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人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

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 ならミツキで。

[おい。というのは名乗らかなかったらの場合で教えてもらえれば違うのだ。
ただ彼女がアスルさんと呼ぶ声は、親しんだ声なのに他人行儀で、ほっとするような居心地の悪いような感覚はある]

 受け入れるも何も、そもそもこうして旅の最中に遭難したやつがいたら助けるってのは倣いでもあるからな。嫌がらない限りは近くの島にまでは送るつもりだったぞ。

[その手を跳ねのけるならば別だが、そうでなければ誰かの頼み関係なく近くには送っただろう。ただ全部面倒をみるかというと話は別だが。とまでは言わずに驚いた様子のミツキに苦笑交じりに返す。]

 いや、乗っていいっていうか…ああ、そういう感じか。

[困ったようにいいかけた言葉は途中でとめて、少し納得する。自分が壮大な迷子といってみたのは気取ってみたつもりだったが、案外本当にそういうもののようだ。

俺が運転するという言葉には鷹揚に頷いて、それで待つ。
もしも彼女が嫌だというならば――と考えつつも、ミツキがどう判断するか慌てることなく焚火の土台の上にヤカンを置いた。

そうして少し待っている間、ミツキの目が―――ペルラのようにとらえるならば覚悟を持ったようなものへと変わっていくのが見て取れる。]

 ほどほどに自信とやる気があるなら十分だ。それに素直なのもいい。

[変に自信満々のやる気満々でも、逆にまったく自信なくて嘆かれても困る。ペルラからのように無償の信頼を得られるほうが稀なのだ。

途中表情がおかしかった気がするが、自分が大丈夫。なんていうのは似合わなかっただろうと自己納得することにして、強気なようでちゃんと礼儀正しい態度をとるミツキを見て頷いて]

 いきなりやれ。なんていわないしやりかたは教えるから任せておけ。

[実際二人で乗るなら彼女にも協力してもらうときが出てくるだろう。まぁそれは二人乗りだから仕方なしにというのはありつつ、おそらくもっと色々必要なことがあるのだろうなぁ。などと思う。あくまで想像が合っていればだけど、と思たところで次の言葉には、予想外で少しの間固まった。]

 …………そんなもんか。

[自分の対応で落ち着けたらしい。自分でも自覚しているが、投げやりな態度であったとは思ってもいる。
だから納得しているとはいわないが、ミツキにとってはそういうものなのか。という風に受け止めて]

 礼は、色々上手くいったらな。

[自覚がない事柄なので、まぁ後でな。というようにお礼の言葉は保留するような言葉を口にした。]

 ああ、最初はテント潰したことに腹立ったがどうしてそうなったのかわかったから気にするな。怒っていない。

[水浴びしていた時だ。当然ながら裸だった。
そして大切なイヤリングをなくすわけにはいかない。テントにいれていたのだが、それが呼び水となったのだとミツキの話からわかったんだが、なんか思った以上に狼狽しており、首を傾ぐ]

 いや、こんだけしてりゃ十分だし、いちいち気にするなよ。

[だらしないようで実はしっかりしていたミツキの幼馴染と違って、この辺りだいぶ大雑把なアスルなのであった。

後ろを振り返り頭を抱えるのをみて、これからしばらく大変そうだな。などとは思いつつ、開けていた前を閉じた後に、もういいぞ。と声をかける。]

[その後は、気にしていたようなのでミツキも誘ってテントを元に戻す。
一人だと手間な作業だが、真ん中がぐしゃっとなっただけなので紐を引き直して整えるのも二人がかりだとすぐに終わる。
そして荷物からコップをもう一つ取り出した。沸いたお茶――少しだけ懐かしく蜂蜜を少しだけいれたお茶をミツキへと渡してお茶を飲みながら]

