180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
[ 僕は、彼女の文面に少しだけ首を傾げる。
これだと早朝から
バターサンドの感想を聞きたくて仕方なかっただけの
バターサンド信者じゃないだろうか
勝手なイメージだけど、返信はするけど
なにかしらの用件がないと自分からは書かない
そんな印象を持っていたからか。疑問符が浮かぶ。 ]
あ、伝え忘れてたけど
今日は料理部お休みだからね!
うん、教室でもいつでもどこでも気が向いたらおいで!
[ 仮にもし ───
僕へ何かしらの信号を送っているのなら。
調理室以外でもおいでと言うのは、
そういうことで。 ]*
── 全体メッセージ ──
自分が破滅するような願いをするやつは
寄り添ってくれた人の時間を返してから破滅して
忘れてもらってチャラ、とかならないから
一緒に笑ったり、励ましたり
今までどれだけの時間使ってると思ってるの
ちゃんと精算してからにして
── 全体メッセージ ──
あ、間違えて全体に送っちゃいました ごめんね♪
― to 彩葉先輩 ―
ご心配ありがとうございます
色々悩んでしまって……ダメですね
[ 大木と話した事を考えながら、メッセージを打ち込んだ
心配の言葉は優しいが……でもこれは、多少無理をしてでも思考しなければいけないことだな、とは、思う
……それ以上、何も書けなかった
工藤が話を聞いてくれないとは思っていない、けれど
まだ誘いの言葉にするには、重かった* ]
― to:かなちゃん ―
ううん、平気だったらよかった。
お返事ありがとう。
私もね、あの幽霊、そんなに怖くは見えなかった。
すごく優しそうな声をしていたからかな。
でも、だからこそ、願う時は
よく考えなくちゃいけないのかなって
人と話してて、そんな気もしてきたところ。
未練はね、聞いてみたんだけど
教えてもらえなかったの。
明日会いに行って、もう一度聞いてみたら
今度は教えてもらえるかな…
うーん、教えてくれない気もする。
かなちゃんは、聞いてみたいと思う?
笑顔の理由も。
[授業の合間に届くメッセージ。
私も同じように、時間を見つけて返信した。]
[願い事の話だったら、
私が一番最初にしたのはかなちゃんだった。
だから私の方には、そっとする理由なんてなくて。]
そうなの? 意外かも。
願い事どうしよう〜って
悩んでる人の方が多いかと思った。
そっか、かなちゃんは
元々幽霊に会いに行くのが目的だったっけ?
それとも、やっぱり幽霊じゃなくて
魔法のランプにお願いすることにしたのかな。
[何をしたらいいかわからないと
そう綴られたメッセージに、
夜道を歩きながら話したことを
思い出しながら、返信した。
でもやっぱり、いつも通りの雑談で
その話題は流れて行ってしまっただろうか。]
明日? そっか、明日がいいのかな。
うん、わかった、
なんとかするから任せておいて。
[そのリクエスト曲、本当は今日流すつもりだったけど
指定が明日なのは、今日の都合が悪いのかも…
そう思ったから、明日は当番じゃないけど
担当の人にお願いしてみようって、私は請け負った。
ほら、ちょうど、魔法のランプの話もしたし。
曲のリクエストを願い事にたとえるなら、
じゃあ明日は私がランプの魔人ね、なんて
そんなの自惚れが過ぎて笑えないのはわかっていて]
かなちゃん、明日のお昼
[覚えてるよ。その歌は、
かなちゃんに寄り添ってくれる曲だってこと。]
委員会の仕事かな?
[覚えているから、送った一行目。
二行目は今日もまっすぐ言えなくて、
文面を変えて一分後に送られた。]*
[ そういうこともあるって送るのは簡単
でもあまり引っ張っても悪いかなって思って
「どんまい」の鯖のスタンプだけぺたり。
スタンプって便利だよね、無機質だけど感情も乗せられて ]
― to:天ヶ瀬くん ―
あ、もしかして途中送信だった?
ううん、気にしないで
私も勘違いしちゃって恥ずかしい🐈
うん、授業は真面目にね
わかりませんは危ないからね
私、天ヶ瀬くんのこと
ちょっと心配になってきたよ
[一日目。天ヶ瀬くんが当てられたあと。
私がスマホを見たのは休み時間だったから、
二通まとめてのお返しになった。]
― to:天ヶ瀬くん ―
[ここまで続けてたら、願い事はっきり言わないのは
故意なんだろうって予想はできた。
でもそれは私も同じだったから。
何か言いにくい理由があるんだろうって
それだけはうっすら、理解して。]
バスケは、そっか、そうなんだね。
意義…ないのかは、わからないけど
でも天ヶ瀬くんはきっと、
今しかできないこと優先しようとしてるんだよね?
[努力しなきゃ結果はついてこないでしょ。
意義がなかったのかどうか、決めるのは本人だけど
言い切ってしまうのはなんだか、寂しい気がして。
でも、私に言えたことじゃないのはわかっている。
ただ、余計なお節介めいた一言を添えてしまったのは
自分が優先順位を間違えて、後悔したことがあるから]
一番いい方法が見つかりますように。
[探してるなら今の選択に納得してないとこあるのかな
そんなことも考えつつ、もう一文を。]
― to:天ヶ瀬くん ―
代償 そっか、そういうこともあるか…
なんでだろう、あんまり考えてなかった。
私も気付かせてくれてありがとうね。
でも仮に、それが代償なんだとしたら
打ち消す願い事なんて聞いてくれるのかな
もしかしたら、それを願った一人だけで
全部背負うことになるんじゃないの?
それはなんか、嫌だな
でもまずそうなお願い事は
そんなの考えてる人がいたら、確かに…
ね、誰かのため、って先に言ったの私だし
もし誰かの願い事で困ったら、教えてね。
天ヶ瀬くんはもう、願い事決めてるんでしょ?
細かいとこは考え中にしても。
[感謝は受け取ったんだけど。そのせいで
天ヶ瀬くんの願い事叶わなくなったら、大問題では。
そう思って、真面目に書いたお返事は
書くのもそれなりに時間かかったから、
都合のいい時間に届いたんじゃないかな]
― to:天ヶ瀬くん ―
∞
[プロペラみたいな絵文字]
│
[竹みたいな絵文字]
[これは中段の二行を見て、なんとなく。
まだ早い時間、メモ見て最初に送った分。]
スコーンが食べたいな
おいしいクロテッドクリーム売ってるお店
近くにないかな、なるべく濃いの
[これは材料メモ見て、
何作るんだろうって思ったらつい。
催促とかではなく、自分で買って食べる用メモね。
小腹の空く時間だったかもしれない。]
ねこって本当は何のことか聞いてもいい?
[これは真夜中に。天ヶ瀬くんが見たのは、
三日目になったかもしれない。]*
[ 否定したのに諦めた自分、
受け止めたのに諦めなかった秋氏B
戻ったままの、昔の呼び方。
拒まれても尚触れ、そして当てた願いの内容。
やっぱり同じ願いだったんだと確信した。
秋獅烽ォっと、そう至り連絡したのだろう。
でも、それが嫌だからオレは消えたかったんだよ。
そして、そうするとお前の願いは叶わないじゃないか。
どうして、そんなことの為に生きることを選べる?
