあ、"中"も洗えるな……なんて思いを巡らせてしまった私は、挑戦券なんて渡されずとも、武藤とする気しかなかったよね、と、苦笑いしたくなる。

でも、だって、昨夜はあんまり平静ではない状態で繋がってしまったのだし。

私だって、ちゃんと武藤と、愛し合いたいんだよ、と。]
 

  そうね、少し。


[答えて、シャワーに向かう楓を見送る。
 先に野菜を用意しておこうか、と、待つ間に人参とブロッコリーをコンソメで軽く煮て、サニー・サイド・アップを二つ。

 お腹は減っていないのかしら、と考えて、なんだかおかしくなって吹き出してしまう。その場合、喰べられるのが何かなんて火を見るよりも明らかだ。自分はそれを望んでいるのだろうか。決して、そうして欲しいわけではないけれど。]


  (それならそれで、構わない)


[その思いはずっと変わらない。それで僅かな間でも平穏を得られるのなら。]


 …………ぅ……っふ、

[でもここは露天な以上、声は殺さないと、と息を飲みつつ、辿る唇を背を反らしながら受け止める。

胸元に落ちてきた唇にも、もう嫌だという気持ちは欠片も沸かなかった。]

 ん……っ。

[指が腰を辿れば、察したように少しだけ前傾気味になって武藤の指を受け入れる。

常にはない浮遊感の中、固い指が敏感なところを擦っていくのに、甘い吐息を漏らしながら武藤の首へとしがみついていた。

目の前には、興奮にいくらか赤く染まった武藤の耳があって。]

 ────とら。

[囁いた時の効果を重々承知しつつ、私は足の間の武藤の屹立にそっと指を伸ばした。
きゅ、と指先で、ごくごく軽く、握りしめて。]
 


 したい。
 …………させて?

[告げながら、はくりと耳朶を囓ったら、いや、囓らなくても、意図は正しく伝わると思う。

武藤の記憶が戻らない間、もしかしたら、こういうことをするのは、もう二度とないのかもしれないと、ほんの少し覚悟をしていた。

武藤の全部、もう一度確かめさせてよ……と、風呂の縁石に座ってもらって。

こんな明るい昼日中にこれをするのも稀なことなら、木々の葉が揺れる青空の下で……なんていうことは初めてのこと。

長閑な空気の下で愛しい人の怒張したそれを見つめるというのも気恥ずかしい心持ちだったけれど、でも躊躇なく口内に含んでいた。

相変わらず、"喉を開いて"なんていう技術は習得できていないのだけど、でも、きもちよくなってほしくて。

舌を強く押し当てながら、窄めた唇で、できるだけ奥まで武藤を招き入れた。*]
 

[柚樹の最初の印象はまず男だと思っていたのもあって、美術館の一件で話すようになるまでは“王子様とか呼ばれているらしいイケメンのクールガイ“ではあったのだけど。

馴れ馴れしいことと声がでかいのは事実なので、ウザいと思われてないかなとは少し心配はしてたかな。

かわいいと思うようになったのは、笑った顔を見てからだし、生まれつきそういう生き物というわけではない。

美術館に向かうバスに乗り込む前には好きだと思っていたからオレの方が先だと思っていたのに、その前から好きだと思ってくれていたことは純粋に嬉しかった。
どっちが先とかは気にしないんだけどね。

よくよく考えたら、まだ言葉を交わし始めて数時間程度で踏み込んできてくれた時点で柚樹が人のことよく見てるってことはわかることだったから、ちゃんと見てくれてたらしいことも意外ではなかった。

オレのために怒ってくれるとこもね、嬉しいと思うし、学食で爆発した時は照れてる場合じゃないのに途中までその口上を聞いてしまっていたし。

あれ以来“やりまくってるって本当?“みたいな話を振られることが多くなったのがちょっと、困ることがあるかなくらいで。

オレはどう思われてもいいんだが、柚樹のそういうとこを他人に想像されるのも嫌なのでっていう。]

 




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