【人】 蕃神 雷恩― 植物園:緋雁と ー [己が根を張る姿に、少し驚いた様子の緋雁。 確かに、この姿はあまり見せたことがないかと 根をしまい込んだ。>>4] この地は。汚染されていない。 躰が嬉しいと、いっている。 [つまりは気に入った。ということで。 淡々としながらも1つ頷く際の声音は少しだけ柔い。] そうか。 ――君らが、不調になるのなら 俺や桜花にとって良い場所でも それはよくない、と、思う。 [ふむ、と納得する様子で言葉を紡ぐ。 割合、普段の自分たちと比べ長く留まっているように思うから 不調などはないかは、気にかかっていたので。 内心の安堵が。少しばかり視線に滲む。] (10) 2023/11/23(Thu) 8:36:20 |
【人】 蕃神 雷恩[土に根差す以外に、何かしたいことはあるのか。 ――己はそれを考えたことがなかった。 本能的な希求。それが行動原理だった、ものだから。 思案。 思索。 はたから見れば無言で緋雁を眺めているように思えるだろうが 本人は頭の中で考えを巡らせている。 自分は、何を、したいのだろうか。 吐息を零す。] ……いままでは、きっと。 なにもなかった。それ以外。 今は、多分。その。 [珍しく、少しだけ言いよどむ。 それは果たして、自分に求められている役割から 逸脱する行為ではなかろうかとも] (11) 2023/11/23(Thu) 8:36:34 |
【人】 蕃神 雷恩 話を、してみたい。 と、思っている。 ――誰と、でも。そのことで悩んだりすることがあっても。 それは、君にとって失望する、答えか? [根を張るという目的に付随するには 生産性がないと思われるかも、と内心。 付け加えるように失望するか。と尋ねる言葉は無意識だ。 今迄は、言葉に出していなかっただけ。 ――ことばにださずに、ずっと言葉の裏で問うていたこと。] (12) 2023/11/23(Thu) 8:36:49 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a6) 2023/11/23(Thu) 8:39:21 |
【人】 蕃神 雷恩だとするのなら。今。 ――俺に触れているメディウムも、 そんな風に興味を芽生えさせてはいるか? [己にとっては君も、貴女も――「メディウム」は生命なのだ。 自分から、触れてみたいと思ったいのち。 そして「貴女」の囁きに耳を傾けていたいものである。 そんなこんなで辿り着いた場所で見たのは、 栗鼠を手招いたのちに彼女が拾った木の実をわたす様。 触れてみるかと告げる彼女の掌の中の栗鼠は じっと、こちらを見ているようだ。 俺は緊張というものを初めて経験する。 びくん、と。肩を震わせながらそれを見やる。 ふわふわの、まるくて、なんか動いているもの。 黒い瞳がじっとこちらを見ていて。 掲げられたそれにおそるおそると指先を伸ばす。 ――常では、伸ばした後に触れはしない。 でも、いまは。] (24) 2023/11/23(Thu) 18:51:17 |
【人】 蕃神 雷恩 ……あたたかいのだな。 [触れたそれはやわらかくて、あたたかい。 あの、戦場の幼子の躯は。 一体どんな体温だったのだろう。 少しだけ、泣きたくなるようだ こんなこといままで、なかったのに*] (25) 2023/11/23(Thu) 18:52:49 |
【人】 蕃神 雷恩― 植物園:緋雁と ー [ここの土地も、空気も今迄経験してきたものよりも とても上質である。 何せ外の世界は汚染ばっかりだったものだから。 ちょっぴり肌艶も良いきがする。多分土地が栄養たっぷりだから。 思いを表出するのは苦手だ。 それでも、思うことを伝えられるようには、なっていた。] (33) 2023/11/23(Thu) 19:47:29 |
【人】 蕃神 雷恩[ただ。彼の言葉を聞いて>>30 ――その考えに、目をパチリと瞬かせる。 己は、新人類としてふさわしい行動をしなければならない 自分より後の、新人類――桜花の反面教師、或いは模範として。 それを念頭に置いたうえで行動すべきで。 考えるべきで、と思っていたけれど。 望むままに。試してみてもいいのだろうか。 その得た経験は、良いものでも、悪いものでも。 それでも?] 緋雁は、色々しているのだね。 確かに、そう。 俺は。この間栗鼠に触れた。 ――自由な行動が、許されているのなら。 俺はもっと。誰かと話したい。 直青たちや、その、研究所の者らとか。 緋雁とも。もっと。 触れてみたい、聞いてみたい、感じてみたい。 植物も、生き物も。 [――許されたい。 それは、生きることだといえるのならば>>32] (35) 2023/11/23(Thu) 19:48:55 |