助ける手ではなく半端に差し出された選択肢に
賭けることが出来る? ]
── TO:千葉 ──
旧校舎探索で通ったフェンスの前にいる。
少し、願いを考え直したから聞いてほしい。
昨日はごめん。
あとは会ってから話したい。
[ 本当はついでじみた5文字で済む話じゃない。
でも、こういう文章しか書いたことがなかった。
それじゃ許せなかったら、対面した時にでも怒ってほしい。
繊細な千葉はオレに傷つけられてそれどころじゃないかもな。 ]
─── TO:秋氏@───
今まで返さなくてごめん。
沢山考えることがあってどうしても書けなかった。
もう少し待っていてほしい。
叶えるとしたら、俺の願いで叶えるから。
どうなっても、秋獅フ中から絵音くんは奪わないから。
[ 生きることを可能性でも見てくれたことは
一度繋ぎ止めようとした身として喜ばしくても、
それは彼女が希望を見出したというよりオレの為だろうから。
そう思うととても触れられなかった。
今はその望みを、過去の自分を殺さないことを誓うばかり。 ]
─── TO:天ヶ瀬 ───
正直ちょっとムカつきました。
でも、何も反論出来ないなと思いました。クソがよ。
結局秋獅ノ話しても上手くいかなかった。
多分、自分を棚に上げてる奴じゃ駄目だったんだと思う。
会いに行ったのも、行動したのも全部秋氏B
情けなさ過ぎて死にたいわ俺。
どうするのかまだはっきり答えられない。
でも、最初の願いはもう諦める。
色々ありがとう。
[ 天ヶ瀬宛は、大分いつもに近い雰囲気になった。
本当に少し気に障ったのはあるが、
ああいう風に言ってくれる天ヶ瀬だからこう返せるのもある。
演劇部に入れなどと思っていたのは、
もしかしたらわざとらしいと感じていたというより
周囲をよく見て合わせて対応出来る
その聡さになのかもしれないと、ふと思う。 ]
| ─ 2nd day 朝・中庭 白瀬と ─ [抵抗感の露な表情を見て、 >>16 予想通りに気分を害したのを悟る。 けれどそれでも態度を荒げるでなく、 理解を示してくれることは嬉しかった。 >>18 それが白瀬の優しさだと感じた。 律儀に最後まで付き合ってくれることも。 ダメという反応も想像通りで、 >>20 落胆すらすることはなかった。 自分が白瀬にできることはないと最初から諦めていた。 だからかえって、謝罪と『考えてみる』という返答が 嬉しいぐらいだった] そうだよなぁ。 白瀬のことよく知らないオレが答え出せるぐらいなら、 白瀬が悩むわけねぇし。 なんかいい道見つかることを祈ってるわ。 [知らないからこそ名案が出ることもあるかもしれないが、 大木と白瀬の相性の悪さでは望み薄なのも当然である] (91) 2022/10/19(Wed) 5:30:37 |
| [もう一度重ねられた礼は、 やはり本心からのものと思えた。 >>21 それで微笑んで、席を立って向き直り] オレのほうこそありがとうな。 オレも白瀬と話せてよかった。 結構スッキリできたよ、やっぱ『何もしない』って オレにはできないんだって実感したし。 [何ができるわけもない、ただ話を聞きたいだけ── そう思っていたのに結局こうして口出ししている。 面倒見が良いのかお節介なのか、その両方か。 それが兄になったために生じた性分なのか、 生まれつきのものだったのかなんて考えるのは 卵が先か鶏が先かみたいな話であるが。 悩みは解決しないものの、その辺の割り切りが できたことで気が楽になったのは事実だった] (93) 2022/10/19(Wed) 5:31:06 |
| じゃあな白瀬。 サボらせちまって悪かった。 次は思いっきり喧嘩しようぜ。 [そう言って手をひらりと振って、踵を返した。 もし大木と白瀬の関係が“改善”するとしたら、 不満を遠慮せずぶつけ合って喧嘩し合う、 そのぐらいが理想的なんじゃないかと大木は思ったのだ。 それは俗に言う『犬猿の仲』というやつかもしれないが。 そしてそれが明日までに実現するわけはないのも、 それどころか卒業までにそうなるとも思えないのも、 そして卒業後にまで関わりを持つような関係でないのも 実感はしていた。 それでも次があればいいと思うのは本当で、 それは白瀬の明日が続いてほしい気持ちの表れで。 また機嫌を悪くさせそうだな、なんて思いながら歩き出す。 呼び止められなければ、 そのまままっすぐ教室へ向かうだろう]* (94) 2022/10/19(Wed) 5:32:00 |
| ─ 2nd day・朝 ─
[教室に戻ったのは1限の授業中だった。 堂々と扉を開け、教室内に入り]
急用ができて席を外してました。
[悪びれることもなく言い放って席について、 教科書とノートを出した。
教師には特に何も言われなかった。 授業の真っ最中ということもあっただろうし、 大木の場合は初回だったというのもあろうが、 サボりもこれだけ堂々としていると 特に叱られないらしい。
新たな知見を得てしまいつつ、 その後は普段通りに午前を過ごしたのだった]* (95) 2022/10/19(Wed) 5:33:07 |
| ─ 2nd day・放課後 小鳥遊と ─ [小鳥遊の予想を聞いて、素直に頷いた >>55] ああ、そう、そんな感じだな。 でもたぶんそれは願わねぇわ。 [願わないだろう願いをわざわざ話す気にもなれず、 詳細は語らないまま。 小鳥遊の『欲しいモノ』も願い事ではないのだと >>56 知るとそこで引き下がる気になった。 詳しく話したくないという気配を感じたのもある] (96) 2022/10/19(Wed) 5:33:25 |
| [追加された質問には目を丸くして]
えぇ? むっずかしーな、それ…… オレも屋上にいたら声かけるより腕掴むかな。
けど声しかかけられなかったら…… うーん、「待てよ」とか? んで、そばに行って腕掴む。
[結局腕を掴む、という結論になった。 とにかくまず止めたいだろうとは思ったのだ。 そして]
小鳥遊だったらどうするんだ?
[尋ねた本人の答えにも興味があった。 それに、なぜそんなことを聞いたのかにも]** (97) 2022/10/19(Wed) 5:33:49 |
| (a6) 2022/10/19(Wed) 5:36:28 |
| ─ Last day 朝 ─ [朝起きて、通知に気付いてグループを見て。 天ヶ瀬の全体宛メッセージに目を丸くした。 >>11 その言葉の荒さに驚いたのはあるが、 >>12 ほっとしたような笑いが漏れた。 天ヶ瀬はきっと自分も他人も破滅させるような 願いは抱かないのだろうし、それを止めたい側で。 仲間を見つけたような気分になったのだ。 本当に『間違えた』のかは少し疑った。 間違いを装って、そういう願いの持ち主全員に宛てて 送るなんてことも、天ヶ瀬ならやりそうに思った。 それもまた嬉しくなって、 朝早くから個人宛のメッセージをひとつ送った]* (98) 2022/10/19(Wed) 5:54:19 |
─ 天ヶ瀬 個人宛 ─
おはよう。天ヶ瀬っていい奴だな。
何か願い事あるのか?
オレはたぶん何も願わない。
[スタンプも何もない簡素なメッセージが
朝、割と早い時間に届いているだろう]*
| [それから鈴掛が鯖のスタンプを返信するのを見た。 「みんな鯖スタンプ愛用してんの?」という 疑問が浮かんだのはさておき。 鈴掛とあれから話してないな、とふと思う。 選択科目で3-Aを訪れたこともあったし、 >>1:238 顔を見て挨拶するぐらいはしただろうけれど。 鈴掛が白瀬夏実を見て「眩しくて死にそう」などと 思っていることを大木は知らないだろうが、 >>1:34 夏実の同類であろう大木も眩しく見えているのだろうか。 名前を見たら気になり始めた。 鈴掛が何か願うのか、願うとしたら何なのか] (99) 2022/10/19(Wed) 5:55:35 |
| [それでいつも通り朝早く学校へ行って、 ついでにちらりと3-Aを覗いてみたら、 そこにはすでに鈴掛がいて。
眠そうにうとうとしているのを 起こすのは気が引けたが、時間もないわけだ。 願いを叶えるなら今日が期限なのだから]
鈴掛ー。起きてたりしない?
[教室の入り口から呼びかけてみる。 声量は大木としては普通ぐらいだが、 朝早くの教室では相当やかましいかもしれない]** (100) 2022/10/19(Wed) 5:55:52 |
| (a9) 2022/10/19(Wed) 5:57:06 |
─ To:壮真 ─
『 今日一緒に帰ろ。話したい 』
[ 昼休み、帰ってきて暫く、
終わりがけにメッセージを入れた。
もし既読つかなかったら…追いかけて行くかな。
これは俺が自分で叶える願い事 ]**
| ─ 回想・2nd day昼休み 秋月と ─ [秋月の言うことはもっともだと思った。 >>104 友達だからといって全て曝け出すわけではない。 痔は……状況によるかもしれない。 けれど見捨てられるんじゃないかという不安には、 >>105 じっとあなたを見つめ返した] 見捨てないよ。オレは誰かを見捨てるの無理だ。 嫌われてるのわかってる相手でも構っちまうんだ。 好かれてるのわかってる友達を見捨てるなんてこと、 オレにできるわけがない。 ……オレだって秋月の友達でいたいしな。 [それは割り切りでもあり、諦めでもあった。 嫌われていようが、自分が選ばれるわけでなかろうが、 追い詰められている人を見たら手を差し伸べてしまう。 そのことで更に踏みにじるかもしれなくても] (130) 2022/10/19(Wed) 9:14:01 |
| [自分自身の願いのことを言われると、 >>107 首を緩く振った] オレのための願い事は、やっぱ思い浮かばない。 幽霊にでも願わなきゃ叶えられないような願いは オレにはない。 そういう現実には直面していない。 ……だから、人のためになることを何か、と思って 『みんなが願いを叶えようとするとき 心安らかであるように』 とか考えたけど…… どんな願いがあるかもわからないのに 後押しするのはやっぱり違うと思って、やめた。 [心安らかであるように。 それが浮かんだのは、願いを叶えるにあたって 未練や恐怖に苛まれそうな人を思ってのことで。 そういう思いが湧きかねない願いを 後押ししていいものとは、やはり思えないのだ] (131) 2022/10/19(Wed) 9:15:15 |
| [探検を終えた後は幽霊の素性まで考える余裕はなくて、 >>107 報告を受けて少し驚いた。 そういえば何者だろうと探検前には思っていたのだ。 それが遠い昔のような気がしてしまう。 他の人の願いに関しては触れる気がなかったけれど、 秋月の願いを知ると、視線を落とした >>108] ……これはオレの勝手な想像だけどさ、 秋月の家族も秋月に幸せになってほしいんじゃねえの? あんま具体的な話はわかんないけど、 秋月が願って家族が幸せになったとして……、 秋月が何か代償を支払ってどうにかなったら、 結局意味ないんじゃないか? [魂を取られるかもなんて噂を思い出した。 >>0:567 事実かどうかは確かめようがない。 けれど代償を支払ってでも叶えたい願い、 求める幸せは相応に重いものと思えて。 その代償があるとしたら、 それも重いものになりかねないとは思ってしまった] (132) 2022/10/19(Wed) 9:16:24 |
| [パンと卵焼きの交換こ。 だいぶ釣り合いはよろしくない。 前にもそんなことあったなと思い浮かべつつも >>1:403 口には出さず、味の感想に一瞬黙ってから >>109] また作ってやろうか? 明後日とかさ。 [言ってから思った。 「明後日、学校あったっけ?」 振替休日を挟むと曜日感覚は曖昧になる。 まあ学校がなくても作りはするだろう、 もしそんな約束が成り立つのならば。 3日目のその先にも続いてほしいのだ。 あなたの未来も、あなたとの友情も] (133) 2022/10/19(Wed) 9:17:22 |
| [教室を出るときにかけられた言葉には苦笑が浮かんだ >>110] 今生の別れみたいなこと言うんじゃねえよ……。 ……でもオレもそう思ってる。 ありがとな、…… 壮真。 [いつも名前で呼んでくれる友達を、 初めて名前で呼び返した。 今を逃したらもう 名を呼ぶ機会なんてないんじゃないか── そんな不安に駆られて。 それが杞憂なら何の問題もない。 本当にそうだったとき“後悔のないように”したかった。 大木は人を名前で呼ぶのは慣れていない。 相手が男だろうが女だろうが 親しかろうがそうでなかろうが 全員姓呼びで統一していたが、 そのせいで壁を作っている気は少ししていたのだ。 帰る先の教室は隣同士。 けれど連れ立って歩くのがなんとなく気が引けて、 大木はひとりで回り道をすることにした。 もし引き留められたなら「用事がある」と言い逃れて]** (134) 2022/10/19(Wed) 9:18:23 |
| (a17) 2022/10/19(Wed) 9:20:33 |
| ─ 2nd day放課後・小鳥遊と ─ [『そう思う、止めると思う』 >>127 >>128 そう言う小鳥遊の食いつき方に親近感を覚えた。 同じ意見を持つ人を見つけて心強くなったのだろうと。 それは昨日大木が未國に感じたことでも、 >>1:453 明日の朝、天ヶ瀬に感じることでもある。 >>98 命を捨て去ろうとしている人を見たなら止めるに違いない。 相手が知り合いかそうでないかも、 相手が自分を好きか嫌いかも、 自分が相手を好きか嫌いかも関係なく。 それは今朝実感したばかりのことでもあった。 >>2:405 小鳥遊とはどうやら随分性分が似ているようだが、 そのせいなのかなんなのか、 大木はあまり小鳥遊に助っ人を頼んだ記憶がない。 生徒会の人手は一応足りていたからでもあるが、 大木は無意識のうちに、小鳥遊に 頼り合う以外の関係性を求めていたのかもしれない] (135) 2022/10/19(Wed) 10:04:34 |
| [過去はさておき。 逸らされたかに見えた話題で、気付いてしまった。 >>129 小鳥遊は誰か命の関わる願いを持つ人を 止めたいのではないか、と。 似た性分だからでもあるだろうし、 似たようなことを試みたからでもあるだろう。 それは今まさに飛び降りようとしている人を 止めるのとは、大木の中では話が別で] 勝手な想像でもの言うけどさ……、 人の願い事を身勝手に止めていいのかは、 オレにはわかんねぇな。 止めたところで、 オレが背負ってやれるわけじゃない。 [たぶん合っているだろうと思える想像に 一応の前置きを付け足して、意見を紡ぐ] (136) 2022/10/19(Wed) 10:05:08 |
|
それに……昨日と今日入れて3日あったんだ。 止めたかったら何かできるはずだ。 話聞いたり聞いてもらったり、 違う落としどころ探したりな。
それでも止められないとき……、 どうにかして無理やり止めたとして、 その先そいつに何がしてやれるんだよ。
[願い事を止めるにはどうするか。 期限までに幽霊に会いに行けないようにする? その人の願いを叶えないでくれと願う?
