227 【身内RP】une jeune sorcière【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
彼女を抱き締め、髪を撫でる。
涙に濡れた頬を唇で拭った。
二人はまだ口付けすらしていなかったのに、身体だけ早まってしまうなんて。
「姫…愛しい姫よ。
俺がどれだけ貴女に逢いたかったか。
大切に思っていたか。
こんな乱暴をしてしまった今、
赦されなくとも当然だが、
俺は本当に、貴女だけを。」
愛しさが溢れて。ユスターシュもはらはらと涙を溢す。
「ーー勿論だ。婚約前から俺は
貴女に惹かれていた。
そうでなければ、いくら使命でも
命がけで貴女を護りはしない。 貴女を愛していたからだ。
ーー恥ずかしい話だが、その気持ちには
肉欲も伴っていた。
俺はずっと貴女が欲しかった。
心の奥底では、貴女を抱きたいと
思っていたから……。」
だから、身体が求めたのだ。
復讐に駆られたのなら、殺しても良かったはずなのに。
「貴女が欲しい。チアキローズ。
貴女に痛みを与えたくなかったが、どうか。
俺の花となってくれ。
もう一生離さないから。
ーーその、だ。俺の分身はまだ、
貴女を求めている。
このままもう少しだけーー
貴女の中にいたいのだが。
御許しを頂けるか。」*
| 姫様が里津子と同じぐらいの年齢で晩婚…? むしろ異世界がめっちゃ結婚早いような…?
でも日本も昔は十代の結婚とかが普通だったか。歴史で習ったが忘れてしまった。
ゴリラもモルモットも、里津子の住む世界にはいない生き物らしい。
モルモットを嬉しそうに撫でる彼女は、やっぱりそこらにいる普通の女の子にしか見えないが。
「好きな相手なら、傍にいるのも 選択で自由ってことか。 なるほどな…。」
てっきり姫の護衛は仕事、使命としてやっているのかと思っていたが、彼女は姫に対して個人的感情があるらしいとわかる。
姫はどんな子なんだろう。 やはり生徒に変装して学校にいるのか? (@8) 2023/10/23(Mon) 15:16:34 |
| なんて考えていたら、彼女がとんでもなく刺激的な言葉を口にするから面食らった。膝の上のモルモットも、啓介のビックリにつられて飛び降りる。
「結ばれて、子供?! そ、それってさ。俺とお前が セッ……」
言いかけて真っ赤に。彼女も気付いたのか赤面している。
「ななな、なんでそんな赤くなるんだ? まさか二人でシてるとこを考えーー」
また殴られそうだ。
ふれあい広場を堪能したら、象とか白熊などの大型で珍しい動物も見て回った。
「なあ、昨日はラーメン御馳走になったし、 今日こそ俺が奢るよ。 何食べたい?」
動物園には屋台もあるし、様々な食べ物がある。彼女が食べたいものを買って一緒に食べようと。* (@9) 2023/10/23(Mon) 15:16:57 |
ユスターシュ様の唇が私の涙を拭ってくれました。
その優しさにわたしは余計泣きたくなってしまうのです。
そして彼自身も涙を流していましたから、私は彼の涙をそっと親指で拭いました。
愛しい方の頬に触れながら。
「本当に…それは、本当ですか?
良かった…。
私はもう、身も心も貴方のものです。
貴方の花であり、貴方に心を寄せるただの乙女。
その、肉欲、とはよく分かりませんが…。」
こんな裸の状態で、下半身でつながり合っている──これが肉欲なのでしょうか?