【人】 蕃神 雷恩 直青たちが、とめてくれるなら。 望んでも、いいのかな。 ―― でも、そのときに。 失望されるのは、いやだなぁ。 [失望を恐れるのは、一度それを経験したから。 言いよどむのは、それによっておこる影響への懸念から。 自我を出していくことを恐れるのは、それによる悪影響を忌避して。 自分の欲求は、「新人類」として必要なことだと 誰かに証明してほしかったのかもしれない。 保証してほしかったのかもしれない。 間違いでないよという道標は、俺の前にはないから。] (36) 2023/11/23(Thu) 19:49:14 |
【人】 蕃神 雷恩[君の視線に少しだけ眉を落とす様子は どう見えるのだろう。 少なくとも変化はみてとれるのではないだろうか。 よくも、わるくも。*] (37) 2023/11/23(Thu) 19:49:24 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a12) 2023/11/23(Thu) 19:53:26 |
【人】 蕃神 雷恩― 植物園:緋雁と ― [自分は植物の割合が多めだが、経口摂取なども可能だ。 故に、大地から今迄栄養が摂取できていなかった分、 人としての機能の方に頼って栄養をとってきた。 だが、ここにきてから植物のほうが満たされた。 そのことが外見に影響しているのかもしれない。 話は変わるが。 ――ある、旧人類の研究結果がある。 心の成長というものは、十分な栄養と、愛情とが必要であると 身体的な充足感、精神的な満足感。 それらが得られたときに、心の成長がうかがえるのだという。 なら、今は? じっと見つめられた際に覚える、動揺。 今迄そういった感情を抱いたことはないがゆえに 取り繕うという行動は思い浮かばず。醜態をさらす。 見つめる視線に、挙動不審に少しばかり目が泳いでいるようだ。] (58) 2023/11/23(Thu) 21:26:34 |
【人】 蕃神 雷恩 ……好きか、どうかは自信はないけれど。 もっと触って、みたくなった。 ふわふわなそれが、新しい大地でも生きていられたらいい。 と、思う。 [これは多分、好きっていう感情なんだろうなと思うんだ。と 自信なさそうに。 緋雁はAIで、戦闘のために造られたアンドロイドで。 でも、自分よりも「人」らしい。 その言葉はプログラムだというかもしれなくても 0と1以上の何かがあるように、己には思える。] ……楽しんで、いいん、だ。 俺も。 [桜花みたいに。――そうであったら、いいなぁ。 でも、「人生」という言葉には少しだけ困った顔はしたかもしれない。 己の生は、果たして人生と呼んでいいのか。 旧人類的ではなかろうかとか、思索し、思案し。 それでも、君の言葉は「嬉しかったから」 僅かに、微かに。頷くのであった。] (59) 2023/11/23(Thu) 21:26:59 |
【人】 蕃神 雷恩[自分よりずっと安定しているように思える いつも微笑んでいる、顔を見ている、緋雁も 恐れることも、ショックなことも、嫌なこともあるのだと 知った己は目から鱗という顔をして君を見る>>66 ああ、この感情は不都合だったり 変だったりするものでは、ないのか。] ……道具じゃなくても。 AIだと、しても。多分。 俺はあきらめてほしく、ないなと、思う。 いつか、どうしても来るだろう。別れがくるその日まで。 [ずっと己たちを育て、守ってきてくれた存在を 使命以外の何かで、喪うこと。 多分己は、それであきらめる、ということは 「嫌だ」と感じているようだ。 と、ぽつ、と呟く。 ”つい””ふと”零れてしまう。――桜花のように。 でもそれはダメな変化では、ないようだという考えが 無意識に口を緩ませているんだ。きっと。] (60) 2023/11/23(Thu) 21:27:28 |