思いつくものはあっても、大木にとっては “正当な手段”ではないように思えるのだった]** (137) 2022/10/19(Wed) 10:05:48 |
| (a18) 2022/10/19(Wed) 10:07:23 |
| ─ 2nd day放課後・小鳥遊と ─ [吐き捨てるような言葉で、 想像が的を射ていたと理解する >>147。 小鳥遊がそんな態度を取るのは珍しいな、とも思った。 人に正論をぶつけたって苛立たせるだけと理解していても 言わずにはいられなかったのは、大木の性分もあろうが 小鳥遊が抱える事情を何一つ知らないから、でもある] そうだな……、3日間は短いな。 [この3日間になって初めて誰かの悩みを知って、 それから何ができるというのか。 それは大木も思うことではあった。 だから小鳥遊の言葉には口を挟めなくて、 ただじっと聞くことになった >>148 >>149] (159) 2022/10/19(Wed) 13:33:16 |
| [顔を上げた小鳥遊の表情に、 そして『甘え』という言葉に。 >>151 弟を叱ったときのことを幻視してしまい] ……オレになら甘えてもいいぞ。 オレ甘えられんのは結構好きだし、 切羽詰まった悩みも無いし。 [それは暗に、そういう願いを抱える人は 追い詰められているだろう、甘えるのは考えものという話。 甘えられて元気を出す人になら良いのかもしれない。 それを言うと微笑んで手を伸ばした。小鳥遊の頭の上へ。 それが自然とできるのは長身の小鳥遊を僅かに上回るから。 拒まれなかったのなら筋張った広い掌が頭を撫でるし、 嫌がるそぶりがあるなら触れずに手を引っ込める] (160) 2022/10/19(Wed) 13:33:46 |
| [そして頭を撫でながらか、それとも手を引っ込めてからか。 小さく息を吐いた]
オレも本当は止めたいよ、 そんな願いを抱いてる奴に気付いたらさ。
けどさっきみたいなこと考えて諦めちまう。 今やっと追い詰められてんの気付くような関係で オレに何ができるんだろう、 何もできないんじゃないかってな。
それでも一応、話聞いてみた人は2人いるけど……、 どうする気かはわかんねぇや……。
[少しは何かの足しになった気はする。 けれど、結末を変えるほどかはわからない。 そんな話をして、小鳥遊の泣きそうな顔が収まる頃には 笑顔で別れるだろう。「また明日な」と添えて]* (161) 2022/10/19(Wed) 13:34:40 |
| ─ Last day・午前中 ─ [誰かに声をかけたり、かけられたりしているうちに、 2日目は過ぎ去った。 その間、未國の姿を見た記憶がない。 >>84 昨日は3-Aに行く用事こそ無かったが、 隣のクラスともなれば普通に過ごしているだけで 姿を見たり声を聞いたりすることがある。 どうしているのかと気にはなっても、 大木自身も心労はいろいろとあり、 昨夜は早くに眠りに落ちてしまった。 1日目は賑やかだったグループメッセージも、 2日目は静かで。 今朝も未國の反応はなかった。 >>138 マメな反応をするイメージがあっただけに、 そして状況が状況だけに、心配になるのは無理もない。 仲間だと認識したからこそ、余計に気がかりだった。 未國はあれから何か行動してみたのだろうかと]* (162) 2022/10/19(Wed) 13:35:24 |
─ 未國 個人宛 ─
その後どうしてる?
オレはやっぱ何も願わない気がする。
[午前中、授業の合間の休み時間。
長々打ち込む時間もなくて、ひとまずそれだけを送った。
あとは時々、既読がつくか確認するだろう]*
─ Last day昼休み・全体宛 ─
[朝は見るだけだったグループへ、
一言だけメッセージ]
みんな後悔すんなよ?
[ついでに、応援するかのように旗を振るクマのスタンプ]**
| (a21) 2022/10/19(Wed) 13:40:34 |
[津崎からのメッセージ、
返事は打ってる暇なかったから打ってない。
あとは話したいと書いてあるから既読で充分だろう。]
[同じくらいのタイミング、通知のポップアップに
収まる見えた大木さんの一言は見えた。
クマのスタンプは、あとで確認することになるだろうけど、
今は、その一言を強く胸に刻んでおく。]
大木への返事は、お昼休みに。
そのころには全体宛にひと言メッセージが入っていたけど
そちらには返信をするつもりもなかった
『 願わないのも、ひとつの選択肢だよね 』
その後どうしているのか。
その後どうすることにしたのか。
何も触れずに大木に返した。
カーテンの隙間から覗いた空を切り取った、
写真を何気なく添付して。
もしかしたら写り込んだ校庭の様子から
それが保健室だとわかるかもしれないし
わかったところで、
大木は疑問符を頭に浮かべるだけかもしれない、けど。*
| [昼休み。 グループ宛にメッセージを送ったあと、 未國からの返信に気づいた。
一言だけの返信は同意の言葉にも見えるが、 どういうわけか社交辞令のような印象を受ける。 気軽にいろいろ言い合う仲の未國にしては、 随分と覇気がないように思えた。
写真が添えられているのも不思議だった。 言外に何か伝えたいことが込められている気がして、 真剣に写真を見つめた] (182) 2022/10/19(Wed) 14:46:50 |
| [校内から撮った写真なのはわかる。 だが校庭がこんな風に写る教室に心当たりは無い。 心当たりがないからこそ、逆にピンと来た。 一番大木に馴染みのない場所、保健室だと。 >>0:564 それ以外の部屋は皆それなりに馴染みがあったのだ。 何かにつけて校内を回ることが多かったから。 >>2:426 そこに未國がいるのではないか。 そんな気がして席を立つ。 心配しすぎならそれでいい。笑い話になるだけだ。 見当違いなら近くの部屋を探せばいい。 何かあるんじゃないかと思いながら見過ごしたら 絶対に後悔する。 それよりも行動したかった。 自分はそういう人間だと、大木はもう身に沁みていた]* (183) 2022/10/19(Wed) 14:47:29 |
| ─ Last day昼休み・保健室 ─
未國、いるか?