抱きたい。その言葉も、抱きしめてくださっていたと理解はできますが。
改めて自分の格好を考えるとなんてはしたないのでしょう。
恥ずかしい。けれど、今彼から離れたいとは思えませんでした。
「少しだけ…お待ちください。」
けれど、私の内側は確かに引き裂かれました。
目を閉じて魔力を意識します。彼にしがみつけば丸い胸が彼の胸板で潰れましたが、温もりを感じ意識を集中させる事で癒しの波動が自分にも巡ってきたのを感じました。
これで、少しは痛みも耐えられるでしょう。
魔力の循環を彼も感じたでしょうか。
そうして傷を癒した後。
「お待たせ致しました。
──私の全てを差し上げます。
愛しております、ユスターシュ様。」
彼に微笑みを向けました。
そして、そっと瞳を閉じて口付けを求めたのです。**
清らかな乙女の精神をずっと持ち続ける彼女に男性生理を説明するのは恥ずかしいことだ。
メイドとの初めての経験は無我夢中、それから何度か回数をこなし、女体から得る快楽が素晴らしい事をユスターシュの身体は覚えていた。
乱暴に押し入ったのは本意ではない。愛する姫と知れば後悔が過るもそれでも。
男として欲していたのも事実。
誰もが開いたことがなかった花はきつく狭く、今極上の快楽をユスターシュに与え続けていた。
「気持ちが重なるだけでも幸せと、
俺も考えていた。
婚約だけでも身に余る光栄だし、
貴女がそんな風にずっと、
想いを寄せてくれていたなんて。
……俺と同じように。
でも、こうして得た貴女はーー
貴女の身体は余りに魅惑的だ。
俺を蕩けさせる。」
彼女を一心に思うからこそ離れがたく。もっと欲しいと焦がれる。
魔力による癒しにて、彼女が自身の痛みを軽減してくれたならユスターシュは微笑む。
「すまない、姫。ーー愛している。
今だけは男として…貪らせてくれ。」
そっと唇を合わせた。本来なら誓いの場で初めて交わすものであったろうが…想いは重なった。
まだ血は流れ続けているだろう。彼女の愛液、ユスターシュが放った白濁と交じり。
そのまま動き始める。腰を浮かせては沈め。また繰り返す。
より深く、より激しく。
段々と込み上げる快楽にユスターシュは荒い呼吸を吐いた。
メイドを抱いた時はここまで溺れはしなかったのに。
「姫、チアキローズ姫ッ…」
豊満な乳房に手を伸ばす。柔らかを手で包み揉みしだく。
それに合わせて奥まで分身を侵入させる。
そこに入りたいと切望するのは性だ。*
| むにーと頬は伸びた、餅のように。
「いッいふぁい、いふぁいっふぇ!」
でも最後にちゅーがあったから、そんな痛みも忘れてしまう。
これがツンデレというやつなのか…?ヒリヒリする頬を擦りながら涙眼になる啓介だ。
鯉にエサをあげたり、彼女が動物園を満喫してくれたのは幸い。 そんな愉しそうな様子を見るだけでにやけてしまう。
護衛だの闘いだの。息を抜く暇のない彼女の気分転換になればいい。
動物園で売っている食べ物なんてそんな高いものはないから、奢るぐらいはなんてことない。 昨日の手作りラーメンのお返しがしたいと啓介は考えている。
ねだられたのはクレープだった。 薄皮にクリームやら果物やらを乗せるお洒落な食べ物は女子好みだ。勿論啓介も食べたことぐらいはあるけど。 (@10) 2023/10/23(Mon) 23:19:56 |
| 「へー!このクレープ面白いな。 ライオンの顔なんだ。
すみません、ライオンクレープ下さい。」
屋台のお姉さんに早速注文する。 二人で一個でいいなら一個、一人一個が良いと彼女が言うなら二個を。
焼き立ての薄皮をくるくる器用に巻いて、クッキーや果物でライオンの顔とたてがみを、チョコで目鼻を作ってくれた。
差し出されたクレープを受け取ったら彼女の元へ。
「子供っぽくなんかねーよ。 なあ、食べる前に写真撮ろうぜ? はい、チーズ!」
彼女に顔を寄せて、クレープを真ん中に。スマホを自撮りモードにして撮影をした。
