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【人】 患者 アンネロズ[ いつでも、私はエドの話を楽しそうに聞いていた。 だって、楽しいんだもの。 自分の話をしたくないわけではなかったけれど 話したくないことが一つある私と 聞いたことに応えてくれる貴方では 自分のことを話す時間に差が出るのは自然なこと。 本を読み終わった話をすれば返ってくるのは 見どころが知りたいという質問がきた。 ] (52) 2022/02/14(Mon) 11:08:06 |
【人】 患者 アンネロズ見所…そうね。 主人公の女の子が周りのことも自分のことも いつでも信じていられる強い心を持っているのは いいな、って思うの。 私は、そんなに強くないから。 主人公は私のためにしてることだから、って 好きな男の子を助けているから 男の子がそれを断れない場面も好きよ。 (53) 2022/02/14(Mon) 11:08:41 |
【人】 患者 アンネロズ[ 内容に触れすぎると楽しみが減るから 少し難しい質問だとは思ったけれど タブーだとは思わなかった。 口元に手を当てて少し考えてから 伝えたことが貴方の楽しみを奪うことに なっていなければいいな、と思いながら答えたの。 貴方の反応を聞いてから本を渡して、 読み終わったら感想をぜひ聞かせてね なんて笑って言うのよ。 ] (54) 2022/02/14(Mon) 11:09:48 |
【人】 患者 アンネロズ[ 楽しい時間を重ねていくたびに 自分が病気のことを秘密にしているのが 苦しくて、胸が痛くなってくる。 本当にその人を大切に想うなら きっと言わなければならないこと。 でも、私は言えなかった。 ] (55) 2022/02/14(Mon) 11:10:14 |
【人】 患者 アンネロズ[ 好きな食べ物はリンゴのタルトだったり、甘い物。 でも、食べ過ぎるとよくないから そんなには食べてない。後は魚より肉が好きとかね。 変わった好みではないし ありきたりな答えだったかもしれないわね。 どんな演奏を聴きたいかって言われたら 貴方の演奏、って返してしまったから 少し困らせてしまったかしら? どんな、とは違うものね。 ] 貴方が自由に演奏しているのを聴きたいの。 行ってみたい場所は……海、かな。 砂浜を走り回ったり泳いだりしたいわ。 [ 貴方の心の赴くままに演奏している姿が見たいと。 そう言う意味で言えば納得してもらえたかな。 行きたい場所は叶わない夢を乗せて伝える。 激しい運動は、今はもう出来ないから。 でも、夢見るだけなら私にも許されると思うの。 ] (56) 2022/02/14(Mon) 11:14:00 |
【人】 ピアニスト イングラハム*** 彼女の両親の前でやけに緊張したのは はて、何故だったんだか。 好意的に接してくれる彼女の両親の言葉は 迷惑かという私の懸念を打ち消してくれた。 なんとなく血の繋がりを感じたりもして、>>49 不思議とあの日食べたチョコレートに 心満たされたことも記憶に在った。 (57) 2022/02/14(Mon) 23:40:15 |
【人】 ピアニスト イングラハム (58) 2022/02/14(Mon) 23:41:05 |
【人】 ピアニスト イングラハム重ねられるお茶会の時間の最中 語られる本の見所に私は耳を傾ける。 核心に触れずに見所を教えてほしいなんて 我ながらとんでもないわがままだとは思う。>>54 答えてもらえば考えるように指先を顎に当てて 「強い心、か。 我の強ゆえの優しさなんだとしたら 二人は最後に幸せになりそうだね。」 そんな感想の口にすることになるだろう。 (59) 2022/02/14(Mon) 23:43:26 |
【人】 ピアニスト イングラハムそう呟くとすぐにはっとして。 「ごめん、知ったようなこと言って。 気にすることじゃないって言いたかったんだ。 .......この本、読んだらちゃんと返すから。」 誤魔化すように笑って彼女から本を受け取ると。 いつか求めた未来の予定を口にすることになった。 (60) 2022/02/14(Mon) 23:49:17 |
【人】 ピアニスト イングラハムありきたりな答えであっても 私にとってはダイヤのように貴重な資源 期待はずれなどありえない。>>56 しかし彼女の考えていた通り 「貴方の演奏」と言われれば戸惑いを 隠さずにはいれられなかったのも事実。 イメージが浮かばずに困っていると その答えを彼女はくれる。 それは私にとっては理想の演奏の形で それもまた彼女に惹かれた理由だ。 (61) 2022/02/14(Mon) 23:52:18 |