[保健室の扉を開けるが早いか、声をかける。 昼休みなら先生はいないんじゃないかと、 敬語は使わなかった。 いるのに気づいたらその後で挨拶すればいい。
心配したせいか声は大きめ。 校庭や廊下から喧騒があっても かき消されることはないだろう。 やかましいかもしれないが]** (184) 2022/10/19(Wed) 14:47:54 |
| (a24) 2022/10/19(Wed) 14:49:05 |
| ─ 回想:2nd day朝・中庭 白瀬と ─ [去り際に聞こえたドスの効いた声と、 >>187 呼び止める声。 >>188 足を止めて振り向いてみれば浴びせかけられる 『嫌い』の言葉と、意地悪い笑み。 >>189 思わず浮かんだのは笑いだった。 白瀬の思いはいくらか通じたのだろう、 大木の意識には上らずとも] あっはははは! 生意気な1年! オレは結構白瀬のこと好きだぞ、 優しいし律儀だし物怖じしないし。 じゃあ元気でなー。 [この朝に感じた白瀬への思いを真正直に口にして、 背を向けて肩越しに手を振る。 そして今度こそ何を言われても足を止めることなく 中庭を去った。背中に何か言われたなら 聞こえる範囲で耳を傾けただろうけれど] (195) 2022/10/19(Wed) 15:56:54 |
| [大木は実感しているのだ、 大木の体躯や声量・肩書きなどに怖気付く者が多いのを。 後輩なら尚更である。 だから白瀬が不快感を堂々と表すのは 初期から小気味良くはあった。
申し訳なさのほうが強かったのは距離感の表れで、 素直に気持ち良く思えてきたのは いくらか気心が知れたから。
それをはっきりと言葉に出す気は無かったが、 伝えたようなものかもしれない]* (196) 2022/10/19(Wed) 15:57:16 |
| ─ 昼休み・保健室 未國と ─ [動くカーテン、馴染みのある台詞。 >>191 無事未國を見つけられたことに安堵した。 その微笑みに少し元気が無いような気はしたが、 ひとまず追及はせずにおいた] あー、無縁だから逆にな。 他のところは結構知ってるから。 [保健室の件には正直に答えた。 >>192 別に隠すことでもない] (197) 2022/10/19(Wed) 15:58:36 |
| [ノートの件には笑って] いらねえよ、オレはちゃんと授業出てるし。 未國こそ見せてやろうか? オレのノート理解できるならだけど。 [割とよくある軽口のやりとりだった。 >>193 大木のノートは省略が多い。 大木にとっての常識は省かれている。 なまじ成績が良いばかりに、 >>0:33 大木との成績差によっては難解であろう。 それを雑と言えば、そうなのかもしれない。 鈴掛のノートが丁寧そうなのは 大木も同意するところだが、見たことはないのだった] (198) 2022/10/19(Wed) 15:59:30 |
| [軽口を返しながらベッドに歩み寄り、 近くの椅子に腰を下ろした。 願い事の件を言われると、 >>194 微かにどきりと心臓が動く] ……そっか……、 何かあったのか? [大木の声は自然と潜められた……が、 他人に比したら小声というほどでもないかもしれない。 きっかけがあったのは想像に難くなかった。 何せ願い事が無かった同士である。 その内容にはやはり想像はつかなくて、 今更ながらに未國との距離を感じるのだった]** (199) 2022/10/19(Wed) 15:59:54 |
| (a28) 2022/10/19(Wed) 16:02:30 |
| ─ 保健室・未國と ─ [未國に語られる言葉を聞きながら、 >>201 2日前の未國の言葉を思い返していた。 当時お互いに思っていたことと、 今お互いに思っていることは真逆なんじゃないか、と。 大木は無力さを感じても 動かずにいられない自分に気付き、 未國は動かずにいられなかったのが 無力さに気付いたのだから。 けれど更に続く言葉を聞けば、 >>202 思わず少し笑いが漏れた。 未國を探して保健室を訪れたときの自分と、 まるっきり同じことを考えている気がして >>183] やっぱオレたち仲間なのかな。 [それで出てきたのは、そんな感想だった] (204) 2022/10/19(Wed) 17:46:47 |
|
オレもここ来るとき似たようなこと考えてたな。 心配しすぎなら笑い話になるだけだ、 とにかくまず探してみようって。
悪いほうの可能性考えたとき、 オレは何もせずにはいられねぇって この2日半で身に沁みた。
何もできない気がしても、何かしちまう。 けど何かできたって実感はあんまり無い……、 それなのに見過ごすのは嫌だなって思う。
『やらない後悔よりやる後悔』って言葉あるよな。 何もせずにいて悔やむよりは 何かした後に悔やむほうがマシな気がする、オレも。
[後悔の内容にはよるかもしれないのだが。 大木が自然に思いつく範囲の可能性では、 そういう考えにどうしてもたどり着く] (205) 2022/10/19(Wed) 17:47:37 |
| [未國の願いの詳細を問う気は無かった。 それこそ踏み込みたくはなくて。 “卑怯なやり方”という言い方は気になったが、 >>202 事情を知らないのにとやかく言いたくなかった。 それに、こまごま事情を尋ねる気にもなれず] オレは未國にも、その友達にも 明日があってほしいと思ってる。 でも一番は、未國の納得することしてほしい。 [あなたが何を願うつもりか、それがどんな程度かも 窺い知れず、その友達にも見当もつかず。 ただ願いを持つ友達に対して思うことを伝えた] (206) 2022/10/19(Wed) 17:48:07 |
| [それから席を立って歩き出そうとして、 ふと思い出したことがあって、 再び未國に視線を向けた] ここ、常連がいるって噂知ってるか? オレ噂しか知らねぇんだけど……。 [いつ誰に聞いたかも思い出せない噂話を、 何気なく未國に尋ねた >>0:564 >>0:565]** (207) 2022/10/19(Wed) 17:48:48 |
| (a30) 2022/10/19(Wed) 17:50:24 |
| ─ 保健室・未國と ─ [どうしているかわからないと思って 必死に探してはみたけれど、 いざ見つけて話してみれば、 未國はやはりしっかりと前を見据えていた。 >>208 『明日が来たら』 >>209 そういう仮定が出てくることに、 不安と同時に未國の決意の重さを感じる。 友達がいなくなってほしくなどない。 引き止められるものなら引き止めたい。 それは大木の心に変わらずある思いだけれど、 未國のことは「応援しよう」と思えた。 明日を望む心は未國の中にも必ずあるはずだと、 あの時の衝撃の受け方を思えば 自然と信じられたから >>1:408] (218) 2022/10/19(Wed) 19:02:07 |
| [何気なく尋ねてみた噂話で、 未國が見せた優しい表情に目を奪われた。 >>210 その表情と語る言葉とで、 その人こそが未國が助けたい友達なんじゃないか、と なんとなく感じ取り] ……うん。紹介してくれよ。 オレも一度話してみたかったんだ、 保健室には全然馴染みねぇからさ。 [そう返したときの大木の声も表情も、 未國につられたかのように優しいものだった] じゃあ未國、“また明日な”。 [ひら、と手を振って歩き出す。 昼休みが終わってしまいそうだったから。 旧校舎探検の後では、このひとときが一番 安らかな心持ちがした時間だった]** (219) 2022/10/19(Wed) 19:04:25 |
| (a33) 2022/10/19(Wed) 19:12:28 |
(
)──>>世良健人
━━━━━━━━━━━━━━━━
わかった。俺も、話したかったよ
君、ずっと寝てるから
俺寂しかったんだけどな
眠りの王子様は
どうやったら起きるのかな?
とりあえず消しゴム飛ばしてみたよ
帰りにね、おやすみ
━━━━━━━━━━━━━━━━
─────── < <秋月壮真
──To:天ヶ瀬──
誤爆はドンマイ。ありがとな。
誰に対してかは知らないけど、
俺には言えないことだったから。
俺は願いごとはしないけど、肝試しには行こうと思う。
あと今度はもう少し
胃と血糖値に優しいものを食わせて欲しい。
美味くはあった。
8 ←ひょうたん。
[瓢箪のスタンプや絵文字は持ってなかった。]
──To:金海──
一昨日はありがとう。
これまでA組行ってもすれ違いまくってたから、
今度からは会いに行く時はメッセージ入れてからにする。
学校行事以外はライブハウスでライブやってるので、
気に入ってくれたなら&
暇があったら観に来てくれたら嬉しい。
今日、旧校舎行くなら頑張って。
[願いごとの話はやっぱり聞きづらいから、
おそらく俺と同じでびっくり耐性がないことへの
それから金海の願いごとへの応援みたいなものだけ。]
(1day)
── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
うん、途中送信だったんだけど
なんでねこって書いたか分かんないねこ
僕が心配 …… ?
大丈夫、そんな危なっかしい願いをする気はないから。
あれ……違う ?
のうみそ ?
(1day)
── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
うーん、そうだね……
意義、意義はあったのかもしれないね
願いを諦める為に始めてたコトが
突然叶うってなったら、じゃあもう必要ないのか、って
そんな感じかな。
そうだね、叶ったら優先したい事は、いっぱいあるよ
[ 無駄だったとは言わないけど、意味は失った。
我ながら難しいコト考えてるな、とは思う。
もっと単純でいいのかな ──── ]
ありがとう。
彩葉ちゃんにも" 願い "が見つかりますように。
(1day)
── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
優しそうな幽霊が願いを叶えてくれるってだけでも
もう訳が分からないからね
代償としてなにかよこせって言われる可能性は
考えておいた方がいいかもだね
打ち消す願い…… どうなんだろ
まず間違いなく打ち消した人には恨まれるよね
その上、自分の願いもそれで終わり
結局、何も叶わなくて恨みだけが残るって悲しい
え、やだ
そんな恨まれ役、
彩葉ちゃんにやらせたくないんだけど?
[ 夜中、寝る前の返信。
そして二日目、メモ帳代わりに使っていたメモ書きを
誤送信したのに気付いたのは
タケコプターの絵文字が返信されてから。 ]
それなら、駅前のコテラックってお店がおいしいよ!
濃さもね、三種類から選べるから
違うの頼んでシェアするのがオススメかな!
