![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
150 【R18G】偽曲『主よ、人の望みの喜びよ』【身内】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
「どうしますか」
小さく、短く、潜めた声が問う。
自分達を守るべくそこにある大きな背は無防備だ。
右手はガラス片に触れたまま。
不意打ちを仕掛けるなら、今がまたとない好機だろう。
けれどこの力で追撃を掛ければ無視できない証拠が残る事になる。
やるべきか、やらないべきか、視線があなたに問い掛ける。
或いは、やろうと思えば、彼を助ける事だって。
おれは、あなたの事は、信じているんですよ。
だからあなたの信じる人の事ならきっと、──きっと?
絶交のチャンスであったことは間違いない。
貴方のやったことに疑いを持ち、
肉体的にも、精神的にも強い彼を排除してしまえばきっと、
この先を行くに際し、大きなメリットを齎すのだから。
(だけど───)
我が身を案じて、率先して身体を張る者を害し、
殺めてしまうことの方が、より一層恐ろしいと思ってしまった。
能力を行使した獣の軌道は大きく逸れて、更に向こうへ。
『そっちに行ったら、マズい───』
一瞬のうちに零れた、焦りを孕んだ呟き。
仲間に対する指示も、外敵を排除しようという意思もない。
ましてや守ろうとしていた心も僅かばかり忘れて、
『オレの安らぎを壊さないでくれ』
今はただ、自分が呼び寄せてしまったが為に、
獣が成そうとしていることを、一番恐れている。
![](./img/xxxxclass/058_r.png) | >>31 >>32 >>33 深和 古後 伸ばした手は空を切る。 その先に居る人はその場に跼り、 それを好機と捉えたのか生物として破綻した異形が迫り、 振り上げられた腕を阻止すべく、 大柄な青年が猛然と"それ"に突進し、 杭を打ち、声を張り上げる。 あっという間の出来事を、呆然と見ていた。 そうして一瞬の間隙が生まれ、止まった思考は恐怖を思い出す。 真に恐ろしいものから逃れるには、殺すしかない。 この場で最も恐ろしいものは──── (34) 2022/06/06(Mon) 20:46:26 |
| (a54) 2022/06/06(Mon) 20:46:42 |
![](./img/xxxxclass/058_r.png) | >>31 >>32 >>33 深和 古後 はたして、意を決し視線は再び間近の現実を直視する。 前方にある大きな背の間近、真に恐ろしいものを見る。 今はただ恐ろしいものへの恐怖ばかりが研ぎ澄まされて、── あれを殺すには、" 破片"では足りない。 「────こ、古後さんっ」 「伏せて、っ早く!!!」 必死だったから、それはきっとばかみたいな力だったに違いない。 殆ど引き摺り倒すように動けそうにない深和を咄嗟に引き寄せて、 同時に切羽詰まった声が異様な空気を裂いた、その直後。 (35) 2022/06/06(Mon) 20:47:23 |
![](./img/xxxxclass/058_r.png) | >>31 >>32 >>33 深和 古後 ──ぱん、とも、がしゃん、ともつかないような。 とうに生物としての正常な形を失ったものの真横。 そこから耳を劈くような、甲高く、凄まじい破壊音がして。 それと同時に、鋭利な破片が無数の凶器となって降り注いだ。 部屋の中から廊下を、廊下から部屋の中を窺える程度の窓。 特別大きくはない、けれど破片よりもずっと大きな板ガラス。 それが唐突に、独りでに、爆発でもしたのかと紛うほど、 瞬間的に内側からとんでもない圧力を掛けられたように。 そのように、あっという間に膨張し、破裂した。 警告したという事実の示す通り、狙いは深和でも古後でもない。 刃の雨の大部分を浴びる事になったのは、異形のはずだ。 (36) 2022/06/06(Mon) 20:48:42 |
| (a55) 2022/06/06(Mon) 20:50:45 |
[|<] [<<] [<] [1] [2] [>] [>>] [>|]
[メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る