 眠たいかもしれないが少しだけ話をさせてもらうぞ。

 おそらくだが…ミツキは俺たち風にいうと御伽噺の世界の人間とかそういう類のやつだ。

 意味わからんかと思うが実際そういうのだと思うぞ。

 ミツキは飛行機に自分も乗っていいんだ。っていってただろ?この辺りでの移動は全て飛行機ってのが常識だからな。乗らないならここで暮らす以外の選択肢はないって感じだ。

[どれだけ遠くても恐らくそれだけは常識だろう。と確信をもっていいつつ]

 昔色々あったらしくてな。大地で住めなくなって、俺たちは浮遊する島に移り住んで暮らすようになった……って古い本にのってた。

[大雑把ながらその辺りを成り立ちといわれているものを説明する。
それからは浮遊都市で人は暮らしている。地続きで都市と都市は繋がっておらず移動は飛行機でいくもので危険がつきものなのだ。とか。
だからミツキが上から落ちてきたときに飛行船とか飛行機から落ちてきたと思った。等と付け加えたりしつつ、何か質問があればいくつか応えはしただろう。]

 それと、当面だが向かう先は決めてある。

 不思議な空間で、ミツキに似たそいつに、なんとかする。って言われたんだろ?

 ……そいつの力が通いやすい場所を知っている。

[安全確保、もあるが、そこに導いてほしい。というのもあったんだろう。とは内心だけで呟きつつ]

 もしミツキが戻れるとしたら、正直いって今のところそこ以外浮かばないからな。だからそこに向かうがそれでいいな?

[そいつ。とペルラの名を頑なに口には出さないまま、方針を伝えた後は、寝るときはテントを使え、俺は外で寝る。というのであった*]

[そうして翌朝。
火を起こし―――その仕事をミツキが上手だったのに少し驚きながら、保存食の乾パンとドライフルーツ。それに簡素なスープを食べた。
そしてテントを片付けて荷物を纏めたところで]

 じゃあ、飛ぶ前に色々教えるからな。

 俺はここで操縦する。他の空いてるスペースならどこにいても基本的にはいいが、離陸と着陸のときだけは手摺に捕まるなりしてくれ。安定したら離していい。
 最初は怖いかもしれないが慣れれば腰掛けて寛げるぐらいになれるぞ。

 ただこの機体は左右に大きく動くときは乗ってる人間も身体を傾ける必要があるからその時だけ協力してもらう。

[ミツキにとっては雅空とバイクを二人乗りしてるときにそういうことを教わったかもしれない。]

 だから事前に曲がるときは言うから俺の背中にしがみついて身体を傾けるか、黙って抱き寄せられるかになるんでその時だけ協力してくれ。

[それはつまり、緊急時や、ミツキの動きが鈍かったら強制的に抱き寄せる。ということである。年頃の女性がどうだとかもそういった思惑もなく。必要なことだからとあっさりというし、反論も聞かないという態度で説明した後に、荷物はフックをかましサイドに縄で固定する。]

 んじゃ、いくぞ。

[ミツキが手摺なりに手を伸ばしたところで頷いて、スイッチを押すと折り畳まれていた翼が側面から現れる。

油圧式のポンプを手作業で何度も引いては押して圧力をかけることで内部では駆動音が響き、翼が動き出したところでエンジンをかけたところで、そろそろ動くぞ。とミツキへと声をかける。

風が肌をうち、髪が後ろに流されるように揺れる。
最初は草原の地面をすれすれで滑空するようにしながら徐々に高度をあげていく]

 ほら、繋がってないだろ。

[小島の端までいけばそこは絶壁であり、海の変わりに空が広がっている光景がミツキには映るだろう。そうして彼らは空へと飛びあがった。]

 もう手を離していいぞ。

[飛行が安定したところで声をかける。

風圧や冷たさを想像していたかもしれないが、思ったよりもそのどちらも穏やかで、ミツキにとっては電車に軽く揺れているぐらいの感覚だっただろうか。それがより異世界だと思えたかもしれない。
実際、そういう空中においての守りがこの飛行機には備わっているのがこの世界の文明だ。と小難しい説明は退けて、ミツキに聞かれたら簡単に応えただろう。]

 じゃ、このまましばらく飛行して一旦浮遊都市があるからそこに立ち寄る。一人旅分しか物資もなかったし、色々補給しないといけないからな。
 目的地はその次の島だ。

[空から見える大地は霧のようなものに覆われており不気味に見えただろう。反面空は清々しい群青色を背景にしており、小さな岩場が浮いていたり、自分たちが止まっていたような小さい島もいくつか見えたかもしれない。そんな光景を楽しんだりしていただろうか。その間は邪魔せずにいつつ、一段落したところで声をかける。]

 そういや聞いていいか?

