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人狼物語 三日月国


194 【身内RP村】賽来蓮迦-鬼ノ哭骸-

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視点:


【人】 月迦嶺鬼



  ……まだこの山を二人で巡ってなかったな
  一緒に……といいたいところだが

  
今は駄目だ


  その後ならいつでも案内しよう
  何もない山だが、それはこれから……
  これから────だ


 
(0) 2023/01/19(Thu) 21:30:26

【人】 月迦嶺鬼



[ ────これから甦るのだ。
  その山を二人で巡りたい。

  春には花が咲き
  夏には緑が生い茂る
  秋には紅葉が落ちて焚き火が出来る
  冬は一面銀世界

  そんな山に戻る。
  二人ならそれが可能だと思い始めていた。 ]


 
(1) 2023/01/19(Thu) 21:30:38

【人】 月迦嶺鬼




[ 後で、戻ってから伝えようと思った。
  すぐ戻れる。そう思っていたのだから。 ]



 
(2) 2023/01/19(Thu) 21:30:49

【人】 月迦嶺鬼



[ その笑いはやめろとでもいうように
  苦笑いの表情の口元へもう片方の手をやり
  口の形を変えようとした。

  それで少しは歪んだ顔になれば。 ]


  次は笑顔で迎えてもらおうか
  ……言ったであろう
  我はそなたを置いていくことはせぬよ


[ どこまで見透かされていたのか。
  みつきは洞察力がある。周りをよく見ている。
  きっとこの山に見回りが必要ないことも
  理解しているのだろう>>1:29


  不安げな表情を苦笑いに変えて……。
  もう少し、心が触れ合えれば
  何もかもを伝えられただろうか。

  心を通わし分かち合うのは
  これからだったというのに。 ]


 
(3) 2023/01/19(Thu) 21:31:17


  去れ、この山から去れ
  山を穢す者には厄災が降り掛かろう

  巫子が守った命を粗末にするな

  去れ、
去れ


  
人は天には逆らえぬ



 



[ 吹雪を起こし、松明の灯りを消していく。
  みつきが守った命ならば
  己が散らしてはならぬと加減をした。



  ─────それが人に反撃の機会を与えた。 ]


 



[ その人間達の目は虚ろ。
  ほとんどが白目を向いていました。

  まるで、操られているかのように……。
  村の人間は使い捨てということでしょうか。
  お可哀想に。

  ただ松明を持ち前進する屍のような人形。

  人間の中に呪術を使う者でもいたのでしょう。
  
呪術。まじない。


  我らに一矢報いる唯一の方法。

  
”破魔の矢”

  
  人間を盾に鬼目掛けて放たれた。
  人を目眩しにして、
人を貫きながら

  何本も、何十本も矢が鬼に刺さっていく。 ]
 

 



  
ぐっ……

  よもやここまで力があったとは


[ 矢が刺さった場所が再生しない。
  力が弱くなったとはいえ
  人間に痛みを与えられるとは考えていなかった。 ]


 




  だが、これしきで我を殺すことは出来ぬぞ

  
さあ人間、次はどうする?



 



[ それは鬼の強がりだったのか
  本当のことだったのか


  今となっては解らぬこと。



  余裕の笑みを崩さない鬼は
  まだ帰れると思っていたのでしょう。

  すぐに帰ると約束した場所へ。 ]**

 


[ あの御方ほどに慈悲があるわけがない。
  あの鳥ほどに割り切れるわけでもない。

  逃げることを許すと言いながらその実
  選択を放棄しているだけだと

           はじめから気がついていた。 ]

 


[ お前に想像付けられたとするのなら
  そいつは気が滅入ってならないことよ。
  こんな無様な面々だもの ]



   ………ちぃ、っ 気が悪い。
   人の足は鈍いな 苛立たせてくれる


[ 下っていく人の気を感覚で追いかけては
  その鈍さにゆらゆらと尻尾を揺らし
  未だ苛立った様子を見せ。

  どうして吾はこんなことをしているのだろうかと
  等しくもう1人の吾が首を傾げる。

  巫子に罪はない。人に×は××。
  狐に××はない。人に××は──。 ]*

 

 
[ 守った、つもりはなかった
  
  おごりでなく、ただ、行けと言われたから。
  それが村の為になることは知っていても、
  何も持たない自分にとっては
  最後のよすがであったのだから。

  今、どちらかを選べと言われたなら
  そんな心積りはとうにできていた。 ]

 



