264 【双六村】鬼退治双六道中
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定型的なパズルは予習復習が物を言う。
その点、この村の大謎は教育的な造りになったと思う。
1日目に解けなかった問題が2日目には解けたり、1日目に苦労して解いた問題が2日目には楽に解けたりしていると解答者の喜びに繋がるよねと、のあさんと話していた。
| >>0:-975ジョコンダ、別解出ちゃうかなと思ったんだ。 思ったけど、提出したでござる。 ジョコンダはイタリア語、ジョコンドはフランス語だね。 (220) 2024/05/27(Mon) 10:02:06 |
一と二(1と2)を入れ替えても成立するパズルを作る手間は、6問合わせても1週間掛からなかったくらいかな。
一気に作った。
それよりも、謎ガチャの和同開珎シリーズの別解排除の方が手間が掛かっている。
総当たり的に辞書を引く作業だからな。
辞書を総当たり、その順列組み合わせだぞ?
『花かるた』は「柳のカス」が手札に来たらそれだけで勝ちにしようかとも思った。
双六盤のマスから得られるアイテムは、基本的に勝つと原作準拠、負けると原作破壊または原作で凶悪だったものが出るように配置した。
『裸の王様』で勝つと無を取得するとか、『ちびくろサンボ』では勝つとバタークリーム、負けると(黒い)チョコレートクリームが手に入るとか。
大謎は私が「こんなのがやりたい、でも私作れなーい。えへへー」って言うと、あおいさんが、すっと作ってくれるので、ずっと「すげええ」ってなってました。
すげええ。
2日目のすごろくのネタは、ぱちさんの洋菓子知識をフルに利用して、あおいさんと二人で着々と作り上げてましたね。
すごかった。よく分からない分野(甘いもん不得意)だから、ぼんやり見てました。
「のあさんなんかないですか?」って言われたので、「刺身を生クリームつけて食べる外国人をテレビで見たことあるので、お魚を…材料に入れたらどうかなって。あとは、愛情とかまごころとか」という間抜けな発言をしたのは覚えてます。
ぱちさんの洋菓子知識は高度すぎてだな。
私も聞いた事も無いような材料が次々に提案されて、でもそれ名前を聞いても何の事だかイメージできないしプレゼンゲームにならないぞ、で大分却下せざるを得なかった。
しかも皆知っているこれは外せないという鉄板定番アイテムはあるか? と訊くと「小麦粉と砂糖と水と……」と返ってくるからな。
素人相手に本気で一からパティシエを育成するつもりかと。
最初期に「ガレット・デ・ロワを作れる材料を揃える」という方針でやっていたから、実際にガレット・デ・ロワが作られたのを見た時はぱちさんと大喜びした。
ぱちさん「カスタードクリームと生クリームを混ぜるとディプロマットクリームというものになります」
緑色の着色料を出す為に『赤毛のアン』マスを作った。
プレゼン料理は、問題無く食べられるが強烈な違和感があるものが作れると面白いと考えた。
着色料はインパクトのわりに無害で扱い易かった。
ぱちさんにダイオウグソクムシみたいなインパクトがあって食べられるものはないか相談したら、「ラフレシア。毒は無いから食べられなくもない」ときた。
それは結局ドリアンとエディブルフラワーにした。
すごろく作ったのはあおいさんです!
みんな褒めて褒めて!
ぱちさんは2日目のアイディアを出してました!
褒めて褒めて!