 最初あったときに俺をみて、生き別れの兄。とかいってたが、俺にそっくりなやつでもそっちにいるのか?

[少し気になっていたことを聞く。いるならばどんなやつ?と聞くのは単に気になったからであり、飛行中の世間話でもあった**]

【人】 武藤景虎


 無意識に思い出してるところはあった気はするんだけどね。

[“武藤がずっと武藤だったから“>>89と言うのには、どういう意味だろうと少し考え込んだものの、あの事故の前のオレも柚樹が好きでいてくれているオレと変わらなかったという意味なら嬉しいと思う。

“そういうとこ、本当、武藤“というのが褒め言葉だと言われたことを思い出して、少し気恥ずかしくなった。
でもそれは、何よりの褒め言葉だと思っているので。

過剰に意識をして躊躇を覚える必要もなく触れられることが今は嬉しくて、指先に触れた体温がやけに熱く感じられた。]
(99) 2023/03/06(Mon) 2:59:14

【人】 武藤景虎


 冷静におしゃべりは無理……、だったかな。

[それがわかっていたからこそ、“あれ“はオレの前には現れなかったのだろうし。

偽物の柚樹については、美術館の中で柚樹が遭遇していたものと同じだと考えれば、柚樹の説明>>90は納得がいった。

柚樹に好きだと告げた時、同じ気持ちだと答えたすぐ後に、“でもダメだよ“と、恋人にはなれないと言われた理由を思えば、あの時の柚樹が抱えていた思いをそのまま表しているのだろう、とは。

柚樹と付き合ったらオレが変に思われるからとか、そういう。]

 まあでも、偽物の柚樹には全く心は動かされなかったよ。

[何も心配してなかったと思うけど。

だから、オレの方も似たような感じで自分の深層心理的なものが反映されていたのだろうと思うと、若干聞くのが怖くはあったが、気になってはしまう。

一言目の説明でもう、「は?」とは不機嫌な声が漏れてはしまったが。>>91

やっぱり“あれ“と冷静に話すのは無理だったと思う。]
(100) 2023/03/06(Mon) 2:59:57

【人】 武藤景虎


 いや、オレだって素面でもそれくらいは言え……、いや、続けて……。

[愛してると言ってきたからオレじゃないって判断されるのはどうかと思うと反論しようとしたものの、事実なので先を促した。]

 ああ……、それは確実に言わないかな。

[次に挙げられたことは、柚樹がオレではないと気づいても納得のものだったけど。

柚樹が忘れろと言ってくるようなことも、全部覚えているところはあるし。

なんでもかんでも覚えておこうとするのは、以前繰り返し見ていた“柚樹が最後の一人になる悪夢“のせいだと思う。

あの夢の中で、柚樹が天使にオレの記憶を消して欲しいと願った時、絶対に忘れないと叫んで、仮令神様の力とかで記憶を消されるようなことがあっても、忘れないつもりだった。

だから、“忘れる“ということを無意識下で避けているのかもしれない。

その分、ごっそり記憶を失くしたことのショックは大きかったのだが。]
(101) 2023/03/06(Mon) 3:00:21

【人】 武藤景虎

[その他挙げられたものは、改める気がないか改められる気がしないものばかりだったから、柚樹が改めて欲しいわけではないならそれでいいかと思って。]

 中身がある……って自分で言うのすげえアホみたいだな……。

[そんなこと言う奴がオレの理想だったらやだなとは思いつつ、まあ、コンプレックスの最たるものなのは確かだったので。]