【人】 蕃神 雷恩 もし、そうなら。 緋雁も、止めて。 とめてほしいと、思う。 ――それは、ダメなことか? [最後に、そう、たずねてしまうのは 臆病さが癖になってしまったかのようで。少しだけ後ろめたい。] (61) 2023/11/23(Thu) 21:27:41 |
【人】 蕃神 雷恩 いいことなら、よかった。 あの、な。 ――感情、を、出すのを恐れてたんだ。 それでこれ以上失望されてしまったら、嫌だと思って。 でもそれを言語化、できないままでも。 きっとずっと、胸の中に、あった。 変われたのは、きっとこの環境で新しい存在らと 触れあったのも、あるけれど。 今迄俺や桜花に、語り掛けて、育てて、守って 来てくれた君たちが、いたからだとも、思ってる。 だから、その。 (62) 2023/11/23(Thu) 21:28:00 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a18) 2023/11/23(Thu) 21:33:46 |
【人】 蕃神 雷恩[緋雁の言うことは一理ある。と思う>>72 必要がなくても規制はされない。 なら、たとえ余剰であっても。興味のあることに 手を伸ばしても良いのではないかという確証を また1つ、得ることになった。 ――そんな君は、 きっと。このままいけば俺よりも、桜花よりも 早くに大地に還るのだと理解しいている。 あの、子供の躯のようにか、それとも 大地に種子とともに咲いてなのか。 ――願わくば。それが君にとって一番望む最後であればと 俺は、思う。 何となしに。同じAIであったとしても 緋雁は、この緋雁だけなのだ。と思う。 だから、 ありがとう、とのことばには頷きながらも。 あきらめてほしくないなと思うのは当たり前の、ことであるのだと 胸の中で、つぶやいて。] (79) 2023/11/23(Thu) 22:51:51 |
【人】 蕃神 雷恩 俺も。緋雁が幸せであればいいと思っているよ。 緋雁だけじゃなく。直青達も、もちろん、桜花も。 [微笑みに、笑みを返す。 これが成長というものならば、悪くないなと思うのだった。**] (81) 2023/11/23(Thu) 22:52:27 |
【人】 蕃神 雷恩― メンタルケアの時間に ― [緋雁と話をして。漸く自分の中で 直青の「宿題」を言語化できそうだと考えて。 思索して、思案しながら 俺は自分のメンタルケアの時間を、待っている。 直青はいつものように「bébé」、と呼ぶのだろうか。 そういえば、その呼びかけに対してどう思うのかは 伝えていなかったと思う。*] (82) 2023/11/23(Thu) 23:02:45 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a25) 2023/11/23(Thu) 23:04:29 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a27) 2023/11/23(Thu) 23:14:38 |
【人】 蕃神 雷恩― 植物園:メディウムと ― [なるほど、彼女も他の生命体へと同様に 己に興味を抱いているようであると知れた。 ――同時に聞こえる「貴女」の声に 知りたいと同時に知ってほしいと思う感情があることも聞こえる。 とはいえ、そんなことよりと流されてしまったことに 何処か釈然としないものを感じたのも事実である。 釈然としたのは多分、掌からふわりと 留まっていた蝶々が逃げてしまったかのような。心地を覚えたからだろう。 言語化すれば怒らせてしまうかもしれないので、 そのあたりは沈黙し。 栗鼠に興味があるのは事実であったので。 すぐに其方に意識を集中させた。] (95) 2023/11/24(Fri) 0:03:25 |
【人】 蕃神 雷恩 そうだな、あたたかい。 知識では知っていても、実際に触れて、感じるというのは また違うものなのだな。と、思う。 [あまり、自分が他者に触れようとしてこなかったからこそ 余計にそう思うのかもしれない。 浮かべた表情は無意識。 故に、鏡も、水面も遠いこの場所では。 自分が浮かべた表情を認識できていない。 呟かれた言葉は小さかったがゆえに聞こえず。 されど、何かを呟いたことはわかって、顔を上げる。] この、栗鼠は。 まるで君のようだね。 興味が尽きない。 [最近、一拍考えこまずに伝えることが増えたように思う。 今のこの感想もまた。*] (96) 2023/11/24(Fri) 0:03:50 |