この村は軍や戦争という軽くないテーマを扱う事になってしまったので、その分、双六盤のマスのネタはわざと不条理で軽いノリにした。
のあさんとは4月中までには全て作っておくと約束していたのにネタ部分には4月下旬になるまで手が付いていなくて、慌てて埋めていった。
この村の参加者には昭和大衆文化史を履修している方が少なくないとみて、古いネタを積極的に採用している。
この村では2日ともプレゼン双六をやると、初めから決めていた。
プレゼン双六というのは、パーツを集めて何かを作るという事だ。
最初に思い付いたものが、船に帆を張ったり大砲を載せたり船首像を付けたりして海賊船を作ろうというものだった。
一方で、漢字を使った謎も出題するという事も初めから決めていた。
GM陣で話し合っていて、日本の昔話を巡る旅にすれば漢字を使った謎との親和性が高いのではないかという話にもなった。
プロローグから1日目はその路線で作っていった。
どう考えても同じネタで2日は引っ張れないので、2日目は大胆な路線変更をする事になる。
ぱちさんを頼りにしてパティスリーにしようと、ここはすぐに決めた。
洋菓子作りはプレゼン双六と相性が良いに違いない。
この路線変更はどんでん返しとして伏せていく事にした。
表向きは海賊船造りと日本の昔話で売っていく事になる。
これはもう鬼が島の鬼退治しかないだろう。
上陸戦と西洋文化との交流、両方を担える舞台は明治頃の海軍だった。
ゲームにおいては必ず、プレイヤーが報われて終わらなければならない。
鬼退治というからには、鬼をやっつける事ができなければならない。
そこに、のあさんから待ったが掛かった。
「今は多様性を許容すべき時代だ。鬼との共存こそがハッピーエンドである」と。
しかし私は共存できる相手に対して戦争を仕掛ける事こそ悪であると考えた。
このままではプレイヤーが悪になる。
そうしない為には鬼は人とは相容れない存在でなければならないと。
その矛盾を解消する方法いくつか考えた。
・強大な真の敵が現れて鬼を滅ぼしてしまう
・強大な真の敵が現れて鬼と共闘する
・鬼との戦いそのものが真の敵の陰謀である
この辺りのアイディアを混ぜるとこの村のストーリーになった。
人狼物語のシステムを借りて開催する以上、最終日にはGMを吊って終わるものである。
その理由があると良い。ぱちさんも、のあさんも、そう考えている。
この村のストーリーにはGMを吊る必然性があって都合が良い。
私の想定では2日目も大謎が解けるまでは、赤の海軍卿が真、青の海軍卿が偽で進めるつもりだった。
真である赤の海軍卿が偽である青の海軍卿を処刑する為に投票を呼び掛ける。
それが大謎が解ける事で逆転すると。
よく考えると、メタフィクション的視点では後から出てきた青の海軍卿がそのようなチョイ役で終わる訳が無かった。
そして、赤の海軍卿の表情が悪役そのものだった。
さて、鬼退治を謳った以上、鬼の存在をフェードアウトさせて終わる訳にもいかない。
クライマックスに鬼の見せ場としての登場シーンが必要だった。
鬼退治を謳う以上、鬼は悪逆非道でなければならないし、「鬼との共存がハッピーエンド」なのであれば鬼の株を上げて終わらなければならない。
当初、この村にはストーリーを付けるつもりが無かった。
でも以上の情報を盛り込もうとすると、そうも言っていられない。
それで結局こうなった。
| 延長ありがとうございます。 閣下や大佐から裏話聞けるの楽しいです。 私はもう、SGMとは名ばかりの添え物でした。 閣下と大佐と共にGM陣をさせていただけてとても光栄でした。 (304) 2024/05/27(Mon) 13:18:32 |
ふたりの海軍卿を兄弟としたのは、姓が同じで顔が同じである事の説明としてだ。
これを、誰かの変装でしたとすると物語は更に複雑になってしまっていただろう。
文月「ミズカらのドウホウをウミにスてたニンゲンにジヒのあろうハズもない……!」は、半年前に赤の海軍卿が青の海軍卿を暗殺しようとした事件を言っている。
あおいさんから双六GDMでSGM募集があった時に
「集計くらいならお手伝いできます」みたいなことを言ったんですが、集計を甘く見ていました……。