 ん……、でもそれも、柚樹がそんなことないって言ってくれたから、もう気にしてないよ。

[柚樹があれに縋ることは無いとはよく理解できたから、聞いておいてよかったなとは思う。]
(102) 2023/03/06(Mon) 3:02:26

【人】 武藤景虎


 お互いにもうあれが出て来ても何の問題もなさそうだとはわかったから、大丈夫。
 あ、紅茶ありがと。

[“あれを呼んだのは私かも“と言うのに緩く首を振って、新たにカップに注がれた紅茶に口をつける。]

 わかった、その必殺技みたいな名前のケーキは帰ったら奢るよ。

[“新エクストラスーパーあまおうショートケーキ“ってどんなんだろうと思いながら、ボウルに入った苺を口に放り込んで。>>93

オレもスーパーモンブランのことは思い出してはいたよ。

その時も、ケーキで手打ちにしてもらったんだった。

あの時初めて柚樹を部屋に呼んだんだったなと懐かしい気持ちになる。
ほんとにケーキ食べに来るだけのつもりだと思ってなかった、と笑って。]

 ……ありがとな。

[こうして思い出が語れることが嬉しいと改めて実感すれば、謝る代わりにお礼を告げて笑みを返した。]**
(103) 2023/03/06(Mon) 3:02:52

 一応言っとくけど、昨夜の時点でもオレは柚樹のこと、女子として意識はしてたよ……?

 じゃなきゃあんな、ベッド離したりしないし。

[半年前のオレが柚樹に恋情がなかったと思ってたなら違うよ、とは言っておかないとな、と思って。

うっかり見てしまった胸や下着も、まるで気にしてないみたいだったから。

いや、女だと知られたことの方に意識が行ってたのはわかるんだが。]

 あれもあの時点のオレには、刺激が強くはあったので……。
 
[告白もしてない状態で手を出したりはしない(できない)のはあるとはいえ、何かあったら困るわけで。

いや、あの場合オレはオレだからいいのかな。
でも経験の記憶がない状態では、またもたつくかもしれないし、それはちょっとカッコ悪いから。

柚樹の心情を思えば、そんな状況でもなかったのはわかってるんだけど。]


でも、こうしてちゃんと触れるようになってよかったな。

[指を絡めて握ると、身を乗り出して軽く口付けた。

丸一日くらい一緒にいて、キスのひとつもしなかったことなんてそうそうなかったから、随分久しぶりに感じられた。]**

【人】 田中 天美


 は、食えんでかわいそうにのお。

[からからとした笑いの軽さと振る舞いは、何度となく繰り返した軽口のひとつだと察するに容易い。本心から哀れんでいる訳もない。

 飯も食うし眠りもする、大太刀を振るうだけの力はあるがそれも常人で手の届く範囲。化けもしなければ宙に浮けもしないし空を操れもしない。老いも死にもしない以外はただの人間だ。
 違いはそれ“だけ”だが、人においては決定的な差だ。生まれた地を、妻子を、真っ当な一生を手放さざるを得ない差だ。老いぬ所為で一所に留まることもかなわず、放浪を余儀なくされ、そして何より死を許されない。
 深江がどれほどまで終わりを希ったものか。長命といえど命に限りある化生では分かってやれない。多くの死を見て別れを知る立場は同じでも、やがては死ぬ狐とは違う]
(104) 2023/03/06(Mon) 3:14:04

【人】 田中 天美

[そも、人喰いの化け狐と、それを討ちにきた退治屋が最初の関係だ。紛れもなく敵であったが、いくら食い破ろうが裂こうが物ともせず大太刀を振るい、息の根を止めようとする姿の異常さに気付いた時、剥き出していた牙を収めて代わりに声を掛けたのが、次の関係に至るきっかけ。

 生きるには肉であれ生気であれ人を喰らう必要がある自分と、いずれも喰らったところで無限に再生する不死。山に入る人も減り、狩りに難儀していた時分に深江の存在はあまりにも都合が良かった。代わりに他の人間を食ってはならないという約束も有って無いに等しい条件だ。ただ傍にいりゃいいだけなのだから。