【人】 患者 アンネロズ[ きょとんとしていたら、 貴方は誤魔化すように笑った。 聞いた方がよかったのかもしれないわね。 貴方のどこか強くないのか。 でも、それを聞いてしまえば 私達が越えずにいる最後の線を 越えることになりそうで、言えなかったの。 ] ううん、エドは優しいわね。 それに、貴方と同じならいいかもって思えるの。 返しに来てくれるの、待ってるね。 [ また一つ、会う約束を重ねて。 願っていた通りにそれが叶うことが嬉しかった。 ] (62) 2022/02/15(Tue) 2:12:12 |
【人】 患者 アンネロズ*** [ いつのことだったかしら。 私は長い事入院しているけれど 病院から全く出られないわけではないのよ。 身体の調子がいいって検査でわかれば 外出だってできるのよ。 そう、私が外出できるかもしれないと 貴方に伝えた日が、確かにあったのよ。 外に出てもいい日が久々に訪れるとして、 叶うなら、貴方のコンサートに行きたいなって。 私は、そう考えたものだから。 ] (64) 2022/02/15(Tue) 2:21:49 |
【人】 患者 アンネロズねぇ、聞いて、エド。 いい知らせがあるのよ! [ なんて上機嫌でそのことを告げたの。 貴方が前に約束してくれた、 演奏を聴かせてくれるって話が叶うかも、なんて。 海にだって、いけるかもしれないわ。 その時の私はそう思っていたの。 ]* (65) 2022/02/15(Tue) 2:22:27 |
【人】 ピアニスト イングラハム*** 私の言った意味を知ってか知らずか 呆気に取られたような彼女の表情は 少しばかり怖くも思える。 引いた国境を踏み越えるような不安は 相手を想えば想う程花瓶になるのだから。 「それなら良かった。 あぁ、必ず、返しに来るよ。」 必ず、と口にしたからには返しに来るのも 当然早くなるもので。余す時間の全てを 読書に注いだのは言うまでもないこと。 (66) 2022/02/15(Tue) 8:25:24 |
【人】 ピアニスト イングラハム*** 君一人のためだけに僕の音色を届けましょう。 そんな想いは運命の因果を掛け合わせて 結果、彼女の優しさに甘える形に収まる。 叶うかも分からない約束を交わせば それは私自身の生きる糧ともなっていった。 課題にも観衆にも民俗にも縛られない そんな自由を彼女の為に使えるのなら...。 未来を夢見ていたのは、お相子というわけだ。 (67) 2022/02/15(Tue) 8:32:04 |
【人】 ピアニスト イングラハム*** 彼女の助けになろうと躍起になったものの 実際、私は私で彼女に救われた。 それは譜面に音符のインクが滴るように 彼女との約束は私の演奏への意欲を この上ないほどに高めてくれていたから。 両親がからかうように 「何かいいことでもあった?」などと言うので やめてくれと不満を顕にすることもあったが。 (68) 2022/02/15(Tue) 8:55:32 |
【人】 ピアニスト イングラハム新たに予定表に書き込まれる日課 学校と演奏の練習以外には何よりも優先される 病院への見舞いというイベント。 それまではアンネが病室から出られる日がある なんて思ってもみなかったから。 アンネからそれを聞いた時は分かりやすく 喜びの表情を浮かべることになっただろう。>>64 受付で看護婦が微笑ましげに ニヤついていた理由が、その時初めて分かった。 (69) 2022/02/15(Tue) 8:56:12 |
【人】 ピアニスト イングラハム「本当か!?」 外出の許可が降りたということは 回復も近いのだと私は勝手に解釈して 病室には相応しくないくらい声を張り上げる。 それからこほんと咳払いをして 頑張ったんだね、などとアンネを労うと 「なら、その日は必ず予定を空けるよ。 僕にとっては君が一番大事だから。」 そう、意気込んでみせるのだった。 その心臓の奥底に、大きな決意を秘めて。 (70) 2022/02/15(Tue) 8:57:48 |