[ それから、スコーンが食べたいなんて文が来れば
オススメの店を書いて即返信して。
ちなみに材料メモは
カヌレを作る予定の一部でした。 ]
[ そして、三日目の朝。
" ねこって本当は何のことか聞いてもいい? "
こんなメッセージが届いていた。
僕は指を震わせ、おそるおそる返信した。 ]
ごめん、比喩でも何でもなくて ……
猫になるのもいいなって、ちょっと逃避しただけなんだ
[ 本当にそうなのだから、仕方ない。 ]*
| ─ 朝・鈴掛と ─ [声をかけてみると鈴掛はすぐに身を起こした。 >>228 呻き声ははっきりとは届かなかったが、 何か呻いていたのはわかった。 その後にかけられた「悩んでる?」という問いかけに 目を丸くした。 >>230 大木は「悩み事がなさそう」と思われがちである。 >>1:394 悩んでいる姿を人に見せたことは、実際に少ない。 けれど生徒会室では、人目が少ない時間帯なら 真剣な表情で何か考えている姿を見せることがあった。 特に、会長選挙の少し前から >>0:513 >>0:514 副会長の任期を終えるまでは。 それを鈴掛が近くで見ていたのだろうという実感が、 今この瞬間になってやっと湧いたのだ] (241) 2022/10/19(Wed) 21:08:01 |
| [鈴掛の雰囲気がいつになく柔らかいのも、 珍しいとは思えど、意外ではなかった。 >>230 そういう姿を以前にも見たことがあったから。 何ヶ月前か思い出せないほどには前だが。 鈴掛は仲良くなるほど態度が粗雑になると 大木が感じ始めたのは、1年の頃、 生徒会に入ってしばらくしてからのことだった。 >>229 大木がそれを特に咎めるでもなく受け入れていたのは、 別段不快でもないし、いっそ面白いからなのだが。 見ようによっては懐が広いのかもしれない] (243) 2022/10/19(Wed) 21:08:25 |
| [で、鈴掛の問いかけへの答えは]
んー……、まぁ悩んでなくもない、かな……? 鈴掛はどうだ? よかったら少し話さねえか?
[大木は昨日の1日で結構吹っ切れてきており、 悩みが無いわけではないものの、 誰かに相談したいというほどでもなかった。
それよりも、探検以来ろくに話してない鈴掛のことが どうしても少々気がかりで。 鈴掛が応じてくれるなら、朝、校内に人が少ないうちに どこかで話をしたかった。 朝のうちは人通りが少ない廊下とか、中庭とか。 具体的に行き先までは決めていなかったが]* (245) 2022/10/19(Wed) 21:09:04 |
| [なお、生徒会でアイスを買いに行ったことはあった。 >>229 それは今年の夏、大木もすっかり 副会長が板についたころの話である。 生徒会室に冷房はあるが、その頃たまたま壊れており、 その上、運悪く猛暑が重なったのだ。 それで皆暑さにやられてすっかり何もできなくなり、 大木は言い出した。 「一旦アイス買いに行かね?」 副会長が大真面目に言うものだから 完全に『買いに行っていいムード』になり、 実際に買いに行くことにもなり、 鈴掛は「馬鹿じゃないの?」と言いながら きっちり付き合ってくれた。 そのとき大木は思ったのだ。 鈴掛のことを「本当に付き合いが良いな」と] (246) 2022/10/19(Wed) 21:10:08 |
| [顧問の先生には見つかったが、大木が堂々と 「暑さで何もできないからまずクールダウンした」と もっともらしく語り、先生にまでアイスを勧めて 生徒会を代表して小突かれたおかげで、 生徒会全体としては軽い小言を言われた程度で済んだ。
その間、会長はどうしていたのかと言えば、 終始ハラハラした様子だった]** (247) 2022/10/19(Wed) 21:10:28 |
| (a36) 2022/10/19(Wed) 21:11:58 |
あやちゃんへ
幽霊と話しをしたんですか?
あやちゃんは やはりつよい……
笑顔の理由、答えてくれるでしょうか。
ボクもしってみたいです。
楽しいから
嬉しいから
じゃ、 なさそうで
─ To 壮真 ─
『 起きた。
けどもっかい寝る、
消しゴムは頂いた
俺の勝ち。
また後でね 』
── To:絵音 個人メッセージ ──
自分宛てだと思った?
まだ幸せそうな顔で
お菓子を食べてもらってないからね。
もう一度考えるキッカケになってくれたのなら嬉しいよ。
そっか、秋緒ちゃんとは話したんだね。
全部秋緒ちゃんが行動したんなら
次は絵音のターンでしょ ?
どうしても解決できなかったら
僕も考えるから、がんばれ。
── To:大木センパイ 個人メッセージ ──
おはようございます! 僕がいい奴ですか ?
僕は早朝から誤爆で
みんなの眠りを妨害した悪い奴ですよ。
そうですね、僕は叶えてもらおうかと思います。
大木センパイは何も願わないんですか。
それもいいと思いますけど、
僕にくれる甘いお菓子を願ってくれてもいいですよ!
(ケーキとフォークのスタンプ)
── To:千葉くん 個人メッセージ ──
誤爆して感謝されるなんて人生初だね。
僕も誰に対してかは分からないけど、
誰かの考えが変わったのなら
寄り添ってくれた人のお陰でしょ。ありがとね。
肝試しには行くんだ……
男同士でもいいから、ちゃんとペア組んで行ってね。
悲鳴上げる方じゃなくて、支えてあげる側でね。
じゃあ今度リクエストで作るから
だからひょうたんは忘れて ∞ ←
| ─ 朝・鈴掛と ─ [鈴掛の「心外だなあ」は声に出なかっただけでなく 顔にも書いていなかったようだ── 少なくとも大木には読み取れなかった。 ゆえに鈴掛がどう思ったか、 大木が気付くことはなかった。 >>275 物珍しそうな視線を受けた気はするが >>277 お互い様のような気がして、特に突っ込まず。 屋上前の階段は朝向かう人は少ないし、適当そうで どちらが先頭ということもなく向かった] (294) 2022/10/19(Wed) 23:39:25 |
| [たどり着いた先で語る鈴掛の様子が 割と淡々としていて、 >>278 あまり思い詰めている風には感じなかった。 それで大分ほっとしたが、 鈴掛に『神頼みしてでも欲しいもの』がある、 いや、あったというのは初耳だった。 そのことに少し興味が湧いてしまって、 けれど大切なことのようにも思って。 言えないと断られる可能性の怖さと、 興味とを天秤にかけ] あのさ、もし言う気になったらでいいんだけど…… 『神頼みしてでも欲しいもの』って、 例えばどういうものなんだ? オレ、そういうの考えても いまいち出てこなかったんだよな……。 [思い切って問いかけてみることにした。 無理やり聞き出す気は無いと前置きをして]** (295) 2022/10/19(Wed) 23:40:15 |
| ─ 休み時間・天ヶ瀬 ─
[午前中のどこかの休み時間、ふと通知に気づいた。 開いてみると天ヶ瀬からで、送信時刻は授業中。
授業聞けよ天ヶ瀬……と苦笑は浮かんだが、 言わずにおくことにして、手短に返信を送った。
大木はあまり先輩風を吹かせるのが好きではない。 意識できたときは避けている ……つもりである、少なくとも本人は。 本当にそれが実現できているかは別の問題である]** (297) 2022/10/19(Wed) 23:46:28 |
─ 天ヶ瀬 個人宛 ─
オレはいい奴だと思ったな、
時間はともかく内容で。
願い事叶ったら幸せになれそうか?
甘いお菓子は検討しとく。
あれ本当に誤爆?
[最後に興味本位の問いを付け足して、
探してみたらあったチョコレートのスタンプもぺたり]**
| (a41) 2022/10/19(Wed) 23:57:23 |
せなちゃんへ
わかりました。
[ 魔女の帽子被った鯖に添えられた
鯖トのスタンプ、
これをおでかけのスタンプと言い張る
作者さんのセンスはよくは分かりませんが。
面白いのでよしとしましょうか。
それだけ送って、
ボクも眠りにつこうとしました。 ]
せなちゃんの願いが
どうか叶いますように。
[ そしてどうかあなたが 幸せでありますように。
もし、声にだしていたらきっとボクのこえは
微かに 震えてたのでしょうね ]*
― to:天ヶ瀬くん(一日目) ―
そうなんだ。ずっと前からの、
多分難しいお願い事なんだね。
だったらやっぱり、叶いますように。
[意義についてのメッセージから
私はそんなふうに読み取って、お返事した。
なんだかお祈りの応酬みたいになっちゃった。]
人生に無駄があったっていいと思うけど、
体はひとつしかないもんね。
一度にできることには限りがあるから、
迷うのはわかる、気がする。
[付け加えたのはきっと、独り言のようなもの。
だけど、]
― to:天ヶ瀬くん ―
[代償についてのお話は
考えておくに越したことはないだろうから、
そこには同意するお返事を送っておいた。
恨まれて終わりだなんて話になったら
それは悲しすぎる…
って、そこまで読んで一旦送ったんだけど、そのあと]
え、それなら私だってやだよ
この期に及んで、
天ヶ瀬くんの願い事叶わなくなるの
黙って見過ごせないんですけど?
[そこだけはしっかり主張したくて。
でもこの話は多分平行線だったんじゃないかな]
― to:天ヶ瀬くん(二日目) ―
[スコーンに対する料理部員さんのレスポンスは
とっても早かった。]
駅前にそんなお店あったんだ。
選べるほどの品揃えってすごいね?
シェアかあ
ありがとう、今度行ってみる。
[とこちらにはお返しして。]
― to:天ヶ瀬くん ―
朝のグループメッセージ、びっくりしちゃった。
ね、教えてね、って言ったの覚えてるよね。
天ヶ瀬くんはやだって言ってたけど。
じゃあこういうのはどう?
天ヶ瀬くんが誰かのために願い事使うなら、
私が天ヶ瀬くんのお願い事叶えるから。
それなら両立するんじゃないかな。
もちろん、もしもの時の話だけどね。
[恨まれ役は天ヶ瀬くんになっちゃうけど、
それが願う側の代償だというなら
筋は通っていると思う。
でも、天ヶ瀬くんの願いがそれで終わるのは
やっぱり見過ごせなくて。]
[本当に、みんな何事もなく、
無事に済めばそれに越したことはないんだけど。
もしもの時は、人に言えない理由が
どうこう言ってる場合じゃなくない?