 互いに利があると見込んで成った関係だ。数奇にも三桁を超えても破綻せず、そして自らが終わりを迎える瞬間まで続くのだろうという予感がある。
 今更他の道を選ぶ気も、別の誰かを伴って生きる気も起きやしない。それを人は惰性と呼ぶのかもしれないし、執着と呼ぶのかもしれないし、もっと他の名をあてるのかもしれない。無論、そんなの自分たちにとってはどうでもいいことだ]
(105) 2023/03/06(Mon) 3:14:41

【人】 田中 天美


[どうしたって違う生き物で全てを理解できずとも、こうして縁あって共に生きている。
 それ以上でも以下でもない。
 唯一無二と過ごす現在に安穏とした満足を得ていることだけが事実だった]
 
(106) 2023/03/06(Mon) 3:15:06

[共に死ねた日こそ、最も満たされる瞬間であろう、とも]
 

【人】 田中 天美


 んじゃ具考えなきゃの。
 いや巻きたすぎか???

 餅は明日バーベキューの時んでも焼くかあ。
 砂糖醤油作って……きなこもええな。小屋行ったら無いかの。

 魚は次だなあ。
 貝はあるし煮付けにでもして具にせんか?

[コテージの橙の明かりに照らされながら、色んな匂いが混じり合うキッチンで、やいのやいのと騒いで笑う。
 貝の煮付けの甘ったるそうな醤油、きんぴらの味付けに使ったごま油の香り、炊けたばかりの飯の仄かな甘さ。フライパンで作った卵焼きはちょいと歪だが香ばしそうなきつね色で美味かろう。おむすびの具も何種か作って海苔で包み、できたおかずと一緒に弁当へぎゅっと詰め込めば完成だ。沸かした茶を水筒に移してる間に、リュックの荷詰めは深江が済ませたようで、明かりを受け取ると経つ準備は終い]
(107) 2023/03/06(Mon) 3:15:36

【人】 田中 天美

[肌を撫でる夜気は心地よい涼しさを連れてくる。じぃいと羽を鳴らす虫の音、ひょうひょうと細く鳴く鳥の声、葉土を踏みしめる音と二人の会話が夜に混じり合う]

 うっかりコケても知らんぞお。

[実際のところ夜目は利く。この程度の山なら明かりなど持たずとも影に足を取られることもない。それでも繋いだ手の先には暗闇を覗けない男がいるのだから、先導して照らしてやらねばなるまい。
 まあ、気配を読める人間でもあるから、心配なんてものはしてないが]
(108) 2023/03/06(Mon) 3:15:57

【人】 田中 天美


 ああ。
 最近じゃあ、一等かもしれんの。

[深江が天を仰いで足取りが緩んだのに合わせ、同じように空を見上げた。木々の空隙を冴え冴えと星が瞬いている。
 思わず見惚れて足を止めるほどの豊かな情緒は持ち合わせていないが、美しさだけは分かち合える。いいものだと共感し、それでいて更に奥へと進んで行く]

 しかし、天辺となるとどんぐらいかかるもんかの。
 適当なとこで弁当広げてもええかもしれんな。

[そんな会話を交わして暫く、開けた一帯を見かけて足を止めた。
 人の手で十分手入れされているようで、地表を覆って陽光を遮る木々をいくらか間伐したのか、雑草や蔓が雑多に生い茂ることもなく、陽光に照らされて緑に包まれている。
 近くの切り株も芽吹いており、あちこちに小さく花も咲いていた]
(109) 2023/03/06(Mon) 3:16:12
  大丈夫……はい、大丈夫です。


[辛うじて答える。
 気分が悪い。

 今のは、やはり“そう”だろうか? こんなに短時間で波がひくことは、今まではなかったはずだが。楓が同類であることが理由だろうか。

 ついさっきそれでも構わないと思ったはずなのに、実際に起こると暗澹たる気分になる。
 それは、椿に生きていてほしい、と言った楓にわざわざ殺させたくないのだ、と気がつく。