   嶺鬼さま………どうか、


[ 命を奪わずに争いごとをおさめようなどと
  無謀で考えのないことは云いません

  禁忌を犯したのは人の方だとしても
  私が守ったとなれば優しいあなたは
  加減してくださると
  どこかで確信を持ってしまっているから

  何人も生贄を差し出してきた程の村人が
  禁忌を犯すなど心が狂っている以外にありえないと
  薄れかけた顔と声を思い出して思うから


  私は、なによりあなたに無事でいてほしいのに ]

 



[ ────嫌な予感ばかり 的に当たってしまう ]

 
 


[ 山の麓は昔よく歩いていても
  こちら側はろくに歩いたこともない
  見つからないように

  暗い山道を駆け下りていく ]


   …………ッッ、!


[ 草木に引っかかって頬が、足元が切れ
  赤い筋を垂らしても尚
  待っていた時間を取り戻すように走った。 ]
 



   痛くない、
痛く、ない…痛くない…



[ 蹲ってしまいたくなる気を抑え
  手がかりを探して山を下った

  しばらくすればぼんやりと灯る
  たいまつの群れを見つけて立ち止まる ]
 


[ 鬼に向かって叫ぶ人間たち
  今にも山を焼かんとする火がゆらめき
  視界を何本もの矢が横切った。 ]


    あ、……………


[ ぐらりと視界が歪んだ気がした。
  土を踏みしめて駆け出す。 ]
 

 
[ 破魔の矢が何十本も突き刺さるのを
  遠くから見ているしか出来なかった

  平気なはずがないのに
  力も何も持たない自分に一体何ができるだろう

  それを考える前に足が動いて、
  たいまつを持った人の群れの中へ飛び込むよう

  破魔の矢を放つ呪術師の目の前に。 ]
 



   やめ、っ!!!

   撃たないで、
   鬼様が何をしたというのですか!

   贄の私は生きております
   村に何かすることもありませんでしたでしょう


   どうか、


   


[ そこまでいって呪術師の顔を見上げるより早く
  腕が横から複数人の村人に絡め取られて
  膝を着かされた ]
 



   W人に仇なす鬼の手先めW
   W懐柔された人など人では無いW


   W"  此奴も殺せ  "W


 



  『 謀反者も盾くらいにはなりましょう
    殺されていないだけこの贄は
    あの鬼の好みなのかもしれません 』



[ 人を貫きながら放たれる破魔の矢。
  虚ろな目をした村人たちに連れられて立たされる。
  見上げた視界に映ったのはあなたの姿だった。 ]
 



   ぁ、………りょうき、さま
   ごめんなさい
ごめんなさい…どうか


   守らなくていいのです
   人など 愚かな生き物で
   
   恩を仇で返すしか出来ない
   村人たちは 
…私も、


   だから、


 

   

   嶺鬼さま お願いです
   加減 しないでください

   死なないで
   置いて いかないで


 



   …私ごと 殺して **


 




  これ程まで未来を夢見たことはなかった




 




  
それ以上に悔しい思いをしたこともなかった



 



  今までは我が犠牲になれば解決した


[ 神格を自ら手放した時も
  鬼と成り気が変化しようとも己は己だ。

  神気が妖気となろうとも
  体に取り込まれればそれは同じ。 ]


 



[ だが、なんだこの状況は……
  この惨状はどうした。

  全ては力だったのだ
  力さえ衰えなければ
  こんな人間共にやられることもなかった。

  神は自然は本来契りなどはしない。
  だが天災によって人間が苦しむのならと
  契などをして人間を信じた結果がこれだ。

  生き物は共存出来ると信じていた。
  それはまやかしに過ぎなかったということだ。 ]



 



[ 人間は欲深い、愚かで、儚い。
  悪い者だけではないと知っていた。
  山のことを気にかけてくれる者。

  みつきのような者だっている。 ]


 




  我は、人間をどこまで信じたらよかった……?




 



  みつき、言いつけを守らない悪い子だ


[ この状況で笑える”己”がわからない。
  余裕を見せるためか、
  みつきを安心させたいが為か。
  きっとその顔はいつもと同じだっただろう。 ]



  こんなところまで来て
  我にそこまで会いたかったのか?