なんて考えてたら、猫のこと忘れていた。
追加で送っておく。]
逃避で猫になるんだったら
過酷な設定すぎない?
じゃあ、野良猫ちゃんがお腹空かせたら
ごはんあげるね
[飴ちゃんのスタンプ]
[地域の人に怒られるかもしれないけど。
今も授業中にスマホいじってるし、
問題行動が一つ二つ増えたっていいでしょう(?)
私だって、たまには悪いこともしたくなるのだ。]**
── To:大木センパイ 個人メッセージ ──
内容は、まあ……その恥ずかしいです
本気のエゴ同士の戦いなんで
すんなりいくはずが無いと思いますし、
すんなりいってはいけないと思います。
願い事が叶ったら ……
僕の方は叶ってからがすんなりいかないでしょうけど
望んだ事なので。幸せになります。
えっと、本当に誤爆かはご想像にお任せします。
センパイこうやってみんなに声かけてるんでしょ ?
センパイが一番いい奴ですよ(ハートのスタンプ)
[ 相変わらず授業中の時間に送信 ]**
謝らないでよ
あたしが勝手なんだから
うん、ありがとう
[ 「どうなっても、秋獅フ中から絵音くんは奪わない」
その言葉を見た時、どうしても、安堵した
勇気を出した結果が、少しでも彼の何かを変えることが出来たのかもしれないと、自惚れても良いだろうか ]
……もし、あたしに何か聞いてほしいことがあったら
呼んで
[ もうひとつ、追加でメッセージを送った
正直、己に出来ることはもうないと思ってはいるけれど ]
せなちゃん
おはようございます。
今日は少し肌寒いですね、
[ ボクは昨夜、向き合わなかった姉貴分へ
ふたたびメッセージを送信しました。 ]
せなちゃん。
ボク は
[ 或いは、ボク"も"、になるのでしょうか ]
みんなにボクのこと 忘れてさせて
どこかに消えてなくなってしまいたい
と、ボクは願っています。
[
きっとずっとずっと眠らせていた
幽霊が囁く甘ごととボクは手を繋いで
]
ボクは
そんなボクが嫌です。
ボクが嫌いです。
変わりたいんだって、ずっと願ってました。
ぜんぜん叶わないけど、
ボクはボクの好きな自分になりたかったです。
[ ずっとずっと眠ることがなかったはずの
魔法のランプの願いと、ボクは手を繋いで
]
──To:天ヶ瀬──
どういたしまして?
俺の心配はひとまずなくなったと報告しておこう。
肝試しは一人で行くから肝試しなんだ。
悲鳴と支える役一人でこなすわ。
菓子の種類あんまわかんないんだけどパンケーキ?
ホットケーキとの違いがわからないんだけど違うの。
[ベースのスタンプ]
[ごめんな、ひょうたんの形見てたら正体気づいたわ。]**
それがボクの本当の声なのか
ボクはちゃんと ボクにちゃんと聞いてきます
だから まってて。
[ デフォルメユメリンが おーってする スタンプ ]*
かなちゃん宛に、
鯖が「はい」って言ってるだけのスタンプ
『 かなちゃんへ。
かなちゃんは自分が嫌いかもしれないけど
残念ながらあたしは、今のかなちゃんも好きだよ。
頑張り屋さんで、
優しくて、
友達想いで、
芯が強くて、
だけど
もしもかなちゃんが変わるなら
かなちゃんの好きなかなちゃんになるなら、
あたしはたぶんもっと、
かなちゃんのことを好きになるかもしれないね。
今夜19時。旧校舎の前で。
時間だめだったら言ってね。
P.S. おやつは300円以内です!! 』
そうしてもう一度、かなちゃん宛に、
鯖が「はい」って言ってるだけのスタンプ
| ─ 朝・鈴掛と ─ [恐怖を感じながらも鈴掛に問いかけられたのは、 鈴掛は言いたくなければ話さないだろうと 信じられたからでもあった。 無理強いのように思わせて強引に話させる なんてことだけは絶対に嫌だったが、 鈴掛相手でそれはないと思えていたから。 だから拒絶されるとしたら本当に距離があるからで、 そうだったら少し怖いな、と思っていたのだが── 拒絶はされなかった。 >>343 それでまた少し、気が楽になった。 踏み込もうとしたとき、応えてくれる人もいるのが 実感できて] (419) 2022/10/20(Thu) 10:43:24 |
| [ピアノが弾けるのは知っている。 >>344 独学したような腕前ではないのも。 合唱部の伴奏をしているのを聴いたことがあったから。 けれどピアノを習う行為も、習った楽器のコンクールも、 大木には全く馴染みのない世界で。 鈴掛の話は新鮮だった] 才能……、才能かぁ……、 ……才能かぁ。 [何かをミス無くできるのに才能の差を感じる。 >>345 大木にそういう楽器絡みの経験は無いが、 なんとなく思い出したのは、白瀬夏実に 会長の器を見出したことだった >>1:464>>1:465] (420) 2022/10/20(Thu) 10:44:31 |
| [懐かしそうに独り言ちる言葉を聞いて思い出す。 >>346 似たようなことをちらりと思ったことがあるのを。 “こんなの自分にやりこなせない、でも辞めたくない” 副会長になりたての頃、ほんの一時期感じたのだ。 深く思い悩むほどではなかったし、そのうちに 報われ始めるのを感じて、気が晴れたのだが] ……鈴掛、頑張ってたんだなぁ。 [だから、微かに実感のこもった相槌が ぽつりと漏れた] (421) 2022/10/20(Thu) 10:44:59 |
| [鈴掛が求める二つの願い事にも苦いものを感じた。 >>347 どちらかだけでは足りない、 ひとつの願いでは叶わない。 そういう悩みもあるのだと、 新しい世界を見た気分になった。 そういう風に私的な思いを真剣に語る鈴掛を、 これまで見た記憶がなくて。 語る言葉はいつものように淡々と響いているようでいて、 どこか切々としたものを感じるようにも思った] (422) 2022/10/20(Thu) 10:45:20 |
| [最後に聞いた、誰でも思い浮かびそうな夢に 少しだけ笑った。 >>348 願い事が特に無かった人たちなら、 一瞬頭に浮かぶぐらいはしたのではないだろうか。 大木も考えないではなかった。すぐ没にしたのだが] 楽器の勉強って金もかかるんだっけ……? ソロコンサート開けるぐらいの人って、 やっぱ雲の上なんだな……。 [宝くじから連想したことをなんとなく言って、 ぼんやりと天井を仰ぐ。 漠然と「すごいな」と思っていた人たちのすごさが もう少し具体性を帯びて、大木は思った。 届かない世界ってどこにでもあるものなんだな、と]** (423) 2022/10/20(Thu) 10:45:47 |
| ─ 休み時間・天ヶ瀬とのメッセージ ─
[天ヶ瀬に返信した次の休み時間、 天ヶ瀬から返信に気付いた。 送信時刻は相変わらず授業中。 さすがに一言言いたくなって、内容を考えた。
けれど『叶ってからがすんなりいかない』という 内容には安堵するものがあった。 未来をちゃんと見据えての願い事だと思えたから。
誤爆の件は返信に共感できるものがあり、 深く追及しないことにした。 もし自分が同じことをやっても 真意は誰にも言わないだろうな、と思ったのだ]* (424) 2022/10/20(Thu) 10:46:33 |
─ 天ヶ瀬 個人宛 ─
エゴの戦い、いい形で決着ついてほしいな。
天ヶ瀬が無事幸せ掴めるように祈ってるよ。
みんななんて無理無理、気が向いた相手だけ。
じゃあこのくらいにしとこうか。
またな。
[休み時間が終わるギリギリぐらいに送信。
天ヶ瀬とのやりとりはこれで切り上げるつもりで、
ペンとノートのスタンプを添えた。
授業を、受けろ。]**
| (a51) 2022/10/20(Thu) 10:50:01 |
──To:工藤──
昨日はありがとう。
旧校舎いつ頃行くとか決めてる?
放課後より後?