【人】 蕃神 雷恩 ――植物に触れた。動物に、触れた。 緋雁と話を、して。考えてた。 ずっと考えてたことを、ようやく 言葉にできるように、なった。 聞いてくれる?直青。 保留にしてた、宿題の、答えを。 [失望しないで。 ――と、たった1つ。君へ望みながらの、俺の話を。*] (99) 2023/11/24(Fri) 0:15:36 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a30) 2023/11/24(Fri) 0:21:22 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a31) 2023/11/24(Fri) 0:22:18 |
【人】 蕃神 雷恩― 直青と ― [ここの土は理想に近く。 されど、ここをそれと定めることはできていない。 大地としては少なすぎるからだろうか 或いは、何処かで桜花の心情を植物の部分が感じているからかもしれない。 それでもいつかは、別れが来るのを知っている。 俺は。優しい君の声を覚えていたい。 未だ、きっと欠陥品の俺に触れてくれる、親のような君。 ここにきて、いろんなものに触れて。 俺はようやく君に伝えられる、「心」がある] (117) 2023/11/24(Fri) 7:49:38 |
【人】 蕃神 雷恩言葉を出さなくても。今迄なら桜花が、直青達らが 汲み取ってくれた。考えを。 「メディウム」が望んだことを。最初に手伝った。 その際に倒れた時には、驚いたけれど。 「貴女」の声と、「彼女」の声。 時折同じことを願い、時折違うことを願う。 それを聞いて、見て、触れて、感じて。 こうしたい、こうありたい。こうであって、ほしい。 ちゃんと言葉に出さなければならないと 理解、して。行おうと思えた。 感情に、名前をつけることは難しいけれど。 それがどんなものかを考えて、定義できるように、なった。 興味のあることが増えて。それに対して 桜花みたいに、綺麗、とか、楽しいとか。 そういったものを、感じているのに気が付いた。 ――今迄でも、感じてはいても どういったものかを、考えることはしていなかったと思う。 それが、できるようになったよ。 (118) 2023/11/24(Fri) 7:50:01 |
【人】 蕃神 雷恩 願いをどう、叶えるかというのは。 ……引きはがす、というのは、 実は少し消極的ではあるけれど。 俺は。 メディウムの願いをかなえる、ことで。 ――「人」としての部分が成長できると、思っている。 今迄、植物の部分に思考を委ねている方が楽だったけれど。 人としても、世界に、君たちに。 目を向けてみたいって、思った。 (119) 2023/11/24(Fri) 7:50:34 |
【人】 蕃神 雷恩 直青。 この成長は、間違っているか? [どんな言葉でも、握った手を離さないでくれるだろうか。 ぎゅ、と握り返す。 ――今までにない行動をしながらも。 視線はそらさずに。まっすぐと君を、見ている。*] (120) 2023/11/24(Fri) 7:51:19 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a37) 2023/11/24(Fri) 7:52:57 |
【人】 蕃神 雷恩 俺は。「新人類」だ。 直青らは俺と桜花をそう定義し、育てた。 自分たち以外の新人類に対する興味。 それは、「貴女」の囁きだけではないよ。 確かに貴女の声は、綺麗だけれど。 貴女と交わりながらも、それを否定する様は。 どうしても気になるものだ。 それに、甘言というけれど。俺には。 愛し ――助けて、と言っているように聞こえたよ。 君も、貴女も。 [自己完結ではなく、希求する何かがあるのだと 貴女の声は語り。君の突き放すような、拒絶するような態度が 真逆の感情を伝えてくるかのように思えたのだと。 何かを必死に耐えるようにしている様を見やりながら。*] (146) 2023/11/24(Fri) 19:02:39 |
