69 【R18RP】乾いた風の向こうへ
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君だよ。
[ まるで意外そうに見えて笑うので、ひとの気も知らずに、と口を尖らせた。]
唐突だね。
[ 列車の中であったり、今であったり。もう聴いたりはしないといいながら、同じことを問うているのだと多分彼は気付いていない。それとも、もう好意を尋ねる必要がないからこそ、やっと触れ得る事を問えるのだろうか。
小さく笑って答えなかったのは、多少の意地悪だ。]
[ あの時可愛いなんて言われて驚いたのだった何とも反応し難いのだなと思ってしまって、ヴィが自分の言葉にあまり反応しない理由がわかったような気もする。
そして今も、ダンテに何事もなくてよかったと安堵する様に自分が驚けばヴィは人の気も知らないでと拗ねたような仕草をする。
この薄暗い場所でもかろうじて自分にも見えてよかった。]
そうだよね
[ 自分が彼を心配するのと同じく彼もそうしてくれたんだろう。なぜだか自分ばかりが捧げるような気がしていたが、きっと鏡のようなものだ。
彼が返してくれる色々を自分は気づけずにいることがたくさんある。]
だめ?
[ ヴィの返事は得られないままで、焦れたようにそれだけを返した。彼は笑うままだったろうか。
多分シュンとした犬みたいに一瞬振る舞い、その後は、手を取り目的通りに、食べ物を買いに行く。
彼は僕が好き、僕は君が好き。
ただそれがわかっていれば満たされるような気持ちがするのに、彼に触れたい触れて欲しいと思うのはなぜなんだろう。]
| -某日:河川港より繋がれた新たな、 - 『本当に一晩で出来たんっすねー、埋立地』 [夜が明けて様子を見に来たチドリは、物珍しそうにだだっぴろい土地をキョロキョロと見回し、くるり、なんとなく浮かれたまま一回転する。任務中だぞと軽く注意をするものの、本気で止めようとする意思は無かった。] 相当な数の錬金術師と魔法使いに協力を煽っていた。 予算はかかっているだろうが、 此処に新たな商業地区が出来るとなれば、 そう躊躇うこともなかったのだろう。 [昨晩、行き交っていた協力者の数を思い出す。今回の任務は護衛任務だった。著名の魔法使いたちが何人もいて、一晩で事を済ませる為の保険といった所だろうか。 当然、この様な規模の魔法を使える当人たちが自衛出来ないわけがない。事情を知らなければ護衛をつけるのは大袈裟なのではないかと声をあげるものもいたし、そもそも埋立地に対する反対だって起こっていたはずだ。誰に決定権があるわけでもない現在だから成せた事業だともいえる。] (105) 2021/04/28(Wed) 5:36:27 |
| 第なに皇子だったかな。 誰かはもうこの土地に目をつけているのだろう?
『というか立案者はその第三皇子さんなんですけど… 相変わらず政治疎いっすね、団長』
[チドリの呆れた声を他所に、ふ、と顔を上げる。少し前に昇り始めた陽がこの広い土地の先、残る水面に光が瞬く。
―― 漸く、星が見え始めた、と思った。
もうあの辺りは、海になっているのだろうか。 流石に石油を主とする国の河から伸びるものだから、 "何処か別の場所で見える青"、だとか、 "珊瑚の取れるような冷たい黒"とはいかないけれど。 それでも、自分はこの少しだけ濁った河からみえる、 陽の下の「星」が好きだった。
確かな境界を知るわけではなかったが、河ではなく海に近づく事で、淡水ではなし得なかった塩の精製や、新たな魚の養殖などにも着手するのだろうと噂が散見されている。魔法で魚を運ばなくても新鮮な海鮮にありつけるかもしれない。] (106) 2021/04/28(Wed) 5:37:22 |
| [事務業務に戻りますね、とチドリが去ったあと、暫くして後ろからハルマが声を掛けてきた。彼は、今回の任務の同行者だ。一晩、働き通しだったせいか煙草をうまそうにくわえている。]
『ネネ、来なかったな』
……第三皇子との関わりは無さそう、か
『さぁな。今回の内容からして アイツは絶対に反対してただろうから もしかしたら、とは思ったが。』
……関係ない。 縁を断ち切った事によって 仕事の幅が広がった、ともいえる。 プラスに考えるしかあるまい。
『……、……。』
[少し間を空けたハルマは、背後から手を伸ばす。 お得意の治癒魔法の光が淡く放たれる。 外套の後ろに隠れた虎の傷が塞がっていく心地がする。] (107) 2021/04/28(Wed) 5:38:47 |
『しかし、錬金術ってのは、恐ろしいな。
無機物から生命を作るのが禁呪、だってのに、
"無機物といえるものを土に変える"のは、
簡単だってンだから、人道も理もクソもねえ
一体何人"運んだ"っけなあ。団長さんよ』
さぁな。
少なくとも昨晩十程増えた気がするが、
良くは覚えてない。
…目の前と足元ばかり見ていて、
星が、見えなかったからものでな。
| [―――、かつて。 見届けてほしい、と望まれた。 >>1:34>>1:*2 見届けたい、と望んだ。 >>13 けれども、彼らも自分も、神ではない。 所詮行き着く所のわからない未来の為にから回る、 小さな小さな歯車でしかない。 誰の為に働いたわけでもない。 また今度、友人と飯を食うための金稼ぎだ。 何も、何も変わりはしない。 金糸雀色の尾を揺らめかせて、] (108) 2021/04/28(Wed) 5:39:22 |
はて、止める必要がどこに存在する?
見届けさせておくれよ。歯車の軋む様を。
かの王の時と同じように、お前の未来を、
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[朝日の齎す河の星のもと、 まだ肌寒い、カラリとした空気が肺を通り抜けた。]**
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(109) 2021/04/28(Wed) 5:40:21 |
[出国間際に買ったスカーフをピンで留め 、食料は魔法の布袋へ。
今は剣の鞘飾りになっている組紐は、いつか別の用途に使われることがあるのだろうか]
おいで、ハールーン。
私の大切な人。
[旅の伴侶に微笑みかける。
彼への想いは形にするのが難しいけれど、この上なく大切な人だということだけはずっと変わらない。これからもきっと。
これから先も、彼は逃れ得ぬ出自のせいで苦しむことがあるのかもしれない。
追手と出遭うことも無いとは言い切れない。
けれど護り抜こう、彼の身の安全と幸せを。新しい生き方を2度くれた人なのだから]**
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