もしそうなら工藤が向かう前に一瞬時間もらいに行くかも。
ついてきてほしいわけではないので安心して欲しい。
つきそい必要だったら行くけど
多分その前には俺の用事は済ませるので。
[既に行ってるようならそれはそれで
やること終わったら時間貰えば良いかな。
多分やることは変わらないし
結果報告みたいなものだから。]*
千葉くんへ
ボクの願いが叶ったら
ボクはその約束を果たせないかもしれません
でも ボクは
千葉くんのベースを また聞いてみたい
そう思いました
千葉くんのベースはびりびりします。
おなかにずんってきて ボクはそれが初めてで
直接聞くライブの音が
こんなにもかっこいいのだと
ボクは知りました
[ 旧校舎、千葉くんは行かないのでしょうか。
応援の言葉が並んでいます ]
ボクは 、
ボクは ボクの願いと対決してきます。
ボクが勝ったら
またベース きかせてくださいね
かなみ かなと *
| ─ Last day・放課後 ─
[今日はLast day、 何を願うか考えられる最終日。
願い事を叶えるために、 旧校舎に向かう人がいる日。
旧校舎探検から始まった非日常が、 降って湧いた重い悩みが終わる日。
大木はぼんやり校舎内を散歩していた] (466) 2022/10/20(Thu) 18:46:41 |
| [散歩をしていて階段に差し掛かったとき。 大木の脳裏に、ふと 昨日の昼休みに背中に届いた言葉が蘇った。 『明日は旧校舎に居るのだろうな』 >>291 確かに、大木はそうしようと考えていた。 大木は秋月の考えてることがわからないなんて 思っていたのに、秋月はお見通しのようだ。 >>293 もっとも、大木は迷ってもいた。 皆がちゃんと帰ってくるか確かめて 自分が安心したいという思いはあれど、 覗き見をするようで気が引けるのも事実で。 早々に校舎を離れ、日常を過ごしながら みんなに明日があることを 祈っていようかとも思ったのだ] (467) 2022/10/20(Thu) 18:47:05 |
| [けれど大木には、背中に届いた言葉とその少し前の 言葉とを合わせて思ってしまったことがあった。 その切実そうな言葉の重ね方に、 >>290 まるで『自分を見守りに来てほしい』と 請われているかのようだ、と。 そう思ってしまったからには、行くことにはなりそうだ。 秋月とは“兄同士”、人に甘えづらい性分同士。 それで頼られている可能性を考えてしまったら、 放り出せるわけがなかった。 考えすぎなら後で笑い話にすればいいだけなのだから。 それに、他にも旧校舎から戻ってきてほしい人がいる。 白瀬、未國、 その友達。 他の人たちにだって、できたら明日を迎えてほしい。 そう思うとやはり、 どこかから見守っていたい気分になった。 願いを叶えようとする人々の邪魔にだけは ならないようにして] (468) 2022/10/20(Thu) 18:47:35 |
| [校舎内を歩きながら、昨日の昼休みを思い返す。 『それが“兄”だろう?』 >>287 秋月に問われた言葉に、大木は答えられなかった。 きょうだいのどちらか一方を 偏重する親を想像しづらかった。 世の中にそういう親がいるらしいのは知っている。 白瀬の親もそうらしい。 >>2:309 けれど大木の両親は違うのだ。 体験したことのない扱いは、やはり実感できない。 だから兄弟が溺れていて弟が迷わず助けられたなら、 それは岸に近かったとか、体を抱えやすいとか、 先に手早く助けられそうな理由があった、 という考えのほうが大木の脳裏には浮かぶ。 簡単に助けられそうなほうと大変そうなほう、 両方を助けたいなら、まず簡単なほうからだろう。 そして次に大変なほうへ手を伸ばすのだ。 一人でも多く助けたいと思うなら、そうなるはずである] (469) 2022/10/20(Thu) 18:47:55 |
| [兄だから我慢しなきゃいけない、 弟を守らなきゃいけない、そういう局面だってある。 それは大木も理解することだ。 少なくとも大木の感覚で言えば、きょうだいは どうしても歳下が優先されやすい。 年齢差があれば尚更。 歳下のほうが、より手助けを必要とするから。 けれどそれは、愛情の差ではないのだ。 少なくとも、大木が育った家庭ではそうだ。 そう実感できる環境で兄弟ともに育ってきた。 やはり大木は恵まれているのだろう。 仲のいい親子で、仲のいい兄弟で、平等に愛を恵まれ、 幸せに暮らしていると言えるのだろう。 失う前でも幸せに気付ける機会はあるものだ >>1:305] (470) 2022/10/20(Thu) 18:48:14 |
| [そうやっていろいろ思い出していると、 どうしても 考えたくないこと にまで辿り着く。 本当に作るのか? 秋月に? 卵焼きを? 時間を巻き戻してあの瞬間だけやり直したい── 大木は割と真剣に思った。 幽霊に頼もうかともちょっとだけ思った。 いくら友達に未来があってほしかったとはいえ、 勢いでしていい約束ではなかったのではないか? 当時の大木は全く自覚していないことだったが、 あのときはだいぶ冷静さを欠いていたようである。 とはいえ、あれが“意地悪”と表現されるあたり、 >>289 友達が未来に確証を持てないでいるらしいと感じた。 友達の未来への希望になるならと思うと、 とても打ち消せはしなかった]* (471) 2022/10/20(Thu) 18:49:03 |
| [そこまで考えてふと思い出す。 昨日の放課後、小鳥遊の頭を撫でたとき 聞こえたささやかな憎まれ口を。 >>319 そのとき大木は苦笑しか浮かべられなかった。 けれど苦笑が浮かんだ時点で、 肯定だったのかもしれない。 自己犠牲精神というわけではないのだが、 大木はつい人のことばかり考えてしまいがちだ。 それは自分に余裕がある分、 追い詰められてはいない分なのだろう。 そしてそういったことが嫌いでもなかった。 『損な役回り』ともあまり思ったことがなかった ……が、今は少々実感してしまった。 他の友達と深く考えずにした約束のせいで]* (472) 2022/10/20(Thu) 18:49:19 |
| [とりとめなくいろいろと考えながら、 やがて大木は屋上へと辿り着いた。 旧校舎の敷地は草木が生い茂っている。 >>0:n5 大木でも座れば身を隠せそうな場所も あったような気がした。 昇降口から入っていく人の目につかない場所、 ひっそりと人の出入りだけを見守れる場所。 旧校舎に行くならそういう場所にいたいと考え、 事前に場所の見当をつけられないかと思ったのだ。 放課後の屋上は風が冷たいが、 今はしばし、屋上から旧校舎の方角を眺めた]** (473) 2022/10/20(Thu) 18:49:36 |
| (a57) 2022/10/20(Thu) 18:53:57 |
──To:かなみ──
[自己紹介の時に聞いたフルネームの音が印象的で、
漢字の並びのどこか厳めしい感じの並びよりも
やわらかいひらがなを選んだ。
「願いが叶えば約束を果たせないかも」
その一言に、ぐ、と息が詰まったけれど、
続きの文面に口端を少し上げて微かに笑うことができたから]
ありがとう。
俺もかなみがまた聴きに来てくれたら嬉しいし、
その時はファンサ?もするよ。
[何したらいいのかわかんないから
ユメリンの神対応の話を
会長か天ヶ瀬にでも聞いておこうと思う。]
俺は願いごとはないんだけど、
対決はしてこようと思ってる。
幽霊と?っていうか俺自身と。
バレてるかもしれないけど、
かなみと同じでびっくりしやすいから。
だから、俺も頑張ってくるし、
お互いに自分に勝てることを祈ってる。
またベース、聴いてもらえるのを楽しみにまってる。*
― to:千葉くん ―
ありがとうは、こちらこそ。
旧校舎はそうだね、行くならまた夜かなって
ぼんやり考えてたんだけど、
明るいうちって選択肢もあったんだね?
こんな調子だから、時間は大丈夫だよ。
いつ頃なら都合がいいかな?
つきそいも、特に考えてなかったな。
行きはみんなで行ったんだし、
誰か居合わせたらそれはそれで…って思ったけど
でも、願い事はみんな一人で言いたいものかな。
千葉くんは、一人で頑張ってくるの?
[つきそいは…行きはみんなで行ったんだし、
千葉くんこそ一人にこだわらなくてもいいのでは?
…って、本当は思わなくもなかったけど。
肝試ししようって男の子に言うのは
無粋かなって思ったから、言いませんでした。]*
── TO:天ヶ瀬 ──
腕によりをふるえよ、それが天ヶ瀬のターンなんだろ
[ 沢山書いてくれた相手に、たったそれだけ。
オレは口が上手くなくてコミュ強でもないから
一度反論が出来ないと認めたことで言い合いは続けない。
悔しいけどそれはそれで楽しくないわけじゃない、とか
天ヶ瀬は笑いそうだから絶対言わねー。
秋獅ニのことも今は、分かることが少なくて
任せとけとも助けてとも大丈夫そうとも言い難く、
密やかに応援を受け取るばかり。
そんな簡潔なメッセージでも
考えて、考え直して帰ってきたことくらいは
ちゃんと伝わる筈だろう。 ]
── TO:秋氏@──
さっき神様に会ってきた。
結局、忘れられることも消えることも出来ずに帰ってきたよ。
ちゃんと全部覚えてるだろ?
詳しいことは会って聞いてほしい。
いつでもいい、そっちが空いてる時間で大丈夫。
どこでも指定された場所まですぐ行くから。
出来たらその時、秋獅フ気持ちがどうなったのかも教えてほしい。
あんなことを言ったんだから、
俺からも妹みたいな女の子との思い出を奪わないよね?
[ 聞かせてもらえるならそれは、滞る迷いの渦になるのか
はたまた道を見つけゆく空なのか。
逃げて逃げて、救われる側になってしまったオレには
想像するのも難しかったんだけど。
あの日二人きりの教室で祈った気持ちは、
自分の身勝手さに自責しても変わっていない。
だからお前の真似をするよ。
もう一度、生きていてほしい思いを示すよ。
今画面越しに出来るのはそれだけだ。 ]
──To:工藤──
じゃあ俺も夜にしとく。
幽霊に会うのはひとりでがんばる。
工藤が着くくらいの時間には
旧校舎から出てくるようにするから
旧校舎前とか?で会えれば。時間は工藤に合わせるよ。
その時に付き添い必要なら行くし、
他の誰か来てたら一緒にでも。
一人で願いごとしたかったら待っとくかな。
いや、用事済んだら帰ってもいいんだけど
ひとりで帰るのあれだし。
[2回も入るのかとは思わないから大丈夫。
暗い中待つことになるのも多分、大丈夫。
ほんとに大丈夫か?と思うだろうけど、
あれだしってなんだよというところと共に
スルーしてくれると助かる。]*
── To:彩葉ちゃん 個人メッセージ ──
[ 期限を迎えた三日目。
まだ結論を導き出せない僕たちは、
引き続きメッセージを投げ合っていた。 ]
うーん、それなら両立しそうだけど ……
だけど彩葉ちゃんは、それでいいの ?
願い事、みつからなかった ?