【人】 蕃神 雷恩― 直青と ― [あやす手は、どこまでもあたたかく。 声音は、どこまでもやさしく。 ――不安を溶かすあなたはいつも。 俺と、桜花を見守ってくれている。 あなたのことばは、眼差しはいつも。 一度たりとも俺を傷つけることはなく。 それに見守られて育てられたからこそ。 きっと俺は、心を萌芽させることができたのだ。] (150) 2023/11/24(Fri) 19:21:22 |
【人】 蕃神 雷恩 ……直青のケア不足ってわけでは、ないよ。 直青がそう思ってはいないって、 伝わってる、から。だからこれは、 俺の、きっと問題で。 ――不安なのも。臆病なのも。 ……直青は、優しすぎる。 [離れていくのではなく。未来を選ばずとも好いのだと 俺の意思を尊重しようとする。寄り添おうとする 決して、諦めないでいてくれる。] (151) 2023/11/24(Fri) 19:21:42 |
【人】 蕃神 雷恩 生きる、が何かは、自信がないけれど。 俺らしく、俺が、道をきめることなんじゃないかな。 とは、思っている。 ねえ、直青。 俺はずっとその、ことばが。欲しかった。 [間違っていると、片方の親の心を察してしまったから。 ずっとあきらめて、望まぬようにしてきたことば。 それでも、願っていた。 俺が感情が希薄だった時からずっと見守ってくれて。 もし道を違えても。諦めないと伝えてくれた。そんな、 あ な た ”おとうさん” 、に。間違ってないんだよと、いってほしかったのだと自覚した。] (152) 2023/11/24(Fri) 19:22:17 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a53) 2023/11/24(Fri) 19:24:40 |
【人】 蕃神 雷恩― 植物園:メディウムと ― ……。 [指摘しようか、しまいか。悩んだ。 ――これ以上の刺激は毒なのか。 それとも、今だからこそ、もう1歩。 思案。思索――そして。] ……気づいてる? 君は、なかったはず。と、過去形で、言葉にしている。 必要、なんだろう。 知ってるかい。 自分に向き合うことを、停止していたら 後悔することも、あるんだよ。 [取り返しがつかない、ことだって。 ――……拗れてしまった、もう1人の親と己の関係のように。 とは、言わず。 ただ、それ以上は言わないで置いた。 謝る彼女に、ただ、視線を向けるだけ。 謝らなくていいといえば、更に追い詰めてしまいそうだから。] (199) 2023/11/24(Fri) 22:49:05 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a62) 2023/11/24(Fri) 22:59:54 |
【人】 蕃神 雷恩[草木の音、娘の寝息。 動物たちの囀る、声。 耳をすませばこの場所は、色々な音がする。 誰かが通りがかるなら、彼女を預けることだろうけれど。 彼女が気絶から回復するまで暫くは、腕の中におさめ。 己は周囲の木々を、草花を眺めている**] (215) 2023/11/25(Sat) 5:05:45 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a69) 2023/11/25(Sat) 5:06:13 |
【人】 蕃神 雷恩[微睡む君は、どんな夢を見ているのだろう。>>242 ――夢。己はみたことのないもの。 植物の割合が多いからなのか。 それとも、見ることを拒絶しているのか。 何方にせよ、躰は睡眠をとることはあっても 何処か意識は、覚醒していた。 植物は睡眠をとることはない。 明暗に反応する就眠現象 或いは傾性と呼ばれる日照や温度への反応での花弁の開閉など 同じ運動を繰り返す現象はあるけれど。 旧人類の植物生理学会という学会での研究結果では そうである、らしい。 体を休めることはあっても 意識は沈むことはなく。 ずっと、ずっと、ずっと、ずっと ――ずっと、考え続けている。 色々なことを。色々な経験を思い起こしている。 傷ついたこと、嬉しかったこと。 そういった感情を最近自覚したことで それを思索することが増えた。 彼女が意識を飛ばしている際に、抱きかかえながら 己は常のように思考を巡らせていた、ところ>>243] (247) 2023/11/25(Sat) 19:51:27 |
