47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】
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[ 握りしめたままだった槍の刃を魔王の足が踏み付ける。
幾度となる打ち合いで罅が入っていたそれは、呆気なく砕け散った。
今や立ち上がる気力も無く、横たわり相手を見上げた姿勢では
頬を伝った液体が、散らばる破片と変わらない銀の色をしており
鉱物の光沢を放ち落ちてゆくのが見て取れた。 ]
[ きっと同じ色が、沢山の刃が
この身体を裂くようにして突き出ていることだろう。
鋭い金属結晶を自分自身から創り出し、
自在に形を変えて実在化する。
それが刃の勇者の異能だった。 ]
[ 始めはただの体調不良と思っていた。
魔王領に踏み入り、厳しい戦いが連続していた頃
漸くそれが代償とも言うべく宿命であると知る。
何の情報も得られなかった己が、
楽観視していた仲間達が、
気付いた時にはもう引き返せない場所にいた。
未だ人類は魔族には届かない、女神は奇跡を起こさない
果たすべき使命は根の元で土に還ることである。
理解したその時には既に立っているのは一人だった。
数多の疑念を抱えながら、
俺は結局皆と同じように、最後まで教会を信じていた。 ]
[ 魔王はそれ以上何も言うことはせず
ほんの少しの間俺の右手辺りに視線を下ろしてから、
この首を刎ねようと、ゆっくりと剣を持ち上げる。
だが──── ]
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