[ 朝の誤爆メッセージで、僕が自分の願い事を放棄して
誰かの為に使う可能性を強くしたのかもしれない。
僕の願いを誰かのために使うのは、僕の権利だ。
彼女が僕の為に使うのもまた、彼女の権利だ。
──── あれ?説得しようと思ったのに
脳内ですでに負けてるやつだ、これ。
追加で届いたメッセージは猫の話題。
僕は自分の席で笑みを浮かべながら返信する。 ]
じゃあ、優しいご主人様に飼われる猫にして
ってお願いすれば大勝利かな!(寝そべる猫スタンプ)
もしもの時のために伝えておくね
でも、嫌いにならないでくれたらうれしい
[ 一度、ここで送信して。
少しだけ間を開けてから 追加メッセージを送信。 ]
| [放課後の屋上で旧校舎方面を眺めながら、 大木は空想を巡らせた。 もし白瀬の家のように兄弟を比較され、 その結果、弟に嫌われていたら、と。 逆よりは想像しやすかったのだ。 弟に白瀬のような態度をとられたら、と 考えるだけでよかったから。 白瀬が夏実に取る態度は、大木に対するものより 遥かに激しいものかもしれないとは思ったが ] (536) 2022/10/20(Thu) 22:06:25 |
| [結局思い浮かんだのは、白瀬と話している最中に 夏実に感情移入したときと大差なかった。 >>2:350 「こんな弟……」と思ってしまううこともあろうし、 喧嘩の和解に時間がかかったときと同じような 疎ましさややり切れなさも、もっと強く感じるのだろう。 それでもきっと嫌いにはなりきれないのだろう。 そして、どんなに不快な思いをすることになろうと 弟と直接話をしたいだろうとも思った。 実際に夏実がそれを試みているとは知る由も無い。 >>337 避けられ続けるよりは喧嘩したいと思うだろうし、 いくらでも言葉を尽くしたいに違いないと思った。 そう簡単には実現できないかもしれない、とも] (537) 2022/10/20(Thu) 22:06:47 |
| [白瀬姉妹の行く末はどうしても気になってしまう。 夏実が同類に思えるのと、白瀬とも多少関わったことで 他人事とは思えないせいだろう。
どちらかに経過を直接尋ねに行く気は大木には無いが、 卒業までの間に風の噂ででも聞きたいものである。
そのためにも、生き続けてほしいのだ。 姉妹の両方に。
直接できそうなことはもうやった後。 ほかに大木にできるのは見守ることぐらいだし、 見守ろうとしていることを白瀬には 知られたくなかった。 機嫌を損ねて水を差したくなかったから]** (538) 2022/10/20(Thu) 22:07:22 |
──To:工藤──
あ、もしかして行かない可能性ある…?
それなら時間貰うのは明日以降でもいつでも大丈夫。
[送ってから行くとは言ってないことに気づいたので一応。]*
| ─ 朝・鈴掛と ─ [わざとらしい返答にきょとんとして >>540] 今も割と頑張ってね? ピアノじゃないかもしれないけど。 [大木には「鈴掛は努力家」という 漠然としたイメージがあった。 根拠があるわけではないのだが、なんとなく。 鈴掛は努力していたとしても、その姿を 人に見せるほうではなかったような気がしていた。 それなのにそういうイメージがあるのはなぜなのか] (545) 2022/10/20(Thu) 22:43:05 |
| [「どうして辞めたのか」 >>541 それは大木には浮かばない疑問だった。 『特別な才能が欲しかった』という話だけで 充分に納得してしまっていたから。 実際にかかる費用を聞くと、 ますます現実離れした世界である。 >>542 なお鈴掛の家庭の金銭事情までは知らない] 練習場所の問題とかもありそうだしな…… あ、ピアノは対策しやすいほうか……? [なんて、楽器演奏には詳しくないながら 雑談程度のことをいくらか話しただろう] (546) 2022/10/20(Thu) 22:43:34 |
| [珍しく素直に礼を伝えてもらって、 >>543 嬉しいとか珍しいとかよりまず、 大木はなんとなく居心地が悪くなった。 戸惑った、というのが近いのかもしれない。 それで] 素直じゃん。雪降るんじゃね? [いつもなら鈴掛が言い返しそうなことを、 思わず言い返した。 大木の言動として特別珍しいものではない、はずだ。 友人同士ならまあまあある。 距離のある相手には絶対に言わないだろうが] (547) 2022/10/20(Thu) 22:44:07 |
── To:千葉くん 個人メッセージ ──
パンケーキとホットケーキの違いはね!!
[ ひょうたんのスタンプ ]
ないよ!!!
[ ひょうたんのスタンプ ][ ひょうたんのスタンプ ]
[ ひょうたんのスタンプ ][ ひょうたんのスタンプ ]
[ ひょうたんのスタンプ ][ ひょうたんのスタンプ ]*
| [その後、話題も落ち着いたなら]
じゃあそろそろ戻るか……。 なんか久々に日常会話した気分。 ありがとな。
[ここ数日はなんだかんだ話題が重くなりがちで、 鈴掛との会話は実に良い息抜きになったのだった。 それを素直に感謝すると、立ち上がって伸びをした。
その後はさっさと歩き出すだろう。 鈴掛が帰りまで一緒に歩きたがるとは 思っていないのであった。
声をかけられれば足を止めるだろうが]** (549) 2022/10/20(Thu) 22:44:48 |
| (a61) 2022/10/20(Thu) 22:46:18 |
―― To:聖奈
生きてる?
[ それだけのメッセージが届いたのは
昼休みが終わるくらいの時間。
それだけのメッセージを送るかどうか、
午前中ずっと迷っていた。それだけ。 *]
──To:天ヶ瀬──
コーラ返して。
炭酸飲んでる時に咽せるとしぬ。
じゃあパンケーキ(ホットケーキ)で…。
[ アザラシanimalがごめんねしてるスタンプ]
[一応悪いとは思ってるから
ひょうたんには触れないでおいてやろう。]*
― to:かなちゃん(二日目) ―
幽霊と話したっていうか、
一方的に話しかけただけって感じだったかな。
私は答えてもらえなかったけど、
かなちゃんだったら違うかもしれないから。
気になるなら聞いてみたらいいと思うな。
でも、私は幽霊さんの顔から、
感情はうまく読み取れなくて。
かなちゃんは、どうしてそう思ったの?
― to:千葉くん(三日目・午後) ―
わかった。えっと、それじゃ
行く時間決めたらまた連絡するね。
夕方くらいまでには?
うん、なるべく早めにします。
今日も帰りの心配してくれてありがと。
[笑顔のスタンプ]
[鮪のスタンプ]
[あれだし、はこれだし、ってことにしておこ?
そしてこちらは普通にスタンプ送ってしまうのです。
と、千葉くんへの返信に打ち込んでたら
追加でもう一つメッセージが来たので、
ここまで一旦送ってから、私ももう一つ]
ううん、どっちにしても行くことにする。
だから大丈夫だよ。
[もし、何も願わないという結論を出したとしても。
今日は家に一人でいるの、落ち着かないと思うから
私もそこに、足を運びたかった。]*
| ─ 日が沈む頃 ─ [初めは大木にも旧校舎に向かうつもりがあった。 どこかに隠れて、旧校舎に入った人が 出てくるかどうかだけを確かめたい気持ちが あったのだが。 >>473 敷地を眺めるうちに、それが見守りの範疇か、 やはり疑問と罪悪感が湧き始めた。 >>467 いつごろ誰が向かったか、 複数で向かう人がいるなら誰と誰が一緒か、 そういうことを見知ってしまうから。 それでどうしても行く気になれなくなった。 行く気にはなれないけれど、 友達のことだけはどうしても気になって、 >>468 仕方なしにスマホを取り出す]* (564) 2022/10/20(Thu) 23:46:17 |
─ 秋月 個人宛 ─
助けが要りそうなら事前に言えよ。
行くから。
[送信時刻は日が沈む頃]*
| [送ったメッセージは簡素なものだが、 それでも何を言いたいのか、 秋月ならだいたいわかるんじゃないかと思った。
通じないなら仕方ない。
もしもう旧校舎に入った後なら? それはもう、諦める以外にないだろう。 後からでも意味のあるメッセージだったなら喜ばしいが。
向こうから手を伸ばす気にならないのなら、 こちらから手を差し伸べても 取ってもらえない気もしたのだ] (567) 2022/10/20(Thu) 23:48:16 |
| [残りの時間は校舎内や学校の敷地内で 過ごすことにした。 夜の学校は薄気味悪いものだが、 遅くまで残る用事は結構あって、 耐性が無いわけでもなく。
スマホの着信にはすぐ気付けるよう、 音が鳴るように確かにセットした。 鳴らないならば、それが一番いいのだろう] (568) 2022/10/20(Thu) 23:48:32 |
| [一時は願い事を検討してはみたものの、 大木は何も願う気になれなかった。 無いのだ。幽霊に願って叶えたいような願い事が。 叶えたいことは自力で。 >>0:203 いろいろ考えた結果、どうしてもそこに辿り着く。 なら人のために……と考えてみて、 一度は考えついたものも、 結局、願おうとは思えなくなった。 >>131 けれど思い悩んだおかげで友人たちの 今まで知れなかった一面を知れたこと。 自分の一面にも納得ができたこと。 旧校舎探検にでも参加しなければ 知らないままだった人たちと知り合えたこと。 それらを考えたら、探検の日を含めて 有意義な4日間だったと断言できる。 非日常が終わり日常が戻ってくる、 その1st dayはすぐそこだ]** (569) 2022/10/20(Thu) 23:48:55 |
──To:工藤──>=75
りょーかい。連絡待っとく。
そんな急がなくて大丈夫。
帰り道は、うん、危ないので。
[あれだしの解釈がやさしさで出来ていたので乗っておく。
スタンプは押すべきか迷ったけど押せなかった。]
そっか、それならよかった。
来る時は気をつけて。
[追加メッセージにはそう返して。少し安心した。]*
| (a64) 2022/10/20(Thu) 23:52:23 |
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