[ だが今の我は鬼だ。
  このいつもと変わらぬ顔が
  嬉しそうにしているその姿が
  より狂気滲みて見えるのかもしれない。 ]


 



  我が巫子を守るのが鬼の務め
  だが……


  みつきを巫子を誰かに殺められるぐらいなら
  我がこの手を血で染めよう



[ 本来、守るべきだった血を自ら浴びよう。 ]



 



[ 山が血で穢れてしまった。
  己の血と人間の血が
  白い雪を赤く滲ませていく。

  人間たちの矢がこちらに向けられる。 ]






  これから迎えるのが死だとしても
  綺麗な姿のままで


[ 再び唇を合わせ今度は
  気を失うくらいの生気を奪い取る。
  それとほぼ同時に矢が放たれた。
  抱き締めたみつきを庇うように
  背を矢面へと向けても。

  
ーーー
その矢は二人を貫いた
ーー→


  みつきの様子はどうだっただろう。
  目がかすみはじめる。
  二人を繋いでるのは、貫いた矢があるからだ。 ]






  我は死なぬ
  そなたを置いていきはせぬ

  だがみつきを殺したのは我だ



[ 抱き締めていた力は抜け
  それでも彼の体温が失っていくことがわかる。
  やがて命の鼓動を感じなくなった時。

  
山に怒号が響いた。

  大地を揺るがすほどの大きさに
  近くにいた人間ならば
  鼓膜は破れ血が噴き出すだろう。 ]


 



[ 山が唸る。穢された怒りで。
  音もなく、人間の首が一つ飛んだ
  鬼の近くにいた人間だ。

  血が噴水のように噴き上がる。
  真っ赤な鮮血が松明の灯りと一緒に落ちる。

  また一つ。ぽとり、ぽとりと落ちていく。
  操られている人間は無反応だ。
  だが赤い華は次々に咲いていく。

  恐怖もなく死を迎えられたのはそこまでだろう。
  次の瞬間”かまいたち”が人間を切り刻む。
  四肢がバラバラになっても意識がある人間の
  頭を踏み潰す。 ]


 



[ 己の巫子を抱えたまま
  矢に貫かれたままの二人。
  鬼は立ち上がり歩き出す。

  松明の火は消えることなく人間の手から離れ
  山に火がついた。

  辺りは炎で明るく灯され
  その炎の中を歩く鬼、逃げる人間を映し出す。 ]






  
誰一人として逃しはせぬ



[ 血の噴き出る音
  人間の肉が千切れる音
  断末魔も山に響き木霊する。 ]






  
この地に、この山に人間はいらん

  足を踏み入れた者すべてを許さぬ



[ 人間側も反撃し、破魔の矢を放つも
  今の鬼には届かない。

  我先にと馬に乗って逃げる人間の首を
  指を少し動かして
刎ねた。
 ]





  人間とは脆く弱い
  指を少し動かすだけで死んでしまうではないか

 
  
ハハッ、ハハハ……! 楽しいなァ

  
人間などただの肉塊だ



[ 炎が山を
く染める
  やがて人間全てを惨殺した鬼は
  ふらふらと壊れた祭壇へと向かう。 ]*






  ── 祭壇 ──




  みつき
  そなたと初めて会った場所だ


  此処は祭壇。儀式の場
  さあ、我が巫子よ。お別れだ
  
そなたの魂、山にもくれてやらぬ



 



  我、月迦嶺鬼の名のもとに
  この御魂を輪廻へ還す

  豊葦原の千五百秋の瑞穂の国
  万劫末代の末
  賽来するその時まで

  我の記憶の一部を以て
  その御魂を守り清め穢れを払おう


 



[ みつきの体に手を翳し、魂を浮かび上がらせる。
  その魂は小さく尽きようとしていた。

  出来るだけの力をその魂に込める。
  記憶と心の一部を込めれば
  消えそうな魂は眩く輝き、

  そして

  空へと昇り溶けていった。 ]



 




  
あ゙っ……
ふっ、
ゔ……



( 心の一部を渡した。
  直に自我すら保てなくなり
  修羅となるだろう。

  憎しみのまま山を滅ぼすか
  人を根絶やしするか

  いづれにせよ、我の意志はここまでだ。 )


 



[ 赫い、全てが


  一度目は瘴気に侵される山から瘴気を取り込んだ罰。


  二度目の禁忌は────
己の巫子を食べた罪。 



 

【人】 月迦嶺鬼



  
山を、頼んだぞ
我を、殺してくれ




[ 誰かに向けての言葉。

  山を向いて、どこかの鳥と狐に投げた言霊。 ]

 
(15) 2023/01/22(Sun) 19:08:45