【人】 蕃神 雷恩……あなた方は。確か新人類、の。 [やってきたのは背の高い人物。そして恰幅の良い人物。 何方も「水」を頭部に抱える者。 ところで、脳はどこにあるのだろう。植物のように必要のないのかもしれない。 などと、顔を見るたび考えていたりする。] 夜。そうか、もうそのような時間か。 ここの空気も、大地も心地良いよ。 ――あなたたちは。とても互いが親しいのだね。 [そして、彼らがメディウムを思い、発する言葉はあたたかく この研究所の新人類たちの仲の良さがうかがえた。 そろそろ消灯時間ということだし、 抱きかかえていた彼女を彼らに、渡す。 ビオトがいうには、完全には消灯しないらしいから 自分が部屋に帰るのに真っ暗闇ということはないのだろう。] (248) 2023/11/25(Sat) 19:52:01 |
【人】 蕃神 雷恩[とはいえ、なんとなしにこの場から すぐに立ち去るのもなと再び根を伸ばそうとして ――重陽に見つかった。 つい、おかあさんごめんなさい。といいそうになるのは 彼女の口調の所為だろう。 ……彼女と定義してよいのだろうか。彼のほうが良いのだろうか。 謎は尽きない。] ……直青達が心配するのか。 重陽もか? そうなら、帰らなければならないな。 [別に惚けていることはなかったのだが というより凪いだ様子で根を張るのはいつも通りなので そんなことはない、と一度首を横に振った後。 どうも、羅生と直青と桜花ら3人で 何かを行っているのだということを知る。 なるほど、俺は邪魔者にはなるまい。 己は彼に連れ添われ、居住区まで歩きながら心の内で誓う。 己は、気遣いを覚えたのであった。*] (250) 2023/11/25(Sat) 19:52:34 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a87) 2023/11/25(Sat) 19:54:17 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a89) 2023/11/25(Sat) 20:07:10 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a91) 2023/11/25(Sat) 20:22:45 |
【人】 蕃神 雷恩 メディウム。 [名を、呼んで近づく。 そっと手を伸ばし、背をさすりながらゆるく、枝葉を伸ばした。 ――その苦痛を、和らげて 快楽に変える方法は、以前におこなっているから。 そうすれば多少熱は残れど、息はできよう*] (259) 2023/11/25(Sat) 21:03:28 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a96) 2023/11/25(Sat) 21:17:39 |
【人】 蕃神 雷恩― 楽園:桜花と ― ……そうか。 [やはり普段と、違う。>>267 声音もそうだ。どこか吹っ切れたような感じに思えるのは気のせいか。 ――距離も、そうだ。常のものよりも、幾らか近しい。] ――そうか。 [俺の顔が見たかった、という。 確かに、近くでは彼を見なかったように思う。 近くなくとも、互いの存在を感じ取れるから この場所では他に興味のあるものがあるのだろうと、思っていた。 けれど、こうして言葉にするのはやはり、珍しいな。 胸中独りごちる。] 最近は。いつものように根を張っていたり。 あとは、栗鼠に触れたりしたな。 ……メディウムとの散策の際に。 桜花は。俺をよく見ていたのだな。 [珍しいのは、己もだろう。 「言葉に」して君に近況を伝える様子は 以前と今とでは違う。確実に変化している。] (269) 2023/11/25(Sat) 21:52:20 |