「へへ、バッチリ撮れた。 里津子のLINEに送るよ。 あっちのベンチに座って一緒に 食べようぜ?」
幸せだ。こんなに幸せでいいのかな? 彼女が言っていたような戦闘が本当にまた起きるのだろうか。
海の向こうの紛争ぐらいにそれは現実感がない。* (@11) 2023/10/23(Mon) 23:20:24 |
ユスターシュ様との初めての口付けは、とても甘いものになりました。
それだけで心が震えます。
愛しさが込み上げてきて、ああ、こちらに来ることができて良かったとここらから思えたからです。
触れ合わせるだけの口付け。
それに、きゅん、と身体が疼いた気がしました。
「そ、んな…。今だけではなく。
私、何度も求められたい…です。」
今だけなんて寂しいですもの。
裸になることは恥ずかしく、痛みを伴う行為は苦しいかもしれませんが、これが男女の営みそのものなら。
彼が望んでくれることならと、恥じらいながら呟きます。
それだけ彼との口付けは魅力的で、それだけで頭の芯がジンと痺れて幸せな気持ちになりましたから。
でも。
「えっ? あっ、んあっ!?」
ゆさりと彼が私を揺らすとゾクゾクっと体の奥側から痺れが走りました。
それは甘く、先ほどまでの感覚と全く違うのです。
ぬちゅっ、ぐちゅっ、と鳴っているのは彼から迸った何かと私の血が混ざっているのでしょう。
それが潤滑剤になって彼の動きは滑らかになり、傷を癒した後の私の内側は驚くほどに心地よさを訴えてきていました。
彼が私の内側を擦るたび、甘くはしたない声が上がってしまいます。
「えっ? んんんっ! アッ、これ、は…っ!?
ふああっ! あっ、アッ、ユスターシュ…ああんっ!?」
私の声が艶めきます。
かれがごちゅごちゅと私の最奥を突く度にキュンっと無意識に彼を締め付けました。
彼を締め付けると同時に甘く吸い付いて、先ほどまでとは違った反応を私の内側も見せています。
揺さぶられると豊かな胸も揺れて、彼に柔らかな果実に触れられると白い喉を反らせて甘えてしまいました。
「あ──! な、何か変、です、ユスターシュ…っ!
ひゃうっ♡ さ、さっきまでとは、んんうっ♡
全然、違あっ♡
あっあっ、ゃっ、──んんうっ!!!」
膝を跳ねさせつま先がクンと反りました。
一足早く達してしまった事に、この時点の私は気づきません。それを知らなかったのですもの。
だから自身の身に起きた変化に戸惑いながら、必死に彼にしがみ付きます。
彼のするのとなら私にとって悪いことでは無いはずですから。
「あああああ…っ♡♡♡」
びく、びく、と体を跳ねさせて。
トロンとしたどこか呆けたようにも見える眼差しで彼を見上げたのです。**
二人はまだ婚約の段階であった。
ユスターシュはまだ、その後に何故記憶を失ったか思い出していない。
気が付くとベアトリスと名乗る女が目の前にいて、二人は共闘する形に。
恐らくベアトリスが某かの魔法によりユスターシュの記憶を奪った、つまり拐かしたのではなかろうか。
騙されていた。
しかしだからとて、一国の姫に刃を向け、凌辱した罪が赦されるかといえばーー。
再会を姫は全身で喜んでいた。苦痛を与えたにも関わらず、今だけでなくと行為をも望む。
そのいじらしさに心打たれる。
国に帰った時、ユスターシュが罰せられ断頭台に登ることになったとて。
最後は姫の笑顔を見れるだろうか。
いや、今は考えまい。
今だけはーー。
「……凄い締め付けだ、ッ、
身体が食いちぎられるッ…」
心が通じてからの彼女は明らかに反応が良くなり、声に艶が滲んだ。
痛みではなく快楽を感じ始めているのか。
女の感じる様は男を駆り立てる。
ユスターシュの男性自身も彼女の体内で膨張し、互いに圧を与え合う。
「この柔らか、俺の指に余る、ッ…」
たわわが指の隙間から溢れる。
弾力とすべすべの陶器のような感触に感嘆の息が漏れ出でて。