【人】 患者 アンネロズ*** [ ボランティアとして病院に来たことがあって 多少なりとも顔が知られている彼が 病院へと見舞いに来ているというのは 私を知る看護婦さんたちも知っていること。 ちゃんと私から言うから秘密ね、って 口止めはしておいたはずなのに! ニヤついていたなんて貴方から聞けたなら 貴方が見ていない所でこっそりと 文句を言いに行ったと思うわ? ] (72) 2022/02/15(Tue) 12:17:42 |
【人】 患者 アンネロズふふ、本当よ! 最近は調子がいいから もしかして、って自分でも思っていたの。 [ 労いの言葉には嬉しそうにしつつ、>>70 貴方が予想以上に喜んでくれたから くすくす笑いながら、付け加えた言葉。 回復が近いようにも聞こえるそれは きっとあなたの勘違いを招いてしまったのでしょう。 調子がいいのは回復が近いから ではなくて 神様がくれた最後のチャンスだった …なんて 当の本人ですら予想してなかったのだから その解釈を責めることなんて 誰にもできはしないのよ。 ] 私達同じこと考えてたのね。 私も、外出できるって聞いた時 真っ先にあなたを思い浮かべたのよ? (73) 2022/02/15(Tue) 12:21:03 |
【人】 患者 アンネロズ*** [ 約束をした日が迫ってきたある日。 その日は、お母さんが見繕ってきてくれた 服を試しに着ていたの。 黒を基調にした裾にフリルのついたワンピース。 胸元にリボンがついていて、それを後は結ぶだけ。 そんなときに病室のドアが開いたの。 訪ねてきた人が貴方だと分かった時は それはもう、びっくりしたわ。 だって今日は来ないと思っていたんだもの。 ] エド……!? な、なんで、っ……。 (74) 2022/02/15(Tue) 12:24:46 |
【人】 患者 アンネロズ[ いつもの病衣姿じゃないことに 気づかないわけ、ないわよね。 貴方との約束の日に着ようと思っていて 当日までのお楽しみにしたかったのに。 予定外の訪問で貴方に見られてしまって。 少しだけ唇を尖らせて拗ねたように、 ] ……この服のことは当日まで 秘密にしようと思ってたのに。 [ なんて言って、ふい、と目をそらした。 ] (75) 2022/02/15(Tue) 12:25:51 |
【人】 ピアニスト イングラハム*** あの日は確かたまたま近くで公演があって せっかくだからと病院に足を運んでいた。 観客から頂いたフルーツのおすそ分けという 我ながら取ってつけたような理由を添えて。 とはいえ急な来客だったものだから 迷惑でないか、と病院の看護婦に 再三確認を取ったわけで。 とんとん、というノックと共に 彼女が許可をくれれば病室にその顔を 覗かせるのだったが。>>74 私が驚きのあまり口をポカンと空けたその顔は まさにマヌケと呼べるような情けないものだった。 (76) 2022/02/15(Tue) 21:27:27 |
【人】 ピアニスト イングラハムサプライズドッキリにしては あまりにも空気が読めてなかったらしい。 アンネがどうして不服げなのか すぐに察した私はというと 「あ、いや、ご、ごめん。 一言連絡をするべきだった。 その......僕は、間が悪いな。 」思わず頭を下げると慌てて病室の外へと 出ようとする。 しかし目を逸らすアンネを前にして そのままトンズラをこくという訳にもいかず ただ反省の色を浮かべることしか出来なかった。 (77) 2022/02/15(Tue) 21:29:02 |
【人】 ピアニスト イングラハム*** アンネとの約束の日。 私は朝から落ち着かない気持ちでいた。 演奏の練習も全てキャンセルして 彼女に会うためだけに身嗜みに普段以上に 気を遣ってみせたりもして。 彼女の可愛らしい姿を思い出して 少しでもそれに釣り合うようになりたかったから。 この後何を予定しているかは 傍から見ればすぐに分かってしまうほど 私はずっと浮き足立っていた。 まるで、何も知らない呑気な子供のように。 (78) 2022/02/15(Tue) 21:34:03 |
【人】 ピアニスト イングラハム病院から一番近いところにある海 付近の公民館をわざわざ無理を言って借りて 夢を叶えようとこの日の準備を重ねてきた。 彼女はどう喜んでくれるだろうか。 そんな期待に胸をふくらませて。 私は病院へと向かって歩き始める。 「お昼頃にそっちへ迎えに行くよ」と そんな連絡をひとつ残して。 私は彼女に、会いに行くのだった。* (79) 2022/02/15(Tue) 21:35:14 |
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