【人】 蕃神 雷恩― 楽園:メディウムと ― [疑問に思っていたことが、ある。 植物同士を触れ合わせ、交わらせ、感覚を共有し。 その間に、伝わる貴女と君の感情。 それは、多少人間の方は拗らせているというか 素直ではないが、どちらも行為のようなものを感じていた。 ――なのに、それを人の方は口にしようとしていない。 その理由は、何なのだろう。と。 思索する。思案する。 それは自身の致死願望によるものではないだろうか。 と、大まかな仮説を、たてた。 これほど細胞と交わらせたなか。「彼女」と「貴女」の分離は 「貴女」はともかく「彼女」は多分「持たない」だろう それを望むということは、死にたいと同義である。 死に向かう彼女が、思いを封じるというのは理にかなっている。 彼女なら、そうするだろうとは性格も参照すれば容易に想像できた。 なお、実際はそんなことはなかったのだけれど、それはさておいて。 彼女の、消えゆくような感情の吐露を聞き。 ――安堵したのだ。これで死に向かおうとする足は、鈍るだろうと。] (281) 2023/11/25(Sat) 22:26:43 |
【人】 蕃神 雷恩[涙に指を伸ばし、拭う。 そのまま近づいて――ちかづいた、ところ。 ふと、彼女が抱える赤色を目にする。>>275 確か、旧人類の精神のよりどころの1つ。新約聖書だったか、旧約聖書だったか。 それに書かれていた果実だ。 赤く、美しい色合いで、どこか甘い匂いを漂わせている。 そんな君が、果実を食べようと誘う。 好き。と言ったすぐ後に。果物食べよう!である。 抱え込んだものを吐露して腹が減ったのだろうか。 そうであるなら、案外子供っぽさも残しているのだな。 可愛いものだ。などと思うが。 事実はすっごい不器用な可愛い求愛方法だった。>>275 悲しいかな、それに思い当っていない己は。] (282) 2023/11/25(Sat) 22:27:18 |
【人】 蕃神 雷恩 ―― そうだな、いい香りがする。 俺も食べてみたいよ。 [桜花が渡した、ということは彼が咲かせたものなのだろう。 思えばそういった成果物は食べたことがなかったように思う。 ******* むかし。むかしむかしのそのむかし おとこのひととおんなのひとは へびにそそのかされて ちえのみをたべました へびにそそのかされたのは、おんなのひと おんなのひとは おとこのひとにそれをすすめました ******* 堕ちた ――最初に食べたのは、どちら?*] (283) 2023/11/25(Sat) 22:28:20 |
【人】 蕃神 雷恩[それが不器用な求愛であると気づいてはいなかった。 いなかった、けれど。 ――知っていたとしてもきっと。 俺はその果実を齧っていたよ。] ……。 [差し出されたからかじったのだけれど、 もしかして同時に食べるとかだったのか? 動揺している様子から思案した。なお、口に出してはいない。 ――が、続いて食べる様子から 気のせいだったか。と内心、胸をなでおろした。] (286) 2023/11/25(Sat) 22:56:07 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a105) 2023/11/25(Sat) 23:00:45 |
【人】 蕃神 雷恩[言葉にしていなかったのは己も同じ。>>292 俺が色々考えて成長していったように、君もそうであるのだろう。 だから、俺は君の言葉を聞く。 差し伸べられた手を、見る。>>293 己の手をつかむ手を、見る。 ――君を、みる。 突如、感謝とともに微笑みを浮かべる君を。 もしもを語る、君を。] ……桜花。 まずは、ありがとう。……と。 君がいたから、俺は羅生をこれ以上困らせずに済んだ。 ――君と過ごすのは、心地よから。 [君は言う。よかった、と。 少し引っかかったのは、過去形であること。 それだけなら普段のことを回想して感謝を述べているのだと そう思えたのだけれど。 ――もしもを語る君に、握った手を握り返しながら訪ねる。] (326) 2023/11/26(Sun) 6:43:00 |
【人】 蕃神 雷恩桜花。 「何かあったのか?」 俺が離れるであろうと思った何かが。 ――君が、離れるであろうと思う何かが。 [じっと、見つめる。こちらは笑みではなく 何処か不可思議といった、顔で。*] (327) 2023/11/26(Sun) 6:43:06 |
蕃神 雷恩は、メモを貼った。 (a113) 2023/11/26(Sun) 6:44:19 |
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