紙とペンでアナログに集計するつもりでいたんですよね……。
いざSGMになり、GMGDMでいろいろ話し合っていたら、それ(アナログ)じゃ無理だ、パソコンが必要だ、と言われ、どうなることかと思った。
パソコンはあるのだが、家では家族が居るとほぼ使えないので。
集計だけではなく、こまめにパソコンを開いて確認したり、相談したり、アイデアを出したり……という仕事があったのだが、2〜3日、下手したら5日くらいパソコンを開けない日も少なくなく……あおいさんとのあさんには本当に負担をかけてしまったと思います。
私は大変ではないんだ。
大変だったのは閣下と大佐(本当に)
本当にお疲れ様でありました。
こんな私で良ければ、またどうぞGMに混ぜてください。
パソコンは自由に使えませんが。
私もスプレッドシートでこれほど台本を作り込んだり、集計シートを作ったりする事になるとは思っていなかった。
のあさんから『すごろく村』シリーズのノウハウを貰えたから、これほどの事ができたのだ。
進行中、私は謎解きの秘話対応と集計結果の台本への反映を主に担当していて、表を見て表で喋る余裕はほとんど無かった。
そこをのあさんとぱちさんに任せっ放しにできたおかげで、無事に終える事ができた。
ふたりに大変感謝している。
| >>2:-44犬飼君 割れていれば食べやすいじゃないか。 (なんだかところどころで犬飼君にRPが好評のようでありがとうございます) (311) 2024/05/27(Mon) 13:53:43 |
これは、じぇぴさんとはやつじさんにしか伝わらないのだが、私が主にすごろく(+α)の入力担当だったんだけど、入力が終わって一段落ついてスプシを見返すと文字が赤くなってる(ダブルチェック完了のサイン)んだ。
すごくないか?
コアタイム終えて見返すともう真っ赤なんだわ。
ずっと、ぱちさんが追いかけダブルチェックをしてくれてるんだ。
入力終わって、「終わった…これからダブルチェックだ…しんどい…」って見ると!もう!終わってるの!!
そんで入力中に、たまに赤いセル(ぱちさん)が追いかけてくるの。追いつかれちゃうよ!って青いセル(私)が逃げる(入力する)の。たまに緑のセル(あおいさん)も降臨したりして。
伝われ!じぇぴ&つじ!!
そんなわけで、ぱちさん、マジで感謝です。すごく作業が楽でした。ありがとう。
| >>2:-100ショウ君(←友達みたいな呼び方になってしまった) わるいかおしてる (315) 2024/05/27(Mon) 14:06:37 |
| (閣下が誤答に青チップで返信しているのが可愛かった) (316) 2024/05/27(Mon) 14:06:52 |
| >>313犬飼君 なるほど……わからん (食べる時って、割って食べますよね?)(それとも、齧ります?) なるほどわかr (320) 2024/05/27(Mon) 14:09:44 |
プレイヤーは偽海軍卿の手先だ。
偽海軍卿が悪という事になると、プレイヤーは悪の手先として働く事になる。
それでプレイヤーはハッピーエンドに向かえるのか? と私は悩んだ。
GMはプレイヤーにとって信頼できるものでなければならない。
それをGMの方から裏切って良いのかと。
そこでワンクッション置く事にした。
偽海軍卿は天のお告げに指示を出す。
天のお告げがプレイヤーに指示を出す。
これなら天のお告げが信頼のおける善なるキャラクターであれば良い。
あの謎のナレーションにはその辺りの思いを込めている。
瓜
ぱちさんのアイディアで一番「なんやそれ」って思った食材か。
・食べると風船のように口の中で勝手に膨らんでくる何か(殺す気か)
・食べると口の中で弾けてお祭りみたいになるキャンディ(殺す気か)
・ガムみたいなもの(それケーキに入れて食べさせるの? 殺す気か)
この辺りかな……。
瓜
ぱちさんは『裸の王様』で勝ったらナパージュが、負けたらグラサージュが手に入るよう提案してくれていた。
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