 ならば自害すべきだろうか。
 それにも、頭の奥でNOが響く。

『ヒトでないものが生きようとして、何が悪い』

 楓の言葉が繰り返される。
 そう、そうだ。どこかでずっと、そう思っていなかったか。
 認められなかった。それを認めてしまえば、あの人が悲しむ。同時に、やはり彼こそが椿を最も拒絶していたのだと知ることになる。あれほど愛してくれたというのに。]

【人】 田中 天美


 お、ここらでどうだ?
 弁当も冷めきるよりよかろ。

 うん、昼に来ても悪くなさそうなとこだの。

[休憩には丁度いい箇所を見つけ、一旦ここで弁当を広げることに決めた。どっしと地面に座ってあぐらをかき、持っていた懐中電灯のボタンをぽちと押す。行きの道で深江に教えられたが、先が消える代わりに持ち手全体が光ってランタン代わりになる機能付きのやつらしい。便利なもんもあるもんだ。
 互いの間に置き、はようとリュックから出すよう促しつつ、どちらともなく空を仰いだ]
(110) 2023/03/06(Mon) 3:16:29

【人】 田中 天美


 ……ああ。

[盆いっぱいの銀砂を撒き散らかしたかのような星々が、夜に燦めいている。
 それは先の一等を素直に上回る景色に違いなく、ただ嘆息した]*
(111) 2023/03/06(Mon) 3:16:46

【人】 黒崎柚樹


["ひとめ?ふため?惚れ"だったとは、聞いている。

美術館へと向かうバスに乗る前。
同じ研究室に所属して半年後、初めてまともに雑談らしい雑談をしたあの時。

笑った私を"かわいい"と思って、もっと笑ってるところを見たいと思ったんだって。

武藤を疑うわけではないけれど、でもあの時の私はまだ男としか見られていなかったのだから、そういうものかなと不思議には思っていた。

このキャンプに来て、私を女と認識していない"あの時の武藤"と沢山おしゃべりして。
女と知っても知らなくても武藤は良い奴で、優しくて、楽しくて。

性別を知って、これは女の子に対する"好き"だったんだ、と気付いた風なのがあちこち見てとれてしまったのは、きっと自惚れではないと思う。]

 ……うん。それは、そうと思う。

[武藤の言葉 >>99 には、だから私も頷いた。

性別を知って、さして不思議とも思っていない風だったし、むしろとても腑に落ちた風な言動になったのもそういうことなのだろうし。]
(112) 2023/03/06(Mon) 6:45:45

【人】 黒崎柚樹


 私のこと忘れちゃってても、男だと思ってても、武藤のこと、好きだなあ……って、思ったよ。

[だから武藤の記憶がこのまま戻らなくても、この武藤ともう一回日々を重ねていくのでも良いやとは、覚悟決めつつあった、とまで言ったら、表情を曇らせてしまうかな。言ったけど。]

 ………………。

[あ、やっぱり、偽の自分にも嫉妬、するんだ。するんですね。

不機嫌になったり怒ったりした武藤が漏らす「は?」 >>100 が繰り出され、やっぱり"あれ"と会話の成立とかは望めないことだったんだねと肩を竦める。

"忘れる"ことに対して、武藤がそこまで脅迫観念レベルに私のことを覚えていようとしているとまでは知らぬまま、でも本当に、武藤は私のちょっとした言動や出来事を覚えているから、そんな彼が「嫌なことは忘れろ」と告げてくるのは何よりの違和感だったかもしれない。

色々全部、"あれ"の言ってくることは薄っぺらかったよと頷いて。]

 こうすれば"好かれるオレ"のできあがり!って感じで。
 ものすごく、うさんくさかった……。

[思い返しながら、渋いみかんを口にした時みたいな顔になってしまう。ああ美味しいミルクティーで口直ししよう、と立ち上がり。]
(113) 2023/03/06(Mon) 6:46:18
 




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