一際高く彼女が啼いて痙攣した際にぎち、と強く根元に締め付け、ユスターシュは再び精の高まりに達する。
「姫、俺の全てを…ああッ」
二度目であったが濃くて大量の精液が吐き出された。
彼女の腹が膨れてしまうほど中に満ちていっぱいになる。
「はあ、はあ……」
くらりと眩暈を感じて頭を垂れる。倒れそうになったが堪え、彼女に微笑みながら髪を撫でた。
「とても、良かった。
幸せだーー俺は貴女の全てを貰い受けた。
……もうこれ以上願うものは、ない。
俺の命も想いも全て、貴女に捧げよう。」
姉は焔に包まれて亡くなった。
大切な人は、チアキローズ姫であり思い出せた。
ならば、もう思い出したかった記憶はない。
つまりユスターシュ自身はイーリスを必要としてはいない。
「貴女の剣となる。貴女を護り、
貴女の為に闘い、イーリスを手にしよう。」
ーーその後は。処刑の運命を受け入れる。
彼女の汗ばんだ髪を何度も愛しげに撫で、額にもう一度口づけをした。これで最後でも思い残すことはない。*
| 女の子と顔を付き合わせ、寄り添って写真を撮るなんて初めて。
嬉しいやら恥ずかしいやら。
でも昨日からずっと里津子と過ごしているお陰で、彼女と手を握ったり淡いキスをしたり触れ合っている為、少しずつ慣れてきた気がする。
この幸せを当たり前なんて言いたくない。 かけがえのない時。
「そーそー、なんでチーズって 言うんだか俺も知らんけどさ。」
クレープは二人で一個を半分こ。 あーんってされたら嬉しそうにぱくり、もぐもぐ。
はにかんで笑い、目線を合わせて。 何処から誰がどう見ても平凡な高校生カップルであった。 (@12) 2023/10/24(Tue) 21:23:05 |
| 「王族?ああ、皇族の事かな? 天皇陛下様っていう偉い人が 皇居っていうでかい建物に 住んでるぞ!
後、政治をやる偉い人たちは 国会議事堂ってとこに集まるんだぜ。」
馬鹿だけどそのぐらいは知っている。逆に言えばそのぐらいしか知らないが…。乏しい知識を披露してエヘンと胸を張った。
「あ、俺今度あっちの温室見たいな。 鳥が放し飼いになってるらしいぜ!」
などと平和満喫モードが破られたのは悲鳴が聴こえたから。
「なんだッ?」
吃驚した啓介の手を彼女が握る。緊張が伝わる。
次の瞬間、彼女は目の前で魔法少女に変身を遂げて走り出す。
「あッ、おい!!」
慌てて地を蹴り追い掛けた。すると、樹木がまるで生き物みたいに枝を振り回して暴れている。 動物園だ、捕らえられているのは幼稚園児など小さな子供か。
理津子が舞い、枝を切り払っていくのに啓介は圧倒された。
なんて凄いんだ! あんな化け物に怯みもしないのか。 (@13) 2023/10/24(Tue) 21:23:56 |
| ただ立ち尽くすしか出来ない自分はーー。 そんな風に見ているだけでいいのか。なんの役にも立たないのか。
「ちくしょーッ!」
彼女が敵を探している間に、少しでも手助けをしようと鞄を振り回しながら突っ込む。
「うおおおッ」
四方に広がる枝の1つをバーンと叩く。が、折れることはなく。
「くそッ…うわ!! は、離せこいつッ」
逆に伸びてきた枝に足首をとられ、尻餅をつく。
身をよじり暴れるが、ズルズル地面を引き摺られた。
これじゃただの足手まといじゃん…!* (@14) 2023/10/24(Tue) 21:24:16 |
「ひぅ…っ♡」
ひくん、と私の体が、内側から震えます。それは満たされた事による喜びのそれでした。
苦しくなるほどに、腹部が膨らむほどに愛を注がれて私はまたぴくりと震えます。
荒く呼吸を繰り返しながら──彼の言い方に少しだけ嫌な予感がしました。
これ以上願うものはないと。
それに、私は彼の愛を受け止めながら微笑むのです。
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